ツアーのオプションの、エルミタージュ劇場のバレエ「白鳥の湖」鑑賞というものを
申し込むかどうか、少々悩んだのです。
せっかくバレエの本場に行くのだから、是非ナマの舞台を観てみたい。
しかしこちら、新国立劇場でバレエやオペラを年に5~6回観る様になってはや数年、
分からないなりに目は肥えて来ている。
「白鳥の湖」も、Kバレエカンパニーのを含めて、今までに3回ほど観ている。
マリインスキー劇場やボリショイ劇場なら有名だけど、エルミタージュ劇場って?
しかも料金2万5千円って…

日本のチケットも高いけれど、ここは物価が安いロシア。
少々古いけれど、このサイトhttp://www.777money.com/torivia/torivia4_4.htmによればロシアの平均月収は8万円。
(ローカルガイドもロシアの平均年収は100万円位だって言ってた)
そこでこの値段、夫と二人で5万円ってどうよ?
もしかして旅行会社のぼったくりじゃないかと思った私は
エルミタージュ劇場のHPを見てみました。
http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/explore/buildings/locations/building/B50/?lng=ru
その頃のその演目の料金は180Eur、2万3千円位でそんなに変わらない(旅行会社さん、疑ってごめんね)。
劇場の写真が中々美しく、エルミタージュ美術館の一連の建物の一つであり、
かの女帝エカテリーナが「個人用の宮廷劇場」として造ったものであると知って
とにもかくにも申し込んだのでした。

結果は…
300人収容という、実にこじんまりとした劇場でした。
大理石の内部装飾は確かに美しく、アポロや女神の彫像が幾つも立っている。
指定席ではなく、早目に行った我々は、最前列のど真ん中をゲット。
観客は、中国人アラブ人日本人と外国人ばかり。
オーケストラ・ピットがないに等しく(正確に言うと、僅かに段差があった)、
指揮者は同じ高さの床の、最前列の私の1mほど先の所に。
その日のオディット(又はオディール)、或いは王子演じる主役級の踊りは中々のもので
パ・ド・ドゥも見応えありましたが、群舞が…。
何しろ舞台が狭いので踊り子の数が限られるし、時に足並みが揃ってなかったり。

(カーテンコール以降は撮影可だった、目の前にいるのがオーケストラ団員)
まあ、指揮者に触れるほど、ダンサーの息遣いが聴こえるほどの所で観られたのだから
嬉しかったのですが。
それでも、あの価格に見合った舞台と言えるのかな?
ロシア観光局(そんなものあるのか?)エルミタージュ劇場?誰に怒っていいのか分からないのだけれど
普段バレエにまるで関心がないような外人観光客にあの舞台を見せて
あの料金を取るというのは、明らかにぼったくりだと思うのです。

写真は、その翌日行ったセルギエフ・ポサード。
申し込むかどうか、少々悩んだのです。
せっかくバレエの本場に行くのだから、是非ナマの舞台を観てみたい。
しかしこちら、新国立劇場でバレエやオペラを年に5~6回観る様になってはや数年、
分からないなりに目は肥えて来ている。
「白鳥の湖」も、Kバレエカンパニーのを含めて、今までに3回ほど観ている。
マリインスキー劇場やボリショイ劇場なら有名だけど、エルミタージュ劇場って?
しかも料金2万5千円って…

日本のチケットも高いけれど、ここは物価が安いロシア。
少々古いけれど、このサイトhttp://www.777money.com/torivia/torivia4_4.htmによればロシアの平均月収は8万円。
(ローカルガイドもロシアの平均年収は100万円位だって言ってた)
そこでこの値段、夫と二人で5万円ってどうよ?
もしかして旅行会社のぼったくりじゃないかと思った私は
エルミタージュ劇場のHPを見てみました。
http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/explore/buildings/locations/building/B50/?lng=ru
その頃のその演目の料金は180Eur、2万3千円位でそんなに変わらない(旅行会社さん、疑ってごめんね)。
劇場の写真が中々美しく、エルミタージュ美術館の一連の建物の一つであり、
かの女帝エカテリーナが「個人用の宮廷劇場」として造ったものであると知って
とにもかくにも申し込んだのでした。

結果は…
300人収容という、実にこじんまりとした劇場でした。
大理石の内部装飾は確かに美しく、アポロや女神の彫像が幾つも立っている。
指定席ではなく、早目に行った我々は、最前列のど真ん中をゲット。
観客は、中国人アラブ人日本人と外国人ばかり。
オーケストラ・ピットがないに等しく(正確に言うと、僅かに段差があった)、
指揮者は同じ高さの床の、最前列の私の1mほど先の所に。
その日のオディット(又はオディール)、或いは王子演じる主役級の踊りは中々のもので
パ・ド・ドゥも見応えありましたが、群舞が…。
何しろ舞台が狭いので踊り子の数が限られるし、時に足並みが揃ってなかったり。

(カーテンコール以降は撮影可だった、目の前にいるのがオーケストラ団員)
まあ、指揮者に触れるほど、ダンサーの息遣いが聴こえるほどの所で観られたのだから
嬉しかったのですが。
それでも、あの価格に見合った舞台と言えるのかな?
ロシア観光局(そんなものあるのか?)エルミタージュ劇場?誰に怒っていいのか分からないのだけれど
普段バレエにまるで関心がないような外人観光客にあの舞台を見せて
あの料金を取るというのは、明らかにぼったくりだと思うのです。

写真は、その翌日行ったセルギエフ・ポサード。