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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

12月の仕事報告 その8

2007年12月28日 10時18分29秒 | バス運転士
いつものように出勤した。いつものように営業所を出た。午前6時過ぎ、いつものように発車して… 私にしては珍しく、途中で尿意をもよおしてきた。我慢して、我慢して、我慢した。そして6時半過ぎ、駅に到着した。が、次は某所からの発車となるので、すぐに回送で向かわなければならない。幸い、道中の信号が味方してくれて、某所(休憩室にトイレあり!)の発車時刻の5分前に着き、すぐにトイレへ駆け込んだのだが… チョロチョロ… チョロチョロ… 我慢していた分(しっかりと締めていた分)、すぐに出てこないのである。それでも何とか出そうと、必死で“緩めて”いたら、今度は“後ろ”から出てきそうになってしまったのだ。「これはヤバイ!!」と思い、すぐに前も後ろも締め直した(どちらか一方だけ緩めることは不可能なのだ)。発車時刻が迫ったので、私はバスに乗り込んだ。そして7時10分頃に再び駅に到着した。次のトイレ行き… じゃなくて某所行きの発車時刻まで10分もなく、とても駅舎2階にあるトイレまで行ってどうこうやってる暇はなかった。「早く発車時刻になれぇ~!!!」こんなに自分のバスの発車時刻が待ち遠しいのは初めてである。いよいよ私の“前後締め”も限界に近づきつつあった。そして7時20分頃、駅を発車してからは一目散に某所へ…!!! 乗客は2名だけ、しかも1カ所で降り、乗車は皆無、信号も味方して…。某所へ着くなり、トイレへGO~!! 前も後ろも一気に全開~!! ふぅ~… その後は落着いて仕事が出来ました。めでたし、めでたし… あ! そういえば、一目散に某所へ行ってしまったので、予定時刻よりも早かったかもしれない… 幸い、苦情の電話もなかったようですし… 今回ばかりは許してください。

12月の仕事報告 その7

2007年12月28日 10時13分34秒 | バス運転士
私が走っている路線の中で、片側2車線ある道路はごく僅かである。その中の一つのバス停でお客様を乗せて、ミラーで安全確認をしてから発車した。後方約500メートルまで、車1台映っていなかった。発車してから約200mほどで1車線になる。つまり追い越し車線がなくなるのである。その時… いつの間に? どこから? 1台の白い車が、猛スピードでバスの前に割り込んできたのだ。かなり際どかったので、私はビックリした。その後、そこから約200m行ったところで、通勤ラッシュ渋滞の最後尾に追いついてしまった。当然、猛スピードでバスを追い越していった白い車も徐々に減速… と思いきや、何の意味もなく急停止!! 私はまたも驚いた。油断していた私は追突しそうになったのである。しばらくして、渋滞の列が徐々に動きだしたのに、白い車は動こうとしなかった。一体、何なんだ!? 強引な追い越し&割り込み、急停止、そして動かない… バスに対する嫌がらせか??? 驚かされたのはこっちなのに…。まぁ、幸い、その時の私はかなり精神状態が“静”だったので、クラクションを鳴らすこともなく大人しく待っていましたけどね。もしも“動”だったら…???

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12月の仕事報告 その6

2007年12月28日 10時07分26秒 | バス運転士
弊社バスの両替機は、出し惜しみすることがある。例えば100円玉を入れた場合、50円玉1枚と10円玉3枚… 4枚… ん?… 5枚! ってな具合です。で、中には最後の1枚を待たずに行ってしまう人がいるのです。だから私は誰かが両替した後には、なるべく確認するようにしています。ある日、ある若い女性が両替をしてから車内後方の座席へ歩いて行った。念のために確認すると、10円玉1枚が忘れられていた。私は「お客さ~ん、10円残っていますよぉ~」と、マイクを通してその女性に呼びかけたけれど、聞こえなかったようだった。そこでもう一度大きな声で「今、両替されたお客さぁ~ん!! 10円残っていますよぉ~!!!」と言ったところ、その若い女性の少し前に座っていた中年の女性が立ち上がって、10円玉を取りに来てくれた。「席を立てない私に代わって渡してくれるんだな」と思ったら… そのまま自分の席に戻ってしまったのだ。あらら…??? えっと…??? そうなの…??? う~む…??? その中年女性は、若い女性の前に両替していたのか…。そして若い女性は、両替する前からあった10円玉をそのまま残していったのか…。いろいろ考えていたら何も言えなくなってしまった…。ちなみに、若い女性は音楽を聴いていて耳をふさいでいたのである。う~む…

