哀しさと 切なき恋は 儚くも 秋海棠に 染まるバラッド
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秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり 松尾芭蕉
シュウカイドウ(秋海棠、学名:Begonia grandis)は、多
年生草本球根植物。和名は中国名「秋海棠」の音読み。
ヨウラクソウ(瓔珞草)とも呼ばれる。江戸時代初期に
日本に持ち込まれて以降、園芸用として栽培されている。
貝原益軒の『大和本草』に、「寛永年中、中華より初て
長崎に来る(中略)花の色海棠に似たり。故に名付く」
とある。耐寒性が高く、日本の九州以北に定着し野生化
する。球根を植えれば屋外でも定着し、種子や珠芽を播
いて殖え、直射日光が当たらない程度に明るく、湿気の
多い場所を好む。
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映画「バラッド」
近年は同属の多くの種が持ち込まれ園芸用として栽培さ
れ、主に「ベゴニア」と呼ばれているが、本種は古くか
ら定着していたためベゴニアとは呼ばない。ところで、
彼女が急に映画「バラッド」を観に行こうと言いだし車
でビバ・シティへ。アニメ「クレオンしんちゃん」が原
作ということだが、映画撮影緻密さに欠けるものの作品
は上出来で、草薙剛の実力を再認識したゾ~っと(しん
ちゃん風に)。
alan「名もなき恋のうた」/主題歌「バラッド」
公式Webサイト
そんな軽いのりで、タイムスリップを超えた悲恋の口承
説話(=バラッド)を秋海棠掛けて詠う。秋の名花であ
る「シュウカイドウ」。花言葉は「片思い」。
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将棋をPCで楽しむようになった。将棋といえば関西風の
縁台将棋で小学校のころ近所の悪ガキ坊主仲間で覚えた
が将棋連盟の主催競技等とは無縁だった。その意味では
囲碁もそうなのだがコンピュータ相手のひとり将棋。息
子達相手に指したこともあったが彼らは興味を持つこと
もなく大人になった。
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PC相手のゲームは非常に危険だ。気に入らなければリセ
ットすれば良い。勝手気ままでは腕は上がらない。何事
も「忍耐と熟慮」だ。自分を欺くことは簡単だが、王道
は曲がりくねった山道を行くに等しい。「△○×道」は
苦くて苦痛だ。これでは気晴らしにならない。どこで折
り合いをつけるかも自分で決めることだねと。
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長々こんなことをブログするのも「眼精疲労」と「非定
型うつ症状」対策のため。後者の対策としての気分転換
には(1)試験菜園の手入れ、(2)ソファーで睡眠、
(3)PCゲーム(将棋・囲碁・麻雀の3つ)。但し、
(3)は時間を15分間として、休憩を10分とりこれ
を繰り返すことにしている。さぁ~ゲーム再開 ^^;。
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夕食を元職場同僚達ということで、JR彦根駅の割烹「
銀水」に予約するが振られ、京町の「大名寿司」に変更。
早速、落ち合いビールで乾杯ということに。懸案の開発
健康茶の試飲感想を聞く(参照『馬鈴薯と健康茶』)。
医食同源という前提で、養命酒と合わせ飲むことを条件
でお茶の味を調整することを話し合った。
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iMolとPDBファイル1A5R、NMRを元に作られ
たヒトSUMO1タンパク質の構造図
ところで、タンパク質のSUMO化を阻害するイチョウの
葉抽出物の主要な成分であるギンコール酸およびその類
縁体であるアナカルジン酸の作用機構解析が注目されて
いる(「吉田化学遺伝学研究室」)。ギンコール酸およ
びアナカルジン酸がin vivoのタンパク質のSUMO化を阻害
する一方、タンパク質のユビキチン化には影響を与えて
なかった。また、ギンコール酸およびアナカルジン酸は
E1とSUMOの結合を阻害するという。
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吉田 稔
健康食品のイチョウ葉エキスのギンコール酸は有害成分。
ギンコール酸はプロテインフォスファターゼ(タンパク
質脱リン酸酵素:キナーゼ
う。)を活性化し、神経細胞死などの生理作用があるが、
低濃度でもSUMO化阻害活性を及ぼす。このことを利用す
れば癌などの治療薬の開発への展開が期待される。
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あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食(くら)ひて
思ひにふける と。
さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや
佐藤春夫/秋刀魚の歌
旬の秋刀魚の刺身など堪能しながら家庭・職場の近況を
確認し別れることなったが、6月30日に亡くなった棚
花豊和の月命日の確認と菩提を弔った寺の確認に、世話
人の経営するスナック「常磐」に同僚ひとりを伴い出か
けたが、菩提寺が「純正寺」であることを確認し、一頻
り、カラオケと焼酎水割りを浴びて帰宅した。
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