バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

某地域巡回バスの定期券販売

2009年07月31日 22時28分34秒 | バス運転士

今日は久しぶりに某地域巡回バス4号をやった。これまた“いつ壊れてもおかしくないバス”を使用… なぁ~んて言っちゃっていいのかな? ハハハ… まぁ、今日も無事に走れたから良しとしよう。

某地域巡回バス4号(&3号)では、一ヵ月定期券なるものを販売している。購入希望者が現れた時に、その場で運転士が“有効期限=一ヵ月後の日付”をスタンプするのである。私が、この定期券を販売するようになってから初めて担当した時、日付スタンプが懐かしくてガチャガチャといじっていた。そして、実際に販売する時に間違えて“その日の日付”を押してしまい、定期券を無駄にしてしまった記憶が…。。。だから、それ以後は自分でスタンプをガチャガチャといじらずに、上司がセットしてくれている日付をそのまま押していた。

今日、途中のバス停で発車時刻待ちをしていたら、後方に座っていたおばさんが「一ヵ月定期券はココで買えるんですか?」と言いながらやってきた。私は「はい、買えますよ」と言って、一ヵ月定期券に日付スタンプを押し… なぜか“9月30日”と出てしまったのである。私が「あれ…???」と固まっていると、おばさんが「明日から8月だから…」と言った。私が「あぁ、そうで… ん? いや、やっぱり8月30日の間違いですね」と気が付くと、おばさんは「私はそのままでいいですけど…」と言った。私は「いや… やり直します」と普通に答えただけで、正しい日付を押した定期券を渡した。しばらくして、私は「おばさんの冗談に対して、もうちょっと気の利いた返答が出来なかったのか…」と後悔し、おばさんが乗車時に払った100円を返すのが精一杯だった… まぁ、それだけでもおばさんが喜んでくれたから良しとしよう。


爺さんの昔話と孫の変な言葉

2009年07月30日 21時16分16秒 | バス運転士

今日は“いつ壊れてもおかしくない車両を使っている”某地域巡回バス2号だった。幸い、今日は無事に走ることができた。なんちゃって…

あるバス停から一人のおじいさんが乗ってきて助手席に座った。そして… 話しかけられてしまった。「このバスは道が狭くて大変だねぇ~」とか「このバスはいつも同じ人がやってるの?」とか「女性運転士もいるよね?」とか、私もついつい答えてしまって火に油を注ぐ結果になり… 私は質問攻めに遭ってしまった。さらに「(弊社の)社長なんかはいくらぐらいもらってるの?」なんて質問まで飛び出し、私も調子に乗って「さぁ… 聞いてもしょうがないし… 聞いても腹立つだけだし… ハハハ…」と答えていた。その後、おじいさんは「昔は漁師をやってたんだ」とか「昔は一年で1000万貯金できた」とか「20年で家を3軒建てた」とか、自分の話を披露してくれた。しかし、乗降客が増えるにつれて、おじいさんも静かになっていった… もっといろいろな話を聞きたかったなぁ~

あるバス停からおばあさんが孫(推定3~4歳の男の子)を連れて乗ってきた。最初は「シンケンジャーがどうのこうの…」と話をしていたようだが、徐々に孫の声が大きくなっていた。そして、おばあさんから何か言われるたびに「○○じゃないわ!」と叫ぶようになってしまった。さらに、車内に「次は△△停…」という音声が流れると、「△△じゃないわ!」と叫び… おばあさんが「シィ~ッ!」と言うと、「シィ~じゃないわ!」と叫び… 孫は、最後までその調子で降りていった… 元気なのはいいけれど、あまり気持ちの良い言葉ではなかったなぁ~


学校行事の終了予定時刻

2009年07月29日 22時37分06秒 | バス運転士

今日は一般路線の仕事の合間… 昼寝休憩時間にも仕事をやった。営業所のすぐ近くにあるA小学校から、約2km離れたB小学校まで数分間だけの貸切バスである。朝からA小学校で“市内小学校対抗水泳大会(というのかな?)”が行われており、私は“B小学校の帰り”を担当することになっていたのだ。「12時30分頃に営業所を出ればいい」と聞いていたので、私は12時まで寝て… と思ったら、11時半頃に叩き起こされてしまった。「水泳大会が予定よりも早く終わるから、すぐに出発してくれ」ということだった。バスは全8台(かな?)だったが、某ベテラン運転士が「まだ行かないよ!」と言ったとかで、たまたま顔を合わせていた運転士4名が先にA小学校へ向かった。ところが… 水泳大会はとても盛り上がっていた… それから待つこと20分… 結局、ほとんど当初の予定と変わらない時刻になってしまった。さすが某ベテラン運転士、こういう行事は必ずと言っていいほど遅れるもの… そこまで読み切って「まだ行かない」と言ったのか…。。。

さて、私はB小学校の先生と児童たちを乗せて出発したのだが… 車内から先生の雑談が聞こえてきた。「それにしても、どうしてバスは4台だけなんだろう?」「それぞれのバスが2回ずつ走るのかな?」「ウチ(B小学校)は近いから、後回しだと思ってた」「いや、近い学校を先に行って、遠い学校を後にした方が、A小学校で待たされる時間が短くて済むんじゃない?」などなど… 私は「お願いだから、私に真相を聞かないでくれぇ~」と祈っていた。まさか「某ベテラン運転士が…」なんて答えられませんからね。ハハハ… あ、もちろん、私たちが出発する前に連絡を取って、他の4台にもすぐに来てもらいましたよ。


横断歩道の“母と子”

2009年07月28日 22時08分52秒 | バス運転士

先日、ある交差点を左折しようとしたところ、男の子が元気良く横断歩道を渡っていたので、私はバスを止めた。続いて、母親らしき女性(推定30歳前後)が歩いていたので、そのまま待って… と、さらに、その女性の後から1~2歳の女の子が歩いてきた。当然、母親に比べて歩みは遅く、歩行者用信号は点滅を始めてしまったのだが… 母親は先に横断歩道を渡り終えて、ただ手招きするだけ… 歩行者用信号が赤になっても、母親の動きに変化はなく… 女の子は一人でヨチヨチと歩き続け… 結局、私が交差点を左折できたのは、“完全に赤信号”になってから… というか、交差する道路側が青信号になってからであった。私が思う“普通の母親”ならば、信号が点滅を始めた時点で戻って抱きかかえるだろう。そもそも、一人で横断歩道を歩かせたりしないのではないか… そういう私の感覚が変なのだろうか???


おばあさんの息子は…

2009年07月27日 23時58分00秒 | バス運転士

今朝、あるバス停から一人のおばあさんが乗ってきて「あら… 誰も乗っとらんね」と言ったので、私はつい「えぇ… 前のバスが遅れていたようなので…」と答えた。おばあさんは「あぁ、さっき2台くっついて走っていくのを見たよ」と言いながら席に着いた。発車してすぐ、おばあさんが「おたくの名前、ウチの息子と一緒だがね」と言ったので、私は「そうですか、それはいい名前ですね! ハハハ…」と答えた。おばあさんは「息子は今年で66になるんだけど、熱田さんで見てもらってなぁ~」と話を続けていたが、次のバス停から数名の乗客があったので黙ってしまった。あぁ~、もっと話を聞きたかったなぁ…