Zooey's Diary

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「親のトリセツ」「ドキュメント女子割礼」

2022年09月27日 | 


「親のトリセツ」カータン著
元CAのカリスマ主婦ブロガー、カータンが描く、コミックエッセイブログ。
コミックというので失礼ながらあんまり期待していなかったのですが、共感できることばかりでした。
「健康以下、介護未満」という言葉が示すように、医療的な介護が要るほどではないけれど、物忘れ、鬱、思い込み、頼り切りが激しく、自分だけでは生活できない親とどうつき合うか?
「年老いた親とのつき合いは、切なさと苛立ちの連続」という言葉、私が日々痛感していることです。
自分を保護してくれる大きな存在だった親が、いつか自分が保護しなくてはならない弱い存在になってしまったということ。
その現実を認めた上で、どうしたら明るく相手をすることができるか?
そのノウハウ(経験談)が具体的に書いてあってありがたい。
しかしこの著者には、助け合い励ま合い、共に戦ってくれたお姉さんがごく近所にいらっしゃるのです。
羨ましい限り…




「ドキュメント女子割礼」内海夏子著



女子割礼(FGM)という野蛮な習慣については、以前から私は憤りを覚えていたのですが、この本でその実態、背景、歴史などを詳細に知ることができました。
少し古いですが2000年のエジプト人口健康統計調査では、既婚女性の97%がFGMを受けて、11〜19歳の未婚女性でも、既に78%が受けていたと。
そして今も、アフリカの28ヶ国、そしてアラビア半島の一部で広く行われていると。
その具体的な方法についてはあまりにも生々しいので省略しますが、つまるところ、クリトリス切除も陰部封鎖も、”女の性欲を取り去り、処女性を守るため”という男性優位社会から生まれたものに他ならないようです。
そうしないと結婚できない、淫乱と思われる、地域社会に入れて貰えない等という理由から、その地域の女性たちには、選択の余地はないようです。
それによっての健康被害、精神的なダメージで一生苦しんでいる女性は少なくないというのに…


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mika)
2022-09-27 15:04:14
うちは姉と私が一回り歳が違うので…
昨年10月に亡くなった母とが…まさに
切なさと苛立ちの連続の日々でした。
親子だから言いたい事も言えちゃう…
言っちゃうし…うちは助け合い励ま合い
共に戦ってくれたお姉さんではなく…
姉は…両方からの文句・愚痴をきかされて
姉は姉なりにつらかったと思います。
今となっては…ですが…明るく向き合える
こういう本に早く巡り合いたかったな
争い(笑)闘いの日々も今では懐かしい思い出
です
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Unknown (zooey)
2022-09-27 21:56:44
昨年でしたか。
そう、親子だとお互いに言いたいこと言っちゃうんですよね。
ウチももう、大変です。
この本は参考にはなりますが、自分が何処まで実践できるかはまた別問題なんですけどね…
お姉さまって、エバリンさんですか?
お仲がよくて羨ましいです。
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Unknown (ぺん)
2022-09-28 09:37:32
カータンさんのブログ、毎日見てます。
お父様がつい最近お亡くなり、それがお母様がすぐに忘れてしまうのが、切ないのとそれもありなのかなとも思ってます。

うちも姉妹なので、実家の母の事は協力し合ってます。
ただ、夫の方は兄妹でちょっと様子が違うんですよね。
それと義母が最近怪しくて・・・。
ただ、義妹夫婦が介護のプロなのでそこだけは安心なんですが。
もう親の事だけじゃなくて自分の事も考えないとと思ってます。
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同じく (matsubara)
2022-09-28 15:25:12
私も今、「健康以下、介護未満」ですので、
他人事ではありません。
当事者ですから。
何と申し上げてよいやら???
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ぺんさま (zooey)
2022-09-28 22:38:50
カータンのブログ、ぺんさんに教えて頂いたのじゃないかな?
私も久しぶりに読みに行って
御父上が最近亡くなったことを知りました。
この本は暫く前に出されたものだったのですね。

姉妹で協力し合える方が本当に羨ましい。
自分の親のこと、他人には言えないことが多々ありますよね。
ないものを羨んでも仕方がないですが…
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matsubaraさま (zooey)
2022-09-28 22:41:12
「健康以下、介護未満」の高齢者は
世の中にゴマンといるのでは?
そう言う私も、あと数年で前期高齢者になります。
そして健康面の小さな問題、色々と抱えていますよ。
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Unknown (tona)
2022-09-29 10:14:10
「親のトリセツ」、まさに私はその真っただ中。
しかし、子供のアドバイスや叱られたこと(本人は叱ってはいないと言いますが)により、物忘れ、鬱、思い込み、頼り切りのうち、「物忘れ」だけになりました。
頼るのはPC、スマホでトラブった時、週1回の車での買い物に同乗だけとなりました。
あと死んだ後の片付けが一人っ子なので可哀想で、今、時には間違って必要な物まで捨ててしまうくらい捨てています。死んでからの始末の費用も残しています。我が家は断絶ですのでその点もいろいろやっています。
それにしても何てたくさんの物を必要として生活しているのでしょう。迷惑はいっぱいかけそうです。
最後の病気の状態で迷惑をかけるのが全く分からないわけで仕方ないですね。子供孝行をしておかなくては。
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tonaさま (zooey)
2022-09-29 23:06:33
「物忘れ」だけって凄くないですか?
それにそれだけ物を捨ててるというのも凄いです。
子供にとってはどんなにありがたいことかと思いますよ。
諸々の事情で、ここには書きたいことも中々書けないのですが
お嬢さんはそんな母上をお持ちで、感謝なさっていることと思います。
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