バス専用レーンでプチヒヤリ！

先日の朝８時前、“７時から９時までバス専用レーン”になっている左車線を走っていた時のこと…　あるバス停の手前に“ハザードランプを点滅＆ブレーキランプを点灯させている黒いマイカー”が止まっていた。その横の歩道上には一人のオジサンが立っていて、その車のドライバーと何やら会話をしているようだった。

私は「黒いマイカーのドライバーが、ブレーキを踏んだままということは…　今、そのオジサンを降ろしたところで、すぐに出て行くに違いない。一般車がズラリと並んでいる右車線には、出来ることならお邪魔したくないし…　おっ、歩道上のオジサンが手を振った！　よし、このまま左車線を行こう」と思った。

すると、予想通りマイカーのハザードランプが右ウインカーに変わり、ブレーキランプが消え、ゆっくりと動き出したので、私はマイカーを追走する形で…　と、その時！　再び黒いマイカーのブレーキランプが点灯＆停止！！　ハザードランプも点滅！！　さらに後退ランプまで点灯したのである。

驚いた私は慌ててブレーキを…　急ブレーキにならないように、ペダルの踏み込みを加減して…　黒いマイカーにかなり接近したところでバスは止まった。ホッとしたのも束の間、黒いマイカーがハンドルを左に切りながら後退を始めたので、私は「プッ、プッ！」とクラクションを鳴らした。すると、黒いマイカーは逃げるようにバビュ～ンと発進、その先の脇道へ左折して行った…（多分、どこかでグルッと回って戻ってくるのだろう）

私は「これは…　採用されるかどうか分からないけれど、ヒヤリハット映像として報告しよう」と思ったのだが…　昼食＆昼寝休憩のために営業所へ戻って、食堂の横を通った時には「この匂いは…　何かの味噌炒めかな？」などと、ボケ脳がランチメニューに支配され…　すっかり忘れてしまったのである。で、その時のメニューは何だったのかって？　ハハハ…　では、また明日ぁ～！

憧れの交互通行？

昨日の朝９時過ぎ…　某駅に向かっていた時のこと…　ある交差点を左折して、次のバス停が見え…　え…　「え～っ！？」と、私は驚いた。なんと“バス停の真ん前の道路”をショベルカーが掘っている真っ最中で…　片側一車線の道路が“片側交互通行”になっていたのである。

私が「えっと、えっと、え～っとぉ…　バス停移動は聞いてないけど…　バス停には数名のお年寄りが立っているし…　どこで乗降客扱いをするんだぁ～？？？」と思っていたら、棒を持った工事関係者…　否、交通誘導員が「はい、どうぞ行って下さい」と合図をしたので、私は交互通行ゾーン（対向車線）へ進入した。

今度は、別の交通誘導員に「ここで止まって下さい」と合図をされたので、私はそこで止まって扉を開けた。すると、乗客をバス停からバスまで誘導してくれたのだが…　一旦、歩道上のバス停から車道へ下り、ショベルカーと小型ダンプの間を通り抜け、車道からバスに乗り込むという…　お年寄りには“遠い道のり”だったので、ちょっと時間が掛かってしまい…　前後の一般車に対して「待たせてごめんねぇ～」と思った。

ま、このような工事などによる片側交互通行の場合、基本的に交通誘導員がいるので問題ないのだが…　引っ越し会社のトラックが、家財道具の積み込みのために長時間駐車している場合は交通誘導員不在である。それでも、そこが片側二車線以上あるならばいいけれど…　片側一車線の狭い道路の“緩やかにカーブしている部分”に止められていた時は対向車の有無が分からず、目をつぶって「えぇ～い、行ってまえ～！」と…　行けたはいいけど「これでいいんか！？」と思った。

まぁ、こんな道路上での交互通行は何とでもなるのだが…　現実には、もっと難しい交互通行がある。お互いに相手を思いやって、“譲り合い”をしている間は問題ないとして…　万が一、両者が「俺が！」「私が！」と突っ込んで行き、途中で“正面衝突”しそうになった場合でも、そこで一方が折れて“後退”すれば事故になることもなく…　ん？　あぁ～、私は事故ってもいいから行ってみたい！　男女間の交互通行…（なんのこっちゃ！）

ある意味、時間に正確な男

あるバス停に１～２分遅れで接近中…　バス停の手前２０ｍくらいのところを歩いている若い男性を発見した。バスの音に気付いたのか、こちらを振り返ってサッと手を挙げたので、私はバス停で止まって前扉を開けた。が、その男は走ることもなく、急ぐ素振りも見せず、普通に歩いて来てバスに乗り、小銭をチャラチャラ…　それを見ていた私は、入社した頃に走っていた完全弊社の路線に“いつも遅れて来る男”がいたことを思い出した。


