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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

蛸とフィーディング・フレンジー

2010年02月22日 | 環境工学システム論



銭湯の 帰りの舟の たこ焼きを ほかほか転げ 食道下る 




【何が未来志向政策なのか】

ブログテーマは書き出してみないとわからないこと
が多々ある。今回もメール・マガを開封してこのテ
ーマを考えることとなる(
野口悠紀夫『日本でのみ
需要が増えず物価が下がる理由-今こそ必要なデフ
レの経済学(2)
』)。



新興国の工業製品の輸入→国内物価の下落→流動性
停滞→利子率維持)→内需拡大不発。その理由を野
口悠紀夫は、利子率の低い水準と指摘する(経済学
での「実質残高効果(real balance effect)」との深い
関係)。しかし、電子業界に身を置いていた関係で
設備投資は消極的でなく、寧ろ、二度と!この様な
設備投資の好調が続くことはないよと、同僚や後輩
いっていたほど好景気が続いていたことは否定でき
ない。

 Arthur Cecil Pigou

英国の経済学者ピグーと米国の経済学者パティンキ
ンらとケインズの「
ピグー効果」「ケインズ効果」
とが働いたか否かは、実証分析の課題
として取り上
げられるべき問題だっとして、供給者サイド政策に
偏ったと指摘しているが、いずれにしても産業のソ
フト化(=高次化)が進展した社会構造に合わせた
最適な社会経済の、所得再配分の政策をとれば良い
という単純なことに帰着する。成長戦略『文質淋淋』
(「
梅もどきと双頭の狗鷲」)は、わが国の国土資
産の価値を高める未来志向政策で、重要だというこ
とを重ねてここで提案しておきたい。


松井鉄工所



【タールフリーバイオマス発電】



バイオマス発電方式には「固定床ガス化炉→ガスエ
ンジン発電システム」や「加圧流動床ガス化炉→ガ
スタービン発電システム」などがあるが、ここでは
前者のタール析出対策について考える。固定床ガス
化炉は、燃料バイオマスを空気燃焼→ガス化→塵埃
分離・ろ過→処理ガス→エンジン燃焼させる機構か
ら構成される。従って、水蒸気による改質反応機構
は除外する。念のため下記に化学反応式を記載する。

ここで、C はすすを、CnHm(n>4)はタールを意味。

(1)改質反応(吸熱反応)

CCO22CO
C  + H2O CO
H
2
CnHmnH2OnCO +n+1/2m)H2

この吸熱反応に必要な熱量は、発生ガスの一部を使
って以下の発熱反応により補充。

(2)発熱反応

C O2CO2
C 1/2O2
CO
CnHm (n+1/4m)O2n CO2
1/2mH2O

ファイル:Stirling Beta-Typ.png

タール析出防止の工夫を特許で看ると(1)各部位
の配管に析出しないようにヒータを巻き付ける(P

2009-
132785A
)(2)熱分解ガスを圧縮し冷却工程を
付加することで分離除去する(P2008-37902A)(3)
あるいは熱分解ガス流通経路に1100℃に加熱する多
孔質蓄熱体を挿入する(P2005-60533A)(4)アルミ
ナ系分解触媒の添加(P2007-23084A)(5)スターリ
ングエンジンで熱エネルギーを取り出すと共に冷却
効果でタール分を除去した後、ガスエンジン発電に
使用し効率化をはかる(P2009-174392A)など工夫

れている。シンプルで、コンパクトに。そして、ロ
バスト性に優れている方法として充分だろうか。使
用条件似合わせた最適機構探しはこれかも続く。




【蛸の鮓】

タコ(蛸、鮹、章魚、鱆、英語名:Octopus)は、頭
足綱-鞘形亜綱(en)-八腕形上目のタコ目(学名:
ordo Octopoda)に分類される動物の総称。 海洋棲の
軟体動物で、主に岩礁や砂地で活動。淡水に棲息す
る種は存在しない。日本では一般的に「タコ」と言
えば、食用などで馴染み深いマダコを指す場合が多
い。寿命は短く多くの種は1年程度。陸に打ち揚げ
られても30分程度は生きることができ、自由に行動
ができる。稀に自ら水辺に這い出して獲物を捕獲す
ることがある。

 蛸寿司

タコは手近なタンパク質の供給源として、世界各地
の沿岸地方で食用されている。ユダヤ教では食の規
定カシュルートによって、タコは食べてはいけない
とされる「鱗の無い魚」に該当する。イスラム教や
キリスト教の一部の教派でも類似の規定によって、
タコを食べることが禁忌に触れると考えられている。
池上・曽根遺跡などの大阪府下の弥生時代の遺跡か
らは、蛸壺形の土器が複数出土している。

 

世界のタコ消費量の約6割を日本が占める。2000年前
後の時代には北アフリカのモロッコからの輸入が増
加し、全体の6割を超えていたが、乱獲による生物量
の減少を受けてたびたび禁漁が行われ(2003年9月か
らの8ヶ月間等)、他産地からの輸入が増加している。
加熱調理されることが多く、多くの種は茹でると鮮
紅色を呈する。
料理では刺身、寿司、煮だこ、酢だ
こ、酢味噌あえ、おでんの具材などに用いられる。
寿司には生蛸と煮蛸のにぎりずし(早ずし)がある
が料理の幅は意外と狭いが、食感が良いので「タコ
アイスクリーム」があるというが食べたことがのい
のでコメントしづらい。

 蛸のカルパッチョ

低カロリーで、タンパク質、特にタウリンが豊富で
亜鉛も多く含み、夏場のものが特に美味とされる。
関西地方には、半夏にタコを食べる習慣があるが、
これはタウリンを補給して夏バテを防ぐためと言わ
れ、秋口にメスの体内にある卵は象牙色の袋に包ま
れ、タコの袋児(ふくろご)と呼ばれ、煮付けて食
べる。また、産卵後の卵はその形状から海藤花と呼
ばれ、塩漬けにする。卵の管理が難しい等の理由で、
商業用の養殖は成功していない。和食が世界化する
につれ蛸も絶滅の危機にまた曝されることは感覚で
理解できる。他の魚介類とともにイカテン、タコテ
ンの天麩羅文化の正念場だ ^^;。



図 蛸の世界漁獲高



日米の新政権がそれぞれの難局を乗り切るにも、未
経験を踏破するリーダシップには相当の忍耐と覚悟
が必要。そのうちに<大衆>は苛立ちバーバルを伴い、
立ち上がってくるとも限らない。その時、マスコミ
という第三権力は、蛸のように商業主義的煽りで、
フィーディング・フレンジーを繰り返すのか、また、
見物であるというところで、今日はこの辺で。

                    

コメント
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