新たな営業所勤務が始まってちょうど半年… 昨日、初めて“週末お昼の市内中心部”へ行った。もちろんバスで! もちろん運転して!! 仕事だから仕方なく!!! なぁ~んて「嫌だ嫌だ」と思っていると…。。。
これまでは平日の朝しか行ったことがなかったので、教習で聞いていたような混雑に遭遇したことはなかった。いつか書いたような“大手百貨店への搬入トラックの長い長い縦列駐車でバス停が分からずに驚かされた”ことはあったけれど…、、、
昨日、某所を午後2時半頃に出発した。思っていたより乗客も多く、気が付けば5分ほど遅れていた。そして、終点の3つ手前のバス停で一人乗せて、一気に右車線まで変更して… その先の交差点を右折したら、教習で聞いた“終点までの渋滞直線”が待っているはず…
で、私の「意外と渋滞してなかったりして!?」という甘い期待はあっさりと裏切られた。ちょうど右折する交差点の赤信号にかかり、右方向を“視察”することができたのだが… しっかりと渋滞していたのである。
半年前の教習中に、こういう場合は「3車線の真ん中を走って行き、その車線のままバス停の前で乗降客扱いをする。左車線も右車線も、左右の駐車場へ入るマイカーで渋滞しているので、大人しく左に並んでいたら何時間かかるか分からないぞ」と言われたのだが、それを見た私は納得した。
ほとんどのマイカーが“渋滞の原因を分かっていて”大人しく左右に並んでいるのだが… 急に真ん中車線へ変更しようとするマイカーもいたりして、油断はできない。少しでも強引に行こうものなら、すぐに接触事故になりかねない…(あ~、やだやだ!)
私のバスは真ん中車線をジリジリと前進して、終点の2つ手前のバス停の前で両扉を開けて降車客扱いを… 左車線のマイカーも動く場合があるので、「左側に車が並んでいますので、気を付けてお降り下さい」と注意を促した。
そこから終点の1つ手前のバス停までは、意外にスンナリと行けて… 普通にバス停に着けることができた。が、まだ右車線にはマイカーが並んでいたので、そのまま終点のバスターミナルの入口直前まで真ん中車線をブ~ンと…(見慣れない風景に、一瞬「ターミナル入口は何処だ!?」となり、かなり手前でブレーキを軽く踏んでしまったが…)
いつか書いた“10分くらいのサバ読み時間”があるにもかかわらず、その“到着予定時刻”を5分ほど過ぎて終点へ… 「ありゃま、もう発車時刻じゃないの!」と思いながらも、待機場所でさっさと忘れ物チェックをして… 「お待たせしてすいません」と言いながら、バスを乗り場に着けた。
ターミナルの出口には一人の係員が立っており、道路を走ってくる車の流れを止めてバスを出してくれたのだが… その直前には横断歩道があり、私が出ようとしたところ、ちょうど左から歩行者が歩いてくるのが見えたである。そこで私は止まっていたのだが… 係員が「早く出てこい!」と言わんばかりに、右手に持った棒を振ったので、私は慌ててブ~ンと…
ターミナルを出てすぐに、信号待ちの車列の最後尾で止まった。そして信号が青になったのだが… 私は迷ってしまった。その先にあるバス停のために左車線を走るべきか、空いている真ん中車線を走るべきか… ここで左車線に並んでいるマイカーは、駐車場へ入るような“動かない渋滞”ではなく、交差点を左折する車と直進する車が並んでいるだけの“動く車列”だったのだ。
もしも真ん中車線を走って行って、タイミングが悪いと左車線の車と並走することになってしまう… しかし、真ん中車線はガラガラ… う~む… と、その内に後方の信号が青に変わり、後続車がドドドォ~っとやってきてしまった。が、左車線も止まることはなかったので、私はそのまま左車線を… が、が、が、ちょうど目の前で信号が赤に…(がちょ~ん!)
