バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

片や年会費免除! 片や所持金放棄!?

2016年03月31日 21時04分17秒 | いろいろ
私が某大手企業のカード会員になったのは長野時代… 某取引先の社長から半ば強引に勧められたからである。しかも、それは健康食品のような商品を扱うネズ… 否、「ネットワークビジネスに参加して、その代金をカードで支払ってもらう」ということで… 最初は「そんなビジネスをヤル気はないけど… まぁ、自分が食べる分だけ注文すればいいか」と思っていたのだが… 結局、そんなものを食べていたのは最初の一週間くらいで… その後は、アパートに届いた段ボール箱を室内に積み上げるだけとなり… 名古屋へ帰るのをキッカケに、そのビジネスから足を洗った。

しかし、何かにつけて“面倒臭がり”な私は、「そのうちにカードを使うようになるかも…」と自分に言い訳をして、カードについては退会の手続きを取ろうとしなかった。そして、基本的に“いつもニコニコ現金払い”の私は、使いもしないカードの年会費を払い続けて十数年… 年に一度、“年会費の自動口座振替”のお知らせハガキが届く度に、「あぁ、そうだ。退会してなかったんだ」と思い出すだけだった。しかも、その口座は長野にある某金融機関のものなので、名古屋へ帰ってからは全く使っておらず… 2~3年に一度は「残額不足で口座振替できません」というハガキが届き、その度に「そりゃ申し訳ない」と思い、慌てて5000円くらい入金したりして…

ところが、今月… 昨年末に続いて“ご利用代金明細書”というハガキが届いたので、さすがにボケな私も「ん?」と思った。「ご利用代金? 何も使ってないけど… 年会費? まだ3か月しか経ってないけど… ん~~~??? とりあえず問い合わせするかぁ~ ついでに退会するかぁ~」と思って電話した。すると、「残額不足のため、口座振替ができなかった」ということだったので、「退会したいのですが、年会費を払ってからですかねぇ?」と尋ねたところ… 「年会費は免除」となり、「いろいろと面倒な手続きがあるだろう」と思っていた退会も、その電話で“生年月日や電話番号などの個人情報”を答えただけで完了してしまった。なんだ… こんなに簡単ならば、もっと早く電話しておけば良かったなぁ~ ハハハ…

また、某大手スーパーのカード会員になったのは“物忘れが激しくなっていた母”で、いつの間にかカードが見当たらなくなっていたのだが… それでも私は「以前にも“紛失騒動”があったけれど、室内から出てきたんだし…」と楽観していた。ところが、今回は室内を大掃除しても出てこなかったので、「こりゃ~ ナンチャラセンターへ電話をして、再発行してもらわなきゃいけないなぁ~」と思っていた。実は、前回の紛失騒動の時… ナンチャラセンターの人から「カード番号は?」「申込書は?」と言われて、「分かりません」「ありません」と一度は諦めたことがあるのだが… その点、今回は申込書が出てきて、カード番号も分かっていたからである。

もしもカードの残額がゼロならば、電話をする必要もないのだが… 私は“少なくとも2~3万円の残額がある”と思っている。なぜならば、買い物から帰った母が、いつも“商品のレシートと入金のレシート”を見せてくれたのだが… 常に“入金の方が多かった”からである。私は「今回は申込書があるし、カード番号も分かっているんだし… すんなりと再発行だな」と思いながらナンチャラセンターへ電話をして、母が施設に入っていることも話したのだが… とにかく「本人からの電話じゃないとダメだ」と言われてしまったのである。

仕方がないので「残額がほとんどなければ、紛失したままでもいいので… 残額がいくらくらいあるか分かりませんか?」と尋ねたのだが、「調べることは可能ですが、お答えすることは出来ません」と言われた。多分、個人情報ナンチャラカンチャラのせいだろうが… 最後に「それじゃ、本人が電話を掛けられない状態だったら、諦めるしかないということですか?」と尋ねると、「そういうことになりますね…」と言われてしまった。あれまぁ… 某大手スーパーは、そうやって泣き寝入りする客の残金を、収入として計算しているのかぁ~~~???(おいおい…) こうなったら、電話に出たお姉さんの実家を探し出して…(こらこら!) 「ウチの母の3万円… お宅の娘さんの体で払ってもらうワン!」と言い放ってやるぅ~!(言うだけかよ! まぁ、退会の電話もしない不精野郎に… そんな行動力はないわなぁ~ ハハハ…)