12月の仕事報告 その5

2007年12月28日 09時58分41秒 | バス運転士

夜、終点の某所に到着して、忘れ物チェックをした。その後、駅に向かって出発した。最初の信号が赤になり、右折ウインカーを出して停止した。すると、右方から1台のマイカーがこちらへ左折してきて、ハザードランプを点滅させながらバスに横付けした。

「おいおい、こんな道路の真ん中で何事か!?」

と思っていたら、運転席のオバサンが窓を開けて話しかけてきた。

「これは○○から来たバスですか?」

「はい、そうですが…」

「息子が携帯電話を忘れたって言うんですけど…」

なるほど、そういうことね。私は一応、どんな携帯電話か言ってもらってから、運転席の窓から手渡した。道路の真ん中、センターライン上でバスからマイカーへ何やら手渡している… 周囲のマイカーたちも「何事か!?」と思っていただろうなぁ…。


12月の仕事報告 その4

2007年12月28日 09時55分03秒 | バス運転士
某所を発車する直前に、若い女性が携帯電話で話し始めた。帰るコールっぽかったので、すぐに終わるだろうと思っていたら… 相手のペースに巻き込まれたのか、話が長くなってしまった。
「バスの中で携帯電話はやめてください」
そう言ったけれど、聞こえないのか無視されたのか… やめなかった。
「早く携帯電話を切ってください!!」
そう大きな声で言ったら、聞こえたのか無視できなくなったのか… やめた。

駅に向かって出発した。途中のバス停で数人の客を乗せながら、駅まであとバス停2つとなった頃… 携帯電話の着信音が車内に響き渡った。すると50~60くらいと思われる男性が話し始めた。恥知らずなのか、かなり大きな声だった。
「もうすぐ駅に着きますから、電話はやめてください」
そう言ったけれど、またもや聞こえないのか無視されたのか… やめなかった。
「おぉ~い! 一度言ったらすぐに切ってくださいよぉ~!!!」
と、半ば怒鳴るように言ったら、すぐに切った。

某地域をぐるっと回って駅へ戻る途中、着信音は鳴らなかったが、明らかに携帯電話で話しているだろうという中年女性の声が聞こえてきた。何かの商談なのか、仕事っぽい内容であることだけは分かったが… そんなの関係ない!
「バスの中では携帯電話はやめてください」
そう言ったけれど、またまた話に夢中なのかやめてくれなかった。
「電話はやめてと言ってるでしょう!!」
と強く言うと、たまたま話が終わったのか、電話を切った。これだけ次々と携帯馬鹿が出現したので、私も“逆切れの苦情”を覚悟で“余計な一言”を言ってしまった。
「少しくらいいいだろうじゃなくて、少しくらい我慢してくださいよぉ~!!!」
その女性は、降りる時に「急な用事でどうしても…」と私に対して言い訳したので、「私ではなくて、他のお客様に迷惑ですので…」と言った。どうも勘違いされているようですが、私は単なる代弁者なんです。「ちょっと電話をしたいけど…」と思いながらも「マナーを守らなければ…」と我慢しているお客様も大勢いらっしゃるはず… そういう方々の気持ちを考えてもらいたいのである。最近は物騒な事件も起こっているし、乗客同士という立場ではなかなか注意できないでしょう。だから運転士という立場の人間がやらなければ… もっとも、バスの“運転”が仕事なので気付かないこともありますけどね。<script type="text/javascript"></script>