Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「はずかしそうにわらって死んだ」

2013年02月02日 | 


FBで見つけた写真。
キツネのおなかに可愛い子ウサギ。
こんな光景が本当にあるのですね。
これを見て、幼い息子たちに読み聞かせた「きつねのおきゃくさま」という
絵本を思い出しました。

はらぺこキツネは、痩せたヒヨコ、アヒル、ウサギと出会い、
丸々と太らせてから食べようと思って自分の家に連れて行きます。
毎日美味しいご飯を用意し、親切に世話をして、
ヒヨコたちから「やさしいお兄ちゃん」「親切なお兄ちゃん」
「神様みたいなお兄ちゃん」と呼ばれ、嬉しくてぼうっとなります。
最後にはヒヨコたちを守るため、自分の体を張ってオオカミと戦うのです。

”ある日。くろくも山のおおかみが下りてきたとさ。
「こりゃ、うまそうな匂いだねえ。ふんふん、ひよこに、あひるに、うさぎだな。」
「いや、まだいるぞ。きつねがいるぞ。」
言うなり、きつねは飛び出した。
きつねの体に、勇気が凛々と湧いた。
おお、戦ったとも、戦ったとも。
じつに、じつに、勇ましかったぜ。
そして、おおかみは、とうとう逃げていったとさ。

その晩。きつねは、恥ずかしそうに笑って死んだ。
丸々太った、ひよことあひるとうさぎは、虹の森に、小さいお墓を作った。
そして、世界一優しい、親切な、神様みたいな、
そのうえ勇敢なきつねのために、涙を流したとさ。”

ここで私の涙腺は決壊する。
キツネはでも、ヒヨコたちにこんなに慕われて幸せだったのだろうなあ…
あの時涙ぐんでいた息子たちも、もう覚えてはいないだろうけど、
せめて彼らの心の奥深くに沁みこんでくれていれば、と思うのです。

「きつねのおきゃくさま」 http://tinyurl.com/b9kkobc
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私にかまわないで

2013年02月01日 | お出かけ
渋谷の猫カフェ「ハピ猫」に行って来ました。
道玄坂の通りに面した雑居ビルの3階。
ドアを開けると小さな受付があり、猫の取り扱いについての細々とした説明を受ける。
荷物と上着を預け、手を石鹸で洗ってアルコール消毒をして、
ようやく猫のいる部屋に。
30分で525円、飲み物525円。
その後、30分延長する毎に525円の追加となります。

(店内写真はお店のHPから)

そこには思ったよりも明るく広々とした空間でした。
平日の昼下がりだったせいか、その時は私と友人だけ。
その後、2~3人ほど入って来ましたが。
道玄坂に面した大きな窓があり、畳や柔らかい絨毯の上に小さなソファやテーブル、
そしてあちこちに猫がひっそりと寝ているのです。



お店のHPを見ると15匹の猫がいるようですが
ローテーションがあるようで、その時いたのはその半数ほど。
真っ白でふさふさのチンチラ・シルバーや、
ビロードのようになめらかな肌触りのロシアン・ブルーや
足が短いスコティッシュ・フォールドなど。
私は今でこそ愛犬タロウとの生活を楽しんでいますが
子どもの頃飼っていたこともあり、実は猫にも目がないのです。



猫の柔らかな触感、愛らしい声は、犬のそれとはまるで違う。
夢中になって抱いたり、頭を撫でたり、写真を撮ったりしたのですが…
ただ猫というのは、基本的に「かまってくれるな」オーラを出している。
ことに猫カフェともなれば沢山の客がいじろうとするから
猫にしてみれば、もううんざりしているのでしょう。
遊ぼうとしても、迷惑気に知らん顔している猫がほとんど。
あまりに気持ちよさそうに寝ている猫を起こすのも可哀そうだし。
その点タロウだったら、
嫌というほど遊んでくれ、かまってくれ、とすり寄ってくるのに。
あまりにせまられるとうんざりし、冷たくあしらわれると追いかけたくなるのは
男と女も一緒か…



「ハピ猫」 http://hapineko.com/
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