極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

糸引鰺と脳波

2010年05月12日 | デジタル革命渦論


瞑想の 時間短し 凡庸な デイトリッパは つぼ縋りたる



 脳磁場の基盤

【第5次産業と脳波】

『デジタル革命』によるの新産業の派生(
サンシュユとデジタル革命』)は、第4
次産業(画像形成産業)の高次派生領域と
して
想定内なのだが、産業規模としては
当面、GDP0.01%未満を目標にスタート
するのだが、正直言って、これ程早く胎動
がはじまるとは思っても見なかった。1984
年のデジタル革命から26年だし、百年続い
てきたブラウン管の歴史的退席に続く、自
動車のデジタル化にみられる内燃機関の退
潮も進行加速に立ち会っている実感からし
て、それも宜なりやんぬるかなだと天を仰
ぐ気持だが。



そうなんだ、百年に一度の恐慌と騒がれる
中、国際的政府力の発揮で、トヨタは奇跡
的な黒字化を果たしたばかりだし過去の体
験に拘っていては機会を失う時代だ。さて
ムツとホワイトバイオ』のブログでも脳
波検出機を掲載したものの脳波って?う~
ん、これは明確にしておく必要があるとい
うことでにわか勉強の次第 ^^;。

 脳波の違い

脳波(Electroencephalogram:EEG)は、ヒト・
動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上、
蝶形骨底、鼓膜、脳表、脳深部などに置い
た電極で記録し観察する方法である。英語
Electroencephalogramの忠実な訳語として、
脳電図、EEGという呼び方もあり、中国語
ではこちらの表現法を取っている。医療で
の臨床検査として、また医学、生理学、心
理学、工学領域での研究方法として用いら
れるという。個々の神経細胞の発火を観察
する単一細胞電極とは異なり、電極近傍あ
るいは遠隔部の神経細胞集団の電気活動の
総和を観察するが、近縁のものに、神経細
胞の電気活動に伴って生じる磁場を観察す
る脳磁図(Magnetoencephalogram:MEG)も
ある。

 ヒトの脳波

ほぼ全般、持続的に出現し、脳波の大部分
を形成する特定の脳波活動を基礎律動(背
景脳波)という。基礎律動は覚醒度、年齢、
薬物によって変化し、基礎律動が異常をし
めす病態もある。基礎律動には周波数帯域
ごとに以下のように名前が付けられており、
それぞれ異なった生理学的な意義を有して
いる。

表 基礎律動
波形 名称 周波数 Hz 摘 要
デルタ波 δ 1~3 正面:大人、後方:子供、高振幅波
シータ波 θ 4~7 非手作業領域
アルファ波 α 8~13 睡眠→減波、安静→増波
ベータ波 β 14~30 対称に分布、鎮静性睡眠薬による増波
ガンマ波 γ 30~64 体性感覚皮質、高次精神活動に関連
オメガ波 ω 64~128 .
ロー波 ρ 128~512 .
シグマ波 σ 512~1024 .














人間の脳における電気活動を系統的に研究
し、脳波
(EEG) 研究を発展させたのは、
ハンス・ベルガーの功績である。これは英
国でリチャード・カートン (1842–1926) が
動物で行なった草分け的研究の後を継いた
もので、1924年にベルガーは人間では初め
ての脳波記録を行ない
Electroenkephalogram
(脳波)と名付け1929年に発表した。

 Hans Berger (May 21, 1873 – June 1, 1941)

【脳波解析】

ところで、脳波は(1)波形を直接記録す
るものと(2)波形に何らかの加工を行っ
て解析する方の2つに分けられるという。
直接記録法は臨床検査として用いられ、背
景脳波(基礎律動)や突発活動(てんかん
波形など)を観察する。各種のてんかん、
変性疾患、代謝性疾患、神経系の感染症、
脳器質的疾患、意識障害、睡眠障害、精神
疾患などの診断の補助・状態把握などに用
いられる。後者の波形加工法は、主なもの
に加算平均法、双極子推定法、周波数解析、
コヒーレンス法、主成分分析、独立成分分
析などがあり、一部は臨床でも用いられて
いる(解析学については専門的な知識や実
務経験があるが) ^^;。



