バス停からバス停までの所要時間は、すべて均等に一分ずつではない。単純に距離の長短だけでなく、交通量や乗客数なども考慮して時間配分されている(はず)。
ただし、今の営業所について言えば… “終点の一つ手前のバス停から終点までの所要時間”だけは、長ぁ~く取ってある場合がある。例えば、実際には1分もあれば行けるのに、5分以上も取ってあるとか…(もっとも、その逆の場合もあるのだが…)
今朝も、途中で5分以上遅れていたので、「おはよう~(中略)~すいません」と言いながら走っていたのだが… 終点の某駅に到着した時には、ちょうど到着予定時刻だった。
まぁ… いくら最後は帳尻が合ったとはいえ、一つ手前まで5分以上遅れていたわけだから… やはり「バス遅れましてご迷惑様でした」と言うしかないでしょう。たまに、他のこと(違法駐車車両など)に気を取られて、言い忘れることもありますが…
昨夜11時半頃… 営業所内の決められた場所へバスを止めて、カバンや金庫などを持ってバスから降りた。が、私は「何か忘れているような気がするなぁ…」と、しばらくバスの横で立ったまま考えていたが、思い出せなかったので普通に終業点呼を済ませて帰宅した。
夜遅い勤務の翌日は、昼頃からの勤務となる。そして、今日の勤務も終わりが近付いた夜7時前… 突然、私の頭の中に“昨夜の出来事”が甦り、私は「あ、そうだった! しまったなぁ… 気が付いてくれたかなぁ…」と、自分の“すぐに忘れるクセ(?)”を反省した。
実は、昨夜11時過ぎ… 終点の某所で忘れ物チェックをした後、回送で営業所へ向かっていた。その途中で信号の変わり目に遭遇して、私はやや強めのブレーキでバスを止めたのだが… その時、ダッシュボードの上にマジックテープで固定されていた電波時計が「ゴロン!」と、フロントガラスとの間に落ちてしまったのである。
私は「すぐに拾おう」と思ったのだが、「信号待ちでゴチャゴチャやっていて、予想外のアクシデントが起こっても困る」と思い直して、営業所に着いてから拾おうと思っていたのだが… 近年、本当に物忘れの度合いが激しくなってきていて… 案の定、すっかり忘れて帰ってしまったのである。あぁ… 今日、そのバスに乗った運転士さんには、申し訳ないことをしたなぁ…
それにしても、近年は「え~っと… 何だったっけ?」と思うことが急増しているような気がする。仕事柄、常に寝不足のような感じで、頭がボォ~ッとしているからだろうか… いや、それは“生まれつき”かな? ハハハ…
信号が青に変わり、とりあえず停止線まで前進しようと思ったが、対向直進車が10台くらいいたので、そのまま待つことにした。そして、対向車たちは違法駐車車両を避けながら、私の前をスイスイと走り抜けて行った。全員が挙手も何もしないで…
まさか「みんな弊社の人間だったのか!?」 まぁ、それならば仕方ないんだけど…(そんな馬鹿な!) そういえば「バス同士の挙手は、道の譲り合いでも何でも全面禁止! 他の車両に対する御礼などの挙手については検討中」と言われて半月が経つのだが…
何を検討することがあるのだろうか? 「片手運転は危ない」という指摘を受けての禁止ならば、相手が総理大臣だろうがAKB48だろうが、手を振っては… 否、手を挙げてはいけないでしょう!
そういう私は“ありがとう&ごめんなさい”の挙手を続けます。だって、相手は人間なんですよ(一応、私も…)。それでも「馬鹿やろう! 絶対に挙手禁止だ!」と言うならば、“バスの運転士は、危険な片手運転をしないように、御礼などの挙手ができません。予めご了承ください”というPRをしてくれなければ…
“どうせ営業所から始発地へ行くのだから、回送じゃなくて実車でもいいだろう!”という路線がある(実際のところは、そんな理由ではないかもしれないが…)。例えば、某駅行きは平日の朝6時台に10本、某住宅地行きは7本もあるのだ。前者はそれなりに乗車があるが、後者は… 少なくとも、私が人を乗せた記憶はない。
また、当然のように逆向きでも走る。勤務によっては“実車で某駅へ行って、その駅での発着路線を何本もやって、最後に実車で営業所へ帰る”というものがある。もちろん、回送で帰る勤務もあるので「勤務の最後は、実車であれ回送であれ、とにかく営業所へ戻る」という感覚が… 少なくとも私にはある。
しかし、勤務の中には「最後に某駅から某ターミナルへ行って、そこから回送で営業所へ帰る」というものがあり、思い込みが激しい私は危うくワナに掛かるところだった。某駅を出発する時には「某ターミナル行きだぞ!」と思っていたのに、途中で「これで最後だなぁ~」と思った瞬間に“私の気持ち”は営業所へ… 幸い、赤信号で止まって気が付いたけれど… ボケで単細胞な私は、あまり先のことを考えず“次のバス停”“次の交差点”… それだけを考えた方が良さそうである。
が、それは表向きの話で… 内心は「何で精算するのかなぁ… 現金かなぁ… それならば、このボタンを押せば良かったんだよなぁ… もしも磁気カードだったら… え~っと…」とドキドキであった。
すると彼女が「チャージ(ICカードの残高を増やすこと)できますか?」と言ったので、私は「やったぁ~! 既に一度やったことがある、一番わかりやすい方法だぁ~!」と思いながら「はい、出来ますよ」と答えた。
そして一旦“取り消し”したのは良かったが… その後、まずは私がボタンを押してからカードをタッチしてもらわなければいけないのに、ついつい先にカードをタッチさせてしまった… しかも二度も…
あ… あ… いや… 実は、そのバス停の発車時刻よりも早く着いたものだから、ワザと時間稼ぎをしたんですよ。ハハハ…(バレバレだよ!)