「急停車するなんて!」

2016年03月30日 19時43分12秒 | バス運転士
あるバス停で、家族連れを含めた約10名を乗せて定刻に発車… 「次のバス停は近いから、そこで時間調整停車だなぁ~」と思っていたら、ちょうど押しボタン式信号のところへ自転車の人がやって来たので、「グッドタイミング! 早く押して、押してぇ~!」と心の中でお願いしながら、右足をアクセルペダルからブレーキペダルへ移動させた。

すると、自転車の人が「ポチッとな!」と… 言ったかどうか分からないけれど、ボタンを押してくれたので、信号は青から… 青から… 青… 「えぇ~!? まだ変わらないのぉ~? ひょっとしてボタンを押していないとかぁ~??? それじゃ、このまま行くしか…」と思った瞬間、信号が青から黄に変わったのである。

押しボタン式信号に限らず、こういう嫌なタイミングで信号が変わることは多々あり… “行くか止まるか”という瞬間的な判断は、その時の… 何だろう? 自分でもよく分からないけれど、行くこともあれば、止まることもあり… 今回の場合は、“右足でブレーキペダルを踏む”という結論を出したようだ。(他人事みたいに…)

が、言うまでもなく、急ブレーキを掛けるわけにいかず… そうかといって、緩やかに止まっているほど距離がなく… 通常よりも少し強めのブレーキとなってしまった。なんとかバスの鼻先が横断歩道にかかった辺りで止まったのだが… その時、助手席の男の子が「あぁ~ ビックリした。急停車するなんて思わなかった!」と叫んだのである。

いや、そこまで強くは… 多分、ビックリしたのは君1人だと思うが… ただ、その子が“不安定な姿勢”になっていた可能性はある(例えば“空気椅子”をやっていたとか…)。万が一、そこで転倒して大怪我でもされていたら、「車内の動静に対する注意が足りない!」ということで様々な責任を取らされただろう。ま、そういうもんだと諦めているからいいんだけど…

一般的に「年を取ると1つのことに意識が集中してしまう」みたいだから、いつ私が“●ックス・デー”を迎えてもおかしくないんだよねぇ…(おい! 普通にXデーと書けばいいものを… わざわざカタカナで、しかも伏せ字にして… まったくぅ… オマエは中学生か!)

時の刻みは…

2016年03月29日 18時07分19秒 | バス運転士
「バスが入れてくれなかった!」という苦情の元になったドライブレコーダー映像も、先日の運転士ミーティングで見ることができた。それは… 信号付き交差点の20mくらい手前、片側二車線プラス右折レーンという場所で… 左側にある某商業施設の駐車場から出ようとするマイカーが1台… やや“控え目”に止まっていた。

それを見た私は「自転車や歩行者が来るといけないから、歩道部分を空けて待っているのかな?」と思ったのだが… 信号が変わっても、先頭の車が動き出しても… 自転車や歩行者が来ているわけでもないのに、車道(バスの前)へ出ようとする気持ちが感じられず… バスは前の車に続いて発進したのだった。(その後、バスの側面に向かって接近していた… そして苦情… なんで…???)

もしも、その運転士が私だったら… やはり発進したと思う。なぜならば、これまでに何度も同じような場面で“痛い目に遭った経験”があるからだ。例えば、その車が… そこから一気に右折レーンへ行こうとしたのだが、何も知らない右車線の流れは止まらず、信号が再び赤になってしまったとか… ただ普通に左車線へ出ようとしたのだが、無駄に大きく回ってしまって右車線へはみ出しそうになり、そこで動けないまま信号が再び赤になってしまったとか…

だから、そのような場面で少しでも躊躇されると… 「ひょっとして、一気に右折レーンまで行きたいのかな? それとも、すんなりと左車線へ出られる自信がないのかな? うん、きっと遠慮してくれているに違いない」と思って、「後続車も待っていることだし、先に行きますねぇ~」となるのである。もしも、そこで「入れてくれなかった」って言われても… 昔、ある麻雀漫画の主人公が「時の刻みは、あんただけのものじゃない」って言っていたのを思い出した私… ポン! ポン! カン! ポン! ロン!(はい、フリテン! チョンボ! オマエの場合、背中だけじゃなく… 腹の中まで煤けていそうだなぁ~ ハハハ…)


もうすぐ新年度だから… かな?

