バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

一日に二度も見てしまった…

2013年02月28日 23時34分00秒 | バス運転士

営業所から回送で行って、某路上停に着けて前扉を開けた。なぜか、歩道で待っていた人たちはバスの前を回って車道から乗り込み… なぜか、対向車が次々と私のバスを避けて行き… と、そこでようやく気が付いた。私が道路の反対側のバス停に“逆向き停車”をしていることに… もちろん“今朝の夢の中”での話である。(夢の中でもボケはボケ!)

そこで私は営業所へ電話をしたのだが、いつの間にかバスの向きが180°変わっていて、「その先の大きな交差点でUターンして、本来のバス停から発車して!」と言われ… 「帰ったら反省文を書かなきゃ… これでブログのネタが出来てしまった…」と思ったところで目が覚めた。

「変な夢を見たなぁ~」と思いながら出勤して、9時頃には前半の乗務を終えて4時間ちょっとの休憩時間に入った。そしてマイカーの中で昼寝を… すると、またもやバスの夢を見てしまったのである。

私は遊園地の跡地のような広い待機場所の一角にバスを止めて休憩室に入った。しばらく談笑した後「そろそろ発車時刻だから~」とバスに乗り込んで回送で走り始めたのだが… それが自分のバスではないことに気が付いた。

「こりゃいかん!」と慌てて途中で引き返そうとした時、運行カードの次の発車時刻(紙に印刷されている数字)が00分になったり20分になったりして… 「間に合うのか、間に合わないのか…」とドキドキしていたら… そこで目が覚めた。

バスの夢(ほとんどが悪い夢)をたまに見るけれど、一日に二度も見たのは初めてかもしれない。昔、“夢は、脳が行うストレス解消法の一つ”という話を聞いたことがあるような… ひょっとして、いつも私は大ボケをやらかすことでストレスを解消しているのか!?(そんなアホな!)

それが最近、現実の世界では大ボケをやっていないから、夢の中でやらかしてストレス解消… う~む… 大ボケをやってしまったら、その後が大きなストレスになることは分かっているのに… まさか“ストレス=快感”なんてことは…(おいおい! それこそ変… じゃないかぁ~)


行き当たりバッタリならぬ…

2013年02月27日 19時00分52秒 | いろいろ

先日、テニススクール仲間数名と電車に乗って遊びに行った。集合場所は名古屋駅、集合時間は7時30分だったのだが… 私は職業病なのか早く起きてしまったので、6時過ぎには名古屋駅に着いてしまった。

私は「名古屋駅なんだから、喫茶店でも何でもあるだろう」と気楽に考えて、途中の駅で新聞を買って行ったのだが… ない、ない、ない… 軽く時間を潰せる場所がなかったのである。

太閤通口(新幹線口)の某ハンバーガー屋さんは満員、道路の反対側にある某ファミリーレストランも満員、グル~ッと歩いて行った別の某ハンバーガー屋さんも満員… 喫茶店の営業開始はすべて7時から、7時から、7時から…

「そういえば、某レジャービルの地下にゲームセンターがあったような…(いつ頃の話だ?)」と思って行ってみたら、ネットカフェになっていた。「よぉ~し、これでゆっくりできる」と思ったのも束の間… 会員制になっていて「入会手続きには身分証明証が必要」と言われてしまい… 私は泣く泣く外へ出た。

結局、名古屋駅周辺をウロウロしているうちに7時を過ぎていたようで… 「あ、喫茶店が開いてる!」と思うが早いか、私は“うっかり”入ってしまったのである。もう、そんなにゆっくりしている時間なんてないのに… 私がそのことに気付いたのは、席について時計を見た時で… 慌ててパンとコーヒーを飲み込んで、集合場所へ向かった。

午前11時頃、日帰り旅行の“メインディッシュ”を前に、みんなは温泉へ… 風呂に興味のない私は、その1時間だけ単独行動を取って“そこから徒歩数分のところにある競艇場”を見学に… 否、「みんなの旅費を稼いでやる!」と豪語して行ったのだが… 結果は書くまでもない。しかも、メインディッシュ会場へ戻る時には、強風と雪に見舞われる始末…

夕方、帰りの電車の待ち時間を過ごすために、駅前の喫茶店に私が先頭で入って行ったのだが… お店のご主人から「5時で閉めちゃうけど、それでもいい?」と言われてしまい、泣く泣く店を出て別の食堂へ… もう朝から夕方まで、喫茶店に嫌われっ放し… 競艇でも完敗の… “行き外れサッパリ”な一日であった。

とはいえ… 朝7時30分の集合から始まり、行きの電車、メインディッシュ、プチ観光、帰りの電車… 夜8時頃に駅のホームで解散するまでの約12時間、ほとんど喋りっ放しの楽しい一日を過ごすことができた。が、翌朝4時半に起床した私は… さすがに疲れを感じていた。何とか無事に仕事を終え、もう一晩ぐっすりと眠って… 日帰り旅行の二日後に、ようやく疲労回復した。やっぱり年には勝て… ん? 年齢ではなく、喋り過ぎが原因だろうって!? ハハハ… そ、そ、そ、そうかも…


無事故表彰ねぇ…

2013年02月26日 15時59分01秒 | バス運転士

弊社には無事故表彰なるものがある。3年とか5年とか10年とか… だったかな? こんな私でも金一封をもらった記憶があるのだが… ご存知のように、これまでにバキッ&ゴンッ&ガッシャンとやっているので、入社から10年ちょっとで10年表彰は有り得ない。3年か5年か… 覚えていない。次にもらえるのがいつなのか… 分からない。

さて、そんな無事故表彰なるものは… ほぼ全社員が対象らしい。まったくバスの運転をやらなくなった上司たちも、その対象だというのである。おいおい… 運転しないんだから、無事故に決まってんじゃん! それこそ無駄な経費じゃないか! “年間200日以上の乗務がなければ、その年はカウントしない”くらいのルールは作ってもらわないとねぇ… そんなに金一封が欲しいのか?(欲しい!)