その選択が、すべてを悪い方へ導いてしまったのか… その後、某所へ向かっている途中でも“バスよりも遅く走る車”に前に入られたり… 追い抜いて行った大型車が渋滞で止まってしまい、バスレーンへ抜けるだけの幅がなくなったり… それらのせいで、行けるはずだった青信号を行けずに長い赤信号を待つことになり… そんなことが重なり、10分以上も遅れてしまったのである。
その次の、某総合駅への往復時も悪循環は続き… 再び某所へ戻って来る午後5時半過ぎまでの約3時間、私は「お待たせしてすいません」&「バス遅れましてご迷惑様でした」を繰り返していた… 次回はリベンジ! 市内中心部からの復路でも、真ん中車線をブブブォ~ンと走るぞぉ~!(どうも“初モノ”に遭遇すると、ついつい様子を見ちゃうんだよなぁ…)
私は「今はまだ大丈夫だけれど、いつか残額不足になった時のために予め聞いておくとは… お主、できるな!」と思いながら「はい、千円札ならばできますよ。2枚でも3枚でも…」と答えた。その間に、他の乗客が精算完了して席に着いていた。
私が前扉を閉めて、バスを発車させ… と思ったその時! おばさんが助手席から降りて、バッグの中に手を入れてゴソゴソとやり始めたのである。嫌な予感… そして「それじゃあ、入金をお願いできますか?」と言ったのである。
私は「はぁ~? 前言撤回! さっき『参考に』って言ったのに… “できる”どころか空気も読めんがやぁ~!」と思いながら、再び前扉を開けた。気が付けば、すぐ後ろに回送バスがいたけれど… 私の心は既に固まった後だった。
私はボタン操作をしながら、努めて冷静に「では、こちらにカードを載せていただいて… こちらから千円札を1枚ずつ… (ジィ~、ジィ~、ジィ~と千円札を入れる音が…) 三千円でよろしいですか? はい、このように入金されました。ありがとうございます」と説明した。心は半分しかこもっていなかったけれど…
ちょうどそこへ、一人のお爺さんが駆け込んできて… 私は「お爺さん、今日のアンタはついている! 宝くじでも買ったらどう?」と思いながら前扉を閉め、「お待たせしてゴメンね」と回送バスに対してハザードランプを点滅させながらバスを発車させた。
宝くじと言えば… 私もココに何度か書いて実際に買ったけれど、まっっっっっっっっったく当たらず… 下一桁のみだった。そして「300円のために、わざわざ換金に行かないよなぁ~! 何かついでがあれば…」と思っているうちに、有効期限をスギちゃんだよなぁ…
先日の夜、某住宅地へ向かっていた。それは、その日の私の最後の乗務だった。終点の一つ手前の某駅停でバスを止める時、ちょうどバス停の横を、手をつないで歩いて行く二つの人影が… 彼女たちは、どう見ても小学生(3~4年?)だった。
私は一瞬「まだ、そんな(子供が出歩くような)時間だっけ!? 今日の私の勤務終了時間は夜遅いはず…」と思ってしまったのだが、時刻は23時20分だった。私が小学生の頃は「夜9時には寝なさい」と言われていたのに…
仮に、それが休日前夜だったとして、夜更かしすることが許されたとしても、自宅で読書(主にマンガ)とか、創作活動(空き箱で建物や乗り物を作る)とか、勉強… は、間違ってもやらなかったけれど、とにかく夜中に子供だけで外出するなんて考えられなかった。
今は24時間営業のコンビニなどが当たり前の時代で、夜11時と言っても明るいし賑やかだし元気(?)だし… 昔は、外出しても行くところがなかったとも言える。そんな時代に“夜の外出”をしたのは、私に叱られて家から締め出された時くらいかな? しかも、ずっと玄関前で泣いてるだけだったから、まったく出歩いてないし… 私にも、そんなカワイイ時代があったのだ。ハハハ…
午前中最後の乗務で営業所前ターミナルへ向かっていた。その途中、あるバス停を通過しながら周囲の人影を確認したところ… バスと同じ方向へベビーカーを押している、歩道上のお母さんだけだった。
私は片側二車線の道路の左車線をそのまま進行… と、その時! お母さんがベビーカーの向きを変え、歩道の切れ目から車道へ出てこようとしたのである。まったく予想していなかった私は「ちょっとお母さん! 何するの?」とプチビックリ!!
幸い、お母さんは車道へ出ようとした時にバスに気付いて止まり、私は反射的に少しだけ右にハンドルを切ってしまったけれど、右車線に車が来ていなかったので、お母さんと私以外にビックリした人はいなかった。
私が「予想外」だと言ったのは… 歩道上に車が止まっていたとか、工事をやっていたとか、大きな犬が来たとか… 本当に何も障害物がなく、歩道から出てくる理由が見当たらなかったからである。
では、車道を渡ろうとしたのかというと… そこには中央分離帯があり、しっかりと植栽までされていて、私だって「ここを渡ろう!」なんて思わない。ましてやベビーカーを押してとなると… 無理な話である。
さて、昼寝休憩後… 午後の乗務が始まる時に「明日までに“運転中にドキッとしたこと報告シート(仮称)”を提出して下さい」と言われたので、私は「ちょうど良かった。ブログに書くんで見といてちょ!」と上司に… 言えるわけないでしょ! そんな偉そうに… このアホ面で…
A停を定時で発車して、B停もスムーズに発車して、C停へ向かっていた。私は「B停とC停の間は2分も取ってあるから、C停の手前の信号は赤になってもいい」と思っていたのだが、青で突破できてしまった。
降車ランプが点灯していたので、とりあえず「ご乗車~」と言いながらバスを止めて扉を開けた。そして「発車時刻まで、もうしばらくお待ち下さい」と言おうとしたのだが… 私は思いとどまった。
なぜならば、C停の発車時刻を既に30秒ほど過ぎていたからである。私は「えっ!? 例の“見間違い”じゃないよなぁ? 年、月、日… 確かに30秒ほど過ぎている…」と、二度三度と“運行セット画面の時計”を確認した。
私はすぐにバスを発車させながら「おかしいなぁ… C停の手前の信号を突破したら、時間が余るはずなんだけど…」と考えていた。すると、しばらくして思い出した。C停ではなく、B停の手前の信号にガッツリと引っかかっていたことを… つまり、B停を少し遅れて発車していたのである。
う~む… 一瞬、私が“時をかけた”のかと思ってしまった… もしも、そんな能力があったら、嫌な場面と遭遇する度に「♪時を~かけるオヤジ~」と逃避して、気が付けばすべて終わってるというストレスのない人生を…
ん? 気が付けば、すべて終わってるということは… 気が付けば、会社をクビになっている!? 気が付けば、すでに死んでいる!? そんなぁ~ 気が付けば、結婚しているってならないかなぁ~?(それも、ある意味“終わってる”かもね。ハハハ…)