バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何かの予兆だったりして!?

2015年08月31日 20時49分46秒 | バス運転士
最近、ちょっとしたことが続いて驚いている私… 営業所の休憩室にある自動販売機で、一週間に3回も“もう一本”が当たってしまったこと… 運賃箱の“この硬貨は何だ?”というマークを初めて見てから、2日に1回くらいは“?”マークを見るようになってしまったこと…

さて、昨日は雨が降ったり止んだりの天気で、「冷房を入れると寒いかなぁ? でも、入れないと蒸し暑そうだし…」と、乗客の様子をうかがいながら冷房の強弱を操作しながら走って… 終点で「やっぱり寒かったかなぁ~?」と思いながら、忘れ物チェックのために後ろまで行ったところ「あれま、意外とモワァ~ッとしてるなぁ… 運転席は寒いんだけど… 冷房を入れ続けなきゃ駄目かぁ~」と、私は寒さに耐える決意をした。

それから数時間後に乗務終了… 営業所に着いてバスから降りた瞬間、「ハックション!」とくしゃみ一発… 「ん? やっぱり冷房が効き過… ハックション!」と二発目… 「ありゃ? 一謗り、二笑い、三惚れ、四… ハックション!」と三発目… 「ここで止まれば、誰かが私に惚れ… ハックション!」と四発目…

その後も10~20秒間隔で「ハックション!」が続き… 終業点呼を終えてマイカーの駐車場へ行くまで、20発くらい出ただろうか… その間「本当に風邪を引いたんじゃないの?」「きっと、とんでもない噂を流されているんだよ」などと言われたのだが…

とんでもない噂かぁ~ 「松井は、S●E松井の実父らしい」とか…(こらこら! 本当のお父さんが怒るぞ) 「松井は、定年退職したら夜の蝶になるらしい」とか…(蝶じゃなくて蛾の間違いだろう!) あるいは、噂なんかじゃなくて… 今日で夏休みは終わりだし… 明日は1日だし… とんでもない“何か”が起こる予兆だったりして…??? ジャジャ~ン!(何がジャジャ~ンだよ…)


あの有名な…

2015年08月30日 21時29分06秒 | バス運転士
昨日の夕方、営業所の休憩室で出撃前の精神統一をはかっていたところ…(ウソつけ!) 某マニア運転士さんが「松井さん、こちらがあの有名な委託元のT運転士さんですよ」と紹介してくれたのだが… 私は「どこかで見たことがあるような顔… 聞いたことがあるような名前… う~ん…」とピンと来なかった。

さらに、マニア運転士さんから「フェイスブックとかブログとか、凄いんですから… なんと言っても、その胸のバッヂを見て下さいよ」と言われて、ジィ~~~ッと見てみたら… そのバッヂには“えくせれんとさーびすなんとか”という英単語が書かれていた。そう、委託元が開催している“接客コンクール”の優勝者だったのだ。

それでも私は半分くらいしかスッキリしなかったのだが、「そうですかぁ… とても優秀な運転士さんなんですねぇ~! 私なんて下の下、底辺を行く運転士ですけど…」と挨拶(?)をしたところ、T運転士さんは「バス運転士の後ろ姿の松井さん… いつも正直に書かれてますよね」と感想を言ってくれたのだった。

どんなことであれ、“優秀”という勲章を獲得した人は、何かと大変だろうなぁ~ 常に周囲から注目されているプレッシャー… 言ってみれば清純派アイドルと同じで、人前では絶対に「今朝、ウ●コしました」なんて言えないんですよ!(そんなこと、普通の人も言わんわい!) だから、平気な顔して「今朝、ウ●コ漏らした」と言える私のような“汚れ役”も必要なのだ。なんちゃって…(そんなカッコいいもんじゃなくて… オマエは“ただの汚れ”だろう。ハハハ…)

ちょっとチグハグなお婆さん

2015年08月29日 17時05分08秒 | バス運転士
先日、営業所前ターミナルの3番乗り場で約20名の乗車客扱いをしていたら、地下鉄の駅から出て来たと思われる二人連れに「××停は行きますか?」と聞かれたので、私は「××停は… △△行きなので1番乗り場です」と答えた。それから間もなく発車して… バスがターミナルの出口へ来たところで、助手席に座っているお婆さんが「間違えた… ブツブツ…」と小声で呟いたのである。


「えっ… そんな… ここまで来て… 今さら何を…」と思った私は「えぇ~い! よいではないか、よいではないかぁ~ 悪いようにはせぬ!」と帯を引っ張って、お婆さんは「あ~れぇ~ 運転士様、ごむたいなぁ~」と…(昔の時代劇の見過ぎ!) 否、そのまま1つ目のバス停に到着した。


すると、お婆さんが「××停は行きますか?」と言ったので、私は普通に「××停には行きませんが…」と答えた。しかし、お婆さんが「次で降りて… ブツブツ…」と小声で呟いていたので、私は「ここで降りますか?」と尋ねたのだが、お婆さんは「…」と前を向いたままだった。


私が「何なんだよ、まったくぅ…」と思いながらバスを発車させた途端、お婆さんが「◇◇高校は行くの?」と言ったのである。「はぁ? さっきは無視しといて… 何で動き出してから聞くんだよぉ~!」と少しムッとした私は無視して走行… 次のバス停で止まった時に「◇◇高校は行きますよ」と答えた。


