ちょっと前に、某社製缶珈琲に“旅客機(2缶は台座付きのリアルタイプ、1缶はプルバック式の走るタイプ)”のオマケが付いていた。これまでにも、各社が様々な車のオマケを付けていたのだが、旅客機は初めてのような…(実際にはどうだか知らないけれど…)
職場でも、あるベテラン運転士が「それが重たいんだてぇ~!」と“感動”していたように、リアルタイプ旅客機の胴体部分が金属製で“高級感(のようなもの?)”を漂わせていたのである。
これまでにもオマケ付き飲料を買ってはいたが、それは“私が飲みたい物にオマケが付いていただけ”なのだ(ホントか?)。しかし、今回の私は「リアルタイプの6種類だけでも揃えよう」と思ってしまった…
しかし、コンビニの缶飲料の棚は、最前列の缶を取らないと、その後ろの缶が前へ出てこない… だから、最前列に“すでに持っている旅客機”があり、二列目に“まだ持っていない旅客機”があると、しばらく考えてしまったりして…
結局「今ここでゲットしておかないと、二度と巡り会えないかも!?」と思って、最前列と二列目の両方(2缶×2=4缶)を買おうと手に取って… すると、さらにその後ろから“まだ持っていない旅客機”が出てきたりして… そこでもう2缶を買ってしまったこともあった(まんまとハマってるなぁ~)。
そんなこんなで何とか6種類の旅客機を揃えた… と思ったら、その後すぐに“スーパーカー(ランボルギーニ・カウンタックなど)”がオマケとして登場… それが終わるとすぐに、まさかの“ウルトラマンシリーズ(ウルトラホーク1号やポインターなど)”が登場… あぁ、私の部屋の缶コーヒー(いつも飲んでいるブラックじゃない!)はいつになったらなくなるのでしょう…???
その後、今度は“パトカーと白バイ”が登場した。しかし、私は「それらには特に関心ないから買う必要もない」と思っていたのだが… 最近の流れから、妙な“収集癖”が付いてしまったのか… 全12種類の内、すでに10種類が自宅の机の上に… しかも今回は、ブラックコーヒーどころか“いつもは飲まないカフェオレ”にもかかわらず… あぁ、こんな手口にも“チョロい松井”であった…
その迂回部分は道が狭いだけでなく、カーブが多くて見通しは悪いし… その時は対向車が多くてトラックも来たし… それよりも何よりも、最近“街路樹と喧嘩して負けた”私にとって最も恐ろしいモノたちが待ち構えていたのである。
特に某果樹園行きの場合は、「当たるぞ当たるぞぉ~」と言わんばかりに電柱、電柱、また電柱… その間にカーブミラーまで出てきたりして… さらに対向車が「もっと左へ寄れぇ~、ぶつかれぇ~」と言わんばかりに次々と…(言ってない言ってない!)
あぁ、またいつかこの路線が回ってくるんだろうなぁ… その時は勝手に違う道を走っちゃおうかなぁ…(おいおい、路線逸脱じゃねぇか!) やっぱり、その日の朝に「お腹が痛いから休みます」って電話しちゃおうかなぁ…(お前は小学校か!)
某駅を出てすぐに信号につかまり… 約2分遅れで最初のバス停へ向かっていた。すると、左側の歩道を必死こいて走っているスーツ姿の男性を発見した。この某駅発のバスに乗り遅れた人が、最初のバス停まで走ってきて乗ることがある… 以前、そんな話を聞いたことがある。
私はバスの速度を5km/hくらい落として様子を見ていたのだが、こちらを振り返ることなく必死に走り続けていた。ちょっと迷ったけれど… もうすぐバス停だったので、私はバスを止めて待つことにした。すると、やはり乗ってきたのだが…
バスが満員というわけでもないのに、なぜか通路の最前部に立ったまま… 私が車内の安全確認をしようとミラーを見るたびに、彼の大きな顔が真ん中にドォ~ンと映っていて… あぁ、これが女優さんみたいな美女だったら、目と目が合っても嬉しいんだけど… ねぇ…
また、あるバス停に接近中… 道路の反対側(右側)の歩道から、今にも車道へ歩き出そうとしている二人のお婆さんがいた。そして、私に対して「そのバスに乗りたぁ~い!」と言わんばかりにアピールしていた。
バスの降車ランプが点灯していたので、私は100mくらい先のバス停で止まって両方の扉を開けた。待つこと十秒、二十秒… 1人目のお婆さんが「ありがとう」と言いながら乗って、その数秒後に2人目のお婆さんが「※○☆□△…」と息を切らしながら乗って…
その時、お婆さんは扉につかまったまま、ガックリと右ひざをついてしまったのである。私が「大丈夫ですか? 一生懸命、走って来られたから…」と声を掛けると、お婆さんは笑いながら「いやぁ… すいぃ… ませぇ…」と息も整わないまま頭を下げていた。いやいや、そこまで必死に走ってもらって… その姿を見せてやりたい人間がたくさんいるなぁ…
夜7時頃だったか… 某住宅地から数名のお年寄りが乗車した。最後に乗ってきたお婆さんが助手席にカバンを載せて中をゴソゴソと… 財布か何かを探しているようだった。
そして、見つかった財布から200円を出して運賃箱へ入れた。すると、車内後方から「一日券を買えばいいがや!」と言うお爺さんの声が聞こえた。お婆さんは「もう入れちゃったけど…」という独り言に続けて、「一日券(850円)を下さい」と私に言いながら千円札を出した。
私が「こんな無駄な200円はないよなぁ… こういう場合は…」と考えながら350円を用意していたら、お婆さんが「あっ! あったあった」と言いながらフリーパスを見せたのである。
私は「それじゃ、一日券はいらないですよね」と言いながら200円を差し出した。すると、お婆さんが「千円… 私の千円…」と言った。私は慌てて「あぁ~! すいません。そうでしたね」と言いながら、一旦は預かった千円札も返し、二人で笑った… 一つのことに頭が行っちゃうと、もう一つのことがねぇ… こりゃ死んでも直らんわ。
いつも乗降客があり、止まってばかりいるバス停の場合… 条件反射のようにバス停の数十メートル手前から「ご乗車ありがとう~」と喋り始めて、ちょうど案内が終わる頃にバス停に到着して扉を開ける。
しかし、喋り始めてから“降車ランプの未点灯”に気付き… バス停にも人影はなく… たまぁ~に、そういうことがある。「あっ… よろしかったですか?」と言いながら通過するところ、知らぁ~ん顔して止まって扉を開けることもある。すると、そこで降りていく人がいたりするのだ。私と同じように知らぁ~ん顔して…
ほとんど乗降客がなく、通過してばかりいるバス停の場合… ブォ~ンと走りながら降車ランプの未点灯を確認、バス停に乗客がいないことを確認して、「○○停、通過します」と言いながら通過する。
しかし、道路工事か何かでバス停の手前からプチ渋滞していると、止まったところで降車ランプとバス停の確認をしてしまい… 車列が動き出した時には、すでに意識はその先へ… そして、バス停を通過した瞬間にハッとして… グッときて… パッと目覚める私であった…