蕗の薹 床几に添えて 戦況を読む 刑部を他所に 吾はローイング
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News a la carte
古の 人に我あれや 楽浪の 古き都を 見れば悲しき
高市黒人/ 万葉集
そんなものだと橋下大阪府知事慰めたくなるぐら
いだが、本当に大切なことはなかなか多数派を形
成できないことは覚悟のこと。小沢一郎事件で二
大政党制の不実と、バラク・オバマのジミー・カ
ーター化はありうる選択肢だ。現在の「ボストン
茶会事件」と<言の葉>は、一時的には支持される
だろうが、断念ながら未来を志向していない。こ
んなことを書いていると「生活保守主義」という
35年前の同僚の言葉を思い出した。そして、その
5年後、企業内労働組合を止めている。すべてが
逆風に感じられることがある。<大衆>とは過ちを
繰り返すものだし、リーダは孤独に耐えるものだ。
契りあれば 六つの衢に 待てしばし 遅れ先だつ ことはありとも
大谷刑部吉継
今日も半日を潰してしまった。と、いっても彼女
の息抜きには欠かせない。車の馴らし運転もあり、
松原の「ル・ヴァン・ド・ヴェール」へ飛ばす。
店内は暫くする満席となり石窯コーナーのマリン・
ストーブが目に付き尋ねる。注文料理は勿論「蕗
の薹パスタ」だ。ゆっくり食事を済ませ湖岸を滑
走する。そとは曇り空といえ伊吹も比良もくっき
りと見える。帰宅しローイングマシーンで中山道
は関ヶ原まで漕ぎ、一首ひねる(『鰻とケン・カ
ーズロー報告』)。
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【エアー免震住宅技術】
地震が起きた時、底盤と基礎上盤の間にわずかな
空気圧を吹き込むことにより、瞬時にホバークラ
フトのように基礎上盤を浮かせて、地震の揺れを
建物に伝えずらくする免震装置。また、この免震
住宅(断震住宅)なら建物の構造体が損傷を受け
ることもない。何度地震が起こっても住宅の性能
が落ちず、建物自体における強度、将来の安心感
も長く続きます建物と地盤との間に空気を送り込
み、宙に浮かせてしまい、地震のゆれから離して
しまうしくみだという。 エアー免震 | AIR免震
また1つ、映画の世界(カールじいさんの空飛ぶ
家)を実現してしまった。これはすごいことだ。
その特徴は、従来の空気浮揚式免震装置は、空気
圧力室5の気圧を保持する板式の空気密閉材を使
用しているが、施工や点検保守作業の都合上、上
盤3及び底盤2の内側に空気密閉材を取り付けず
らく、外周部及び外周部から手が届く範囲に限ら
れていた。その事で空気圧力室5は建物の周囲に
しか作れず建物の重心などにより傾いてしまう問
題が発生したという。
【課題】
施工や保守が簡単で建物の重心により建物が傾か
ない空気浮上式免震装置システムの提供。
【解決手段】
空気密閉材の滑り膨張管シールド材1を挿入でき
る溝を作り、その溝に膨張管シールド材1を挿入
する事で盤内部の空気密閉材の取り付け作業が簡
単になり、複数の空気圧力室5を設ける事で建物
の重心位置に関係なく各空気圧力室5の圧力を調
整する事で水平に上盤3を浮上させる事ができる。
【関連特許】
※P2009-150198A「空圧免震位置ずれ修復装置」
【符号の説明】
1 滑り膨張管シールド材、2 底盤、3 上盤
4 上盤に設けられた半円形の型枠材を埋設した
溝、5 滑り膨張管シールド材1に囲まれてでき
た空気圧力室、6 滑り膨張管シールド材1の空
気注入口、7 滑り膨張管シールド材1に囲まれ
てできた空気圧力室5の空気注入口、8 スット
パーロッド、9 ストッパー、10 ストッパーヘ
ッド
※P2008-208696A「滑り膨張管シールド材を使用
した空気浮揚式免震装置」
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【ティンカーベルのアバター】
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Penaeus monodon (Fabricius, 1798)
【ブラックタイガーは牛海老?】
ウシエビ(牛海老)Penaeus monodon は、エビ目
(十脚目)・クルマエビ科に属するエビの一種。
クルマエビより南方系で、より大型になる種類で
ある。重要な食用種でもあり、ブラックタイガー
という別名でよく知られている。成体の体長は30
cmほどで、クルマエビ科でも最大の部類に入る。
最大で体長36cm、体重600gという記録もある。ク
ルマエビに似るが、全身が黒っぽい。西太平洋と
インド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布するが、ハ
ワイでも記録がある。さらにスエズ運河を越えた
地中海、パナマ運河を越えた大西洋西岸でも分布
を広げつつある。日本では東京湾以南に分布する
が、分布域の北限にあたり個体数が少なく、日本
産・天然もののウシエビが市場に流通することは
まずないという。
図 牛海老の世界漁獲量
図 牛海老の世界養殖量
牛海老は1980年より漁獲量が増え、養殖漁は1988
年から急速に逓増し、現在では漁労生産量の3倍
以上で生産されている。その養殖方法は(1)完全
粗放養殖→餌を与えないで干満の差により水を循
環させてプランクトンで養殖する方法、(2)半粗
放養殖→完全粗放養殖の方法でエビの成長を見な
がら餌を与える方法、(3)集約式養殖→人工の池
で餌を与える完全なる人の手で育てられた養殖方
法の三通りある。
粗放養殖は、生産性は低いが環境に与える負荷は
小さい。これに対し、集約養殖の場合、0.5ha前
後の池に数万尾の稚エビを放し、餌を与える。エ
ビが高密度になるため病気が発生しやすく抗生物
質を投与することが多い上、池の底に食べ残しの
汚泥がたまる。1ha当たり5t以上捕れるが、4~5
年で病気がまん延し、事業継続が困難になること
が多い。
大型で成長も早いため、東南アジアを中心とした
各地でさかんに養殖され、日本に輸入される。日
本のエビの輸入量の4割前後を占める重要種で、
主な輸入元はインドネシア、インド、ベトナム。
クルマエビに比べると生の状態では黒っぽいが、
熱を通すと一様に薄紅色になる。やや身が柔らか
いが味はクルマエビと大差なく、様々な料理に使
われる。エビは脂分が少ない単純な肉質なので、
ゆでて塩漬けにすると2~3ヶ月は味が変わらな
い。
恥ずかしいことに、無頭海老が中国の煙台から輸
入されていることをはじめて知ったのは21年前?
だと記憶している。日本国内では車エビの養殖が
盛んでブラックタイガーは輸入に頼っているのが
現状。
なぜ、集約型養殖が難しいのか?わたしには「知
恵が足らないのでは?と。合採算性、合環境性管
理の高度化への技術確立ということになるが、こ
れはまたの機会に提案してみたい。
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