Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ベル&セバスチャン」「ウィークエンドはパリで」「間奏曲はパリで」

2015年10月11日 | 映画


「ベル&セバスチャン」
今月公開のフランス映画。ニコラス・バニエ監督。
通常の映画には辛口の私ですが、動物ものには滅法弱いのです。
アルプスの雄大な自然、母を知らない孤独な少年と虐待された野良犬(フワフワのグレート・ピレニーズ!)。
犬は家畜を襲う野獣と村人から恐れ嫌われるのですが、少年が優しく接することで
次第に心を開いていき、一人ぼっちの少年と深い友情で結ばれる。
もうそれだけで心が洗われました。



「ウィークエンドはパリで」
2013年イギリス映画。ロジャー・ミッシェル監督
「ノッティングヒルの恋人」の監督というので期待したのですが…
イギリス人夫妻が結婚30年目を記念して、新婚旅行を楽しんだパリに旅行するが、
お互いへの不平不満をぶつけ合い、とんでもない展開に。
夫は大学教授をクビになったばかり、それを聞いたワガママな妻は文句の言い放題。
登場人物の会話は自虐に満ちており(もしかしたらシニカルなユーモアだったのか?)
夫婦はレストランを食い逃げしたり、高級ホテルのスィートルームの代金を踏み倒したり。
私には面白くもなんともなく、久々に腹が立った作品でした。



「間奏曲はパリで」
2014年フランス映画。マルク・フィトゥシ監督。
子どもたちが巣立ち、倦怠期を迎えたノルマンデー地方の酪農家の夫婦。
その妻が一大決心して、パリに浮気旅行に行く。
簡単に言えばそれだけの話なのですが、エスプリが効いて洒落た作品に仕上がっている。
お互いの浮気を知りながら深くは言及しない夫婦。
妻が他の男と楽しそうにいるのを物陰から見ながら、嫉妬と孤独に耐える夫。
恋に魅せられるけれど、恋に溺れず、自分を見失わない妻が格好良い。
実際には中々そんな綺麗には行かないと思うけれど。

しかしこの2作品、邦題はなんとかならないのかしら?
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする