バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

適性診断以前の問題!?

2014年05月31日 22時24分40秒 | バス運転士
昨日の夕方、営業所前ターミナルの待機場所から乗り場へ移動… すると、ちょうど到着した3台のバスと鉢合わせする形になり、私は降車停の後ろでしばらく待つことに… そして、私が乗り場へ着けた時には“発車時刻の1分前”になっていた。


バスを止めた直後は、いつも通りの手順で体が動いて、「プシュー!」と駐車ブレーキを掛けたのだが… 「今日は暑いし… すぐに発車だし… エアコンを効かせるためにも、このままエンジンを切らないでおこう」と考え直して、短い信号待ちと同じようにブレーキペダルを踏んだままにしていた。


乗車完了と同時に発車時刻になり… 私は前扉を閉めて、ギアを入れて、クラッチを繋げつつ、右足をブレーキペダルからアクセルペダルへ… しかし、バスは動かず… 私は「ん? クラッチの繋がりが遅い? タイヤが窪みにハマっている?」と思って、もう少しアクセルペダルを踏み込むながら、クラッチを繋げて「ゴゴゴゴ…」と…


そこで、ボケな私はようやく“駐車ブレーキを掛けていた”ことに気が付いて、慌ててクラッチを切ったのだが… 僅かに遅かったようで… 「ガクン、ピィーーー!」と、エンストしてしまった。私は「失礼しました」と言いながら、すぐにエンジンを掛けて出発したのだが…


実は、エンストした瞬間に“右手の親指の付け根”に激痛が走っていたのである。駐車ブレーキに気付き、エンストを回避しようと… 一体、何をどうしようとしたのか、自分でも分からないけれど… どうやら、右手の親指を“突き指”してしまったらしいのだ。


う~む… クラッチペダルの踏み込みは左足、駐車ブレーキの解除は左手… 右足がアクセルorブレーキペダルで、右手は… ハンドル!? どう考えても、エンスト回避とは無縁な右手の突き指… やっぱり、私の場合“適性診断以前の問題”かもね。ハハハ…


あ、そうそう… 期待していた昨日のロト7は、残念ながら“雀の涙にもならず”残念な結果に… きっと、朝のスズメさんも突き指… 否、突き羽(?)していたのかもしれない。だから「当たるぞぉ~」などと浮かれていた私に同じ痛みを与えたのかも… ということは、この痛みが消える頃には当たるかもね。ハハハ…(懲りないヤツ…)


雀の涙

2014年05月30日 16時17分28秒 | バス運転士
アスファルト舗装された路上に“何かがいる”ということは、決して珍しいことではない。今朝も、そのまま走って行けば、バスの左タイヤで轢いてしまうような位置に“2羽のスズメ”がいた。


「多分、飛び立って逃げるだろう」と思いながらも、「いや、ひょっとして…」という不安がよぎり、アクセルペダルを踏む足の力を緩めてしまうものである。実際、ハトやカラスの“路面アップリケ”は珍しくないからねぇ…


で、今回のスズメはというと… バスが7~8mまで接近したところでパタパタッと飛び立ったのだが… 1羽は私から見て左の方へ、もう1羽は“なぜかこちらへ向かって来て”フロントガラスに当たってしまったのである。幸い、そのスズメは下に落ちることなかったけれど… 痛くて痛くて泣きながら飛んで行ったに違いない。


ん? 当たると言えば… 今日はロト7の抽選日! 適性診断の帰りに買ったロト7が当たるかもしれない! えっ!? どうせ当たっても“雀の涙”だろうって? ハハハ… おっしゃる通りで…


何年かに一度の適性診断

2014年05月29日 18時22分46秒 | バス運転士
何年かに一度、会社から「適性診断へ行け」と言われる。決して“オマエは車を運転する仕事に向いていない!(向いている!)”と言われるわけではなく、“あなたが車を運転する時には、こういう傾向がある(変な癖がある?)ので、その点に注意して運転するように…”というモノである。


昔は、どうやっていたのか忘れてしまったけれど… 近年は、最初から最後まで1台のパソコンが相手… 仕切られた机で、ヘッドホンをして、マウスでクリック… 言ってみれば、ネットカフェのような感じである(行ったことないくせに!)。ただ、ボタン付きのハンドルと2つのペダルが余分にあるだけで…


前回は、自分でも“冴えていた”記憶があり、様々なテストでほぼ完璧だったような… しかし、今回は… 自分でも「見えなかった…」「ついていけない…」「もうグチャグチャ…」と感じる場面が多々あり、「最近、自分でも薄々感付いてはいたけれど… ここまでボケが進行していたのかぁ~」と思ってしまった。


例えば… 【画面の中央に現れる“青・黄・赤”いずれか1つの丸に対して、“右手・左手・右足”を使って素早く正確に反応しなければならない】というテストの時… 一度だけではあるが、“青”に対して右手と右足が同時に反応してしまったのである。ただし、右足の反応は僅かだったので、機械が読み取ったか否かは不明…


次に、そのテストの“発展版”で… 基本的には同じことをやるのだが、【1つの丸が現れた時に「ビーッ!」とブザーが鳴った場合は反応してはいけない】ということと、【“青・黄・赤”が、それぞれ何回現れたのか数えておく】ということが加わった。が、これも前回は完璧だったと記憶しているのだが…


今回は悲惨だったというか、それ以前の問題というか… ランダムに現れる“青・黄・赤・ブザー”に対して、私は順調に反応していたのだが… 途中で「あれ? 青・黄・赤を数えるんだったっけ!? 忘れてたぁ~ ハハハ…」と気が付いて、声を出さずに1人で笑っていた… というか、笑うしかなかった。「テストのやり直しは出来ない」と聞いていたから…


そのテストが終了した後、画面に“青・黄・赤”の出現回数を入力する必要があったのだが… 言うまでもなく、分かるはずがない! 数えていないんだから… しかし、数字を入力しないと先に進めないので… 私はググッと精神集中して“テスト中の雰囲気”を思い出し… 「黄・青・赤の順に多かったような… だいたいこれくらいか…」と、テキトーの数字を入力した。


すべてのテストが終わってから、今回の診断結果が画面に出たのだが… あれまビックリ! 3つの項目が90点、100点、80点と、決して悪くない点数だったのだ。同時に前回の結果も表示されたのだが、100点、90点、80点ということで… 大差がなかったのである(むしろ良くなった項目があったりして!?)。まさか“テキトーに入力した数字”が当たっちゃったのかな? 恐るべしボケ脳… この調子でロト7も当たらないかなぁ~! ハハハ…


押しボタン式信号に注意せよ!?

2014年05月28日 19時39分14秒 | バス運転士
ただいまアルコールチェッカー“日本酒”実験中… だから、文章に変なところがあっても許してねぇ~ あ、いつも変な文章だっけ!? あ、そもそも書いてる人間が変だってか!? ハハハ… ほっとけ!

さて、数日前の点呼時に「××停のところにある横断歩道(押しボタン式信号あり)を、バスが物凄いスピードで通過して行くという指摘があったので、速度を落として走るように…」というようなことを言われた。その時、私は「また委託元の誰かさんがつまらんことを指摘してきたのかぁ~ 物凄いスピードって言われても… みんな法定速度の50キロ未満で走っているはずなんだけどなぁ~」と思ったのだが…

今日、ある運転士さんと雑談をしていた時、その件について“私が点呼時に聞かなかった理由”を知って驚いた。それが何処の誰かは分からないけれど… その横断歩道の脇に立っていて“バスが来るのを見て”ボタンを押すらしいのだ。しかも、“行くか止まるか判断が難しいタイミング”を狙って… それでバスが止まらなかったら、信号無視だの何だのと苦情を言ってくるとか… だから、「その横断歩道に向かって行く時は、いつでも止まれるような速度で走れ」という指示が下ってきたというのだ。

そして最近、そこを通る路線を担当している営業所の上司たちが、横断歩道付近に立って“バスの走りをチェックしている”らしいのだが… 昨年、“法定速度40キロの道路で少しでもオーバーすると、「43キロで5秒間オーバーしていた」などと苦情を言ってくる男”の時もそうだったけれど… なぜ、そっちの方向へ行ってしまうのか… なぜ、“たった一人のクレーマー”の言いなりになってしまうのか不思議でならない。

そうそう、今日も某総合駅の降車停の20~30m前方に委託元の人が立って“運転士が車内点検をするかどうか”をチェックしていた(しかも、通勤通学時間帯で忙しい朝8時台に!)。今朝の私は3台目だったのだが… その人は、私のバスの運転席が見える位置に移動して、斜め前からチェックしているようだった。が、私は… ま、書かなくても分かりますよね? その後、待機場所へ移動する時… その人を直視すると、つい「そんなところに立ってないでぇ~!」と言ってしまいそうだったので、“あっち向いてホイ!”した。

だ・か・ら… その横断歩道の件も… どうせ現場に立つんだったら、その人物を探し出して「バスにはお客様が… 時には車椅子の方やベビーカーのお子様も乗られるので、ブレーキを強く踏めないのです。だから、そういう危険なタイミングでボタンを押すのはやめて下さい。できれば、バスが通過してからボタンを押してもらえるとありがたいのですが…」くらい言ってもいいと思うのだが…

そうではなく、たった一人のクレーマーの言い分を通して、運転士に「ゆっくり走れ」って… 結局のところ、“40キロ男”の場合と同じで、上司たちが“苦情を受けるのが面倒くさい”から、すべて運転士にツケを回しているとしか思えない。しかし、それは運転士に留まらず… バスが遅れて“お客様にも悪影響が及ぶ”ことまで考えていないのか? まさかとは思うが、「そんなことはどうでもいい!」と思っていたりして…??? ま、いずれにせよ私は… 安全第一ですよ! ハハハ…


ジジイがお爺さんになった日

2014年05月27日 19時30分46秒 | バス運転士
今日は、朝から某地区巡回バスをやっていたのだが… あるバス停で“以前、A駅停付近の横断歩道の手前で止まって、歩行者が渡るのを待っていたら、「そんなことやっとるで遅れるんだ! どこの営業所だ! 名前は何だ!」などと怒鳴ったジジイ”が乗って助手席に座った(前回は車掌席だった)。

私は「おぉ~ 今回はすぐ横に座ったかぁ~ また横断歩道の手前で止まったら、何を言うのか楽しみだなぁ~ 前回、私は“相手をするのもアホらしい”と思って無言を決め込んでしまったけれど、今回はいくらでも言い返したるでぇ~ 覚悟しとけよぉ~」と思いながら走り続けた。

約10分後、ほぼ定時でA駅停に到着… そこで降りた人たちが、数メートル先の横断歩道を左から右へ渡り始め… その時、数十メートル先の交差点の信号は青… その人たちが渡り終えても、駅から出てきた人たちが右から左へ渡り始めたりして… 私は「よし、よし。予定通りだ」と思った。

横断歩道を渡る人の流れが途切れ、私はバスを発進させたのだが、無情にも… 否、これまた予定通り、信号が赤に変わった。私が停止線でバスを止めると、「トントントントン…」と、足で床を叩いているような音が“すぐ近くから”聞こえてきたので、私は「そろそろ怒鳴るのかなぁ~???」と思っていた。

信号が青に変わると同時に私はバスを発進させ、100mほど先のバス停で止まり、そこで老夫婦と思われる男女が乗ってきたのだが… 「おぉ~! どうした?」「そこで用事があって…」などと、乗ってきた男性と助手席のジジイが会話を始めたのだった。私が「おや? 予想外の展開だが…」と思っていると、さっきまで鳴っていた足音は消えてしまった。

結局、車内が和やかな雰囲気のまま、ジジイの降りるバス停に到着してしまい… しかも、ジジイが降りる時に「ありがとう!」と言ったのである。私は驚きながらも「ありがとうございましたぁ~!」と答えたのだが… なるほどぉ~ 前回は、乗客がジジイ一人だけだったから怒鳴ったのかぁ… 他に一人でも乗っていると… ましてや、それが知人であれば“お礼を言うお爺さん”に変身してしまうのかぁ…

バスの神様ぁ~! 次回は、どうか“二人っきり”になりますように! なんちゃって… (こら! オッサン! 小中学生が“理科準備室の掃除当番”を妄想しているんじゃないんだから…)