極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

化と沖縄のアンマー

2010年05月23日 | 現代滋賀思想



雨の夜 二人で駆ける レスキュー 戻る車中で かりゆしが流る


クリックすると新しいウィンドウで開きます かりゆし58「アンマー」

【沖縄の心を踏みにじる】

どうしてこうなるのだろうか。言葉の軽さば
かりが鼻につく鳩山首相だ。ここまで来たら
沖縄に政府の「機動官邸」を設置し専門スタ
ッフを張り付かせじっくりと取り組むことだ。
そう、昨年末の「反貧困」テント村のように
真剣な取り組みを始める。そんなことしか思
いつかない。

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話はかわるが、「かりゆし58」の歌がいい
CDを珍しく彼女が買って聴いている。

 もうすぐ今日か終わるやり残したことはないかい
 親友と語り合ったかい燃えるような恋をしたかい
 一生忘れないような出来事に出会えたかい
 かけがえのない暁闇を胸に刻み込んだかい

 夕飯時町人いきれ「ただいま」と「おかえり」の色
 せわしない木漏れ日花ひら「おはよう」と「さよなら」の音

 ありふれた日々か君や僕の胸に積もって光る

 もうすぐ今日か終わるやり残したことはないかい
 親友と語り合ったかい燃えるような恋をしたかい
 一生忘れないような出来事に出会えたかい
 かけがえのない暁闇を胸に刻み込んだかい

 今動き始めたものやもう二度と動かないもの
 今灯り出した光や静かに消えていく光

 この夜の向こうで新しい朝か世界に陥り始めている

 旅立ちの暁はいつだって少しI陥いけど
 これも希望のかたちだってちゃんと分かってる
 思い出に変わるのはきっと最後の最後さ
 笑って「さよなら」を言えたらいいな

 またすぐ明日に変わる忘れてしまっていないかい
 残された日々の短さ過ぎ行く暁の早さを
 一生なんて一瞬さ命を燃やしてるかい
 かけがえのない暁闇を胸に刻み込んだかい

 もうすぐ今日か終わるもうすぐ今日か終わる
 かけがえのない暁闇を胸に刻み込んだかい

          「オワリはじまり」
           詞/曲 前川真悟



情報通の彼女によると、彼らは上京せず沖縄
で演奏を続けるという。松山千春の北海道独
立宣言を思い出すようだが自立指向派の若者
たちだ。



Giant Wild Goose Pagoda.jpg 西安市

【荒神山と大橋利左衛門】

Mount St Helens-summer 2003.jpg 森林破壊

人口増え、生産力が向上すると環境が劣化す
る。30年前、中国は西安市郊外の(陽)市の
カラーテレビブラウン管製造プラントの建設
で中国を訪れ、印象深く焼きついていること
は、樹木が著しく少ないというものだ。この
ことは、中国大陸を知り尽くした、
司馬遼太
郎の「日本人は植林を習慣としてきた世界で
もまれな民族」というDNAからは実に畸形・
異形な風景だ。


 二胡演奏:长相思-Longing (Erhu)

最盛期で人口百万人とも言われる大都市に発
展した長安(現在の西安市)は、同時に食糧
問題という致命的な問題を内包し、関中地域
のみで長安の膨大な人口を支えるだけの食糧
生産は不可能であり、江南から大運河を通じ
て大量輸送を行うか、朝廷そのものを食糧搬
入が容易な場所に一時的に避難させる(洛陽
に副都を置いた理由の一つである)ことによ
って対応していたが、安史の乱以後は政治的
不安定から大運河の管理が次第と困難となり、
大運河が通航不可能となるとたちまち、食糧
価格の高騰で、貧困層の中には餓死が相次ぐ
ようになり、唐の滅亡後長安が再び都になる
ことは無かったとされる。

咸阳延陵 咸阳市

食糧だけでない、度重なる都市の営造や住居
に費やされる森林資源は濫伐され、林地荒廃
の進行や土砂の流出が規模の大きさが想像で
きるというものだ。例えば、唐時代の平均的
な木材の1人の消費量を仮に、2kg とした場
合、730万㌧/年となり、因みに木材の単位
発熱量14.4MJ/kg3,440kcal/kg )とすると、
10.5TJ/年となる。これを灯油換算し炭酸ガス
量に換える(灯油の発熱効率を86%として)、
10.5TJ/年÷36.7MJ/L÷0.86×2.49kg-CO2/L
828.4 t-CO2 /年となる。杉の炭酸ガス吸収量
73本/㌧だから約6万本で、杉換算で
3,000
本/ha とすると、20ha(=20万㎡)となる。
 因み
に木材重量の1/2は炭素で、CO2 は木材重量の
1.83 倍となる。4kg/日・人と仮定すれば倍と
なる。

※「
事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン
※「
我が家のCO2/L排出量の紹介
※「
ストック型社会への転換

 Lester R. Brown

 中国は私たちに新しい経済モデルが必要
 だということを教えてくれている。その
 モデルとは化石燃料ではなく、風力、水
 力、地熱、太陽電池、太陽熱発電、生物
 燃料などの再生可能エネルギー源を利用
 したものだ。新エネルギーを希求してい
 く過程では、風力気象学者が石油地質学
 者に代わって重要な存在になるだろうし、
 建物を設計する際には、エネルギー・プ
 ランナーが中心的な役割を果たすように
 なるだろう。

   Learning from China: Why the Western
   Economic Model Will Not Work for the World


                  Lester R. Brown
             
              


麗君 (テレサ・テン) ~~ つぐない / 偿还(日) (1984) 月夜訴情 麗君

大橋利左衛門の偉業。明治4年、日夏町の人
たちは生活が大変苦しいため荒神山の木を競
い伐採・換金したという。中には根まで掘り
おこし、薪にしてしまった人もいた。荒神山
はわずかな年月の間に全山はげ山となり、山
崩くずれも発生。このことに心を痛めた若き
大橋利左衛門は、はげ山になった荒神山を何
とか昔の姿にもどし、村人たちのためになる
緑豊かな山にしなくてはと考え、村人たちに、
植林育成を呼びかけ、アカマツの植林をおし
すすめた。

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利左衛門は荒神山の植林のほか、日夏街道の
開通や治水の仕事を行うなど、地域の人々の
ために貢献しましたが、37才の若さでこの世
を去る。昭和37年、村人たちは荒神山を緑の
山によみがえらせた利左衛門の数々の功績を
たたえ、宇曽川にかかる天神橋のたもとに石
碑を築いたといわれている。

 荒神山

日本の森林が最も荒廃していた明治期、三大
ハゲ山とよばれた地域があった。滋賀県大津
市郊外田上山。治山治水問題に関心を持つ人
々にとってはつとに有名なハゲ山である。か
つて、うっそうとしたヒノキの美林で覆われ、
藤原京・平城京の造営材がここから伐りださ
れたという記録が『正倉院文書』の中に見ら
れるという。この時代において、遠く近江の
山林から用材を伐りだすには莫大な労力と時
間が必要であり、大和近郊の山林から大径木
は姿を消していた。仏教伝来以降の寺院建築
の隆盛と、たびたび繰り返された遷都による
都の造営等で、森林資源は濫伐され、林地荒
廃は進行し、土砂の流出が始まっていたとい
われているが、中国の長安と同じような地勢
学的相似が見られる。

 田上山

 河村瑞賢

※「田上山(たなかみやま)七賢人物語


コメント
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