Zooey's Diary

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「ポンペイ」

2014年06月18日 | 映画


ヴェスヴィオ火山の噴火で灰となった古代都市、
ポンペイの名を冠した映画というのだから期待したのですが…
人類史上に残る悲劇をどうやって映像化したのだろうと楽しみにしていたのですが。
奴隷、復讐、剣闘士、身分違いの恋が絡まった見事なB級映画でした。
ローマ帝国に滅ぼされたケルト騎馬民族の生き残りの男が主人公。
相手を殺すまで闘う、その為にだけ生かされている奴隷剣闘士。
当然映画の殆どが、闘いに次ぐ闘いの残酷シーン。



数年前に横浜美術館で「ポンペイ展」を見ました。
紀元79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で灰となった古代都市ポンペイ。
豪華な金の装飾品、銀食器、大理石の彫刻群、フレスコ壁画、床のモザイク画。
給湯・追い焚き機能つきの大理石の浴槽には驚きました。
そして、噴火で犠牲となった人々の死体が火山灰の中で腐り、
その空洞に石膏を流し込んで取ったという人型。
もだえ苦しんでいる姿が、そのまま固まっている。
それを見た衝撃が忘れられなかったのですが…



3Dで見た特殊映像は、確かに迫力がありました。
ヴェスヴィオ火山の噴火、地面は割れ、港には津波、空からは灼熱の溶岩。
地獄絵図の中に、貴族院議員も一般市民も姫も奴隷も
怨念も復讐も陰謀も友情も恋愛も、何もかもが飲み込まれていく。
都市直下型の大地震がいつ起きるか分からない、
富士山を抱えている我々には、今一度心の準備をさせる薬となるかもしれません。

「ポンペイ」 http://pompeii.gaga.ne.jp/
コメント (4)
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