Zooey's Diary

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「スキャンダル」

2020年03月08日 | 映画


2016年にアメリカで実際に起きた、女性キャスターへのセクハラ騒動を描いた映画。
大手テレビ局FOXニュースの人気キャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴する。
TV業界の帝王を訴えるとはあまりにも無謀だと、世間は騒然とするが…
「me,too」運動で有名になったアメリカのセクハラ問題がどんなものだったのかという興味で鑑賞。



CEOロジャーは、若く美しい新人キャスター、ケイラ(マーゴット・ロビー)を会長室に呼び出す。
そこに立ってごらん、とケイラに言う。
素直に従うケイラに、脚を見せてごらん。
ケイラが戸惑うと、抜擢されたかったら忠誠心を見せたまえと。
そのシーンはそこで終わりますが、後日ケイラが電話で友人に泣きながら
「あの男、ズボンも脱がずに私を…」と。


(ロジャー・エイルズ)

この映画の中で、ケイラだけは架空の人物らしいですが、あとはみんな実在。
そしてロジャー・エイルズはこの時76歳で、太った体で歩くのもままならず、杖や歩行器を使っているのです。
そんな男が、そんなこと…バイアグラでも使っていたのか?
彼はその後、23人の女性にセクハラをしていたことが判明。
巨額の賠償金を支払って辞任、2017年に亡くなっています。


(グレッチェン・カールソン)

実在の人気キャスターのグレッチェン・カールソン、メーガン・ケリーを見事に再現したと、日本人のヒロ・カズがアカデミーのメークアップ&ヘアスタイリング賞を取って話題になりました。
写真で見ると確かに似ています。


(メーガン・ケリー)

ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロンに見えないところが凄い。
御本人たちを知っていたらもっと楽しめただろうに、というのがちょっと残念。
監督ジェイ・ローチ、原題は「Bombshell」(爆弾)。
コメント (4)
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