格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

財務省の高笑いが聞こえる (永田町異聞) 

2012-08-11 06:02:15 | 阿修羅

財務省の高笑いが聞こえる (永田町異聞) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/274.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 8 月 11 日 00:01:30: igsppGRN/E9PQ


財務省の高笑いが聞こえる
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11325031273.html
2012年08月10日  永田町異聞


「一体改革」とは名ばかりで、実は公共事業へのバラマキを潜ませる増税案に過ぎない「社会保障と税の一体改革法案」が、参院でも可決され、成立した。

12兆円の税金を使っている天下り法人という「シロアリ」退治に向かったはずの野田首相が、シロアリの巣窟の居心地の良さに魅了されたのか、もっと税金をよこせと、シロアリの味方になってしまった。

肝心の社会保障をどうするかは先送りで、国民には重税感だけがのしかかり、これでは景気が上向くはずもない。

シロアリ賊の頭目、財務省という集金・分配モンスターは、日本国のカネをあてにする米政府とも、大企業の論理しか頭にない日本財界ともつながって、庶民のフトコロからカネをむしりとる方策をかねてから用意し、国民の代表としてそれを実現してくれる人物の登場を待っていた。

「改革」の仮面をかぶっていた野田の本性を見抜き、大蔵OB、藤井裕久の引きを頼んで財務副大臣に迎えたことが、当時の主計局長で今の事務次官、勝栄二郎にとって幸いだった。

財務省が長年かけて増税派として育ててきた谷垣禎一が自民党総裁に、同時に野田が財務副大臣から財務大臣を経て総理大臣になるという、まさに千載一遇のチャンスを生かすべく、財務省官僚たちが民、自、公の間を消費増税法案の実現をめざして奔走した。

「社会保障と税の一体改革法案」は、社会保障という大義名分と改革の名のもとに国民の目をくらませ、将来に幻想を抱かせる内容だ。

「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能」とする「附則18条の2」を法案にくっつけて、巨額と見込まれる財源の余裕分を公共事業にまわす仕組みにした。

利益誘導政治の復活を熱望する自民党の政治家に歓迎されることはうけあいだ。こうして民自公三党の合意ができあがった。

冷静な頭で考えれば、増税で社会保障に対応できないのは自明のことだ。

社会保障は当面の間、年々増え続けるが、消費税を毎年のように上げ続けることなどできはしない。

にもかかわらず、欧州経済危機などを利用した財務省の巧みな「ご説明」によって、消費増税で財政再建ができ社会保障も安心であるかのごとき宣伝が大手メディア各社の編集幹部や、有識者、学者、評論家と呼ばれる人々に浸透し、テレビ、新聞、雑誌を通じて世間に広がった。

財政健全化というウソで塗り固められたこの悪法の参院における採決をめぐって、「国民の生活が第一」など自公以外の野党が不信任決議案と問責決議案を提出すると、それをきっかけに一時は財務省も頭を抱える事態に陥った。

自民党の谷垣総裁が「衆院解散を確約しなければ、不信任決議案と問責決議案を独自に提出する」と、三党合意に矛盾するようなことを言いだしたからだ。

早期解散で自民党が政権復帰できると踏む楽天主義者や、選挙資金が底をつかないうちにと焦る代議士浪人たちの激しい突き上げが、谷垣をうろたえさせた。

すかさず、財務省の影響下にあるマスコミが野田政権を援護射撃した。

◇首相と谷垣自民党総裁にあらためて求める。ここは一体改革の実行が最優先だ。両党首が先頭にたって事態を打開し、関連法案の成立を確実にすべきだ。(朝日社説)

◇実現目前の一体改革を白紙に戻すのは、愚の骨頂である。(読売社説)

◇首相と谷垣禎一自民党総裁の党首会談で民自公3党合意の崩壊を阻止しなければならない。(毎日社説) 

これらメディアを通じた財務省の間接支配ともいえる“指令”が谷垣に不信任決議案と問責決議案提出を思いとどまらせた。

ただ、谷垣は早期解散への党内の期待感に応え、民主党との妥協への反発を和らげるため、野田の「お告げ」を必要とした。

そこで、民主党の使者が伝えてきたのが「近い将来」の解散であった。わざわざ「将来」とつけて、削りやすくしたのがミソだ。

そのシナリオ通り、「将来」を削って、「近いうちに」の合意で自公が矛を収めるかっこうとなり、法案成立への道筋が整えられた。

民自公が“指令”通りにコトを運んだことをマスコミ各社は評価した。

◇改革の頓挫という最悪の事態だけは避けられた。(朝日社説)

◇「何も決められない政治」に再び戻る危機はどうにか回避された。自民党が強硬路線の矛を収めたことを、まずは歓迎したい。(毎日社説) 

◇野田首相は、低支持率にあえぎながらも、消費増税を実現し、国民に信を問おうとしている。党内外の妨害にひるむことなく、その信念を貫くべきである。(読売社説)

野田首相に歯が浮くような激励メッセージを贈る読売の姿勢といい、この法案を「改革」と言い切る朝日の能天気といい、読んでいるほうが気恥ずかしい。

明治以来続いているとはいえ、これほど大政党トップや大手マスコミが霞ヶ関の掌中で意のままに踊らされている図を見るのは、珍しい。

戦前のスローガン「満州は日本の生命線」を、今はやりの「決める政治」に置き換えてみると、どんな施策も決めればよし、といわんばかりの横並びマスコミ論調がいかに危険なものかがよくわかる。


 新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)







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鳩、辻、階、黄たち、よく生き残った。

2012-08-11 05:10:53 | 阿修羅コメント

鳩、辻、階、黄たち、よく生き残った。
民主党執行部にとって「獅子身中の虫」になれ。
岩手の二人、とくに黄川田氏へ。
厄介な謀略をかけられながら打ち続く国難を大所高所から凝視する小沢さんと、被災地という極端に困難な地元で直接活動せねばならない議員という、両者の立場の違いが、一時摩擦を生じてしまったのだろうと、部外者には推測するしかない。
少し気の利いた側近がフォローできていれば起きずに済んだ摩擦も多かっただろうと思う。小沢氏と奥様の行動が別のものになったのも不運な巡り会わせだった。
今週号の文春もそうだが、敵は低劣な目論見でどんな些細なことでも攻撃の材料に利用するが、そんなことで政治姿勢や政治哲学が崩れるようなものであっていい訳がない。
かつて小沢氏から離れた連中は元々出世や権益をモットーとするタイプの連中が多かった。あなた方は違う。この長い謀略をともに戦い、逆境をともに進んできた仲間だ。
望むらくは、一時の弁明や説明のためにささいな、どこにでもありうる摩擦を軽々に口にして、低劣な敵の術中にはまらないように。
小沢さんも含めて、人間、完全な人格などない。
また、全てに目配りができる人間もいない。
ごたごたが収まれば、また絶対に合流できる。
岩手の「民主」と「生活」がなんとか協力し合えるように、何もできないが心から応援している。そういう国民は私だけではないと思う。

また、階、辻両弁護士へ。
離党時のごたごたなど、些事にこだわっていられない小沢氏と、些事にこそこだわらなければならない議員との間で側近が前もって調整すれば、きれいに別れられた戦術の違いに過ぎなかった。(もっとも、あの気まずい別れが、今党内での二人の活動を助けている面があるかもしれないが。「それならそれでいい」と小沢さんなら言うだろう。)
小沢裁判へのお二人の貢献は歴史的事実として消えるものではないし、現時点においても数少ない、事件を理解し怒っている貴重な法律家である。
お二人はその点での見解を変えたわけではない。
諸事情で小沢さんと摩擦が生まれ離れても、人間のやることだから、他の人間がとやかく言えることではない。言えるのは、これまでの信念を貫く限り、必ずまた協力できる機会がある、ということだ。
困難は多いと思うが、堂々と思う通りの活動を続け、そして是非、また小沢謀略と戦う我々の力になってほしい。
私は「生活」支持者としてあなた方とは一時離れるが、民主党はなお強大な与党としてこの国の現下の施政を担っている。「生活」に移り国民のために与党議員として活動できなくなった人々の思いも受け継いで、良心的な活躍を祈っている。
そして何よりも、疑問を感じつつも屈折を知らない若い議員をリードする、異色の味わいある反主流派として、現執行部派をできるだけ早く叩きのめしてほしい。
政務を滞らせずにこれを行うのは極めて難しい。だから小沢氏は決断したわけだが、小沢氏にとっても、できるならばそれが理想だったことはあまりにも明らかだ。やれるだけやってほしい。
阿修羅の皆さんへ
戦えば戦うほど、敵の悪辣さと強大さが露わになって、ため息が出る。
我々国民は、心ある政治家と共に、そんな大きな不合理と戦っている。
誰にも教科書はない。そして周囲はほとんどが敵(本来は味方である無理解な人々と悪質で意識的な敵の両方)だ。
「ここが勝負どころ」という点など、人によって違って当然である。
また、それ以外の場面のほとんどが、妥協と敗北の連続であることも当然だ。
自分の周囲にだけ責任を持てばいい我がささやかな戦いでも、こんなことばかりである。
我々が戦う明治以来の官僚制の大きな壁。
これを倒すのに、多彩な個性があっていいじゃないですか。多様な戦術があっていいじゃないですか。
私みたいに臆病で神経質な人間だってそれなりに戦い方を探しているし、それは、切った貼ったの明快なものにならないとしても、そういう人も「負け組」なんぞに分けるのは間違いだ、というのが、この戦いの底流に流れる哲学じゃないですか。
味方を大きくしましょうよ。小沢さんのように、懐を大きくしましょうよ。

