極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

葉鶏頭と政策の処方箋

2009年09月25日 | 時事書評



あなたの色褪せないもの 欲しいとせがむに窮し 手折る葉鶏頭


ステロイド外用薬

朝から、頭皮発疹の薬を頂きに南彦根駅近くの「
ひろた
皮ふ科医院
」とロードスターの車検手続きに西沼波の「
京滋マツダ彦根店」へ代行手続き費を支払う。ただ、エ
コ減税の効果で売り上げは順調だということだった。


File:HIV-budding-Color.jpg HIV

頭皮の脂漏性湿疹は、頭部にフケ様の付着物を伴う湿疹。
乳児・高齢者に多発するというが、皮脂に含まれるトリ
グリセリド
が、真菌により分解されて遊離脂肪酸が生じ
皮膚を刺激して接触性皮膚炎(かぶれ)が一番の原因と
考えられるが、HIVでなくアルコール依存が原因か?
それを前提として、休肝日を月曜日と木曜日に設定する
ことに ^^;。


 航空行政

【日本航空の経営再建】


ティモシー・フランツ・ガイトナー ティモシー・フランツ・ガイトナー

ガイトナー米財務長官は24日、20カ国・地域(G20)首脳
会議(金融サミット)開幕を前に記者会見し、世界経済
の現状について、未曾有の危機発生から1年を経て「回
復の最初の兆しが見えてきた」と最悪期を脱して上向き
つつあるとの認識を示したというが(時事通信)、日本
航空(JAL)に対し米国デルタ航空、アメリカン航空
などからの出資問題や公的資金支援要請でマスコミは囂
しい。この8月に発表した最終的な赤字は、4半期ベー
スとしては過去最悪、“瀕死”の状態。3年間の累積支
援は4500億円(増資、優先株発行、銀行融資など)。
これは、民主党が中止を宣言している八ッ場ダム事業の
表向きの総額(4600億円)に相当するという。


ファイル:JAL Building.jpg JAL本社

萩本欽一のギャグ「なんでこうなるの?!」じゃないが
誰しも重苦しい気持にもなるが、地方空港の建設の原資
になっている「社会資本整備特別会計」(空港整備特別
会計法)の「空港整備勘定」への上納金(年間9百億円
程度)を減免する公的支援案が浮上しているという(「
官僚の利権にメスを入れるJALL公的支援切り札の成
」「閉ざされた日本の空」)。(1)資金繰り猶予を
与えつつ、(2)航空官僚や交通族議員の利権の温床の
一つにメスを入れる“一石二鳥”策である。


 

その歳入は、財政投融資(882億円)、一般会計(648億
円)、その他(885億円)など5つある。このうち受益者・
事業者負担分は2つ。すなわち、空港使用料(2084億円)
と航空機燃料税(原油価格に連動するサーチャージ別(
781億円
))。空港使用料も航空機燃料税も、航空運賃の
中に含まれ、運賃の高騰原因のひとつだとされる。空港
使用料や航空機燃料税は事実上、鉄道や道路(自動車)
との競争にさらされる航空会社の足を引っ張ってきた上
納金の性格も強く資金繰りに窮しているという。


ファイル:Japanairlines b747-400 ja8079 arp.jpg

だが、空港使用料は「日本を100とした場合、米国は30、
英仏独は40にとどまる」(JAL関係者)ほか、航空機燃料
税も「欧州やアジア諸国では無税(0%)、米国でも2%
なのに、日本では35%に達している」(同)という。こ
うした負担は、航空運賃に転嫁され、利用者の重い負担
の原因にもなってきた。因みに、空港使用料と航空機燃
料税は、JALとANAの負担はそれぞれ900億円前後。一般会
計経由を含めると、両者の負担は優にそれぞれ1000億円
を超え、企業活動の拠点が日本国内にあるだけに、一部
の国際空港に乗り入れているだけの海外のエアラインと
比較すると、その負担はケタ違いになるという。


 

過去数年、JALは公募増資、シンジケート・ローン、
優先株発行などによって、毎年千億円前後の資金を調達
しながら、一向に再建が進まず、資金がどぶに捨てられ
たに等しい結果に終わっている。折角、調達した資金が、
レガシーコストのツケの支払いに回わり、燃費の良い航
空機の購入など対応に回らず、人件費の削減や不採算路
線の廃止・縮小などの合理化だけでは決して再生できな
い困難さがJALの経営危機には含まれているという。


Seiji Maehara Nov 18, 2005.JPG 前原誠司

それでも、官僚主導でデルタ航空などの資本提携で一時
的に繕うことが出来たとしても、割高な空港使用料や航
空機燃料税問題は航空機業界が世界の一体化の渦に厳し
い競合を強いられるなかで、誰がみても再燃することは
不可抗だ。


MacBook  1984 Apple's Macintosh Commercial


まして、微弱電波で情報を運ぶこととで、経済的にも、
地球益的にも合理的なIP会議などで代替できる『デジ
タル革命』の進展でその存続理由が問われる時代、『新
世紀初頭の航空行政』の有り様を巡り、根本的な見直し
が迫られているように思える。新政権は、このことを踏
まえ決して間違いのない政策の処方箋を提示してもらい
たい。


 John Denver
Peter,Paul & Mary Live[3], Leaving, on a Jet Plane  PP&M

夕暮れナトリウム灯が照らす中、仕事で或いは旅行でジ
ェッ旅客機のタラップで乗降する。送迎のひとたちに手
を振り挨拶を送る。ジェット音が響く、秋風吹く哀切の
ワンシーンの遠い記憶には必ず「悲しみのジェットプレ
ーン
」の歌が挿入されている。



命あらば 逢ふこともあらむ我が故に はだな思ひそ命だに経ば

                       狭野弟上娘子  



ハゲイトウ(葉鶏頭、雁来紅、学名Amaranthus tricolor) は
ヒユ科の一年草。日本には明治後期に渡来し、花壇の背
景、農家の庭先を飾る植物として、広く栽培されている。
アマランサス(ヒユ属)の1種である。主に食用品種をヒ
ユ(莧)とも呼ぶが、アマランサスの食用品種の総称的に
呼ぶこともある。属名の Amaranthus は、「色が褪せな
い」の意味。そのために「不老・不死」の花言葉がある
が、これは以前この属に属していたセンニチコウによる
ものである。種小名の tricolor は「三色の」の意。英名
は旧約聖書に登場するヨセフにヤコブが与えた多色の上
着のことで、鮮やかな葉色をこの上着にたとえている。


不機嫌なのだ。気がつけば夕食前。時間が早く過ぎる。
心にゆとりがない。その反動で、今日も甲斐甲斐しいき
みに感謝の気持ちで恋歌を送る。観賞用に使われる「ハ
ゲイトウ」。花言葉は「不老不死」。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする