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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

BUG nanoと環境概論

2010年07月03日 | 環境学・環境思想


多くなる 集中降雨 溢れ出す 舗装勾配 俄に話題




【オフサイトってなに】

 

九州の法事のランチで兄が突然「オフサイト
ルール
がわからないのだが」と質問するので
「前も(13年前)聞かれてゴール前に張り付
いて味方のボールを待ち伏せする卑怯な攻撃
を防ぐために、ゴール側から数えて2人目の
相手プレーヤーよりゴールラインに近い位置
にいるものがボールを受け取ることですが」
と今回も「2人目」の定義が今回もあやふや
に答えてしまって混乱を与えてしまった。あ
やふやなことは言わないことが社会ルールと
胸にしまうが、W杯のブラジル-オランダ戦
をTV観戦していたがびっくりしてしまった。
後半28分のこと、ボールの奪い合いでブラジ
ルのフェリペメロが相手選手を故意に踏みつ
けてボールを奪おうとしたシーンだ。闘争心
と自制心を分別しないチームは王者の資格は
ない。

Felipe Melo Vicente de Carvalho.jpg Felipe Melo de Carvalho

これに対し、ポートエリザベスのネルソン・
マンデラ・ベイ競技場で行われた準々決勝の
オランダ―ブラジルで審判した日本の西村雄
一主審と相楽亨副審らの行動は各国の絶賛を
浴びたが、このことは今後日本人の誇りと模
範として伝説されていくだろう。

 西村主審「見事だった」―中国メディア


【六足歩行玩具ロボット】

 Innovation First International

タカラトミーアーツから、予測不能な動きを
する“謎の生命体”「HEX BUG nano(ヘッ
クスバグナノ)」(略称「nano」、924円)を
7月17日から全国で発売されるという。予測
できない動きをするあたかも昆虫がうごめく
ような“キモ面白い”動きが魅力の米国発の
新感覚玩具という。欧米ではすでに百万個売
れたというから?約10億円の売上げぐらいに
なる。興味が湧き、早速、N/S(ネットサー
フ)するとInnovation First 社が供給元だとまで
分かり米国特許を調べると元々書庫や物品棚
などのラックを作っていたのではないかとま
で分かった。

一番の興味はこれは玩具だけれど『デジタル
革命』の第3則のダウンサイジングの典型例
で玩具といえどこういった商品が産出されて
くることの象徴としてある。どの様なものが
生まれるかはいまの生活の細部に洞察とそこ
からの想像力とから生まれる。つまりは、フ
リードリッヒ・エンゲルスばりに語れば『必
然性の洞察』のということに尽きるが、それ
にしても“nano”とは上手くネイミングした。
面白い時代である。

MacBook 1984 Apple's Macintosh Commercial


 Friedrich Engels

【環境概論→環境問題】

 Herbert Marcuse

松岡正剛の「いま、地球で破壊されているの
は『環境』だけではない。実は『意味』が壊
されている」(『複雑系と経哲草稿』)との
叫びは大画面薄型TVで強烈なシーンを鑑賞
した後で引きずる残像のようだった。しかし
ながら、その「ディケンズの社会」「ベケッ
ト社会」あるいは R・D・レイン「ニセ自己」
「引き裂かれた自己」であれ「意味が浮遊」
する<高度消費社会乃至は超資本主義社会の
ける肥大化する欲望
>を安らかな眠りにつか
せえないとなれば技術社会と官僚社会を融合
させ公的グリップ効かせコントロールするこ
とで「環境」も「意味」も<正常な軌道>に帰
還制御する他ないという逆説を皮肉にも実行
するしかない。

 Ronald David Laing

さて、環境とは、広義においては人、生物を
取り巻く家庭・社会・自然などの外的な事の
総体
であり、狭義にはその中で人や生物に何
らかの影響を与えるものだけを指す場合もあ
る。特に限定しない場合、人間を中心とする
生物に関する環境のことである場合が多い。
環境は人間を取り巻き、人間に対して存在す
るだけでなく、人間やその生活と係わって、
安息や仕事の条件となり、また狭義の環境に
ついては、人間が汚染し、破壊するという関
係性の中で大きな問題となっていることは周
知のこと(『Wikipedia』)。

精神医学や心理学では、人に関わる家族、友
人、顧客を人的環境といい、パソコンでは、
オペレーティングシステムやアプリケーショ
ンの設定を環境設定と呼び、言語学では、語
や文のもつ音声、形態素、意義素などから構
成される特定の条件であり、語形、統辞、意
味の形成や、通時的な音韻変化などを左右す
るものをさす。環境の中で主に自然に関する
諸問題を環境問題
という。生物とそれを取り
巻く環境との学問を生態学という。この場合、
自然とは山や川、木々や草花、動物、気象な
どであり、それと区別して人為的に作られた
造形物、例えば、建物、道路、家具などは物
的な環境として挙げられ、多種多様に「環境」
という言葉が使われている。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

より厳密に考えると、環境とは、あるものを
主体にとった場合における、それを取り巻き
直接間接に関係を持つものすべてを指すもの
である。したがって、主体をどう取るかによ
ってその内容が様々に変化する。具体的に以
下のようなものを環境として取り上げられる。

表 環境の具体例
主体 具体例

人間集団

気候、日照、温度条件など
雨量、水環境
化学物質、環境汚染
植物帯、生物群集
農産物、収穫可能生物
外敵、害虫、病気、寄生虫
政治経済状況
民族、国際問題
集団内個人 生活環境
教育環境
家庭環境
情報環境
騒音問題
景観




 

















さて、フリー百科事典ウィキペディアによれ
ば環境問題は、人類の活動に由来する周囲の
環境の変化により発生した問題の総称であり、
これは、地球のほかにも宇宙まで及んでいる
問題とある。人類は誕生当初より、自然環境
負担は自己修復性を超えた過剰なものではな
かったが、人口が増えたり、コミュニティが
密集してくると悪影響が見られるようになる
(→古代エジプト文明やインダス文明は、森
林の過伐採による砂漠化が文明衰退の原因と
指摘されている)。

 Rachel Louise Carson

18~19世紀にヨーロッパを中心に産業革命・
工業化が広まり悪影響が顕在化し始め世界中
に波及していく。「環境汚染」「環境問題」
として広く認知されるのは20世紀半。『沈黙
の春』(1962年)や『成長の限界』(1972年)
が環境破壊を警告したがこのころから環境問
題を調査研究する動きが本格化する。その後
酸性雨、オゾンホール、異常気象、地球温暖
化など全地球規模の環境の変化が顕著になっ
てくる。人々の環境問題に対する関心は徐々
に高まってきた(→日本では明治初期に、主
に産業活動に起因する公害という概念が生ま
れ「公害」「環境汚染」となり、地球温暖化
などの地球環境問題が加わって「環境問題」
へと展開緒いていった)。

しかし、環境問題の核心は環境負荷をかけて
いる当事者がそれ相応の影響を受けることは
少なく、環境に負荷意識が薄くなりがちで、
影響が出始めてから気付くことが多いことに
あるがこのことはまた次回に考える。

                 

コメント
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