また、脳波の記録方法も(1)頭皮上電極
(2)脳表電極の2方式がある。脳波の電
極は頭皮上に固定され、検査中頭を動かし
ても電極と頭の位置関係が変わることはな
いが、脳磁図ではセンサーは頭皮に固定さ
れていないのでセンサーが頭のどの辺りの
信号を検出しているかは分からない。そこ
で脳磁図では頭の位置を知らせるコイル(
Head Position Indicator coil :HPI coil)を用いる。

 
 脳波(
electroencephalogram:EEG)の測定深度による名称
  1. 頭皮上脳波(scalp EEG)=頭皮に電極を接触(一
    般に言われる脳波)
  2. .頭蓋内脳波(intracranial EEG : IC-EEG)

    皮質電図(electrocorticogram : ECoG)=大脳皮質に
    脳波電極を接触または刺入

  1. 皮質下電図(electrosubcorticogram : ESCoG)
    =皮質下に針電極を刺入
  2. 脳室電図(electroventriculogram : EVG)

【脳波の特徴】

●一般に健常者では、安静・閉眼・覚醒状
態では後頭部を中心にα波が多く出現する。
睡眠の深さ(睡眠段階)は脳波の周波数な
どに基づいて分類されてる。

●α、βなどはギリシア文字である。順番
にいくとα、β、γ、δ、ε、ζ、η、θ
となり順番に名前が付けられているわけで
はない。α波を基準としてそれよりも周波
数の遅い波形を徐波、周波数の早い波形を
速波という。振幅は
正常人は20~70μVであ
り、これを中等電位という。20μV以下で低電位、
100μV以上で高電位ということがある。30mm/sec
で50μV/7mm
記録されることが多い。

●覚醒度:意識障害の程度を調べるのに脳
波が重要であることがある。

●年齢:出生から思春期の間は、脳波の基
礎律動は概ね速波化していく。そして思春
期から初老期まで基礎律動の周波数は殆ど
変化がなく、初老期以降は概ね年齢ととも
徐波化していく傾向がある。

●薬物:フェニトイン、フェノバルビター
ル、ベンゾジアゼピン系の薬物により前頭
部に速波が出現する。カルバマゼピンはθ
帯域が混入する。フェノチアジン系は徐波
鋭波が混入する。
●基礎活動の異常としては(1)周波数の
異常(2)電位の異常(3)分布の異常な
どに分けることができる。

なんだかんだと検索していると容量限界が。
脳波とその解析の研究が進展し、「脳科学」
がさらに深耕することで「脳死判定」とい
う大変に重い課題に決着が着く日を向かえ
るだろうが、わたし(たち)が問題として
いるのは、それらの成果により、エスパー
などの超能力領域が自己実現していく、い
わば、これまでの生活及び産業の異次元の
扉の前にまぎれもなく到達しているという
実感なのだと。



【糸引鯵】


イトヒキアジ、学名 Alectis ciliaris は、スズ
キ目アジ科に分類される海水魚の一種。全
世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布するア
ジで、和名通り幼魚の背鰭と臀鰭が糸状に
長く伸びる。標準和名は神奈川県三崎での
呼称に由来する。他に日本での地方名はイ
トヒキダイ(新潟・神奈川県鎌倉)、カン
ザシダイ(神奈川)、ウマヒキ(和歌山県
串本)、カガミウオ(和歌山・高知)、キ
ョウゲンウオ(長崎)、エバアジ、ヤバタ
(鹿児島)等がある。成魚は大きく成長。干
や魚肉練り製品等で食用にもされるが、
身、握り寿司は美味い。


コメント
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