今日は古いバスに乗っていた。古いと言っても大きな問題はない… はずだった。が、“日除け”の可動部分がユルユルで、しばらく走っていると急にズルッと下がってしまうのである。もともと私は日除けを使わないのだが、今日の天気は曇り… まったく必要ないのである。それなのに… 日除けが邪魔で仕方がない。
実は、ただ邪魔なだけではない。私には“軽い先端恐怖症”があるようで… 日除けが中途半端に下がっていると、しっかりと目を開けていられなくなるのである。だからといって、日除けを完全に下げると目障りだし見にくいし…
そこで、常に持ち歩いているセロテープを使って、日除けを上げた状態で止まるようにした。最初は一か所だけ止めたのだが、30分くらい走っていたらテープがはがれて再びズルッと… 「んにゃろぉ~!」と思って三か所で止めたら、それ以後は下がることなく無事に営業所まで…
あっ! セロテープを貼ったまま帰って来てしまった… ま、ま、まぁ… 2~3日は天気が良くないみたいだし… ね、ね、ねぇ… どうもすいません。
今日の夕方… 背後席に座っていた推定30代男性が「あ、もしもし…」と携帯電話で通話を始めた。まぁ、これくらいは今の勤務地でもたまにはあること…
そして「今、バスだから…」とか「あとで電話する…」とか言って電話を切ってくれる人が圧倒的に多い。中には“今どうしても話さないといけない”電話なのか、小さな声で二言三言の会話をしてから電話を切る人もいる。
私は、その人の声の大きさや話の内容(雰囲気)から判断して「申し訳ない」という気持ちが伝わってきたりすれば、「もう少し待ってみようか…」と“執行猶予”を付けている。
しかし、今日の男は違った。「あ、もしもし… あぁ、どうも… 今、バスの中だけどいいよ… うん…」という台詞で電話を始めたのである。「バスの中だけどいい」って… こんなのは3秒で“実刑確定”である。私はすぐに「バスの中で電話しないで下さい!」と、明らかに不愉快だという口調で注意した。あぁ、久しぶりに言ってしまったなぁ… 前の勤務地では毎日のように言ってたのにねぇ…
毎日している腕時計を忘れるわ(気付いたのは仕事を始めてしばらく経ってから…)、時間を勘違いして30分も早く始発地点に行くわ(まぁ、遅れるよりはいいけど…)、行先設定を間違えるわ(先輩運転士に指摘されて事無きを得たけど…)など、これまでにもココに書いてきた様々なプチミスを連発してしまった…
昨日の昼間に宴会があった。もちろん、今日が仕事だと分かっているので、出勤時間の16~7時間前にはアルコールを飲むのをやめた。ずっと瓶ビールをコップで飲んでいたので、正確な量は分からないが… 足元がふらつくことさえなかったので、中ジョッキにして2~3杯くらいだろうか?
今朝、会社から貸与されている携帯アルコールチェッカーをやってみたが、当然のことながらアルコール検知の数値はゼロだった。しかし… アルコールそのものは残っていなくても、脳には何らかの影響が残っているなんてことがあったりして!? もしもそうだとすると、アルコール検知器だけでは不十分ということで、今後は脳内チェッカー(なんじゃそりゃ?)で検査することになって… 私が真っ先に「アウト!」を宣告されそうですね。別の意味で…
ある日の午後6時頃の某駅発… 20~30名が待つ乗り場にバスを着けた。車内と車外に案内をして、発車時刻になって扉を閉め… たところ、後方から走って来る男性が左ミラーに映った。私は閉じかけた扉を開けて、男性が来るのを待った。男性は駆け込むなり「すいません」と言いながら精算して着席した。
さて、再び扉を閉め… たと思ったら、またもや走って来る人影が左ミラーに映ったので、私は扉を開けて待つことにした。が、そのオバサンは何を考えているのか、途中で歩き出してしまったのである(見る限り“もう走れない”という感じではなかったのだが…)。案の定、乗ってからも無言&無表情で精算して… 着席した。
さぁ、気を取り直して出発しようと、またまた扉を閉め… ようとしたら、またまた走って来る女性が左ミラー映ったので、私は扉を開けたまま待って乗ってもらった。
今度こそ! と思って扉を閉め… ところが、またまたまた走って来る男性の姿が左ミラーに… 私はまたまたまた待って乗ってもらった。
「頼むでぇ~、ホンマにぃ~!」と扉を閉めて、ようやく発車できた… が、その時も後方から走って来る女性の姿が… 私は「もう動き出しちゃったし… そんなこんなで次の電車が着いてしまったら… ホント、洒落にならん! ごめん!」と思いながら、その女性を置き去りにした。時計を見ると、発車時刻を2分ほど過ぎていた…
みんなが一緒に走ってきてくれれば一度で済むものを… ホント、見事なまでに一人が乗車すると同時に、別の一人が後方から走ってくるのである。まさか… みんなが隠れていて、一人一人順番に出てきているんじゃないかと疑いたくなるほどに… まぁ、そんなわけはないのだが…
始発の某所で発車時刻待ちをしていて… しばらく“空想の世界”に入ってしまった。ふと気が付くと、発車時刻30秒前で、目の前の信号は既に青だった。この場所では、発車時刻になっても信号が赤の場合は動けないので、そのタイミングが重要なのだ。
私が「あと何秒くらい青のままだろう? この青の内に発車できるだろうか?」などと考えながら車内案内をして… と、その時! 前方の物陰から一人のお婆さんが現れた。私は「このバスに乗るのだろうか? 歩いているけれど、気持ちは急いでいるような… いや、やっぱりそうでもないような…」と判断に迷っているうちに発車時刻になり… と、その時! そんな私の悩みを解決してくれるかのように、お婆さんは私に向かって軽く会釈をした。
私は「やっぱり“急いで”歩いていたのか…」とホッとした。が、バスはその次の青信号まで待つことになり、2分以上遅れて発車することになった… この地域はお年寄りが多いので、このような場面に遭遇することも多い。だから、私の“走り方”もそんな感じに… そして、朝の通勤ラッシュ時間にもそうなったりして… 困ったもんである。