極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

撫子と覇権国家

2009年09月12日 | 時事書評



撫子に墓を探せど見つからず 帰りの仏花 親父に捧ぐ





時の花 いやめづらしも かくしこそ 見し明らめめ 秋立つごとに   

                           大伴家持 


ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシ
コ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L.
var. longicalycinus
)の異名。またナデシコ属の植物の総称。
秋の七草の一つ。「撫でし子」。しばしば子どもや女性
にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉
集』から詠まれる。『枕草子』では、「草の花はなでし
こ、唐のはさらなり やまともめでたし」とある。ナデ
シコ属は古くから園芸品種として栽培され、また種間交
雑による園芸種が多く作られている。中国では早くから
セキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、四季
咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。庭植え、
鉢植え、根洗い(=草物盆栽)などに利用される。


根洗いをして、根が露出したピーマン 根洗い




映画「火天の城」の帰り仏花を買い棚花豊和の墓参りに
行くも、墓が見つからず笹木博史に電話するも繋がらず
宗安寺の親父の墓参りに切り替える。それにしても佐和
町も随分寂れ虫食い状態で空洞化していることを再認識。
JR彦根駅の東口の再開発は、このリーマンショックで
多少遅れはあるものの成功裡に終わるから、ここの再開
発もその後続計画として予定通りに行くだろう。そんな
ことを考えながら歌を詠む。秋の七草の一つ「ナデシコ」。
花言葉は「純愛」「才能」。


  映画「火天の城」

ところで、その映画「火天の城」の感想で表せば、細か
い描写技法などの評価を取捨して、骨太い重厚な作品だ
といえる。これは岡部又上門右衛門扮する西田敏行が太
りすぎるからではない。これは、著者の山本兼一の力量
も関係しているから当然だろうが、ラストの通し柱四寸
の切断シーンは圧巻。予備知識として「安土城復元案
のネット議論を見るとさらに深みが増す。実に面白い。
この映画見なきゃ大損するぞ。 ^^;。

【覇権主義とは】

新政権に対する百日の蜜月を待たず民主党の外交・安全
保障政策に対しマスコミや保守政治委員やその論客が嘩
びすましのでネットで「戦争とテロ」「国際紛争」「覇
権主義」を考察し自分なりの決着をつけようと検索して
みた。


File:Néolithique 0001.jpg

ところで、紛争・戦争に使われる武器とはなにかといえ
ば、「女の武器」も含め、戦闘や狩猟に用いる道具や器
具の総称。広義では、戦争や軍隊で用いる兵器や武装、
さらには人員・物資までも含めて「武器」とよぶ場合や、
人間や動物がもつ社会競争で有効な長所や生き残りの手
段を「武器」と比喩表現することまで含める場合もある
という。

WMD world map




それでは、戦争(英: War)とはなにかといえば、主に国
家が、軍事力・武力・国力を利用し、作戦・戦闘を組織
的に遂行する行為、状態である。太古から続く人類の営
みの側面であり、最も原始的かつ暴力的な紛争解決手段
である。政治、経済、地理、文化、技術など広範にわた
る人間の活動が密接に関わり、歴史的な影響は大きい。
近代以降の戦争は陸海空軍等の軍隊だけの武力戦だけで
なく、一般国民を広く巻き込む総力戦の様相を呈するこ
ともあり、外交戦、宣伝戦、謀略戦、経済戦、貿易戦、
補給戦、技術戦、精神戦などの闘争を本質的に包括して
おり、相互に関係する。



その結果、国際関係や社会や経済など幅広い分野に破壊
的な影響を与え、軍人や民間人の人的被害からインフラ
の破壊、経済活動の阻害など社会のあらゆる部分に物的
被害を与えることとなる。一方で科学、技術、外交、戦
略論、組織論、戦術論、兵器・武器の発展をもたらして
きた側面もある。また、軍需景気により生産設備に被害
を受けなかった戦勝国や第三国の経済が潤う場合もある
とされる。




