瞑想の 時間短し 凡庸な デイトリッパは つぼ縋りたる
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脳磁場の基盤
【第5次産業と脳波】
『デジタル革命』によるの新産業の派生(
『サンシュユとデジタル革命』)は、第4
次産業(画像形成産業)の高次派生領域と
して想定内なのだが、産業規模としては、
当面、GDPの0.01%未満を目標にスタート
するのだが、正直言って、これ程早く胎動
がはじまるとは思っても見なかった。1984
年のデジタル革命から26年だし、百年続い
てきたブラウン管の歴史的退席に続く、自
動車のデジタル化にみられる内燃機関の退
潮も進行加速に立ち会っている実感からし
て、それも宜なりやんぬるかなだと天を仰
ぐ気持だが。
そうなんだ、百年に一度の恐慌と騒がれる
中、国際的政府力の発揮で、トヨタは奇跡
的な黒字化を果たしたばかりだし過去の体
験に拘っていては機会を失う時代だ。さて
『ムツとホワイトバイオ』のブログでも脳
波検出機を掲載したものの脳波って?う~
ん、これは明確にしておく必要があるとい
うことでにわか勉強の次第 ^^;。
脳波の違い
脳波(Electroencephalogram:EEG)は、ヒト・
動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上、
蝶形骨底、鼓膜、脳表、脳深部などに置い
た電極で記録し観察する方法である。英語
のElectroencephalogramの忠実な訳語として、
脳電図、EEGという呼び方もあり、中国語
ではこちらの表現法を取っている。医療で
の臨床検査として、また医学、生理学、心
理学、工学領域での研究方法として用いら
れるという。個々の神経細胞の発火を観察
する単一細胞電極とは異なり、電極近傍あ
るいは遠隔部の神経細胞集団の電気活動の
総和を観察するが、近縁のものに、神経細
胞の電気活動に伴って生じる磁場を観察す
る脳磁図(Magnetoencephalogram:MEG)も
ある。
ほぼ全般、持続的に出現し、脳波の大部分
を形成する特定の脳波活動を基礎律動(背
景脳波)という。基礎律動は覚醒度、年齢、
薬物によって変化し、基礎律動が異常をし
めす病態もある。基礎律動には周波数帯域
ごとに以下のように名前が付けられており、
それぞれ異なった生理学的な意義を有して
いる。
波形 | 名称 | 周波数 Hz | 摘 要 |
デルタ波 | δ | 1~3 | 正面:大人、後方:子供、高振幅波 |
シータ波 | θ | 4~7 | 非手作業領域 |
アルファ波 | α | 8~13 | 睡眠→減波、安静→増波 |
ベータ波 | β | 14~30 | 対称に分布、鎮静性睡眠薬による増波 |
ガンマ波 | γ | 30~64 | 体性感覚皮質、高次精神活動に関連 |
オメガ波 | ω | 64~128 | . |
ロー波 | ρ | 128~512 | . |
シグマ波 | σ | 512~1024 | . |
人間の脳における電気活動を系統的に研究
し、脳波 (EEG) 研究を発展させたのは、
ハンス・ベルガーの功績である。これは英
国でリチャード・カートン (1842–1926) が
動物で行なった草分け的研究の後を継いた
もので、1924年にベルガーは人間では初め
ての脳波記録を行ない Electroenkephalogram
(脳波)と名付け1929年に発表した。
Hans Berger (May 21, 1873 – June 1, 1941)
【脳波解析】
ところで、脳波は(1)波形を直接記録す
るものと(2)波形に何らかの加工を行っ
て解析する方の2つに分けられるという。
直接記録法は臨床検査として用いられ、背
景脳波(基礎律動)や突発活動(てんかん
波形など)を観察する。各種のてんかん、
変性疾患、代謝性疾患、神経系の感染症、
脳器質的疾患、意識障害、睡眠障害、精神
疾患などの診断の補助・状態把握などに用
いられる。後者の波形加工法は、主なもの
に加算平均法、双極子推定法、周波数解析、
コヒーレンス法、主成分分析、独立成分分
析などがあり、一部は臨床でも用いられて
いる(解析学については専門的な知識や実
務経験があるが) ^^;。
また、脳波の記録方法も(1)頭皮上電極
(2)脳表電極の2方式がある。脳波の電
極は頭皮上に固定され、検査中頭を動かし
ても電極と頭の位置関係が変わることはな
いが、脳磁図ではセンサーは頭皮に固定さ
れていないのでセンサーが頭のどの辺りの
信号を検出しているかは分からない。そこ
で脳磁図では頭の位置を知らせるコイル(
Head Position Indicator coil :HPI coil)を用いる。
脳波(electroencephalogram:EEG)の測定深度による名称
|
【脳波の特徴】
●一般に健常者では、安静・閉眼・覚醒状
態では後頭部を中心にα波が多く出現する。
睡眠の深さ(睡眠段階)は脳波の周波数な
どに基づいて分類されてる。
●α、βなどはギリシア文字である。順番
にいくとα、β、γ、δ、ε、ζ、η、θ
となり順番に名前が付けられているわけで
はない。α波を基準としてそれよりも周波
数の遅い波形を徐波、周波数の早い波形を
速波という。振幅は正常人は20~70μVであ
り、これを中等電位という。20μV以下で低電位、
100μV以上で高電位ということがある。30mm/sec
で50μV/7mmで記録されることが多い。
●覚醒度:意識障害の程度を調べるのに脳
波が重要であることがある。
●年齢:出生から思春期の間は、脳波の基
礎律動は概ね速波化していく。そして思春
期から初老期まで基礎律動の周波数は殆ど
変化がなく、初老期以降は概ね年齢ととも
に徐波化していく傾向がある。
●薬物:フェニトイン、フェノバルビター
ル、ベンゾジアゼピン系の薬物により前頭
部に速波が出現する。カルバマゼピンはθ
帯域が混入する。フェノチアジン系は徐波
と鋭波が混入する。
●基礎活動の異常としては(1)周波数の
異常(2)電位の異常(3)分布の異常な
どに分けることができる。
なんだかんだと検索していると容量限界が。
脳波とその解析の研究が進展し、「脳科学」
がさらに深耕することで「脳死判定」とい
う大変に重い課題に決着が着く日を向かえ
るだろうが、わたし(たち)が問題として
いるのは、それらの成果により、エスパー
などの超能力領域が自己実現していく、い
わば、これまでの生活及び産業の異次元の
扉の前にまぎれもなく到達しているという
実感なのだと。
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【糸引鯵】
イトヒキアジ、学名 Alectis ciliaris は、スズ
キ目アジ科に分類される海水魚の一種。全
世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布するア
ジで、和名通り幼魚の背鰭と臀鰭が糸状に
長く伸びる。標準和名は神奈川県三崎での
呼称に由来する。他に日本での地方名はイ
トヒキダイ(新潟・神奈川県鎌倉)、カン
ザシダイ(神奈川)、ウマヒキ(和歌山県
串本)、カガミウオ(和歌山・高知)、キ
ョウゲンウオ(長崎)、エバアジ、ヤバタ
(鹿児島)等がある。成魚は大きく成長。干
物や魚肉練り製品等で食用にもされるが、刺
身、握り寿司は美味い。
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