バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

乗務終了時刻について

2018年07月31日 18時54分56秒 | バス運転士
各コースの乗務終了時刻は決まっているけれど、バスが遅れることも多々あり… ちょっと前から、乗務時間(残業時間)を正確に計算するためなのか、「営業所内の給油所で(給油しない場合は、所定の場所で)止まった時に、デジタコ記録カードを抜きましょう。その時刻を乗務終了時刻とします」というルールになった。当然のことながら、「給油してから所定の場所まで移動する時間は乗務時間じゃないのか!」という意見もあり… そのようにカードを抜いている運転士さんもいるようだ。そういう私も、給油所で抜くのを忘れてしまうことが多々あるので何も言えないのだが…

ある日、ある運転士さんが「上司から“デジタコ記録カードをどこで抜いていますか?”って聞かれましたよ。プリントされたデジタコのグラフを見れば、給油所で抜いたか、その後に抜いたか分かるらしいんですよぉ…」と言っていたので驚いた。“分かる”ことにではなく“聞かれた”ことに…!!! 実際、給油所から所定の場所への移動する場合… 営業所の敷地内だけで済まず、一旦、公道に出て走ることもあるのに、「給油所で抜け」と言われて「変なの!」と思っているところへ「どこで?」なんて細かいことを言われたら… ぶぅ~~~

先日、私が終点・某所から回送で帰ろうとした時… ちょうど他系統バスが発車するところだったので、「狭い道路でゴチャゴチャするのは嫌いだから、ちょっと待ってから出発しよう」と思ったのだが、すぐに「あれ? 自分の好き嫌いが理由で営業所へ帰るのが遅れたら、残業代の詐取だと言われてしまうのか!?」という疑問が浮かんだ。そこで「ま、会社が“デジタコを抜いてから公道を走ってもいい”って言ってるんだから…」と思った私は、少し待ってから某所を出発して… 「もうすぐ営業所!」という辺りで“乗務終了時刻”になりそうだったので、営業所直前にある“降車専用停”でハザードランプを点灯させて止まり、デジタコ記録カードを抜いたのだった。

その後、たまたま一緒に終業点呼を受けた先輩運転士さんが、何事もなかったかのようにプリントされたデジタコを提出… すると、上司から「3分遅れですよ。ちゃんと書いて下さい」と言われて、「えっ!? 3分遅れ? 定刻だったはずだけど… あっ! (カードを抜く前に)“ポ●モン”をやっとったからか!」と驚き… 横にいた私は笑うしかなかった。決して、その先輩運転士さんが悪いと言っているのではない。最初に書いたように、私も抜き忘れることがあるのだから… 私が言いたいのは、カードを抜いた時刻だけで決定するのではなく、本人の申告も加わって初めて遅延と認めればいいのではないかと… 私自身、いちいち“1分遅れ”とか“2分遅れ”とか書きたくないし、そんなことでお金を余計にもらおうなんて思っていないのだから… それよりも、もっと“気楽に”やらせてほしいなぁ…


お盆も近いことだし…???

2018年07月30日 18時51分32秒 | バス運転士
先日の“某地区(郊外)巡回バスで、ずっと中扉の内側に立っていた女性”について、私は一瞬「ひょっとして新入社員が営業所(路線)の下見に来たのかな?」とも思ったのだが、我が営業所(半弊社)には女性が配属されないのである。そう、危険人物(私)がいるから…(ウソ!)

さて、その女性について… 運転士さんの反応は様々であった。ある運転士さんは「ちょっとブレーキが強かった時に、わざと転んで慰謝料を取ろうとしていたんじゃないの?」と言い… ある運転士さんは「モニターだったんじゃないの?」と言ったのだが…

ある運転士さんが「見えてはいけないものだったんじゃないの?」と、余りにも強く主張するので、私が「だって、足はあったよ!」と反論すると、「今時、幽霊に足が有るとか無いとかなんて言わないってぇ~」とバッサリ… あれま、そうなの???

その時、一緒にいた運転士さんたちからも「乗った時は覚えてる?」「運賃は何で払った?」「言葉を発しなかったでしょ?」などと聞かれて何も答えられない私… 「だから、いつの間にか現れて、“この運転士さんには私が見えているんだわ!”と思って、最後に頭を下げて行ったんだよ」と…

さらに「ドライブレコーダーの映像を“ずっと立ってて危険な女性”とか言って、上司と一緒に見てみれば良かったのに… そうしたら、中扉の内側には誰も映っていなかったりして!?」と言われて、「そうすれば良かったのかぁ~」と思ったのだが、その時は“普通の女性”だと… あ、いや、今も“普通の女性”だと…

その女性の特徴は… 上は白っぽいシャツ(?)、下は黒っぽいロングスカート、顔は… 車内ミラーには“顎から下”しか映っておらず(身長は160cmくらい?)、最後「ありがとうございました」と言った時にチラッと見ただけなので覚えていない。感じの良さそうな女性だったという印象だけは残っているけれど… 

ん? お盆も近いことだし… あちらの世界から、オマエの“お迎え”が様子を見に来たんじゃないかって!? う~む… そうかぁ~ あちらの世界で“私の許嫁”が待っとるかもしれないなぁ~ もしも私に“万が一”のことがあったら、「あちらの許嫁が相当な美人だったんだな」と思って下さい。なんちゃって~ ハハハ…


台風接近中に出掛ける親子

2018年07月29日 18時34分46秒 | バス運転士
昨日の夕方は… いくら“土曜日”とはいえ、交通量も乗客も少なかった。やはり、かつてない進路を進む台風に関して「予想を超える風雨に見舞われるかもしれない」とか「これまでの経験が役に立たない可能性がある」とか… “万が一に備えましょう”的なニュースの影響が大きかったのだろうか…

