バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

夜の市内中心部行きで…

2019年02月28日 21時24分43秒 | バス運転士
昨夜遅く、市内中心部へ向かっていた時のこと… あるバス停で乗ったお姉さんが「すいませぇん」と言いながら私の左腕に両腕を絡ませ…(ないない!) 「細かいのがなくてぇ~」と言いながら運賃箱の上に110円を置き、大きな財布の中が私にも見えるように開けて、小銭入れ部分の中に入っている数枚の1円玉をチャラチャラと掻き回していた。

その様子を見ていた私は、ただ何となく「ひょっとして“次回でいいです”と言われるのを期待しているのかな?」と思いながら両替用の紙幣を取り出し、お姉さんが出した一万円札と交換しながら10円玉を硬貨投入口に入れ、「こちらに千円札を…」と言いながら千円札挿入口を指差した。

運賃支払い後、お姉さんは背後席に座り、平和な車内が続くかと思われたのだが… 3分と経たない内に、背後から“友人と思われる相手と電話で話している声”が聞こえてきたのである。“恩を仇で返された気分”になった私は猶予を与えず、赤信号で止まってすぐに窓側から背後席を覗き込み、化粧をしている女の顔を見ながら「電話、やめてもらえませんか?」と注意した。

多分… その女はキャバクラへ出勤するところだったのだろう。最初の「すいませぇん」が少し甘えたような口調になったのは、“仕事のクセ”が出てしまったに違いない。もう7~8年前になるだろうか、私が“嫁さん探し”&“社会勉強”のために、3か月ほどキャバクラへ通っていたのは… 今回、キャバ嬢に「次回でいいです」と言わなかったのは、その時の勉強の成果…(はぁ? ただ単に、その女が好みのタイプじゃなかっただけだろ? ハハハ…)


まつい様は告らせたい!?

2019年02月27日 21時04分37秒 | バス運転士
ランチ前の休憩室で… いつも安全運転の運転士さんが「今日は54キロも出しちゃった(会社の規則では49キロまで)」と言ったので、「あれ、珍しい…」と言ったら、「1日付で◎◎営業所へ転勤なんで、何でもありですよ」と言ったので驚いた。ただ、以前ならば“転勤の3日前”だった特上司からの告知が「23日に言われた」そうなので、その点だけは”評価“できる。(オマエは何様なんだよ!)

さて、いつも「何月何日に転勤があるらしい」という噂が流れる度に、運転士の間で「誰だ?」という話で盛り上がるのだが… 予想が外れることも多い。今回も、その運転士さん以外に複数の“希望者(◎◎営業所へ異動になってもいいと申告している運転士さん)”がいるはずなのだが…??? “行きたい人を行かせない(転勤=嫌がらせ)”という考えは、昔から変わっていないようで…

ただ、今回の転勤を言われた運転士さんは「以前、私が特上司に“◎◎営業所以外へ転勤させられたら会社を辞めます”と言ったことと、いつも“転勤要員として私の名前が挙がっている”という話をされて、“私(特上司)が4月で定年退職してしまうので、後任の特上司から◎◎営業所以外へ転勤を命じられるかもしれないから… それよりはいいでしょう”と言われた」と言っていた。

なるほど… まぁ、◎◎営業所ならば、その運転士さんにとっても過去に経験済みの勤務地だし… だがや市内と違って運転中の精神的ダメージは少ないし… 私も通勤距離が短ければ戻っ… あ、そういえば、その運転士さんが「もう一人、16日付で◎◎営業所へ転勤になるみたい。誰だか知らないけど…」と言っていたのだが… ん? まつい様は特上司に告らせたいのかって!? いやいや嫌じゃ~! ハハハ…


メガネ屋さんDにて

2019年02月26日 20時22分06秒 | いろいろ
一昨年の夏、商業施設Aの中にあるメガネ屋Bでレンズを新しくしたのだが、そこの店員私との“相性”が悪かったようで… 「二度と行くまい」と心に決めた私は、買い物で商業施設Aに立ち寄る時も、メガネ屋Bの前を通らないようにしていた。昨年、商業施設Aの向い側に商業施設Cができ、その中には“数年前に今のメガネを買ったメガネ屋さんD”も入っていると分かっていたのだが、「行こう行こう」と思いながらも「見えないわけじゃないんだし」と思って時だけが過ぎ… 今年になって、ようやく重い腰を上げて行ってみた。

