バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

耳を疑う、目を疑う

2025年02月04日 11時28分13秒 | 病院の黒子(夕勤)
昨日は、私が出勤して僅か20分くらいで「松井さん、洗浄室の片付けを始めてください」と正社員から言われたので耳を疑った。そこで私は「えっ!? 全て… ですか?」と確認したのだが「はい、全部」と言われたので驚いた。どうやら、手術数が少なかったことに加え、ほとんどの手術がそれまでに終了していたようで… その30分後くらいに一件の手術の器具類が運ばれてきて、「あと一件だけ手術をやっていますが、その終了予定は23時なので、その洗浄は明日の朝になります」と言われた。

ということで、私は早々にやることがなくなってしまった。いや、やることがないのは私だけでなく… 私が洗浄室の片付けをやっている間にも、通常は手術室フロアで清掃をしている仲間たちが、他部署の窓口や滅菌室で作業を手伝っていたのである。それでも何とか自分がやれる作業を探したり作ったり… 最後の手段として“いつでもいいからやっておく作業”をやったりして時間の経過を待って… それさえも終わってしまったので、遅番の人たちと同じ時刻に退勤することになった。

そして病院の外に出たところ… 敷地が濡れていたので目を疑った。「えっ!? まさか雨? 今は止んでいる? いや、降ってるなぁ~ でも小雨だからいいか」と歩き出した。が、徐々に雨が強くなり… 「こりゃ駄目だ。傘が必要だな。某スーパーで買い物のついでにビニール傘も買うしかないのか… こうして自宅のビニール傘が増えちゃうんだよなぁ~」と思いながら某スーパーに入った。いつものように買い物を済ませて店の外へ出たところで「あ、傘を買い忘れた! でも、今は止んでいるのか… これはラッキー!」と思って歩き出した。

それから3分も経たないうちに雨が降り始め… 「これくらいならばいいか」と思っていたのだが、徐々に雨が強くなり… 風も強くなり… 頭の先から靴の中までびしょ濡れ… こんな状態になったのは久しぶりだった。出勤前に見た天気予報では、雨なんて一言も… いや、私がテレビをまともに見なくなったので、ちゃんと聞いていなかっただけなのか… 少なくともスマホでチェックした天気予報には傘マークはなかったはず… あぁ、今日は折り畳み傘を持って行かなきゃ… いや、某スーパーで綺麗なお姉さんに「すいません、途中まで傘に入れてもらえませんか?」と声を掛ければ…(間違いなく、変質者だと疑われるだろうなぁ~ いや、変質者だっけ? ハハハ…)


ゴミ袋の交換作業中に…

2025年01月30日 12時10分51秒 | 病院の黒子(夕勤)


昨日も一昨日も、私が出勤した後に続々と手術が終わり、次々と器具類が運ばれて大忙し… 当然のことながら、手術室フロアの清掃班も大忙し… 遅番の定時までに終わるはずもなく、私は洗浄室での作業を一段落させると、手術室フロアの応援(ゴミ回収など)に向かった。ゴミの詰まっているゴミ袋を抜き出し、空のゴミ袋を「パンッ」と膨らませてからゴミ箱の中にセット… それを何度も繰り返していた。

その時に“お菓子の小袋が1つだけしか入っていないゴミ箱”があったので、そこではゴミ袋の交換をせずにゴミを右手で摘まんで、左手に持っていたゴミ袋に入れたのだが… ゴミ箱の中のゴミ袋が膨らんでいなかったので驚いた。そう、ただゴミ袋の口だけを広げてセットしただけ… 私は「これじゃあ、軽いゴミは入り口で止まってしまうではないか! ちゃんと広げなきゃ…」と思ったのだが、すぐに「いや、軽いゴミは取りやすいし、重いゴミは勝手に下まで落ちるし… なるほどぉ~」と考えさせられた。

