Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

喜色満面

2024年01月10日 | 社会

ブロ友さんが、Lineスタンプを作るのに苦労しているという記事を書かれていました。
一言ずつ入れる台詞の、文字のフォントに困っていると。
それで思い出したのですが、私も以前、タロウスタンプを作ったのでした。
ところが文字を入れるのに苦労した覚えがないのです。
おかしいな、私はこうしたテクをまったく持ってないのに。
簡単なテンプレートを使ったのかしらん?
もう半年以上前に作ったので、ろくに覚えてないのですが…



これは販売せず(多分。設定がよく分かってない)、殆ど家族間のみで使っています。
一番使うのは夫が「今から帰る」、それに答えて私が「OK!」。
「ずっと待ってるね」の紫のヨガマットの配色が気に入っているのですが、使うシーンがない…



すっかり定着したLineですが、海外ではそうでもなくWhatsAppが多いようです。
同じように無料のそれを海外の友人とは使うことが多いのですが、そちらにはジャンクメールやコールが多い。
アフリカや南米など、とんでもない所から電話がかかってきます。
間違えてあれに出てしまったらどうなるのかな?
シャットアウトする方法はないものでしょうか?
たまにヘンなグループラインが廻って来るくらいで、今のところLineにはそうしたものはないのがありがたい。



昔はこんなに表情豊かだったのね、タロウ。
認知症になると表情を失くすのは、人間も犬も同じであるようです。
表情を失くし、尻尾もまったく振らなくなったタロウ。
以前は散歩に行こうと言うだけで、喜色満面、尻尾を千切れんばかりに振って跳び回って喜んでいたのに。
今は何も楽しいことがないのかと思うと、可哀そうになります。

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妖精の住み家

2024年01月09日 | 社会

以前行った、鍋島松濤公園の中のトイレの写真です。
映画「パーフェクトディズ」の中で、小さな男の子が泣いていたトイレです。
これは隈研吾の設計、「集落のようなトイレの村」をイメージしているのですって。
森の妖精の住み家のような、杉板が寄せ集められてできた、なんとも楽しいトイレです。



外側は素朴ですが、内部はこんな感じで実に近代的。
あちこち海外旅行してきた中で、例えばインドやメキシコやロシアのトイレが酷いのには驚きませんが(それでも想像の遥か上を行ったものも多々)、イタリアやフランスのトイレにも言葉を失くすことしょっちゅうでした。
有料であっても(基本公衆トイレは有料)、鍵が壊れている、便座がない、ペーパーがないことなんて当たり前。
それに比べたらもう天国としか思えない、「THE TOKYO TOILET プロジェクト」のトイレです。



「パーフェクトディズ」繋がりでもう一つだけ。
平山が寝起きする部屋には一組の布団(昼間はきちんと畳まれている)、文庫本、小さな緑の鉢しかなくて、究極のミニマリストであると思っていたのです。
ところが年若い姪が押しかけてきて、彼はその部屋で姪を寝かせ、自分は階下の物置で寝るのですが、そこには雑多な物が溢れていたということを友人から指摘されました。
ゴルフバッグもあったのではないかと。
あの浮世離れした暮らしをしている平山にも、かつてはまるで違った人生があったのだと、今更ながら思い至りました。

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「鹿の王」の読書会

2024年01月07日 | 

友人主催の読書会に、初めて参加しました。
高校時代に私は文藝部にいたので、読書会には多少慣れているかと思っていましたが、何しろ数十年ぶり。
「ジェイン・オースティンの読書会」「また、あなたとブッククラブで」「ガーンジー島の読書会の秘密」など映画にも結構取り上げられていて、海外でもやるんだ、いいなあと思いながら観ていたのでした。

「鹿の王」は文化人類学者である上橋菜穂子が書いた、壮大な冒険ファンタジー小説。
強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団の頭ヴァンは捕らわれて岩塩鉱の奴隷となっていたが、ある日、犬たちによって謎の病気が発生して皆死に絶える。その隙にヴァンは幼い少女を拾って逃げ出すが、帝国の追手が何処までもついて来た…

2015年本屋大賞受賞。
単行本上下合わせて千百頁を超える大作ですが、文章は平易なのでとても読みやすい。
夢中で読みましたが、しかし、帝国、小国、山地の民、火馬の民など登場する国や民や人物が多すぎ、策略や陰謀、そこに恐ろしい伝染病が絡んで、頭の中がごちゃごちゃになる。
戦士団の頭ヴァンと、帝国側の天才医術師ホッサル、その二人にそれぞれサエとミラルという女が思いを寄せるのですが、彼女たちは分をわきまえ過ぎ、自分の運命に従うばかりで、私などは少々イライラするのです。
最後にはあっと思わせられるフェイントもあり、面白く読んだのですが、実はそこまで私は感動しなかった。なんというか、ああそうですかという感じで終わってしまったのです。希望の光が微かにあるとはいえ、ハッピーエンドとは言えない、しかも曖昧なラストも気に入らなかった。


