極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

鱸とエネルギー争奪の幕引き

2010年02月24日 | 環境工学システム論



ノーマルも ラージヒルでも K点は 遙かに越えて 飛ぶ闇夜かな 




【虎の尾を踏んでしまったガリバー】



どうやら、トヨタ車のリコール問題は最悪のケー
ス(『はたはたと虎の尾を踏むガリバー』)にな
りそうだ。<好訴症>
社会、別名“Legal Eagle”社会
(映画「夜霧のマンハッタン」の原題)。本家の
陪審制度は、特許訴訟でみられる民事裁判は遺憾
なく「敵国扱い」状態(日米経済構造協議で日本
に導入されたこの制度は、チャッカリ外されてい
る→技術立国日本に勝てないという恐れ?)。賠
償金は巨額になるのは覚悟となる。ソニーもそう
だが、トヨタの経営のグローバル化の陥窮を突か
れているように見える。お人好しな日本的(人本
主義的)経営の見直しが必要だ(→欧米流グロー
バル経営の見直しの意)。意地の悪い見方かも知
れないがそこは「自己責任」で決着するしかない。

■ 


【見えてきた自然エネルギー発電】

和歌山県と和歌山県森林組合連合会は、県内で伐
採したスギやヒノキの間伐材を砕いて粉状に加工
した「木質パウダー燃料」を、地元の温泉施設で
使う事業を2009年度から始めていることを昨夜テ
レビで知る(※
2009/03/07 16:27 【共同通信】) 。
白ギスと数学力とタール』のバイオマス発電
とタール】取材での木質バイオマス発電の技術的
課題の原料サイドの新規考案に通じる。



特許:P2008-13738A「リグノセルロース系バイオ
マス微細粉燃料と、その製造方法
」では、木質バ
イオマス燃料を、(1)平均粒径300μm以下で水
分含有率が、10wt%以下のリグノセルロース系バ
イオマス(→以降「微細粉燃料」と呼称)とし、
(2)着火エネルギーが6mJ以下で点火プラグに
よる着火が可能な系木質微細粉燃料(3)
Kst
大値が、234bar・m/s 以上
で激しく燃焼し(4)
分が0.49wt%dry
と燃焼灰が少なく(5)液体燃料
と混合し、スラリー燃料として用いることが可能


イメージ ID=000004


【符号の説明】

 A  ベルトコンベア
 B  一次粉砕機( 粗破砕機)
 C  スクリューコンベア
 D  乾燥機
 E  二次粉砕機( 微細粉化装置)
 F  サイクロン
 G  集塵機
 H  製品貯蔵タンク
 I  ルーツブロア

な微細粉燃料。(6)凝固用の添加物なしでペレ
ット又はブリケットを製造することが可能。この
他に(1)細胞壁が破壊されていること(2)ま
ず、3mm以下に木質バイオマス原料を破砕する工
程と、原料を乾燥させる工程と、高速かつ複雑に
攪拌させることで乱流を起こし材料同士の摩擦及
び衝突により微細粉化する3つの工程から木質微
細粉燃料製造ことを特徴とする。

イメージ ID=000003

実施例では、平均粒径30~40μmと微細粉を製造。
平均粒径が小さく、着火エネルギーが3mJ~6mJ
低エネルギーで着火性及び燃焼性に優れている。
また、最大圧力上昇速度が 752 bar/sで、燃焼速度
が速い。そして、水分含有量が4.2%と低含有率で、
水分が少ない微粉体燃料で、燃焼性に優れるとと
もにガス化性に優れた燃料である。

 
エクスプロージョン・ベントの
爆発放散面積 算出方法

※Kst:最大圧力上昇速度に基づいて定義される爆
発の激しさを相対的に表す爆発指数のこと。ガス
の場合はKG、粉じんの場合はKstと区別する。V[m3]
を実験容器の容積とすると、

Kst=(dP/dt)max・V1/3[×102kPa・m/s = bar・m/s]

で与えられる。



図 20L容器爆発パラメーター測定システム



石炭燃焼炉の燃焼試験の結果、燃料中N量は0.52
wt%
NOx 発生濃度が85ppmと低濃度で、NOx
転換率が5.7% と小さく環境性に優れた燃料であ
ることが示され、燃料中に含まれる灰分の割合が
0.49wt%dry であり、燃焼後に残る灰も少ない。
また、爆発下限濃度は、240g/m3であることから
石炭(爆発下限濃度:40g/m3 )エポキシ樹脂(
爆発下限濃度: 20g/m3)等の他の粉体に比較し
て粉塵爆発の危険性は低いことが示唆されている。