手術室フロアの作業を終えた後、洗浄室フロアに戻ってゴミ回収… ゴミの詰まっているゴミ袋を抜き出し、ゴミ箱の底に用意しておいた“新品のゴミ袋が10枚入っているビニール袋”を取り出した。「あれまぁ、ビニール袋の中に異物が入り込んでるな」と思いながら1枚のゴミ袋を抜き出したところ、その異物も一緒に出てきたので「あぁ、良かった」と思ったのだが… 異物はゴミ袋にしっかりと貼り付いたまま落ちなかった。

「なんで?」と思いながらよく見たら… なんと、異物がゴミ袋の中に取り込まれていたので驚いた。そう、異物の裏も表も綺麗にコーティングされていて、実に美味しそうな状態… こんなことは初めてだった。そこで一時保管… 退勤チェックした後に写真を撮ることにした。これが“チャック付きの保存用ビニール袋”だったら使えないので問題だが、使われた瞬間にゴミと同等の扱いなってしまうゴミ袋だから問題ないのである。う~む… 何となくゴミ袋に感情移入… 哲学的な話になっちゃうなぁ~(なんのこっちゃ…)


終了の遅い手術、差の大きい平熱

2025年01月29日 11時25分57秒 | 病院の黒子(夕勤)
先輩から「今週はずっと手術数が少ないみたい」と聞いていて、昨日の予定手術数が少ないことは分かっていたので「余裕だな」と思いながら出勤した。制服に着替えて出勤チェックをして洗浄室に入ったところ誰もおらず、洗うべき器具類が一つもなかったので「ひょっとして、ほとんどの手術が終わっちゃったのかな?」と思いながら、掲示板に貼られている予定手術一覧表を確認した。

すると、私の予想とは真逆で、ほとんどの手術が終わっていなかったのである。通常、私が出勤する前にはその日の手術の6~7割が終わっているのだが、なぜか昨日はほとんどの手術の終了予定時刻が“私の出勤時刻以後”になっていたので「こんなこともあるのか… わざわざ私の出勤時刻に合わせてくれなくてもいいんだけどなぁ~」と思った。(誰もオマエのことなんて考えてねぇよ!)

さて、出退勤時の体温測定では、事務室に置かれている体温計をみんなで使うので、自分が使う前と使った後に除菌ペーパーで拭くことになっている。スイッチを入れると前回の測定値(その前に使った人の体温)が表示されるのだが、ちょいちょい37度以上が表示されることがあり… 昨日も37度4分と出たので「マジか!? 私の平熱より1度以上も高いではないか!」と驚いた。

半年くらい前だったか… 私は“特にこれと言った症状はないけれど、何となく頭が重く感じられた数日間”に37度台前半の微熱を記録していたのだが… それが平熱だなんて信じられない。とりあえずネットで検索… 日本人の平熱の平均は36度8分!? マジか… 私は平熱の下限で、その人は平熱の上限… ん? 下弦と上弦? そりゃあ鬼… 否、先輩には逆らえないよね。なんちゃって~


安売りのビスケットとアイス

2025年01月28日 11時41分43秒 | 病院の黒子(夕勤)


昨日は手術数が少なかったので、みんなが余裕を持って(ちょいちょいお喋りしながら?)仕事をしていた。そういう私も、先輩Aさんから話し掛けられれば応えない訳にはいかず… 否、そもそも私は子供の頃から授業中の無駄口が多かった人間なので喜んで応対… まずは“評価の低い食品を実際に食べて少しでも持ち上げようとするネット動画”の話から始め、仕事帰りに寄っているスーパーで“いちごチョコが挟んであるココアビスケット”と“黒糖味のアーモンドチョコレート”などが激安価格で山積みにされいる話をした。

するとAさんから「どんなお菓子?」と聞かれたので簡単に説明… さらに「近所のスーパーでは同じシリーズの“抹茶チョコが挟んであるココアビスケット”が398円で売られているんですけど、それが半額以下の150円なんですよ。ただし、賞味期限が3月までですけどね。“黒糖味のアーモンドチョコレート”は賞味期限が5月で130円… これも半額以下だと思います」と言ったら、先輩は「帰りに寄ってみようかな」と言っていた。

