昨夜11時頃、終点の某住宅地に到着した。最後に降りた人が、車内後部をチラッと見たので「どうしたのかな?」と思ったら、案の定… 座席の背もたれから一つの坊主頭が見えていた。
私が忘れ物チェックを兼ねて、彼を起こそうと通路を歩いて行ったのだが… 彼は寝ているどころか、耳栓をしたままゲームに熱中していたのである。私の口からは言葉が出てこなかった… が、すぐに彼は気が付いて「あ、終点か!」と言って降りて行った。
昨夜はもう一人、似たような人がいた。私が忘れ物チェックをしようとしたら、ジッと動かずに座っていて… 「どうしたのかな?」と思っていたら、「あ、すいません。降ります」と言って降りて行ったのである。そして、その手には携帯電話が…
バスが終点に着いてしまったけれど、“もう少しでメールを打ち終えるところだった”とか、“テレビ番組がちょうど良い場面だった”とか!? まぁ、終点だからいいけれど… もともと運行時間に余裕がなくて、次の発車時刻を過ぎている場合もあったりして… ね。
今日の午前○○時☆☆分頃、名古屋市△△区××交差点付近で地震がありました。揺れを感じたのは非常に狭い範囲で、震源の“高さ”は地上1mくらい… 松井運転士のバスの中と思われます。
乗客の話…「急にドンッと追突されたような衝撃があって、すぐに運転士さんが“ごめんなさい、すいません、失礼しました”と謝ってました。どうして地震のことを運転士さんが謝るのか不思議ですよねぇ…」
警察では、地震と松井運転士の因果関係について調べを進めているもようです(ウソ)
あぁ、久しぶりにやってしまいました。不本意なアイドリングストップを…
あるバス停から乗ったビジネスマン風の男性(推定40歳前後)が“背後席”に座った。乗客は全部で30名ほどだったか… バスが走り出してしばらくすると、その男性が何か話し始めたのである。
一瞬「携帯電話か!?」と思ったが、すぐに違うと気が付いた。なぜならば、私が高校の授業中に教科書を読んでいた程度の発音の英語だったから… もしも、それで会話をしているとしたら、相手もそれなりの日本人ということで、まったく意味がない。
つまり、それは独り言のようなものだったのだが、これまでに遭遇した“独り言愛好者(私も少々…)”とは少し違っていた。バスのエンジンが止まって静かになろうとも、お構いなしに喋り続けていたのである。声の大きさも変えずに延々と…
その男性が降りる時に見たところ、カバンの口から何かの印刷物が出ていた。英会話学校のテキストか、英語必須企業の会議用資料か… いずれにせよ、私には真似できません。勉強、お疲れ様です。
暑い暑い午後の某路線… 10名ほどのお客様を乗せて走っていた。ある交差点で信号待ちをしている時に、約100m前方のバス停を見た。そこには、見慣れない男子高校生20~30名の姿があった。
バス停で扉を開けると、500円玉やら千円札やらカードやら… 普段はこの辺りでバスに乗らないであろう彼らが続々と乗ってきた。夏休みということで、何かしら行事があったのだろう。
私は彼らの手元を注視して「500円玉はここへ… お釣りがここに出ます」「千円札はこっちへ…」などと、それぞれの投入口や挿入口を指し示していた。その時、彼らの白いシャツの袖口に施された赤い刺繍が、ボケな私の目に飛び込んできたのだが… そこには“某女子校”の名前が! もちろん、全員お揃いで!!
そこで、改めて彼ら… 否、彼女らの顔を見てみたが… どう見ても普通の女子学生たちであった(決して彼女たちが男っぽかったわけではない!)。さらに、私が男子学生服だと思っていたのは、裾の広がった紺色ジャージに半袖の白色スポーツウェアだったのだ。ホント、何も見ていない私…
夏… それは蚊の季節でもある。朝、バスの点検中に車内をプ~ン… 発車してしばらくすると目の前をプ~ン… たまには“瞬間片手運転”で仕留めることもある。
もちろん、営業所の中にも出没する。今朝も私が一匹の蚊を発見して、パンッと両手で仕留め… 潰れた蚊をパッパッと払い落としたものの、手のひらには真っ赤な血液が残ってしまった。
その時、私が「たまたま近くで殺人事件があって、たまたまこの蚊が被害者の血を吸っていて、たまたま営業所へ警察が聞き込みに来て、たまたま私の手のひらの血液に気が付いて連行される… なぁ~んてことはないですよね」と言った。
すると、あるベテラン運転士が「いやいや、その程度で済めばいいじゃないか。その血液に未知の病原菌が含まれているかもしれんぞ」と言った。どうやら、妄想好きは私だけではないらしい…