などと思いながら、最後の某地区(郊外)巡回バスを“ほぼ定刻(1分未満の遅れ)”で走らせていた午後6時頃… あるバス停に向かって歩道上を激走している家族を発見したので、「どう考えても乗客だろうなぁ~」と判断した私は、バス停で止まって前扉を開けた。

待つこと約20秒… お母さんが「すいませぇ~ん」と言いながら1着でゴール! 続いて娘さんが2着でゴール、少し間が空いてお父さんが3着でゴール… お母さんが「大人2人で!」と言ったので、私はボタン操作… 現金420円を投入してもらったのだった。

バスが発車すると… お母さんが「きっと(家の中にある)時計が少し遅れとったんだわ!」と大きな声で言っていたので、「私に言っとるのかな?」と思ったり… 娘さんが「帰り、大丈夫かなぁ?」と心配していたので、「こんな時に出掛けなきゃいけない理由は何なのだ? しかも、3人ともラフな格好で…」と思ったりした。

あ、ひょっとして… 例のポ●モンなんちゃらに参加するため、某ハンバーガー屋さんへ行ったのかもしれないなぁ~ しかも… バスの中でほとんど喋らなかったお父さんが「今日じゃないと希少なモンスターが獲れないんだよぉ~ だから行こうよぉ~」って言い張った可能性が高そうだなぁ~ ハハハ…



その女性の目的は…???

2018年07月28日 18時49分16秒 | バス運転士
今日は予定通り、お昼前の“某地区(郊外)巡回バス”から乗務開始… 買い物から帰ってきたお婆さん、これから買い物に行くお爺さん、仕事中の女性、暇そうな男性(おいおい!)などなど… 中型バスに20人くらいの老老老老老若男女を乗せて某駅を発車した。

バス停を一つ一つ進む度に減っていく乗客と増えていく空席… しかし、一人の女性(30~40代?)だけは、ずっと中扉の内側に立ったまま座ろうとしなかったので、私は「相席が嫌だとかじゃなくて… お尻のイボが痛くて座れないのかな?」と思った。(こらこら!)

その後、バスは順調に進み… 中間地点とも言える“某駅の隣駅停”も過ぎたので、「逆回りの巡回バスに乗り遅れたのかな? それじゃあ、◎◎図書館か◎◎公園で降りるだろう」と思っていたのだが… 私の予想に反して、その女性は降りることなく… 車内がガラガラになっても中扉の内側から動かなかったのである。

結局、その女性はグルッと一周… 約50分前に乗った某駅へ戻ってきたのだが… 
他の乗客が中扉から降りていく時も、ずっと中扉の内側に立ったままだったので、「えっ!? 何、ナニ、なに?」と思っていたら、最後に頭を下げて降りていったのだった…

なんだぁ~ 「昔の知り合いかな?」とか、「どうしても私に文句を言いたいモニターかな?」とか、「ラブレターを渡そうとしているのかな?」とか… いろいろ考えてドキドキしちゃったがやぁ~ ハハハ…(オマエなんかに渡すものは… 不幸の手紙か引導くらいだろ! ハハハ…)


今日、何曜日?

2018年07月27日 22時50分23秒 | バス運転士
今朝は6時半頃に起床… 居間へ移動してテレビを点けた時に「あれ? なんでドラマなんてやっとるんだ? あぁ、今日は土曜日だからニュース番組をやってないのかぁ~」と思ったのだが… すぐに「ん? 今日は金曜日だがや! 芸能ニュースのコーナーで、ドラマの一場面を流しただけだったのかぁ~」と気が付いた。

出勤して点呼を受けた時には… 「あれ? 今日の私は某地区(郊外)巡回バスのはずなんだけど… なんで大型バスなんだ? まぁ、走れないことはないけれど… できれば勘弁してもらいたいなぁ~ ん? 今日は金曜日! 巡回バスは明日だがや! 二度も勘違いするなよぉ~ このボケがぁ~」と、自分のことを心の中で笑ったのだった。

さらに、乗務を開始してからも… 妙な動きをするマイカーを見ては「まぁ、今日は土曜日だで、不慣れなドライバーが… あ、違う違う! 今日は金曜日だってぇ~!」と勘違いしたり… 運賃の支払いに戸惑う乗客を見ては「ま、週末は不慣れな人がいつもより多く乗るから… あ、だから違うってばさ! 今日は金曜日だってぇ~! そう何度も勘違いするなよぉ~」と自分に呆れたり…

午後7時頃になっても… 「この時間、あの交差点は渋滞しとるんかなぁ~ いや、今日は土曜日だから、そんなに混んでないかも… あ、だ~か~ら~ 今日は金曜日だって! しかしまぁ~ ワシの脳ミソはどうなっとるんじゃ!?」と… 結局、今日は朝から晩までに10回くらいは「今日は土曜日だ」と勘違いしてしまったのである。

これまでにも一日に2~3回の勘違いはあるけれど… こんなに何度も勘違いをしたのは初めてである。ひょっとして… 無意識のうちに私が“時をかけて(一日前に戻って)”しまって、二度目の金曜日を過ごしているんじゃ… 一度目の記憶は残っていないけれど、体内時計だけが正確に刻まれているとか… なんちゃって~!(ニャンチ症の検査で「今日、何曜日?」と質問されることがあるだろ? オマエのボケが“覚醒”する日も近そうだなぁ~ 今のうちに施設を予約しとけ! ハハハ…)