バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

新年度を前に“心の膿”を出す私

2012年03月31日 21時14分49秒 | バス運転士

いつぞやの“バスが絡んだ事故”の翌朝… 私のバスに3人のお婆さんが乗ってきて、その事故の話で盛り上がっていた。一番声の大きなお婆さん(または家族の誰か)が、そのバスに乗っていたようで… その時の様子を説明していたのである。

その話の中で、お婆さんが「運転士さんが“証明して、証明して”って何度も言ってて…」と言ったところ、それを聞いた他のお婆さんも「そうそう、私が高速バスで事故に遭った時も“証明して、証明して”ばっかりだったのよ」と言っていた。

確かに、私も上司から「事故に巻き込まれた時は(怪我人の救護はもちろん)、バスに非がなかったことを証言してくれる人の連絡先を聞いておくように」と言われた記憶があるけれど… ボケな私が、そこまで気を回せるかどうか… 甚だ疑問である。

というのも… 実際、これまたいつぞやの“私が街路樹と喧嘩した事故”の時… すぐに営業所へ電話をして「バスを街路樹にぶつけて、ミラーを壊してしまいました」と言ったのだが… 現場へ来たある上司から「言い方が悪い(言葉が足りない、正確な報告をしていない)」と言われたのである。

つまり、私が「ミラー(鏡面部分)だけではなく、ステイ(鏡面部分を支える腕)まで壊れている」と言わなかったので、その上司は「ミラーだけを持ってきて取り換えれば済むと思った」と言うのである。だから、二度手間になってしまったと… 確かに、それはそうかもしれないが… 私は、そんな時に冷静になれるほど、神経が太くないのだ。

さらに… その上司は「ステイのことを言わずにミラーだけを壊したように報告したのは、自分の罪を少しでも軽くしようという心理が働いていたからだ」と言ったのである。さすがの私も「カチン!」ときて「いや、それはありません。ここへ来ればすぐに分かることじゃないですか!」と言ったのだが…

上司は「いや違う… 自分ではそう思っていないようでも、心の奥底ではそういうことを考えているんだよ。そんなもんだ…」と言い、私は「お前はそういうセコイことを考えている人間なんだよ!」と決めつけられたような気がした。そこで私は「ここにもこんなのがいたのか… もう、いいや。何を言っても無駄だから…」と思って、その後は「はい…」「はぁ…」と心のない返事だけを続けた。

明日から新年度の始まりである。上司やモニターの評価は気にしないけれど、乗客には迷惑を掛けないように…(とか言いながら遅れるけれど…) とにかく、様々な事故だけは起こさないように、仕事をやっていきたいと思います。ホント、それだけ!


睡魔と闘う一日だった

2012年03月30日 22時41分50秒 | バス運転士

出勤日でも休日でも昼寝休憩でも… 私はいつも携帯のアラームを使って起床している。今朝も、携帯が「ブルブルブル…」と震える音で目覚めたのだが… 「もう起きる時間かぁ… あれ? どうして音が鳴らないんだろう… ん? 営業所からの着信じゃないか!」と気が付いて、すぐに電話に出た。

すると「松井くん、今、どのあたりまで来てますか?」と言われたのである。これは… 出勤時間が迫っているのに、まだ顔を見せない運転士に電話をして“確認する時に言う台詞”である。私は「えっ!? 今日は休みだって聞いていたので、自宅で寝てましたけど…」と答えた。

まぁ、細かい話はさておき… 私は着替え以外は何もせず、すぐに自宅を出た。そして、私がやることになっていた勤務の“最初の2時間”を他の運転士が走り、その後、私がそれを引き継いで最後まで走ったのだが… もしも私が“酒飲み(酒好き)”だったら、「明日は休みだから飲むぞぉ~」となっていて… とても出勤なんて出来なかっただろうなぁ…

しかし、私も「明日は休みだから…」と思っていたのは事実で、ちょっと夜更かしをしていたのである。ヘッドホンで音楽を聴いていて… リピートにしたまま寝てしまって… 一度、夜中に起きてしまったのである。そこで音楽を止めて、再び眠りに入ったのだが… それまで、ずっとヘッドホンから音楽が流れていたので、熟睡できていなかったかもしれない。

だから、マイカーでの通勤中および出勤後しばらくは、“緊急事態”ということで気持ちが昂っていたから良かったけれど… 気持ちが落ち着いてきて、バスの運転を始めてから最後まで、ずぅ~~~~~っと眠かったのである。だから、今日はずぅ~~~~~っと運転席の窓を開けて走っていた。もちろん“眠気防止”のために…

こうしてブログを書いている今も、まだ眠い状態が続いている… ちょっと瞼を閉じれば、すぐに眠りに入ってしまいそうである。今夜は音楽など聴かずに! 本も読まずに! すぐに寝るぞ!(とか言いながら、エッチな画像を見てたりして…) 見ねぇよ! 今夜は…


自転車の取締り強化をPR!?