初めて訪れた商業施設Cの入口では、綺麗なお姉さんから某キャラクターが印刷された手提げビニール袋を差し出されたので、「ティッシュでも入っていればいいな」と思いながら受け取ったのだが… その中には“ケツもふけない鼻もかめない海外旅行のチラシ”しか入っていなかった。残念… さて、まずはフロアガイドを凝視… 真っ直ぐメガネ屋さんDへ向かった。その日は日曜日、さすがに来店客が多く… 一瞬、「またにしようかな」と躊躇… その時、お店のお姉さんEから声を掛けられたので、私は右目の乱視とレンズの話をした。

すると、すぐに検査担当の男性(店長)とバトンタッチ… 私はガッカリ… しかし、「右目の視力低下は乱視と関係ない」「メガネのレンズで網膜に焦点を合わせるには限界がある」「左目の方がよく見えるのは、これまで左目で物を見てきたからではないか」などなど… とても丁寧に説明をしてくれたので、私は「売上第一主義という空気を感じたメガネ屋Bとは違うなぁ~ メガネ屋さんDは、どの店舗も雰囲気がいいなぁ~」と思った(あくまでも個人の感想です)。ということで、今回は“薄型レンズで可能な限りの矯正”をすることにした。

店長から「レンズの在庫はありますので、少しお待ちいただければ出来ますが… キズが付きにくくするなどの加工レンズにされる場合は、お日にちをいただくことになります」と言われたので、私は「いえ、普通のレンズでいいです」と即答した。すると、店長から「では、フレームをご覧いただいて… 決まりましたら、また声を掛けて下さい」と言われたので、私は迷わず“スポーツタイプ”のコーナーへ… そこに“今のメガネと全く同じフレーム”が並べられているのを見て「いくら気に入っていると言っても、全く同じじゃあなぁ~」と思っていたところ、さっきとは別のお姉さんFから声を掛けられたので、二つ三つ質問をしてからフレームを決めた。

そのままお姉さんFと一緒にランチを食べに… 行けない、行けない! カウンターへ移動したところ、またもや「レンズの加工はどうされますか?」と聞かれたので、私は「さっきも言われたんですけど…」と断ろうとしたのだが、「キズが付きにくい加工はお勧めです。プラスチックレンズは割れにくいんですけどキズが付きやすいんですよぉ~」と言われ… 思わず私は「私の心と同じだ」と言ってしまったのだが… その時のお姉さんFの笑顔は素敵であった。結局、私は“キズが付きにくい加工”をお願いすることに… さらに“ブルーライトカット”も加えてしまい… さらにさらに“使い捨てメガネ拭き(64枚入り)”まで買ってしまったのだった。いつもタオルやティッシュで拭いてしまうのに…

約一週間後、再びメガネ屋さんDへ行き、お姉さんFと再会… 新しいメガネを掛けてみたところ、「スタイリッシュで素敵ですよ」と言われたので、私は自分の顔を両手で隠しながら「顔はスタイリッシュじゃないけどね」と言ったのだった… お姉さんFは少し戸惑いながらも「いえいえ、そんなことはありませんよ」と言いながら笑顔を見せてくれたのだが… もしも、このブログを書いている人間が私だと知っていたら… 「ホント、そうですね。顔をメガネの方に合わせればカッコイイんですけど…」とでも言ってくれただろうにねぇ~ ハハハ…(もしも知っていたとしても言わないだろ! 仕事中には…)



お爺さんの本当に行きたい所は…

2019年02月25日 21時34分31秒 | バス運転士
先日の夕方、A駅経由B駅行きの折り返しで某所へ向かっている途中、バスが橋を渡っていた時のこと… 一人のお爺さんがゆっくりと席を立ったので、「ひょっとして…」と思っていたら、運転席の横までやって来て「このバスは… あの地図をどっちへ行くの?」と言った。

私が「ん? 地図って… 青い案内板のことかな?」と考えていると、お爺さんが「あそこに… 地図あるよねぇ? 分かる?」と言ったので、私は「あぁ… 真っ直ぐ行きます」と答えた。すると、お爺さんが「もう暗くなったもんで、このまま家へ帰ろうと思って…」と話し始めたので、私は「おいおい… 一体、何を言い出すんだ… 大丈夫?」と少し不安になった。

