撫子に墓を探せど見つからず 帰りの仏花 親父に捧ぐ
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時の花 いやめづらしも かくしこそ 見し明らめめ 秋立つごとに
大伴家持
ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシ
コ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L.
var. longicalycinus)の異名。またナデシコ属の植物の総称。
秋の七草の一つ。「撫でし子」。しばしば子どもや女性
にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉
集』から詠まれる。『枕草子』では、「草の花はなでし
こ、唐のはさらなり やまともめでたし」とある。ナデ
シコ属は古くから園芸品種として栽培され、また種間交
雑による園芸種が多く作られている。中国では早くから
セキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、四季
咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。庭植え、
鉢植え、根洗い(=草物盆栽)などに利用される。
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根洗い
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映画「火天の城」の帰り仏花を買い棚花豊和の墓参りに
行くも、墓が見つからず笹木博史に電話するも繋がらず
宗安寺の親父の墓参りに切り替える。それにしても佐和
町も随分寂れ虫食い状態で空洞化していることを再認識。
JR彦根駅の東口の再開発は、このリーマンショックで
多少遅れはあるものの成功裡に終わるから、ここの再開
発もその後続計画として予定通りに行くだろう。そんな
ことを考えながら歌を詠む。秋の七草の一つ「ナデシコ」。
花言葉は「純愛」「才能」。
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映画「火天の城」
ところで、その映画「火天の城」の感想で表せば、細か
い描写技法などの評価を取捨して、骨太い重厚な作品だ
といえる。これは岡部又上門右衛門扮する西田敏行が太
りすぎるからではない。これは、著者の山本兼一の力量
も関係しているから当然だろうが、ラストの通し柱四寸
の切断シーンは圧巻。予備知識として「安土城復元案」
のネット議論を見るとさらに深みが増す。実に面白い。
この映画見なきゃ大損するぞ。 ^^;。
【覇権主義とは】
新政権に対する百日の蜜月を待たず民主党の外交・安全
保障政策に対しマスコミや保守政治委員やその論客が嘩
びすましのでネットで「戦争とテロ」「国際紛争」「覇
権主義」を考察し自分なりの決着をつけようと検索して
みた。
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ところで、紛争・戦争に使われる武器とはなにかといえ
ば、「女の武器」も含め、戦闘や狩猟に用いる道具や器
具の総称。広義では、戦争や軍隊で用いる兵器や武装、
さらには人員・物資までも含めて「武器」とよぶ場合や、
人間や動物がもつ社会競争で有効な長所や生き残りの手
段を「武器」と比喩表現することまで含める場合もある
という。
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それでは、戦争(英: War)とはなにかといえば、主に国
家が、軍事力・武力・国力を利用し、作戦・戦闘を組織
的に遂行する行為、状態である。太古から続く人類の営
みの側面であり、最も原始的かつ暴力的な紛争解決手段
である。政治、経済、地理、文化、技術など広範にわた
る人間の活動が密接に関わり、歴史的な影響は大きい。
近代以降の戦争は陸海空軍等の軍隊だけの武力戦だけで
なく、一般国民を広く巻き込む総力戦の様相を呈するこ
ともあり、外交戦、宣伝戦、謀略戦、経済戦、貿易戦、
補給戦、技術戦、精神戦などの闘争を本質的に包括して
おり、相互に関係する。
その結果、国際関係や社会や経済など幅広い分野に破壊
的な影響を与え、軍人や民間人の人的被害からインフラ
の破壊、経済活動の阻害など社会のあらゆる部分に物的
被害を与えることとなる。一方で科学、技術、外交、戦
略論、組織論、戦術論、兵器・武器の発展をもたらして
きた側面もある。また、軍需景気により生産設備に被害
を受けなかった戦勝国や第三国の経済が潤う場合もある
とされる。
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覇権主義とは、国家またそれに準ずるものの、外交・軍
事における傾向の一種。当該国の実利的利害関係にのみ
基づいて他国に対する対応を決定し、敵対国に対する侵
略戦争や先制攻撃によって、領土の拡大や自国の安全保
障を行い、同盟国や敵対国の反対勢力に対する軍事・経
済協力を進める。それを実行し、成功した国を覇権国家
と言う。陸軍国家であることが多い。
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また、国家とは、一定の領域と人民に排他的な統治権を
有する政治団体、政治的共同体で、人民を含む場合と、
統治機構に限定する場合があり、前者の場合は国と呼ば
れることが多い。さらに、国家主義とは、国家の権威を
政治、社会、経済の単位として最も優位に考える思想、
思想的態度。英語ではNationalismまたはStatismに相当する
単語でとされる。自国の利益を優先するマキャベリズム
は、軍事・外交の世界にすべての場合において見られる。
覇権主義の特徴があるとされる。
(1)マキャベリズムを糊塗するために、理想の世界秩
序を掲げその実現のために自国が努力しているとい
う建前を持たない、または甚だしく軽視する。
(2)王道主義、理想主義的な態度からは遠い。
(3)自国と同程度以上の国際勢力と協調して覇権を敷
くという発想(国際協調主義)を持たない。
(4)常に一国主義的である
(5)東西冷戦時の陣営・同盟国的発想とは異り、自国
の利益と一致する場合においても、他の勢力と協調
することが自国の国際的権威や権力を弱体化させる
虞がある場合には単独行動を選ぶ。
尚、現在覇権主義国家と指摘された国家は米国、ロシア、
中国の3国。
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これに対し、テロリズム(英語:Terrorism)とは、恐怖
心を引き起こすことにより特定の政治的目的を達成しよ
うとする組織的暴力の行使、およびそれを容認する主義
の事。テロリズムに則った行為・手段により敵対者を威
嚇する事をテロルと呼ぶ。日本では一般にテロリズムと
テロルの双方を指してテロと略す。またテロリズムを標
榜しテロルを行う者をテロリストと呼ぶという。
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自爆テロ
現代では行政組織・国家権力・社会・文明に対する過激
派の暴力行為・冒険主義をさす事例が多く、最近ではそ
の動機が多様化し、攻撃目標も要人から一般市民に変わ
ってきている。歴史的には国家・行政組織側による暴力
的抑圧(恐怖政治、粛清等)を含み、体制・反体制を問
わず暴力と恐怖を活用することで大衆世論を支配する手
段を意味した。
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アフガニスタン紛争
アフガン戦争(Afghan Wars)は、近現代にアフガニスタン
を舞台に起こった諸戦争のうち、特に19世紀から20世紀
初頭に行われたアフガニスタンとイギリスの間の三次に
わたる戦争のこと。アングロ・アフガン戦争ともいう。
アフガニスタン紛争とは、近代以降のさまざまな戦闘の
総称で前者より広範なものを指す。この項目では1978年
以降断続的に起こっている戦いを扱うという。
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ここまで考察して、移民の国、アメリカ合衆国が関わっ
ているアフガニスタン紛争、イラク戦争も嘗て関わった
ベトナム戦争も元を質せば、欧米列強諸国の植民地支配
及び軍隊の長期駐留のあった地域で日本の占領駐留政策
の成功例をもって杓子定規に当てはめるのは粗忽な振る
舞いだということに思い至ものの容量が尽きたので、こ
の続きはまた別の機会に。
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映画「クリエーション」
進化論を確立した英博物学者チャールズ・ダーウィンを
描いた映画「クリエーション」が、米国での上映を見送
られる公算となった。複数の配給会社が、進化論への批
判の強さを理由に配給を拒否したため。12日付の英紙
フィナンシャル・タイムズが伝えたという。ふぅ~ん、
面白いね。それにしても根深いねとも。
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