バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ブラック 無糖

2011年07月31日 14時50分25秒 | バス運転士

先日、あるテレビ番組で「熱中症予防にスポーツドリンクなどを飲むのはいいけれど、糖分が多く含まれているので飲み過ぎには注意しましょう。成分表示の炭水化物がほぼ糖分と考えてもらえばいいと思います」みたいなことを言っていた。

早速、自宅冷蔵庫内にあるペットボトルの某スポーツドリンクを見てみると… エネルギー19kcalで炭水化物4.7gとなっていた。私は「1本で4.7gならば、まったく問題ないだろう」と思ったのだが、よくよく見てみると(100ml当り)と書いてあった…

私が1回80分のテニススクール受講時に飲む500mlには、その5倍… 約25gの糖分が入っているということなのか!? また、2回連続して受講する場合には、それを2本も飲んでいるので「さらに倍!」なのである。(竹下景子さんに全部!)

やはり… スポーツドリンクだけでなく、“無糖(炭水化物0g)”のお茶か水も飲むようにした方がいいかもしれない。また、気休めかもしれないけれど… 眠気防止も考える仕事中には、ブラックコーヒー“無糖”がいい! しかし… 車や自転車の“無灯”は勘弁してもらいたい。


クラクション満足!?

2011年07月30日 20時21分14秒 | バス運転士

あるバス停に近付いて行くと、一人のお爺さんが立っていた。が、その前に… 一台のマイカーが「私はバスです」と言わんばかりの位置で止まっていた。私は一瞬「誰かがお爺さんをバス停まで送って来たのかな?」と思ったのだが…

お爺さんの激しい動きを見ると、マイカーに対して「おい、もうバスが来とるんだてぇ~! 邪魔だで早よどきゃあ~!」とでも怒鳴っているようだった。しかし、マイカーの動きは緩慢で、なぜか1mほど前進しただけだった。

もしも降車客扱いだけならば、バス停よりも少し手前にバスを止めるのだが… 私は、お爺さんの立っている位置(バス停!)に前扉を合わせて止めた。そして、そうすることによって、そのマイカーにギリギリまで接近してしまったのである。

お爺さんは「お願いします」と言いながら乗ってきたのだが、まだマイカーを気にしているようだった。私はお爺さんの遺志…(こらこら!) 意志を受け継ぎ、「お前は何処に止まっとるんだぁ~!」と思いながら“軽く”クラクションを鳴らした。

しかし… 相変わらずマイカーの動きは緩慢で、50cmくらいしか前進せず… それではバスが発車できないので、私は再びクラクションを鳴らした。そこでようやく2mくらい前進してくれたので、バスは発車することができたのだが… 「バス停の存在に気付いていないのか!?」と思えるほどの…???

終点の某駅に到着すると、お爺さんは「ありがとぉ~う!」と元気よく(機嫌よく!?)降りて行った… もしも、お爺さんの意志を受け継いだ私のクラクションに満足してくれたのだとしたら、これも“お客様満足”ということかも…(あんたバカぁ? そんなわけないでしょ!)


冷房? 何を言ってるんだか…

2011年07月29日 22時51分53秒 | バス運転士

“完全弊社のバス”と違って、発車時刻の2~3分前に乗り場へ着けることになっている“半弊社のバス”は、この暑い時季にアイドリングストップする(冷房が止まる)ことを考えるととてもありがたい。発車時刻を迎えるまでの“精神的苦痛”から解放されるからである。

夜の某駅… 乗り場に着けてアイドリングストップしたのだが、その時は“アイドリングストップしても1分くらいは冷房が止まらない”ように設定されていたバスだったので、私は「乗客にとっては、ずっと冷房が入りっ放しの状態だからいいよなぁ…」と思っていた。

そして約1分後、冷房が止まった瞬間! 車内後方から「運転手さん、クーラー入れて!」という声が聞こえてきたのである(それも偉そうに…)。その時、私の頭の中には… 某アニメの女性キャラが登場して、そいつに向かって「あんたバカぁ?」と得意の台詞を言い放った…

どうせすぐに発車時刻を迎えるところだったので、私は何も言わずにエンジンを掛けて普通に案内をしてから発車したのだが… もしも、その時のバスが“バッテリー保護のため、アイドリングストップすると同時に冷房も止まる”ように設定されていたら… 1分以上も何も答えずに黙っているわけにもいかず、「もうしばらくお待ちください」とか何とか言わなければならなかったであろう。そして、場合によっては久々のバトル… 否、“対話”をすることになったに違いない。

実は、このようにちょっとしたことが要因となって“対話”を回避できたことが、これまでに何度あったことか… つまり、これは… 彼のような“使徒(何処の誰が遣わしたのだ?)”の出現によって、私が“暴走(いつもは迷走してるけどね!)”しないようにしてくれているのかもしれない。目に見えぬ大きな力が…(また妄想が始まったか…)


免許証不携帯予防策

2011年07月28日 23時10分45秒 | バス運転士

バス運転士の免許証不携帯という報道が続き… よって、我々の“雇い主”から対応策が出された。私たちの左胸には、洗濯バサミ(のようなもの)で付けている名札がある。さらに、その名札にマジックテープで付けている透明のビニールケースがあり… 「そこへ乗務員カードと一緒に免許証を入れて携帯せよ!」ということになったのである。しかし…

以前、ある運転士が車椅子の人の乗車補助をしている時、その名札が抜け落ちてしまったことに気付かず… 乗務員カードごと紛失したことがあったような…??? 今回は「そこへ入れろ」と言うのである。また、乗務員カードを持ち帰ってはいけないので、販売用ICカードなどが入っているカバンと一緒に営業所へ置いて行くことになっている。うっかりすると、マイカーで帰宅する時に不携帯になってしまうかも…

「今後は、首からヒモで吊るす形になるかもしれない」と言うのだが… どんな形にしたところで、何かの拍子に忘れることもあるだろうし… 「気が付いたらヒモだけになっていた!」なんてこともあったりして… まぁ、こうなったら体に縫い付けるしかないかもね。ハハハ…


バスの異音に笑い転げる!?

2011年07月27日 12時08分36秒 | バス運転士

ある時、急にバスが異音を発した… と言っても「これはマズイ!」と思えるような音ではなく、「まぁ、古くなればあちこちと…」と思えるような音だった。とはいえ少々の不安がつきまとう… そこへ、一組の家族連れが乗ってきて、父子が助手席に座った。

バスが発車すると同時に再び異音が… すると、助手席の子供が「キャハハハ… 羊が鳴いてる!」と叫んだのである。お父さんは「えっ!? 何???」と気付いておらず… 子供が「ホラ、羊が鳴いてるじゃん! キャハハハ…」と笑っていた。お父さんもようやく異音に気付き「あぁ、ホントだ」と…

さすがに「メェ~~~!」とは聞こえなかったが、「ブミィ~~~!」というか「キュイ~~~ン!」というか… 文字では表せない妙な音だった。それが、なぜかその子のツボに嵌ってしまったらしく、ずぅ~っと笑い続けていたのである。幸い、その家族が降りてしばらくすると、異音は聞こえなくなった…

果たして、あれは「暑いなぁ~」というバスの悲鳴だったのか… それとも、バスの“接客サービス”だったのか!? 運転士はボケでも、バスは偉い! ハハハ…(でも、近い将来には人工知能を持ったバスが走っているかもね)