お金に執着すると言えば… 以前、こんな噂話を聞いたことが… ある上司が、やることもないのに勝手に早朝出勤してきて、自分に“時間外手当”を付けていたとか… そして、その上司は“ただ怒られただけ”で済んだとか… ま、あくまでも私の耳に入ってきた噂話ですけどね。とはいえ、火のないところに煙は… あ、科学の発達した現在は、火がなくても煙は立つのかぁ~ ハハハ…(なんちゃって…)


某住宅地発A駅行きと営業所前発B駅行き

2013年02月25日 19時59分10秒 | バス運転士

朝の通勤通学時間帯… 私は某住宅地の転回場で、道路の反対側右方にある路上の某住宅地停へ着けるタイミングを考えていた。なぜならば、私のA駅行きバスと“同時刻発車のB駅行きバス”が、営業所前ターミナルから来ると運行カードに書いてあったからである。

2台のバスは、そこから5つ先のバス停まで同じ道を行き、その先は別々のバス停(道)を行くことになるのだが… 私が“優先順位”を決められずにいるうちに、発車時刻2分前を切ってしまった。

結局、土壇場まで決められず… B駅行きのバスが左折して来る交差点を転回場から見ながら「今の青信号で来なかったら、先に行こう」と思っていたところ、某住宅地停の発車時刻ちょうどになる感じでB駅行きのバスが左折して来たのである。

そして、そのバスが私の目の前を左から右へ坂を上って行き、私はそれを追走することにしたのだが… 2つ先のバス停でB駅行きのバスが止まったまま、なかなか発車しなかったのである。

「まさか… 半弊社ダイヤ特有の“同じ時間に同じ道を走る”のに、一つは1分、もう一つは2分という時間設定なのか!? しまったなぁ… 私が先に行くべきだったのかぁ~!」と思っても後の祭りであった。

時計が00秒を示すと同時に、前のB駅行きが「お待たせしてスイマセン」と言うようにハザードランプを点滅させながら発車するのを見て、「あぁ… 前のバスの運転士さんに余計な気を遣わせるわ、自分のバスは無駄な時間を使わされるわ… 最悪の展開… 次回は先に行こう!」と私は誓った。

その先の“分岐点となる交差点”で、前のバスは右折レーン、私のバスは直進及び左折レーンの先頭で止まることになり… その時、ほぼ同時に両者が「悪いね」「いえいえ」という感じで頭を下げながら挙手をしたのだが… もしも車内モニターが乗っていら「禁止されている挨拶の挙手をしたなぁ~!」とチェックされたに違いない。ま、いいんだけど…


アメリカンモーニング!?

2013年02月24日 22時00分40秒 | バス運転士

朝8時過ぎ… 営業所前ターミナルのバス乗り場には、お爺さんと若い女性の2人だけが立っていた。が、お爺さんは時刻表を書き写しているだけだったので、女性だけが黙ってバスに乗った。

しばらくして若い男性が乗ったのだが、運賃箱と私には目もくれずに通路を歩いて行こうとしたので、私は彼の肩を軽く叩いて呼び止め… と同時に、彼が「※★◎▼~」と英語で喋り始めたのである。しかも私には背中を向けたまま… 「なんじゃコイツは!?」と思っていたら、先に乗っていた女性が「◇×☆▽~」と英語で喋りながら席を立ってきたのだった…

女性に促された彼が無事に運賃精算を終えたところへ、さらに2人の男女が英語を喋りながらやって来て、4人でペラペラと喋っていた… 後から来た2人は見るからに外人さんだったのだが、その前の2人はパッと見ただけでは分からないアジア系の外人さんだったのかも…???

発車時刻になり、その4人だけを乗せて発車しようと思ったのだが… 二番目乗った男性が立ったまま喋り続けていたので、私は「Sit down,please」と… 言えなかった。「シットダウンプリーズ」なんて発音では伝わらないと思ったからだ。かつて、たった一言「coffee」が伝わらなかったという苦い思い出があるから…

結局、私はいつも以上にそぉ~っと発進して、もちろん何も起こらなかったのだが… しばらくして“なぜか日本語がチラホラと聞こえてきた”のである。な、な、なんだぁ~! 誰だか分からないけど、日本語が分かるのかぁ~!? だったらダメ元で言えば良かった… 次回はそうしよう! それで駄目だったら「Sit down,please」と書いて見せればいいんだよな! あ、そうじゃん。今回も、そうすれば良かったんだ~!

と思って、ちょっと検索してみたら… 「Sit down,please」という言い方は命令調なので、お客様に使うには不適当だとか… あれまぁ~、言えなくて正解だったのか!? そう言えば… 余計な一言(運転士は必要だと思った一言)を言ったばかりに、それが苦情となってしまったという話を聞いたこともあるし… う~む… やっぱり今後も“ゆっくりと発進する”しかなさそうである。