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【注】ハンマーミル:

 

イメージ ID=000003

【微細粉製造乾燥装置】

ハンマーミルのような従来の破砕機に対し、低動
力かつ効率的に摩擦を起こすことができ、分級排
出が可能であり、他の熱源を不要とし乾燥を粉砕
と同時に行うことができ、(1)円筒状容器の底
部に揚力を持たせた回転翼と(2)容器の最底部
に回転翼の回転方向に向け旋回気流を起こす吸気
口を設け(3)上部に微細粉化された粉砕物を回
収させる吸気口を有するサイクロンを備え(4)
容器の最底部に設けた吸気口及びサイクロンの吸
気口が回転翼の回転方向と同一とするさせ、粗破
砕されたリグノセルロース系原料を円筒容器内周
を旋回させ、容器内壁部との摩擦によって、乾燥
と粉砕を同時に処理するという新規考案装置であ
る(特許:P2009-173830A「リグノセルロース系
原料の微細粉製造方法」)。

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イメージ ID=000005

天然ガスや石油や他の自然エネルギーと比べたら
今の段階では、設備投資や維持費、電力費は割高
なるが、スケールメリットや技術進歩の反映で、
何れそれはブレークするだろうし、資源枯欠の影
響や環境劣化等の総合的評価指数を組み込めば、
合採算性はクリアできるだろうと踏んでいる(詳
細を詰め報告しよう)。近い将来、木質バイオマ
ス発電・ボイラ等の自然エネルギー利用が定着す
れば世界中の紛争はほぼ解消されるだろ。その幕
引きを行うのはわたし達だ。


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【鱸の鮓】



スズキ(鱸)Lateolabrax japonicus は、スズキ目・
スズキ亜目・スズキ科に属する魚。海岸近くや河
川に生息する大型の肉食魚で、食用や釣りの対象
魚として人気。成長につれて呼び名が変わる出世
魚でもある。北海道南部から九州までの日本列島
沿岸と、朝鮮半島東・南部、沿海州に分布する。



冬は湾口部や河口など外洋水の影響を受ける水域
で産卵や越冬を行ない、春から秋には内湾や河川
内で暮らすという比較的規則的な回遊を行なう。
昼間はあまり動かないが夜になると動きだす。食
性は肉食性で、小魚や甲殻類などを大きな口で捕
食する。定置網、刺し網などの沿岸漁業で多く漁
獲される。最も漁獲量が多いのは千葉県。養殖は
昔から採捕種苗を用いて少量ながら行われていた
が、1990年ごろから愛媛県などで主にタイリクス
ズキを用いた養殖が盛んになった。現在はかつて
ほど盛んでない。



2年もの(全長 20~30cm 程度まで)を「セイゴ」
(鮬)、2、3年目以降の魚で全長 40~60cm程度ま
でを「ハネ」、それ以上の大きさの通常4~5年も
の以降程度の成熟魚を「スズキ」と呼ぶ。東海地
方では、60cm 程度までを一律に「セイゴ」、それ
以上の大きさの成熟魚を「マダカ」と呼んで二分
することが多い。有明海産は地元の人からは「ハ
クラ」と呼ばれている。身は血合いがほとんどな
い白身で、「スズキ」という和名が「すすぎ洗い
したようなきれいな身」に由来するとする説もあ
るほど。身の質はタイに似て、柔らかくて癖もな
くあっさりしている。



スズキの旬は夏である。旬以外でも年間を通して
癖のない白身は高級食材としてフランス料理にも
多用され、カルパッチョ、ムニエル、ポワレ、に
も重宝されている。新鮮なものは刺身にするが、
昆布じめ、膾、寿司ネタなど、刺身に手を加えて
味や歯ざわりを楽しめるようにした料理もよく作
られる。他にタタキ、揚げ物、炒め物、塩焼き、
奉書焼、煮付、鍋物など、和洋中を問わず多種多
様な料理に利用される。変わったところでは、燻
製も美味である。
                    

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