そんなに遅れるのが気に入らないならば…

ある雨の朝…　ある運転士さんが「さっき、通勤ラッシュで７〜８分遅れていた時、４０〜５０歳の男性客から“何とか時間通りに走れないもんですかねぇ？　私、遅刻したら会社をクビになっちゃうんですよぉ…”と言われたんですけど、どうしようもないですよねぇ〜！」と怒っていた。

さらに「状況を見て分からないんですかねぇ…　そんなに重大なことならば、もう少し早く家を出て来いって話ですよねぇ〜！」とも言っていた。また、私のバスには…　オバサン２人が「遅れとるねぇ〜」「あ、うん。３分くらいね…」と言いながら乗ってきたのだが…　実際は２分遅れだった。

そんなに遅れるのが気に入らないならば…　バス停１区間を１０分くらいに設定すればいいですかねぇ？　そうすれば、渋滞で７〜８分遅れても、バス停１つ２つで定時に戻るからいいですよねぇ？　ただし、終点まで２〜３時間は当たり前になってしまいますが…　　仕方がないですよねぇ？　もちろん、途中で“トイレ休憩”を取りますよ！　ハハハ…

また、様々な系統のバスが合流するバス停では、何台ものバスが時間調整停車をすることになり、順番待ちのバスがズラ〜リ…　それが交差点の近くだったり、駐車車両がいたりしたら…　バスが道路を封鎖する形になって、とんでもないことに…　しかも、それが“終点の１つ手前”だったりしたら…　結局、最後の最後で遅れたりしてね。ハハハ…

私の脳はボケボケ街道まっしぐら！？

最近、自分の将来に不安を感じて…（そう言っとる奴ほど、不安に思ってないんだよ！）　ボケに関する本を買ったりしている（買っただけで、読まなかったら意味ないんだぞぉ～）。それらの本には、脳をトレーニングする様々なテストやパズルなどが掲載されている。が、その前に…　今の自分が“ボケボケ街道”を走り始めているのかどうかを知るためのテストがあったりする。

１■仕事は２つ以上を掛け持ちして…　いない。
　　　だって、２台同時に運転するのは無理！（そういう意味じゃない！）

２■１日に会話する相手は１０人以上…　いる。
　　　「お待たせしましたぁ～」って言ってる！（そりゃ会話じゃない！）

３■１週間に４日以上は電車やバスで外出して…　いる。
　　　ほぼ毎日！（そりゃ仕事だろ！）

４■３～５年後の夢は…　ある。
　　　とりあえずクビになっていないこと！（そりゃ夢とは言わない！）

５■行ってみたい旅行先が３か所以上…　ある。
　　　魔界、霊界、奇々怪々…（アホ！）

６■カラオケでは新しい曲に挑戦…　しない。
　　　歌う前に覚えられない！（だろうな！）

７■定期的にやるスポーツは…　ある！　テニス！
　　　これだけは胸を張って言える！（どうせ喋っとるだけだろうがぁ～）

８■心ときめく友人・知人・有名人が…　今はいない！
　　　昔は“時をかける知世さん”だったけど…（古いなぁ～）

９■模様替えや大掃除を定期的に…　やってる。
　　　２０年に一度くらい！（それを定期的というのか！？）

１０■お気に入りのお店５軒をすぐに紹介…　できる。
　　　ア●タ、西●、セ●ンイレブン、ロ●ソン、ス●薬局…（色気のない生活だなぁ～）

１１■週に１度は図書館や書店で本をチェック…　する？
　　　そして、開いて臭いをかぐ！？（オマエは※※野郎か！）

１２■気になる言葉や有名人はすぐにネットで…　調べる！（ガラケーなのに？）

１３■政治、経済、株などの動向をチェック…　しない。
　　　ミ●ネ誠司さんの紅白司会は…（う～む、どうだろうなぁ～）

１４■ヤリガイのある仕事をずっと…　続けたい。
　　　今の仕事はヤリガイがあるからなぁ～（またぁ～　ホンマかいなぁ～）

１５■週に１度はデパートや雑貨屋さんへ…　行かない。
　　　だって、似合わないもん！（自分を分かっとるねぇ～）

１６■体重計には毎日…　のってるのってるぅ～！（オマエはジ●ー大西か！）

１７■こつこつ貯金を…　している。
　　　菓子箱に５００円玉が貯まった！（だけど、両替を嫌がられるんだよねぇ…）

１８■月に１度は美容院へ…　行くわけないじゃん！
　　　私服はジーパンとジャージしかない私が…（そりゃそうだ！）

１９■今、欲しいものが３つ以上…　ある、ある、ある！
　　　地位、名誉、お金！（ウソつけ！　このヘソ曲がり皮肉男がぁ～）

２０■月に１度は映画・演劇・コンサートなどへ…　行かない、行けない。
　　　休日…　テニスの後は熱中症でヘロヘロだから…（もう、いい歳なんだから…）

以上２０個の内、「はい」が１１個以上だと“イキイキ街道まっしぐら”で、５個以下だと“ボケボケ街道まっしぐら”ということなのだが…　私は７番、１６番、１７番の３つだけ…　やはり、ボケボケ街道を驀進中！　ま、分かっていたこととはいえ、ちょっとショック…（そんなことを言っとる奴ほど、何も気にしてないんだよぉ～　松井家の家訓は“なるようになる！”じゃなかったっけ？　ハハハ…）

前回と今回のモニターチェックから

前回のモニター採点シートは２枚で６５点と７０点…　今回のモニター採点シートは１枚で６６点…　ある上司から「松井くんにしては上出来かな？」と言われたので、「いやぁ〜　まぁ、だいたいこんな感じだと思いますよ」と答えた。ちなみに、今回の私は第２位で…　第１位は“金メダルコレクター”の先輩運転士さんであった。あ、もちろん下から数えて…

ただ、一つだけ驚くべきことが…　なんと！　私が３枚連続で“左折時一旦停止している”とチェックされていたのである。その時の状況によって、止まったり止まらなかったりの私は「何かの間違いじゃないだろうか？」と思ったのだが、よぉ〜く考えてみると…　最近は、以前と比べて“左折時に止まる回数”が増えたような気がする。

「ひょっとして歩行者の数が増えたのかぁ〜？」などとアホなことを考えながら、今日も某総合駅着発の路線を走っていたのだが…　その時、「もしや！？」と気が付いたことがある。以前は、某総合駅を出て１つ目のバス停を通過したら、信号の変わり目で一気に左折するように頑張っていたのだが…　最近は、ゆっくりとバス停を通過して、赤（または黄）信号で止まるようになったのだ。急いで行っても、いくつか先のバス停で時間調整停車をすることになるので…

そうすると…　青信号に変わる頃には歩行者や自転車がいて、左折時一旦停止…　という具合である（多分）。ちょっと前に、ある上司から「松井くんは、左折時一旦停止していないということで、本丸のブラックリストに載っているんだよ」と言われたことがあるのだが、私は光栄に思っている。だって…　ブラックが言うブラックなんだからホワイトでしょ？　なんちゃってぇ〜　さ、さ、次回はブラックらしく“左折時一旦停止していない！！”とチェックされているかな？　ハハハ…

聞こえない、聞こ聞こ… 聞こえちゃった！？

昨日、ある運転士さんが…　「千円札を手に持ったオバサンが、何かボソボソ言いながら乗ってきて…　それがまた、聞き取れないほど小さな声だったので、“多分、独り言だろう”と、運賃箱の千円札挿入口を示したところ…　かすかに“いちにち”という言葉が聞こえたもんだから、慌てて止めたよ。危なかったぁ～」と言っていた。

たまに、「一日乗車券ください」と言うが早いか、運賃箱の硬貨投入口へ６００円を入れてしまう人がいて…　運賃箱は、機械的に釣銭３９０円を出すだけ…（だって機械だもん！）　そういう場合、営業所で上司に申告すれば（ドライブレコーダー映像もあることだし）２１０円を返金してくれるのだが…　まぁ、面倒臭いと言えば面倒臭いからねぇ～

同じく昨日、私が“巡回もどきバス”をやっていて、ある交差点を右折した時…　オバサンの「△△駅の方へ行くんじゃ…」と呟く声が聞こえたのだが…　それがまた、私に呼び掛けていると分かるほど大きな声でなく、独り言のように小さな声だったので、私は「何か返事をした方がいいのか、聞こえない振りをした方がいいのか…」と迷ってしまった。

もしも、私のバスが△△駅へ行かないならば、迷うことなく返事をしたのだが、右回りか左回りかの違いだけだし…　コンピューター音声も△△駅へ行くと言っているし…　また、△△駅への到着が１時間も２時間も違うならば、これまた返事をしたのだが、１０分か１５分の話だし…　私は「わざわざオバサンの恥ずかしさを倍増させることもないか」と思って、聞こえなかったことにした。

結局、オバサンは…　某地区をグルッと回るコースの“△△駅とは真反対のバス停”で、「ありがとぉ～」と言いながら降りて行った…　う～む…　どーゆーこと？　ドゥーユーノゥ？　そっか、ただオバサンが思っていたのと逆回りだったから驚いただけで…　どっちでも良かったんだぁ～！　ん？　実は、オバサンは何も言っていなくて、私の耳に聞こえたのは…　××の声じゃないかって！？　ひぇ～～～！

最終バスを運転中に…　運転席の脇から白い手が出てきて…　運転士が腰に付けているカバンの中の一日乗車券を、「土日切符が１まぁ～い…　土日切符が２まぁ～い…」と数え始めて…　「土日切符が９まぁ～い…　（１０枚あるはずの土日切符が）１まい足りなぁ～い…」と呟かれたりして！？　そうなったら、怖いとか何とか言うよりも、マジで「ひぇ～～～！（６００円自腹！）」だな。ハハハ…

梅雨半ば、好天に恵まれた日曜日に…

朝、緩やかな左カーブを抜け、あるバス停を確認…　そこには、単なるスポーツウェアではなく、明らかに“野球”と分かるユニフォーム姿の集団がいたので、私は「あぁ～　やっぱり、私のバスには男しか乗らないのかぁ～」と思いながらバス停で止まり、前扉を開けた。

すると、引率らしき男性が「子供１３人、大人２人でお願いします」と言ったので、私は「ほらねぇ～　引率まで男だもんなぁ～」と思いながら「子供…　１…　３…　大人…　２…」と呟きながら運賃箱のボタンを操作していたのだが、私の視界の左端を通り過ぎて行く少年たちに違和感を覚えた。

そう、彼ら…　否、彼女たちは“野球を愛する少女隊”だったのだ。ん？　本当はソフトボールじゃないかって！？　う～む…　でも、短パンじゃなかったからなぁ～　多分、ベースボール…　というか、種目なんてどうでもいいのだ！　そのメンバーが男か女か、それが問題なのだ！（どういう問題なのだ？）

終点に到着して、乗車時に言われていた領収書（正確には領収確認書）を手渡そうと…　すると、もう１人の引率らしき女性がやって来て…　私は心の中で「Ｏｈ～！」と…（Ｏｈ～って何だよ！）　また、昼寝休憩後にも、あるバス停から営業所前ターミナルまで“スポーツウェア乙女軍団”を乗せ…　単純ボケ松井は、一日中ハッピーな気分だったとさ。めでたい奴、めでたい奴…