バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

目と目が合ったその時…

2018年12月31日 19時41分31秒 | バス運転士
大晦日から元日にかけて実施される地下鉄の終夜運転に合わせて、今日の土日切符は明日の朝6時まで使え、今日の夜10時以後に使用を開始した土日切符は明日の終車まで使える。それはいいとして… 今日の昼間、バスの運賃箱に通された土日切符には“12月31日”と印字されていたのに、駅の券売機で販売されたと思われる“黄緑色の紙製土日切符”には既に“1月1日”と印字されていたのである。明日の朝6時以後、その土日切符を提示されても分からないよなぁ… 何も聞いてないけど… ま、いっか。ハハハ…

さて、某駅を乗客ゼロで発車… ある交差点を左折して「大晦日の朝だし… やっぱり誰もいないよなぁ~」と思いながら、一つ目のバス停に接近… その時、バス停の10mくらい手前で“車道から離れて”立っているおばさんを発見した私は「えっ!? まさか… あんな所に立っているけど… 乗客なのかなぁ~?」と思いながらおばさんをガン見した。

すると、私とおばさんの目が合ったのだが、おばさんは何もアクションを起こさず、ただ私をジィ~~~ッと見ていたので、「ス●ーカーじゃあるまいし… こりゃ通過だな」と思って前を向いた瞬間、私の視界の左端に“ゆっくりとバス停に向かって歩き出したおばさん”が入ってきたので、「マジか!?」と驚きながら慌ててバスを止め、おばさんを乗せたのだった。

また、あるバス停に向かっていたところ、歩道に立っているおじさんと目が合ってしまった。なぜならば… そこは、何ヵ月か前にバス停が移動した“跡地”で、今は駐車場の出入口になっている場所だったからである。一瞬「まさかの乗客!? 止まった方がいいのか???」と迷ったのだが、おじさんから何もアピール(手を挙げるとか、何か叫ぶとか…)されなかったので、二人は見つめ合ったまま別れたのだった…

はぁ… 来年こそ、おばさんやおじさんではなく、綺麗なお姉さんと見つめ合いたいなぁ~ ハハハ…(そういうオマエは、ジジイに近いオッサンのくせに… おばさんを拒否するんじゃないよ! そんなアホなことばっかり言っとると、初級クラスのハ●ートラップに引っ掛かるぞぉ~ ハハハ…) ま、引っ掛かったら引っ掛かったでネタになるからいいもん! では、皆様… 良いお年をお迎え下さい。


オッサン、頼むわぁ~

2018年12月30日 18時32分21秒 | バス運転士
ある交差点の手前にある上り坂で信号待ち… 信号が青に変わり、先頭の車が発進… 続いて私の前の軽自動車が… が… が… 「ブォン! ブォブォブォ~~~ン!」と空ぶかししながらバックして来たので、「ゲゲッ! しまった! ぶつかる!」と思った。しかし、すぐにその車のドライバーがブレーキを踏んで止まったので、衝突せずに済んだのだが… ちょっとビックリした。

その後、軽自動車のドライバーが書類を助手席に放り投げ、シフトレバーをガチャガチャやって発進… どうやらギアがニュートラルになっていたようだ。オッサン、頼むわぁ~ 私も、昔だったら“上り坂では平地よりも車間距離を空けて止まっていた”のだが、オートマチック車が当たり前の現在… つい何も考えずに止まってしまったことを反省…

ある交差点で、左右に流れる車を見ながら信号待ちをしていた時のこと… 信号が青から黄、赤&右折矢印へと変わり、交差点の真ん中で待っていた右折車が一斉に動き出した。ところが、左の方からこちらへ右折してきた先頭の車が、横断歩道の直前で一時停止したので、「何をやっとるんだ?」と思ったら… 横断歩道の脇に人が立っていたのである。

「はぁ~??? あんたは、その場の状況に関係なく“なにがなんでも一時停止!”というバス会社の人間なのか!?」と思いながら、その車のドライバーをよく見たら… なんと携帯で電話中だったのだ。オッサン、頼むわぁ~ 運転に集中しとらんから、そういうアホなことをやるんだよぉ~ ちゃんと私のように周囲をよく見て…(オマエの場合、周囲のお姉さんを… だろ? ハハハ…)


だがや市で初雪を観測した翌朝は…

2018年12月29日 19時11分07秒 | バス運転士
だがや市で初雪を観測したという昨日、私は休み… そして今朝は4時に起床… 念のために外を確認… 車は雪で白くなっていたけれど、道路は濡れて黒くなっていた。「もう雪は降ってないし、路面が凍るほど寒くなさそうだし… 大丈夫だな」と思って、食事・トイレ・シャワーを済ませてから再び外を確認… すると、雪がバンバン降っていて、道路も白くなっていた。

「出た… よくあるパターン…」と思いながら玄関を出て車のところへ… 車の上には2~3cmの雪が積もっていた。ノーマルタイヤ派の私は「こりゃ(布製チェーンを)装着した方が良さそうだな」と思って、右前輪に被せ→左前輪に被せ→車をちょっとバックさせ→右前輪に完全に被せ→左前輪に完全に被せ→5分もかからずに装着完了… 駐車場を出た。

自宅周辺の生活道路は、建物の陰になっていた東西方向だけでなく、南北方向も真っ白で… 「多分、大丈夫だろう」と思っていた表通りも真っ白で… 「タイヤチェーンを装着して正解!」と喜びながら、ノーマルタイヤでノロノロ走っている車を置き去りにしてスイスイ… 道路が白かったのは途中までで、営業所付近の道路は真っ黒ビショビショであった。

無事に出勤して、まずはバスの点検… 主電源を入れた途端、「キィーーーーーン」というか「ピィーーーーーッ」というか… とにかく物凄い音が鳴り響いたので、一瞬「何かの警告音か!?」と驚いたが、何の警告ランプも点いておらず… マイクのスイッチを切ったら鳴り止んだ。「大した問題ではなさそうだ」と思ってスイッチを入れたら再び鳴り出したけれど、2分くらいで鳴り止んだ。

始業点呼で上司に話したら、「寒さで外部スピーカーがおかしくなることがあるから… バンッと叩いてやれば直るよ」と教えてくれた。その後、出撃しようとバスの主電源を入れたら、またもや「キィーーーーーン」という音が… そこで、外部スピーカーをバンッバンッバンッと叩いたけれどイマイチ… 結局、そのまま放置しておいたら1分くらいで鳴り止んだのだが… これから色んなトラブルが発生しそうだなぁ~(おい… 何だか嬉しそうだな。この不届き者がぁ~!)



最近のバッサリ 昨日のビックリ

2018年12月28日 16時01分55秒 | バス運転士
最近、あるバス停にスゥ~ッと接近して行った時に、「あれ? ここにあった街路樹が… ない! 地上1.5mくらいのところでバッサリ切られとるがや!」と気が付いた。「いつ切られたのだろう? また“何を今さら”と言われるのかなぁ~」と思いながら走り続けていたら、切られた街路樹が次々と目に飛び込んで来たので驚いた。そうか… あっちの街路樹もこっちの街路樹も切られてしまったのか… まぁ、バスのミラーが当たりそうで怖い街路樹が多いから、有り難いけどねぇ~(ん? 当たりそう? 実際に当てたんじゃないのか!? ハハハ…)

昨日、ある路線をボォ~ッと走っていたら、突然「プープープー」というか「パオンパオンパオン」というか… “秘密基地に敵が侵入した時のような警告音”が鳴り響いたので、「えっ!? 何が起こった? 地震か???」と驚いた。が、すぐに「信号を確認、信号を確認」というコンピューター音声が聞こえ… 運行支援システムの画面に出ている“信号確認”という文字が見え… 「なんだ、ビックリさせるんじゃねぇ~」と思った。

また、「終点では1ミリも動かずに車内を点検すること!」というルールを守っている運転士さんが、うっかりパーキングブレーキを掛け忘れて流動事故を起こしてしまうことがあり… それを防止するためなのか、終点に到着する時には「パーキングブレーキを掛けて下さい」というコンピューター音声が流れるようになったのだが… 運行支援システムの画面には“サイドブレーキ”という文字が… う~む… それこそ“確認不足”じゃないのかなぁ~ ハハハ…


今日も元気だ、ゆるゆるボケ脳

2018年12月27日 22時07分44秒 | バス運転士
朝、あるバス停で乗った男性が「マナ●(ICカード)ください」と言ったので、私は反射的に「はい」と答えたのだが… 私の右手は、いつでも販売できるようにカバンから出してあった一日乗車券の方へ伸び… ボケ脳は「えっ!? マ●カ??? あぁ~ ●ナカかぁ…」と一瞬プチパニック… 慌ててカバンの中からマ●カを取り出したのだった。まさかマナ●を買う人がいるとは思わなかったなぁ~ あ、年末だし… ひょっとして県外から夜逃げして来たのかな? ハハハ…(こらこら!)

ちょっと前から地下鉄の駅で販売されるようになった“黄緑色の紙製一日乗車券”は、バスの運賃箱に付いている“磁気カード読み取り部”へ通せるようになっておらず、場合によっては運賃箱の中で詰まってしまうのである。だから、紙製一日乗車券を挿入されそうになったら、すぐに左手で挿入口を塞いで「あっ、見せてもらうだけでいいです」と言うようにしている。

あるバス停で乗った男性が、黄緑色のカードを挿入しようとしたので、私は反射的に左手を出して「あっ」と言ったのだが… その瞬間、それが“デザインが古い黄緑色のバス一日乗車券(もちろん、運賃箱の磁気カード読み取り機に通すことは可能!)”であることに気が付き、「ど、どうぞ…」と言いながら左手を引っ込めたのだった。あぁ~ こっぱずかしい!

営業所前ターミナルの1番乗り場から発車して、出入口へ向かっている時… 鼻歌を口ずさんでいる(口を閉じたままハミングしている)自分に気が付いた。しかも、その歌というのが… なぜか“憧れのハワイ航路”だったので、自分でも驚いた(出発したバスと出航する船のイメージが、ボケ脳の中で重なったのかも…???)。ま、乗客の大半がお年寄りだったので、耳が遠くて聞こえてない… ん? 聞こえないどころか、曲名までバレバレだったんじゃないかって!? ひぇ~~~ そうかもしんない…