終業時刻が近付き… 洗浄室でやることがなくなってしまった私が滅菌室へ行くと、Aさんと先輩Bさんが立ち話をしていた。近くに寄って聞いていたら、Bさんが「(私が仕事帰りに寄っているスーパーで)“ホワイトチョコのしましまアイス”が58円で売っていたから、どんなんだろうと思って買って食べてみたら意外と美味しかったよ」と言っていて… Aさんは「それじゃあ、今日は帰りにスーパーへ寄ってココアビスケットとホワイトチョコアイスを買わなきゃ!」と言っていた。

Aさんは自転車通勤なので常にスーパーの隅から隅まで見ているようだけれど、私は徒歩通勤… というか、休日も買い物は徒歩が基本なので、近所のスーパー以外で“アイスを含めた冷凍食品”を見る習慣がないのである。そんな話をしたら、先輩たちから「夏は無理だろうけど、冬はいいんじゃない?」と言われたので、昨夜は私もアイスコーナーへ… そして“ホワイトチョコのしましまアイス”と、その横にあった“白い板チョコのアイス(98円)”を買ってしまった。ヤバい… これでアイスコーナーを見る習慣が…(今週中には冷凍庫が一杯になりそうだな。ハハハ…)


急な変更! 自分の制服?

2025年01月24日 11時18分42秒 | 病院の黒子(夕勤)
一昨日は手術数が少なかったので、全ての作業が早めに終了… いつもならば、先輩たちが“その日の最後の滅菌”をスタートさせて退勤した後、出退勤時刻の遅い私が残って様々な雑用をこなしながら滅菌の完了を待つことになるのだが… その日は滅菌さえも早々に完了していたため、私が雑用をしてまで残る意味がなくなってしまった。そこで正社員から「今日は松井さんも帰りましょうか」と言われたので、急遽、先輩たちと同時刻に退勤することとなった。

とはいえ、男女兼用の狭いロッカールームなので、どちらかが先に帰ることになり… 正社員が「それじゃあ松井さん、僕らは先に上がりましょうか。◎◎さん(先輩)、戸締りなどをお願いします」と言ったので、正社員と私は先に着替えて職場を後にした。が、病院から出た瞬間に私が「あっ! (何となく私の担当になっている)手術室フロアの消灯をやってない!」と思い出し、正社員から「◎◎さんにお願いしてください」と言われたので、私だけ戻って先輩にお願いすることになった。(のんびり松井は、急な変更が弱点の一つだな)

しかし、残念ながら◎◎さんも着替えた後だったので、私が着替え直して手術室フロアへ行くことになった。使用済みの制服が詰まっている大きな袋は二つ… その一つの最上部にある制服(半袖シャツ)を手に取って「これだ、間違いない」と確信、そのすぐ下にあった制服(長ズボン)を手に取って「これ… ん? ウエストの紐が結んであるから違うな。この下にあるズボンは結んでないけど… もう一つの袋に入れたかも?」と半信半疑ながらも着用… 手術室フロアへ行き、誰もいないことを確認してから消灯した。

昨日、◎◎さんから「昨日、どうしたの? 着替えたの?」と聞かれたので「えぇ、ちゃんと着替えましたよ」と答えたら、「えぇ~っ!?」と驚かれたので「???」となってしまった。すると◎◎さんが「だって、誰の制服か分からないでしょ?」と言ったので、「あぁ、そういう意味か」と理解した私は「昨日の半袖シャツは古いもので、退職した先輩の名前が貼ってあったから間違いないし(かつては使用者が固定されていたが、現在は固定されていない。ごく一部、古い制服が混在している)、長ズボンは… ま、下着じゃないから問題ないでしょ」と答えた。あ、決して“そういう趣味”はありません。念のため…(ホントか? 怪しいなぁ~)