それは、私鉄某駅へ向かう最終バスでのこと…　終点の４つ手前のバス停で乗車客扱いをしている時、２０～３０ｍ前方にあるコンビニの塀の陰から現れて「ダダダダダァ～！」と猛ダッシュ…　ではなく、「タッタッタッ…」と軽くジョギングをするように走って来るスーツ姿の男だった。


腕時計のタイマーをセットしていたのか、塀の陰から見ていたのか…　真相は分からないが、とにかく“必ずバス停で乗車客扱いをしている時”に現れるのだ。時には、その男がウッカリしていたのか何なのか、バスが発車してから現れたこともあったのだが…　バスはコンビニの前の赤信号で止まってしまい、そこで乗せたこともあった。


その男が信号のタイミングまで計算に入れていたかどうかは分からないが…　男は乗る時も降りる時も、常に無言＆無愛想だった。そして、ある日…　ついに積年の恨み（？）を晴らす時がやってきた。バスの発車後に男が現れ、バスはギリギリ黄信号でコンビニ前の交差点を左折…　サヨウナラ～！


数日後、ある先輩運転士さんが“その男から入ったと思われる苦情電話を受けた話”をしていたのだが、「発車時刻までにバス停に来てくれと怒ったった！」と言っていた。果たして、それが誰に対する電話だったのか分からないけれど、私は「頼れる先輩だなぁ～」と思ったものである。しかし、今となっては…　その先輩も…　♪残念な上司になってなってしまった　会社の××になってなってしまったぁ～　もう頼れない…

♪名古屋市内でバスに乗って

昔、
父に「船を見に行くぞ」と言われて、
よく連れて行かれた競艇場…

今、
ボートピア（場外舟券売場）へ行く人たちを、
バスに乗せて走ることもあり…

そんな今昔の風景を思い浮かべながら、
“長崎から船に乗って”の替え歌を…



♪名古屋市内でバスに乗って

名古屋市内で
バスに乗って
築地に着いた
ここはボートピア
女が泣いています
当たった舟券（ふなけん）
捨てちゃった
階段　ゴミ箱
喫煙所
諦めきれない
あぁ～　会心の
あぁ～　会心の
二連単

名古屋市から
電車に乗って
常滑（とこなめ）着いた
ここは競艇場
女が泣いています
舟券ハズして
一文なし
当たり続けた
その後に
全額勝負が
あぁ～　命取り
あぁ～　命取り
博打うち

名古屋市から
電車に乗って
蒲郡（がまごおり）着いた
ここも競艇場
女が泣いています
借金してまで
ハズしたの
返済するやら
しないやら
夜のお店で
あぁ～　働くの
あぁ～　働くの
泡の中



お粗末様でしたぁ～

お姉さんにドッキドキ！

定刻より１分ほど遅れて走っていた時、あるバス停の５０～６０ｍ手前を歩いている女性を発見した。私は「多分、乗客ではないだろう」と思いながら女性を追い抜き、次のバス停を見て“待ち人”がいないことを確認、左ミラーで追い抜いた女性の動きに変化がないかどうかをチェック…

私は「よし、動きに変化なし！　乗客ではない！　バス停を再度チェック！　誰もいない！」と思って、「○○停、通過します」と言いながらバス停表示送りボタンを押して、視線を前方へ移した…　その時！　左の脇道から一人のお姉さんが飛び出して来て、「あぁ～！　行っちゃった…」という顔をしたのである。

驚いた私は反射的にブレーキを…　急ブレーキにならないように踏み、バス停を２０～３０ｍ通過した辺りで止まった。そこで前扉を開けると、ホットパンツ姿のお姉さんは「すいませぇ～ん、ありがとうございますぅ～」と言いながら駆け込み…　「一日乗車券（８５０円）ください」と言いながら千円札を出したのだった…。。。　ナニ？　ホットパンツ姿に釣られて止まったんじゃないかって！？　走行中、そんなとこまで見ている余裕はありましぇ～ん！

その後、何かと赤信号に引っ掛かってしまい…　気が付けば、定刻から３分ほど遅れていた。そして到着したバス停で…　今度はミニスカートのお姉さんが乗ってきて「一日乗車券ください」と言ったので、私がカバンから乗車券を取り出すと…　お姉さんが「８００円でしたっけ？」と言ったので、私は鼻の下を伸ばしながら「う～ん…　いいですよ、８００円でぇ～！」と答えてしまっ…　ウソぴょ～ん！（当たり前じゃ！　真面目に仕事せぇよ！）