グータロウ君

その辺を、他の人はどう読んだのかと興味がありました。
卓袱台を囲んで9人、ZOOM参加の4人、そしてウロチョロするニャンコ含めての読書会では、活発な意見交換が。
皆さんとっても熱心に読んでらして、主催者は膨大な登場人物の系統図、国の分布図迄作って下さり、自分が読み飛ばしてしまっていたことがあることも判明。
同じラストを読んで、こんなにも受け取り方の違いがあるのかと。
猫のグータロウ君、七之助君も可愛かった。
そして読書会の後の飲み会の、手作り料理の美味しいこと!
干し大根の胡麻味噌和え、手作り柚子味噌の田楽、レンコンの甘辛炒め煮、ニンジンのニンニクオイルサラダ、ピエンロー鍋。
ピエンロー鍋というのは私は初めてでしたが、干しシイタケとその戻し汁、鶏肉、豚バラ肉、たっぷりの白菜をよく煮込み、ゴマ油と塩で頂くというもの。
簡単で美味しく、早速我家でも作ってみます。
ご馳走様、そしてありがとうございました。

コメント (4)
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「パーフェクトディズ」

2024年01月04日 | 映画

私の周りの映画好きな友人からやたらと評判の良い映画。
カンヌ国際映画祭で主演男優賞、エキュメニカル審査員賞受賞、そしてアカデミー賞国際長編映画賞の日本代表となったと聞けば、これは観ない訳にはいかない。

トイレの清掃員として働く平山(役所広司)の日々の生活を淡々と描いた作品です。
古ぼけた木造アパートで目覚め、缶コーヒーを買い、トイレの掃除を黙々とこなし、銭湯に行き、小さな居酒屋で夕食をすませ、文庫本を読みながら眠りにつく。
そこまでは予告編や友人の感想から大体分かっていたのですが、それで何故感動するのか?



普通で言ったらつまらなそうな毎日だが、平山は風の動きや木漏れ日の光の様子など小さなことに喜びを見つけ、その世界を楽しんでいるように見える。
「こんなふうに生きていけたなら」というキャッチコピーが、ピッタリと納まる。
特にラストシーンのロングショット、平山の泣いているのか喜んでいるのか分からない表情、それが絶賛されるのも分かるような気がします。
しかし誤解を恐れずに言えば私は、そこまでは感動しませんでした。
10点中8点というところか。
(アヤちゃんにその言い方やめろよ!と叱られそうですが)
アニマルズの「朝日のあたる家」、そしてそれを浅川マキ風に歌う石川さゆりの歌、ニーナ・シモンの「feeling good」にはグッと来ましたが…
私はやはり、起承転結がある、メリハリの効いたストーリーの方が好きだなあ。



渋谷区内の公共トイレを世界的な建築家やクリエイターが手掛けた「THE TOKYO TOILET プロジェクト」。
そのPRの一環としてまずは短編映画の企画が立ち上がり、役所広司とドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースの参加が決まってから、長編劇映画として再構想されたのだそうです。
その伝で言えば、この作品は完璧に成功している。
こちらに出て来る美しい公衆トイレに、私は殆ど行ったことがあります。
特に好きなのは小さな男の子が泣いていた、木の板を寄せ集めたような造りのトイレ。
あれは松濤の鍋島公園の中の、隈研吾の作品。
そしてピンクや黄色の透明なガラスの壁でできており、中に入って鍵をかけると不透明になるという不思議なトイレは、富ヶ谷の代々木深町小公園の中。
そしてトイレだけでなく、東京の下町、公園、銭湯、隅田川、スカイツリーといった、新旧取り混ぜた東京の魅力を、十二分に発信している映画だと思います。

「パーフェクトディズ」公式HP 

コメント (6)
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あけまして

2024年01月01日 | 社会

おめでとうございます。
喪中欠礼を出した我家ですが、こちらではせめて新年の挨拶をさせて下さい。
夫と二人で迎える静かなお正月です。
電車で10分程離れた所に住んでいる次男は、北海道から取り寄せたカニとウニとイクラで釣って明日、ようやく来るようです。

お節介なFaceBookが毎朝、「過去のこの日」のお知らせをしてくれる。
それによると去年の今日は、私はコロナに感染してベッドルームに引き籠っていたのでした。
熱は最初の一日で下がり、痛くも痒くもないものの、味覚と嗅覚が殆どなくなって焦りまくり。
年末から罹ったので買い出しもできず、夫に買ってきて貰った最低限の食材と生協の食材でなんとか一週間凌いだのですが、とにかく味がしない。
我家のお雑煮は、ゴマ油で鶏肉とシイタケを炒め、カツオ出汁と焼き餅を入れ、上にカツオ節と三つ葉をたっぷりというものですが、ゴマ油もカツオ出汁も三つ葉も、味も匂いもまったく分からない。
お餅を食べても、ゴムを噛むような感じで悲しかったなあ。
結局、味覚嗅覚は薄紙を剥がすように少しずつ治り、2ヶ月程かかって完治したのですが。

それに比べたら、今年はなんて平和なこと。
もっと昔、息子たちが小さい頃は毎年岐阜に帰省して、元旦を挟んで数日間、夫の家に泊っていたのでした。
義両親が喜んでくれたし、久しぶりに会う親族たちとの会食は楽しかったのですが、お節料理を作る手伝い(料亭から取り寄せてもいたが料理好きな義母は色々作っていた)や、お正月のおさんどんの手伝い(夫の家族は全員飲むのでだらだら続くし、片付け等は結局私がやることになる)が少々大変でした。
なのでもう自分では、最低限のお節しか作りません。



近くの神社にタロウの散歩がてら初詣に行ったら、タロウはもうバテバテ。
ドジャースの服を着たまま、床暖房の上でこんな風に寝ています。
私ものんびりしていたら、能登で大きな地震!
正月早々、なんということ!?
被害が小さく納まりますように。
世界が少しでも平和になりますように。

コメント (14)
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