すると、お婆さんが「どこで曲がるの? ▲▲病院で曲がるの?」と言ったので、私は「はい、▲▲病院の交差点を左へ曲がります」と答え… それから数分後、お婆さんが▲▲病院で「ありがとう」と小声で言いながら降りて行ったので、私は少し気分をモヤモヤさせながらもバスを発車させたのだった。


その後、私は「そういえば、最初に言った××停… 私が他の乗客に“行かない”と説明しているのを、助手席のお婆さんは聞いていたはずなんだよなぁ… まさか… 近年、テレビ等で多く取り上げられるようになった“お年寄りに多い病気”だったのか? しかし、そんなこと聞けないしなぁ…」と思った。今後は、そのような場合の対応を考える必要があるかも… そう、十何年後に私がそうなっている可能性が高いからね! ハハハ…(いや、オマエはもうなっている。あちゃ~!)

あらやだ、そんなチェックまで…

2015年08月28日 21時34分45秒 | バス運転士
ちょっと前に「モニター採点シートが新しくなった」という話を書いたけれど… バス停発車時の事故(または、その一歩手前)が多いことから、さらに一部が変更されるらしい。細かい話は抜きにして… 発車時にミラーで確認しながら「右よし、左よし、車内よし」と言っていたのを「よし、よし、右よし」にするということである。

へぇ~! 今までは“右が最初”だったんだぁ… 知らなかったなぁ~ ハハハ… 実際のところ、誰もそんな順番で確認していないと思うけど… それにしても、「右よし、左よし、車内よし」なんて考えたのは… ま、どうせ… アレなアレがアレしてアレなんだろうな。ハハハ…(なんのこっちゃ!)

また、そのモニター採点が“確認も発声もあり=6点”“確認も発声もなし=0点”はいいとして… “発声はないが、確認はあり=3点”って… 私は、頭を動かさずに視線だけ動かすこともあるんだけど… そんなのはモニターには分からないだろうなぁ~ ま、私はどうでもいいんだけど… もしも同じような運転士さんがいて、0点にされていたら可哀相だなぁ~

もう一つ、私は気が付かなかったのだが… 他にも“停車中の前車との車間距離(普通乗用車1台分)”や“直進交差点進入時の信号のタイミング”までチェックされるようになっていたのである。う~む… 交差点から交差点までの距離が短い場合は、なるべく詰めた方が後続車のためなんだけど…

そうそう、今月の運転士ミーティングでは“強めのブレーキを体感”して、それはそれで良かったのだが… 「お年寄りは握力がないから、吊革などにつかまっていても転倒してしまう」と言われて… モニターチェックの“直進交差点進入時の信号のタイミング”との板挟み状態に… そして何かあれば「あ~すれば良かった」「こ~すれば良かった」と結果論を言われるんだよなぁ~ ハッハッハッ…


ビックリじいじい、ビックリばあ~

2015年08月27日 21時49分10秒 | バス運転士
今朝6時半過ぎ、A駅経由B駅行きの途中にあるバス停で、扉を閉めて発車… と、その時! 道路の反対側から、1人のお爺さんが飛び出してきたのである。反射的にブレーキを踏む私… そのままバスの前を通って「すいません」と言いながらバスに乗り込むジイサン… まったくぅ… ビックリさせるなよぉ~!

その数時間後… 某地区巡回バスの途中にあるバス停で、1人が降りて1人が乗って… まだ発車時刻まで30秒くらいあったので、私は「発車まで、もうしばらくお待ち下さい」と言った。そして、周囲を見回しながら「とりあえず中扉だけ閉めておこう」と思って、中扉の内側を映している“降車ミラー”を見ながら中扉の開閉レバーを操作してピィーッ… と、その時! 1人のお爺さんが、中扉から飛び乗ってきたのである。

「えっ!?」と驚いた私は扉開閉レバーを… いや、既に乗ってしまっていたので、操作する意味がなく… ただ「あんたは誰? 今、降りた人? 何なん?」と頭の中でブツブツ言うしかなかった。しばらくして、そのジイサンは「あ、(フリーパスを)見せないかんかった!」と言いながら私の方へ歩いて来たので、すかさず私は「こら、ジジイ! ビックリさせるなよ!」と… 言わずに「あがす(ありがとうございます)」と言ったのだった。

終点の某駅に到着して、ザザザァ~ッと中扉から降りて行く乗客たち… その中で1人だけ、前扉の方へお婆さんがやって来て、笑顔で「※※※※※心地良うございました。ありがとうございます」と言った。突然のことでビックリした私は、※印の部分が聞き取れず、「えっ… あ、そうですか。ありがとうございました」と御礼を言うのが精一杯であった…

果たして、※印の部分は何だったのか… 「大変、乗り心地良く…」だったのか? あるいは「美声がハートに心地良く…」だったのか? まぁ、確かに… カラオケでは吉●晃司に似てるとか、郷●ろみに似てるとか、沢●研二に似てるとか言われ…(誰も聞いたことがないと思って… 勝手にしやがるな!)