お客様が降車ボタンを押されて、「ピィ~ッ!」とブザーが鳴って… て… て… て… 「次、とまります」と音声が流れる。9月まで乗っていた完全弊社のバスでは、「ピンポォ~ン!」とブザーが鳴るとすぐに「次、とまります」と音声が流れていた。ところが、半弊社のバスの中には、音声の流れるタイミングがかなり遅いものがある。最初、私は「音声を流す機械が壊れたのか!?」と思ってしまったほどである。
また、バス停を発車するために扉を閉めた時に「発車します。ご注意ください」と音声が流れるのだが… これも遅い。完全弊社のバスでは、扉開閉レバーを操作すると同時に音声が流れ始めた(と思う)のだが、半弊社のバスでは、扉が閉まってから1~2秒の間が空く。だから、扉を閉めてすぐに発車すると、バスが動き出してから「発車します…」という音声が流れてしまうのである。もちろん“お客様の着席確認”をしてからの話ですが…
朝に車庫を出る時は、まだエンジンが温まっていないせいか、アイドリングストップは作動しない。しかし、10分も走らない内に作動するようになる。
昨日の朝もそんな感じで、途中からアイドリングストップを作動させながら某駅に到着した。そこで10分くらいの待ち時間があり、それから再び発車したのだが…
最初の赤信号で止まった時だった。バスが「プス、カチッ、ブルン… プス、カチッ、ブルルル… プス、カチッ、ブルルン…」と、アイドリングストップするのかしないのかハッキリしなかった。
バスが「とりあえずアイドリングストップしようと思ったプスン、でも待ち時間でエンジンが少し冷えたみたいだカチッ、やっぱりアイドリングストップをやめブルン… いや、やっぱり世間の目が気になるからアイドリングストップスン… いや、やっぱりエンジンが冷えているからブルン…」と迷っているようだった。
私は、そんな悩めるバスを助けてあげようと、しばらくはアイドリングストップをしないようにした。本当は「壊れるんじゃないか!?」と不安になっただけなんですけどね…
○○駅のバス乗り場で「このバス、○○行く?」と、お婆さんから聞かれた。一瞬、私は言葉に詰まってしまった。なぜならば、名古屋駅の前で「名古屋行く?」と聞かれたようなものだったから…
私が「えぇ~っと…」と何か言うよりも早く、お婆さんは「△△があるんだけど…」「××って知らない?」と私に言葉の機関銃攻撃を繰り出した。困った私は適当に「☆☆住宅の方ですか?」と言ってみたところ、お婆さんは「あぁ、そうそう!」と言った。そこで私が「すいません、このバスは曲がらずにまっすぐいっちゃうんですよぉ…」と言うと、お婆さんは「あぁ、じゃあいいわ」と納得してくれた。まだまだ知らない地名がたくさんある…
昨日の午後、あるバス停から十数名の小学生が乗ってきた。その途中、男子A(推定4~5年生)がカードで精算したのだが、続く男子B(推定1~2年生)がポケットに手を突っ込んだまま立ち止まってしまった。すぐに男子Aが振り返って「Bくん、お金どうしたの?」と言った。続いて、Bくんの後ろにいた女子C(推定4~5年生)も「お金、もう入れたの? まだなの?」と言った。ただ黙って立っているBくんに対して、二人の喋りが速いこと速いこと… しかも女子Cが「私の分、もう出したんだよね?」とBくんに言い始めて… それに対して男子Aが「まだ出してないよなぁ?」とBくんに言って… すると女子Cが「ねぇ、私の分、出したでしょ?」と、今度はAくんに言い始めて… それに対して男子Aが「俺は自分の分しか出してないよ」と言って…
そんな状況の中、Bくんはただ黙って立っていた… 多分、どうして良いのか分からなくなっていたのだろう。私は「そんなに早口で二人が問い詰めても…」と思ったが、「ここで下手に加わっても逆効果かもしれない」と思い直し、三人(二人かな?)の会話を黙って聞いていた。すると、女子Cの背後にいた女子D(推定3~4年生)が「早くしてください!」と訴えたので、私は三人に「じゃあ… あとでいいかな?」と言って、着席を促してからバスを発車させた。それから数分間の“三者会談”の後、男子Bが運賃箱へ100円を入れに来た。私が「あらら… 女子Cの分は…」と思っていたところ、すぐに女子Cが100円を入れに来た。はぁ~、めでたしめでたし…
某駅行きのバス乗り場へ、発車時刻の3分ほど前につけた。十数名の乗車があり、発車まで1分ほど… その時、車内通路を一人の女性が歩いてきて「このバス、○○へ行きますよね?」と言った。私が「えっ!? それは後ろのバス乗り場になりますけど…」と答えると、彼女は「あ、そうですか…」と言いながら前扉から降りようとした。私は慌てて「えぇ~っと… 先程のお支払いは…」と尋ねたのだが、彼女は「あ、いいですいいです」と言った。しかし、バスはまったく走っていないのだから、運賃をもらうわけにもいかず… 私もやや強めに「ちょっと待って!」と呼び止めて200円を返却した(あぁ、私の缶コーヒーと紙パック茶が…)。
「バスを発車時刻の直前に乗り場へ…」というのは、半弊社のバスが運賃先払いなので、“乗客の気が変わらないうちに発車!”という意味もあるのかと思っていたのだが… 私の予想はバッサリと切り捨てられてしまった。ハハハ…