42. 2012年8月10日 14:53:04 : Qz87sJNvtQ
将来にツケを残さない、はい、よーっくわかりました。
ツケとは財務省を筆頭とするクソ売国官僚ども、それから捏造世論誘導なんでもござれの御用デタラメディア、国民を虐げることに血道をあげる財界業界の変態守銭奴どもに、金で魂をやすやすと売り渡す腐れ議員ども、それから後ろで金と権力でこいつらをコントロールする糞アメリカのことですね。
了解です。
後世にこのツケは残さないよう深く肝に銘じます。








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内閣不信任否決 政策を競い合わぬ茶番

2012-08-11 03:32:49 | 阿修羅

内閣不信任否決 政策を競い合わぬ茶番 | 東京新聞 社説 (TOKYO Web)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/251.html
投稿者 pochi 日時 2012 年 8 月 10 日 09:02:22: gS5.4Dk4S0rxA



東京新聞 社説 (TOKYO Web)
2012年8月10日



内閣不信任否決 政策を競い合わぬ茶番


 野田内閣不信任決議案が否決され、消費税増税のための「一体」改革法案はきょう成立する。政策を競い合うのならともかく、衆院解散時期をめぐる民自両党の対立は国民不在の茶番劇だった。

 あの会談は一体何のためだったのか。八日夜行われた野田佳彦首相(民主党代表)と谷垣禎一自民党総裁との党首会談のことだ。

 両党首が夜になって急きょ会談するというから、よほどの大事かと思いきや、「一体」改革法案を早期に成立させ、「近いうち」に解散することを口頭で確認しただけだという。

 国民生活に大きな影響を与え、かつ民主党マニフェストを逸脱する消費税増税は議決前に衆院を解散して信を問うのが筋ではある。

 しかし、民主、自民、公明三党はすでに「一体」改革法案の今国会成立で合意していたはずだし、「近いうち」といっても解散時期を特定したわけではない。

 時期の明示を求めて自民党が振り上げた拳を下ろさせるために、党首会談という舞台をわざわざ用意し、曖昧な文言でお茶を濁したというのが実態ではないか。仰々しく見えて何も成果のない会談を褒めそやす必要はない。

 党首同士が会談するのなら、政策決定を官僚から国民代表の政治家にどう取り戻すか、国と地方の役割をどう定義し直すか、政治や行政の無駄をどうなくすか、給付と負担の関係をどうするかなど、「国のかたち」とも言える統治機構や社会保障の在り方こそ胸襟を開いて話し合うべきだった。

 違憲・違法状態にある衆院「一票の格差」是正や、予算執行に不可欠な赤字国債を発行する特例公債法案の扱いなど喫緊の課題にすら触れないのはどうしたことか。

 マニフェスト違反の消費税増税という「決めてはいけないこと」ではなく、「決めなければならない」ことを決めるのが、本当の「決められる政治」ではないのか。

 自公両党は内閣不信任決議案の採決を欠席した。何と強弁しようとも、決議案に賛成すべき野党議員の棄権は内閣を信任したに等しい。

 激しく対立しているように見える政党同士が実は水面下で手を結び、国民の望まない政策を次々と強行する。この局面を変えるのは政権選択の衆院選しかあるまい。

 マニフェスト破りで政権の正統性を失った首相は「近いうち」と言わず、速やかに衆院を解散すべきだ。消費税増税に対する国民の意思も、その際に示したい。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012081002000131.html
 






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