覇権主義とは、国家またそれに準ずるものの、外交・軍
事における傾向の一種。当該国の実利的利害関係にのみ
基づいて他国に対する対応を決定し、敵対国に対する侵
略戦争や先制攻撃によって、領土の拡大や自国の安全保
障を行い、同盟国や敵対国の反対勢力に対する軍事・経
済協力を進める。それを実行し、成功した国を覇権国家
と言う。陸軍国家であることが多い。




また、国家とは、一定の領域と人民に排他的な統治権を
有する政治団体、政治的共同体で、人民を含む場合と、
統治機構に限定する場合があり、前者の場合は国と呼ば
れることが多い。さらに、国家主義とは、国家の権威を
政治、社会、経済の単位として最も優位に考える思想、
思想的態度。英語ではNationalismまたはStatismに相当する
単語でとされる。自国の利益を優先するマキャベリズム
は、軍事・外交の世界にすべての場合において見られる。
覇権主義の特徴があるとされる。

(1)マキャベリズムを糊塗するために、理想の世界秩
  序を掲げその実現のために自国が努力しているとい
  う建前を持たない、または甚だしく軽視する。
(2)王道主義、理想主義的な態度からは遠い。
(3)自国と同程度以上の国際勢力と協調して覇権を敷
  くという発想(国際協調主義)を持たない。
(4)常に一国主義的である
(5)東西冷戦時の陣営・同盟国的発想とは異り、自国
  の利益と一致する場合においても、他の勢力と協調
  することが自国の国際的権威や権力を弱体化させる
  虞がある場合には単独行動を選ぶ。

尚、現在覇権主義国家と指摘された国家は米国、ロシア、
中国の3国。


ファイル:Flag of al-Qaeda.svg

これに対し、テロリズム(英語:Terrorism)とは、恐怖
心を引き起こすことにより特定の政治的目的を達成しよ
うとする組織的暴力の行使、およびそれを容認する主義
の事。テロリズムに則った行為・手段により敵対者を威
嚇する事をテロルと呼ぶ。日本では一般にテロリズムと
テロルの双方を指してテロと略す。またテロリズムを標
榜しテロルを行う者をテロリストと呼ぶという。


 自爆テロ

現代では行政組織・国家権力・社会・文明に対する過激
派の暴力行為・冒険主義をさす事例が多く、最近ではそ
の動機が多様化し、攻撃目標も要人から一般市民に変わ
ってきている。歴史的には国家・行政組織側による暴力
的抑圧(恐怖政治、粛清等)を含み、体制・反体制を問
わず暴力と恐怖を活用することで大衆世論を支配する手
段を意味した。


 アフガニスタン紛争

アフガン戦争(Afghan Wars)は、近現代にアフガニスタン
を舞台に起こった諸戦争のうち、特に19世紀から20世紀
初頭に行われたアフガニスタンとイギリスの間の三次に
わたる戦争のこと。アングロ・アフガン戦争ともいう。
アフガニスタン紛争とは、近代以降のさまざまな戦闘の
総称で前者より広範なものを指す。この項目では1978年
以降断続的に起こっている戦いを扱うという。



ここまで考察して、移民の国、アメリカ合衆国が関わっ
ているアフガニスタン紛争、イラク戦争も嘗て関わった
ベトナム戦争も元を質せば、欧米列強諸国の植民地支配
及び軍隊の長期駐留のあった地域で日本の占領駐留政策
の成功例をもって杓子定規に当てはめるのは粗忽な振る
舞いだということに思い至ものの容量が尽きたので、こ
の続きはまた別の機会に。


  映画「クリエーション

進化論を確立した英博物学者チャールズ・ダーウィンを
描いた映画「クリエーション」が、米国での上映を見送
られる公算となった。複数の配給会社が、進化論への批
判の強さを理由に配給を拒否したため。12日付の英紙
フィナンシャル・タイムズが伝えたという
。ふぅ~ん、
面白いね。それにしても根深いねとも。



 
コメント
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