夏盛り 萎れ加減は 本格化 爪痕残す 因果応報
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【低木樹の旅 小手毬】
コデマリ(小手毬:Spiraea cantoniensis)
とは、バラ科シモツケ属の落葉低木。別
名、スズカケ。落葉低木(広葉)植栽地
域:全国 原産地:中国 陽樹~中庸。植
栽土壌は 埴土 を好む。根型は 浅根性、
樹形は株立型である。成長がはやい。移
植は比較的易しい。花の鑑賞価値がある。
あつき日は心ととのふ術もなし 心のまにまみだれつつ居り
斉藤茂吉
花の時期は 4月~5月 。高さは1.5mにな
る。枝は細く、先は枝垂れる。葉は互生
し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形に
なる。春に白の小花を集団で咲かせる。
この集団は小さな手毬のように見え、こ
れが名前の由来となっている。日本では、
よく庭木として植えられている。自然樹
形仕立だが、単植より列植、群植に向い
ている。11月~2月中旬までですが、関
東以北の寒冷地では、気温の上がる3月
です。日当たりがよく、できれば西日の
当たらない場所が向いている。花付きの
悪い時は土質が合わないので、堆肥や腐
葉土を多めにすき込み、やや高めに植え
直す。
剪定の時期 5月に刈り込み、12月~2月ま
でに枝を抜き、子株のうちは伸びすぎた
枝や徒長枝を切りもどして、樹形の乱れ
を防ぐ程度。中心部の通風が悪くなり枯
れこむ。込み合っている幹を、根元から
一本一本間引き、風通しを良くしする。
地際から透かし、数えることができる程
度まで幹を減らす。株の更新は3~4年が
目安で、全体が雑然とし、コデマリ特有
のしなやかさがなくなったら花後直後の
5月に行う。肥料株を更新したら根の周り
に溝を掘り堆肥、油粕、鶏糞で肥培する。
ひと夜をば百夜とちぎる織姫に なぜお子たちが出来はなされぬ
楚泉
理屈は通らぬが、ともかくもそうなるの
だ。因果応報、つまりは複雑系で言えば
因果律だが、この季節にはプランター植
生の野菜は正午には必ず萎れるように、
昨今の季節変動も因果律が成立はずだと
散水しながら、気怠さ加減とそれに打ち
負けないようにとエッチな歌を思い浮か
べ返歌を描く^^;。
■ Xバンドマルチパラメータレーダ
【局地豪雨と対策】
防災科学技術研究所では,豪雨による土
砂災害の発生を予測するための研究を二
千年から開始。2003年にXバンドマルチ
パラメータレーダ( MP-X )を神奈川県
海老名市に設置、降雨の連続観測を開始。
観測から得られるデータは土砂災害だけ
ではなく、雨や風が関係して発生する自
然災害を軽減することにも役立という。
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地震は最優先防災課題とつい最近まで考
えていたが、国家予算に占める災害復旧
等事業予算は 0.1%以下、科学技術振興
費と教育振興助成金は2%程度。だから、
「地震と気象変動等防災対策促進費(期
限付※)」という科目を新たに設け、現
代制御理論ではないが帰還制御の迅速化
を図る。まぁ、当面は年1兆円を確保す
るようなイメージでいる? 間違ってい
けないのは、地球環境劣化→気象変動激
化の原因対策を軽視するのではない。こ
の美し国土、この美し惑星の繰り返され
る生々しい傷跡をどこかで絶ち切る必要
がある。大画面・高画質で見るとなおさ
らその思いがつのるたというのが今朝の
印象だ。
※全ての予算項目は法律が絡み、法律を
常に整理整頓できる<自動解消>機能をつ
けておくことによりクリーン化する。
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【マルチパラメータレーダとは?】 白石栄一
豪雨をもたらす積乱雲の発達過程は、降
雨をもたらす降水セルと呼ばれる部分。
発達期は上昇気流により雨粒が発生して
も降水は起こらない。成熟期になると雨
粒が大きくなり落下を始め、抵抗力によ
りまわりの空気もひきずりおろし下降気
流となり、やがて減衰期を迎え降水セル
は消滅するが、積乱雲が生成を始めてか
ら降水が始まるまでの時間が非常に短時
間である。
レーダー(radar)は、電波による探知と距
離の測定を行う装置である。レーダーに
よる降雨の観測は、一般的には回転する
アンテナから指向性を持ったパルス状の
電波を発射し、雨滴にあたり散乱して返
ってくる電波(レーダーエコー)を再び
同じアンテナで受信し、電波の往復する
時間から距離を測定し、受信電力から雨
量強度を測定している。降雨による電波
の散乱と吸収により電波は弱くなる。こ
れを降雨減衰と言い、周波数によりその
度合いは異なり、周波数が高いほどその
減衰度合いは大きくなる。また、雨滴か
ら反射して返ってくる電波の強度は、単
位体積中のそれぞれの雨滴粒径の6乗の
総和に比例しており、これをレーダー反
射因子(単位:mm6/m3 )と言う。
平成20年版 科学技術白書
第2部 第2章 第2節 7 社会基盤分野-文部科学省
高度気象レーダと宇宙衛星と連携した「
全国地表×深層含水リアルマップ観測シ
ステム」(仮)で常に危険箇所が予測で
きる「気象変動予測システム」を構築し
その成果を世界に向け贈与しつつ、予測
箇所の「局所危険因子除去工学・技術」
を確立する予算成立を急ごう。
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