地下駅は、当然地下にある駅のことですが、主にホームが地下にあり、駅舎は地上にある場合と両方が地下ににある場合があります。
国内最初の地下駅は、国内初の地下鉄としての昭和2年に開業した浅草や上野間の駅ですが、郊外電車初の地下駅は、昭和3年に開業した新京阪電鉄(現阪急電鉄)の西院駅で、駅舎は地上にあるが、ホームは地下に設けられました。
阪急 西院駅 黒部湖駅
国内でも最も低いところにある地下駅は、JR北海道海岸線の吉岡海底駅で海面下149.5m、最も高い所にある地下駅は、立山黒部観光の黒部湖駅で標高1455mにあります。
阪神電鉄の春日野道駅も地下にありますが、変わったことで有名です。 それは、駅の巾が日本で一番狭い陸型駅であったことです。 今年から改良され、上下線にそれぞれの駅が出来ましたが、まだ線路の間には、旧のホームが残っています。
阪神 旧春日野道駅巾2.6m 新春日野道駅
電車の間に旧ホームがあり、左右に新ホームが出来ました
地下駅では、ありませんが、北陸本線の筒石駅も変わったことで有名です。それは頚城トンネルの中にホームがあり、駅から改札口まで約300段の階段を上らなくてはなりません。 5~6分かけて改札口を出ると駅は山の中にあります。
待合室では、お茶も出してくれるそうです。
筒石駅 駅に通じる階段
最近は、都市部だけに限らず、地方でも地下駅が増えています。が火災などの防災に力が入れられ、昭和50年に当時の運輸省は、通達で既存の地下駅も平成20年までには、基準を満たすことが義務付けられています。