2012年03月29日 21時45分28秒 | バス運転士

車道は片側三車線&歩道は自転車通行可の広い広い道路で、車道の左端を走っている自転車を追い越そうと思ったが、私のバスが左折する交差点の50~60m手前だったので、そのまま追走することにした。バスは少し遅れていたし、「そろそろ信号が変わりそうだ」と分かっていたので、本当は追い越したかったのだが…

“自転車&歩行者専用信号”が点滅を始めると、その自転車が減速したので、私は「止まるのか? それならば、車用信号が青のうちに追い越して左折したいが…」と思った。しかし、自転車は止まることなく、ゆっくりと動き続けていたので、それは出来なかった。

結局、自転車を追い越せぬまま車用信号まで赤に変わってしまったので、私のバスは停止線の直前で止まってさらに遅れることになってしまったのだが… その瞬間! なんと、その自転車は“車用信号が赤&右矢印”の間に、その広い道路の左端から一気に右折して行ったのである。

怪人・自転車男が減速したのは、赤信号で止まるためでなく… 右折車がそれほどないことを知っていて、自分が右折するためだったのか! 「自転車は車道を走りなさい!」と言われてから、バスと自転車のトラブルも多いらしいが… こんな怪人が多いのだから、当然と言えば当然である。

警察も「様々な自転車怪人に対して取締りを強化する」と言っているようなので期待したいところだが… 何しろ相手は“自転車怪人”である。ここは一つ… 怪人よりも速くて力強い“自転車警官チャリン、チャリバン、チャリダー”を登場させるしかないだろう。もちろんパートナー役の婦人警官も一緒にコスプレでPR活動を…


例の“嫁さん探しサイト”について

2012年03月28日 15時48分04秒 | 結婚情報サービス

先々週、例のリクルートが始めたという“価値観の一致するパートナーを紹介します!”サイトに無料登録をして、自分のプロフィールを9割ほど完成させた。まだまだ自己アピールを書き込まなければならないのだが、「どうせ無駄な…」と思ってしまって進んでいない。

それでも“価値観が近い”ということで「紹介したい方がいます」という自動メールが届いた。価値観以外にも趣味、映画や音楽の好み、休日の過ごし方、好きな料理、子育てについて等々… アンケートに答えた部分での共通点が表示されている。

現在までに紹介されたのは2名で、登録して間もなく1名、その人との“連絡可能期限”が切れた直後に1名である。もちろん、私は2名のプロフィールを拝見したのだが… 一人は大阪の20代、もう一人は東京の30代であった。

そのサイトには【今のところ、関東と関西と東海地方に限定したサービスを行なっていて、居住地については希望に応えられないこともある】と明示されているように、それはそれで仕方がないのだが… それ以前に、私のプロフィールへの“あしあと”は未だに0である。(つまり誰にも見られていないということ!)

東京であれ大阪であれ… 私のプロフィールを見てくれていれば、可能性もあると思うのだが… 正直、難しいでしょう。2人とも仕事を持っているみたいだし… それに、過去の“嫁さん探しサイト経験”から「20代というのは、私を騙すことが目的だろう」と思ってしまうのである。

ちなみに、紹介された相手に連絡(もちろんサイト内で!)を取ろうと思ったら… 当然“有料会員“にならなければならない。今はキャンペーン期間中で、有料登録をしても4月分までは無料になるのだが…

まぁ、有料会員になるのは“東海地方の女性”を紹介されてからでも遅くはないだろう。なぁ~んて思っているところへ、価値観バッチリの地元女性を紹介されて、「よっしゃ~!」と喜んで登録したら… 時節柄、それは“サクラ”だったりしてね。ハハハ…


左折する時の左側

2012年03月27日 20時58分32秒 | バス運転士

例の“事故隠し報道”以来… 「電柱でも縁石でも何でも… ちょっと擦っただけで警察へ連絡(&出頭)しなければならない」という大変厳しい状況になっている。

例の“街路樹との喧嘩”以来… 自分の視覚&ハンドル操作を信用していない私は、これまで以上に“左へ寄らない運転”になっている。

例えば… バス停の直前に駐車車両があった場合、以前は「後続車の邪魔にならないように!」と考えて、駐車車両&バス停ギリギリに止めていたのだが、今は「間違っても接触しないように!」と考えて“ガバッ”と間隔を取っている。

そんな昨日の午後… 半年くらい前(いや、一年くらい前? いやいや、もっと前だったかな???)に開通したばかりの交差点で信号待ちをしていた。すると、交差点の右方から“車体に社名とイメージカラーが描かれている”ワンボックスカーがやって来て左折…

が、左に寄り過ぎていたせいか、思いっ切り後輪を縁石に擦りながら乗り上げて行った… 車体が大きく上下に揺れるくらいの乗り上げだったので、「気付かなかった」とは言えないだろう。

まだまだ新しいその縁石には、その時だけのものとは思えないほどのタイヤの跡が… そう、それが“世間の常識”なのだ。こんな私もそんな世間の一人なのだが… バスに乗っている限り、そうも言ってられないのである。あぁ、縁石こわい…