2016年03月28日 22時08分44秒 | バス運転士
朝7時半過ぎ… 乗り慣れたビジネス男女20~30人を乗せて、某総合駅を発車した。バス停1つ目と2つ目を通過して、3つ目と4つ目で全員が降りてしまう… いつものパターンであった。が、1人か2人… まだ乗っていることもあるので、声を出して歌ったりはしない。

案の定、5つ目のバス停へ向かって交差点を右折しようとした時… 車内ミラーに黒い影が映り、通路を歩いてきて… 「あのぉ… すいません。××高校へ行きたいんですけど… どこで降りればいいですか?」と言ったのである。どうやら、彼は××高校停を通るバスに乗るつもりだったようだ。

私のバスは、××高校の西700~800mにある交差点(5つ目のバス停あり)を東へ左折せずに南へ直進… 300~400m南下した後に左折して、××高校の南500~600m辺り(8つ目のバス停あり)を東進する路線だったので、彼にどちらを勧めようか迷ったけれど… 乗るつもりだった路線の方が分かり易いと思って5つ目で降りてもらった。

その先、6つ目&7つ目のバス停からは10人くらいの老若男女が乗り、地下鉄の駅がある9つ目で降りて行った。そして、その先の交差点を直進したところ… 再び車内ミラーに黒い影が映り、通路を歩いてきて… 「このバスは、どこへ行くんですか?」と言ったのである。どうやら、そのおばさんは、交差点を右折するバスに乗るつもりだったようだ。

結局、終点の某運動場まで乗り、そこで地下鉄に乗り換えることにしたようだが… 今後しばらくは、このような新入生たちの乗り間違いが増えそうである。ん? おばさんも新入生なのかって!? あ、いや… あれは… 特殊メイ… 否、わざと老け顔に見えるようにして… 変な男に狙われないようにしているピチピチの大学生なんだよ。きっと…(そうだな、今の世の中… オマエのように変な奴が多いからなぁ~ ハハハ…)


あれが欲しい

2016年03月27日 22時14分53秒 | バス運転士
営業所前ターミナルでの乗車客扱いが一段落して、発車時刻になるのを待っていた時… 不意に車内から「あぁ、運転士さんが…」というお婆さんの声が聞こえた。私が「なんじゃらホイ?」と思っていると、お婆さんは席を立ってきて「あのぉ… 今、聞いたんだけど… あれ、地下鉄の… あれが欲しいんだわ」と言った。

私が「何のことやら、サッパリわかめラーメン!」と思いながら「土日切符のことですか?」と尋ねたのだが、どうやら違っていたようで… すると、お婆さんに“何か”を教えたと思われる女性が「ICカードのことでしょう?」とお婆さんに呼び掛けながら、自分のICカードを取り出して「これにお金を入れて使うんだけど… これじゃないの?」と説明してくれた。

しかし、お婆さんは“スッキリ”しなかったようで、相変わらず「あ、いや… あのぉ… これくらいの… 丸い…」と私に迫り続けた。その様子を見た女性が、再びお婆さんに「ほら、これ! 丸い…」と話し掛けながら、ICカードの黄色いマークを指差したのだが… お婆さんは「それそれ!」と言わず、ただ「何だかよく分からんのだけど… あのぉ… あれが… 欲しいんだわ」と、私に迫り続けたのである。

困った私が「何だか分からんって言われては…」と答えながら、「ん~~~? ひょっとして、オリジナルグッズのことかなぁ~? でも、丸いモノなんてあったっけ?」と考えていたら、さっきの女性の旦那さんと思われる男性が「お婆さん、ここの市民でしょ? フリーパスを持ってないの?」と問い掛けて… お婆さんは「あぁ、これ?」と言いながらフリーパスを取り出した。

すると、男性が「それがあれば地下鉄に乗れるがね」と言い、お婆さんは「あぁ、そうだわねぇ…」と言いながら着席したのだが… う~む… お婆さんは本当に納得したのだろうか? そのお婆さんが乗車する時にフリーパスを確認していた私は「自分以外の誰かのために“何か”を買おうとしていたのでは?」と思ったのだが… それとも、××ちゃってるのかなぁ~???(オマエと一緒にすな!)