Zooey's Diary

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ロシア旅行⑫そして事件が

2017年08月28日 | ロシア旅行2017

(ノヴォデヴィッチ修道院を望む湖)

今回のツアーは総勢22名、年齢層は妙に高く、旅慣れた人が多い。
そりゃ初の海外旅行にロシアを選ぶという人は、あまりいないのでしょう。
世界中あちこち廻っているという人も多く、食事の時など旅行談義が弾みました。
それはよかったのだけど、慣れているだけあって、ウルサイ人も多い。
色々な点において。


(救世主キリスト聖堂、1931年スターリンによって爆破、その後再建)

モスクワ第三夜のレストラン。
ローカルガイドの説明によると、日本大使館員も贔屓にしているというお店。
4人掛けのテーブルに適当に座り、なごやかに食事を始めたのですが…

我々の担当の若いウエイトレスの態度が、異様に悪い。
微笑むどころか睨むような顔をして、お皿やグラスなどドスン!と置く。
まあロシアの接客の悪さにはもう慣れっこになってしまっていて、驚くことでもない。
我々のテーブルは食後の飲み物、4人とも紅茶を頼んだのですが
コーヒー2杯だけ持って来て、ずっと放置。
やれやれ、と思っていたら…



隣のテーブルで、苛立った声が上がりました。
70歳位の、前は何処かで重役をしていたような男性(勝手な憶測)が
添乗員に抗議している。
ウエイトレスの態度が余りに悪いので、謝らせろと言っているらしい。
添乗員、旅行後のアンケートにお書き下さい、私からも社に申し伝えますと言うも
いやそんなんじゃ駄目だ、今すぐこの店の責任者をここに呼び出せと。

押し問答の末、かなりの時間待たされて、現れました、店の責任者。
店長と副店長、そして件のウエイトレス、3人並んで頭を下げました。
店長が、お詫びの気持ちとして、全員の飲み物代をサービスさせてくれと。
シニア男性、それではタカリになる、私はそんなつもりでクレームしたのではないと。
店長、この国ではそうやって形としてお詫びを表すことになっている、そうさせて欲しい。
男性、いやいや我々は断じて払わせて頂く。


(無音アプリを使ってスマホでこっそり撮ったもの、手前がそのウエイトレスさん)

こうして書くと簡単ですが、抗議をして、ここまでに1時間以上。
我々夫婦、早く食事を終わらせて夜の街に繰り出そうと思っているのに
なんでもいいから早く終わらせてよ~!

後でそのシニア男性の奥方に訊いたら、そのウエイトレス、
やはり間違った飲物を彼の前に置いたのだそうです。
で、男性がそれを指摘したら、間違えられた人の飲み物と自分で代えろと
指先で乱暴に指示し、それで男性は切れたのですと。
結局、我々全員、飲物代をキッチリ払い、その店を後にしたのでした。
その翌日、更なる事件が待っているとも知らずに。

コメント (6)
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