さらに、お爺さんが「A駅の4番乗り場でバスに乗れば、あんたの行きたい所へ行くって言われたんだけど…」と言ったので、「行きたい所って何処ですか?」と尋ねたところ、お爺さんが「※※区」と言ったので、「えっ!? このバスは※※区まで行かないですよ(A駅から※※区へ行くのは6番乗り場なのだ)」と答えた。

「お爺さんの目的地が本当に※※区かどうか確認しなければ!」と思った私が「行きたいバス停の名前は分かりませんか?」と尋ねたら、お爺さんが「某私鉄本線の… あぁ… ××駅(確かに※※区である)」と言ったので、私は「××駅てすか!? それならば、次のバス停で乗り換えて営業所前ターミナルまで行って、そこで▲▲行きか◆◆行きに乗るしかないですねぇ…」と答えた。

すると、お爺さんが「A駅の4番乗り場に“●●え(市内中心部)”って書いてあったもんで…」と言ったので、私が「え!? “●●え”行きは※※区へ行かないですよ」と即答したところ、お爺さんが「“●●え”じゃなくて“●●いね(営業所前ターミナル行きまたは某住宅地行きの途中にある)”」と言ったので、私は「あぁ、“●●いね”か。それならば4番乗り場から出るバスが行くからなぁ~」と納得… できるわけがない。

「最初に言った“※※区の××駅”はどうしたんだ!? それに“●●いね”は※※区じゃなくて◎◎区だぞ」と思った私は、お爺さんが本当に行きたいのが“××駅”か“●●いね”か分からなかったけれど、「営業所前ターミナル行きならば、どちらにも対応可能だから」と思って「営業所前ターミナル行きに乗って下さい」と念を押して降りてもらったのだが… お爺さんの本当に行きたい所は、やっぱり天国かなぁ~ ハハハ…(こらこら! そういうオマエは地獄行きだけどな。ハハハ…)


誤収受と10円券

2019年02月24日 19時12分50秒 | バス運転士
今日は某地区(郊外)巡回をメインとしたコースを担当したのだが、まずは“巡回もどき(一つの系統番号に6種類のルートがある)”の一つ、“日曜日・休日限定”の“右回りルート”から始まった。朝7時半過ぎ、乗客ゼロで某駅を発車… 「このルートは乗客が少ないんだよなぁ~ このまま乗客ゼロで最後まで行けるかも…」なんて甘い話はなかった。某駅から四つ目のバス停で、一人の男性が待っていたのである。

私がバスを止めて「おはようございます」と言いながら前扉を開けると、男性が「土日切符ください」と言いながら600円を差し出したので、私は窓際に用意してある土日切符を手に取っ… と、その時! 「ピピッ」という聞き慣れた音が聞こえたので、「おいおい… まさか…」と思いながら振り返ると、運賃箱の画面に「ICカードから210円を引いちゃったよぉ~」という表示が出ていた。

どうやら“男性が首からぶら下げているスマホが運賃箱のセンサーに接近… その中のICカードが反応した”らしいと分かったのだが、男性は気付いていない様子だったので、私は「男だから放っとくか!」と… 否、「しょうがないなぁ~」と思いながら「すいません、今、そのスマホが反応して210円を引いてしまったので… これからは気を付けて下さい」と言いながら(そういうオマエも人のことを言えないけどな!)、財布から取り出した現金210円を手渡したのだった。(営業所で上司に報告すれば返してもらえるけれど… みんな面倒臭がってやらないんだよなぁ~)

そして、次のバス停へ向かっている時… 「あ、10円券(一応、運転士は現金を所持しないことになっているので、乗客が誤って運賃を払った場合などに使う返金用チケット。210円ならば21枚を渡す)で返せば良かったのかぁ~」と気が付いた。実は、半弊社へ転勤させられた時に「10円券は換金できない」と教えられたので、ずっとそう思っていたのだが… つい先日、10円券の裏面に“本券と券面記載相当額の現金をバス営業所でお支払いいたします”と書いてあると言われて驚いたばかりなのだ。

だから、すぐに“10円券で返す”という考えが浮かばず… これまで通り現金で返してしまったのである。それにしても… これまで誰も気が付かなかったのかなぁ~(そういうオマエもな!) 多分、ほとんどの運転士さんが換金できることを知らなかったんじゃないかなぁ~ そうそう、10円券についてもう一つ… “本券は、発行の日から3月間、バス乗車料金の一部としてご使用できます”とも書いてあるのだが… 発行日なんて書いたことがない! そもそも“発行日記入欄”なんてあったっけかなぁ~??? ハハハ…