イタリア料理が好きなった理由の1つとして「ル・ヴァン・ド・ベール」の裏メニ
ューのオリーブオイルをたっぷりとして使い、アンチョビとガーリックを細かく煉
り潰し溶かし唐辛子を軽くタッピングしたアンチョビパスタとの出会いがある。余
分なオイルをパンで掬いながら頂く、とてもシンプルで美味しくて強精がつく。
アンチョビはカタクチイワシだがこれを塩蔵する。塩蔵品は三枚に下ろして内臓を
取り除いた小魚を塩漬けにして、冷暗所で熟成及び発酵させる。オリーブオイルを
加え、缶詰や瓶詰にする。主にイタリアやスペイン、モロッコで生産されている。
缶詰には、三枚におろした身肉をそのまま平らに並べたフィレー・タイプのものと、
その身肉をケッパーの実を芯にして渦巻状に巻いたロール・タイプやペースト状に
しものがある。ヨーロッパの料理によく用いられ、ペースト状にして食べるほか、
サンドイッチやカナッペの具としたり、ピザ、パスタ(プッタネスカなど)、サラ
ダ(シーザーサラダなど)の味付けに用いたりもする。アンチョビを用いる料理に
はヤンソンの誘惑やバーニャ・カウダがある。「オイルサーディン」は、油漬けに
した鰯で加熱するが、普通頭と内臓を除くだけで、三枚に下ろさない。
ところが高知県で‘きびなごフィレ’があると知り早速デジタル注文する。
キビナゴ(黍女子、黍魚子、吉備女子、吉備奈仔:Spratelloides gracilis は、
ニシン目・ニシン科に分類される魚の一種。インド洋と西太平洋の熱帯・亜熱帯域
に広く分布する小魚で、地域によっては食用にされる。日本における地方名として
ハマイワシ、ハマゴ、ハマゴイ(静岡)、キミナゴ(三重)、キビナ、カナギ(長
崎)、スルル(沖縄)などがある。
外洋に面した水のきれいな沿岸域を好む。大きな群れを作って回遊し、海岸にもよ
く接近する。主に動物プランクトンを捕食する。一方、天敵はアジ、サバ、カツオ、
ダツなどの大型肉食魚やアジサシ、カツオドリなどの海鳥類がいる。熱帯域ではほ
ぼ周年産卵するが、亜熱帯海域では春から秋にかけての産卵期があり、たとえば西
日本近海での産卵期は4-11月となる。産卵期には成魚が大群を作って沿岸の産卵場
に押し寄せる。繁殖集団は潮の流れの速い海域に集まり、海底を泳ぎ回りながら産
卵を行う。ニシン目魚類は海中に浮遊する分離浮性卵を産卵するものが多いが、キ
ビナゴは浅海の砂底に粘着性の沈性卵を産みつける。受精卵は砂粒に混じった状態
で胚発生が進み、一週間ほどで孵化する。寿命は半年-1年ほどとみられる。西日本
では夏、秋生まれのものが翌年の春に産卵、孵化した子供がその年の秋に産卵し、
寿命を終えると考えられている。
黍魚子を片口鰯に代えるというアイデアがいいし、ハマイワシとも言うのでニシン
つながりで抵抗もないが試食していないので感想はまた後日ブログすることに。有
名な土佐黒潮町は美味海(うまみ)の天日塩が使われている?というからこれも楽
しみだ。
【材料】
・1/2 カップ新鮮なパン粉のトースト
・1ポンドスパゲッティ、1/4カップスパゲッティゆで水
・1/2カップエキストラバージンオリーブオイル
・クローブ6個、みじん切りニンニク
・ホワイトアンチョビのフィレ8枚
・1/4の赤唐辛子を小さじ粉砕
・1/8カップのケーパー
・海塩
・パセリとパン粉(トッピング)
・おろしペコリーノやパルメザンチーズ
【つくり方】
・パンのくず粉はオリーブオイルを塗り、焦げ目が付くまでトーストし取っておく
・みじん切りニンニク、パセリ、ケーパーをすすぎ、3つを取っておく
・中、強火のフライパンにオリーブオイルを加え、ニンニク追加しすりつぶし、煮
過ぎないように攪拌し数分間ソテー
・アンチョビと赤唐辛子フレークを木製スプーンで鍋にいれアンチョビをつぶす
・ケーパーを加え1/8カップのゆで汁を加え食材を混ぜ徐令しておく
・加熱しながらフライパンにパスタを加えアンチョビソースを絡める
・皿に盛り、準備しておいたパン粉、EVOをトッピング、粉もしくはフレークチー
ズと赤唐辛子を好みに加える
宮城県は、被災した沿岸部の15市町を「三陸地域」「石巻・松島地域」「仙台湾南
部地域」に3区分して復興イメージを示した「宮城県震災復興計画」の第1次案をま
とめた。地域の地形条件などに合わせて、災害に強いまちづくりを目指す。6月3日
に開催した震災復興会議の第2回会合で公表した。
いろいろあるが、しっかりとして復興の足取りが見えてきたということだろうか。
仕事で仙台周辺の地図は頭に残っているから地震・津波対策のイメージはズブの素
人なりにもっていて、高所避難住職分離型地域コミニティなどは早い時点もってい
たので基本線は申し分なさそうだが、自然エネルギ・分散型エネルギ社会をいち早
く実現していくんだという意思表示を盛り込む点で異なる。
昨日のブログで原発は数基ぐらいではと記載したが、これは原発分散配置し、同時
に全基被災事故を起こし、放射性物質が漏洩した場合のリスクをデジタル数値解析
した検討結果(リスク階層的評価)に基づき全国的被災(あるいは近隣諸国)の影
響の最小見積の配置基数決定と被害予測を行う‘建設稼働許容運転計画’をイメー
ジしている。
そんなことを考えると、この国の‘第三次敗戦復興’の進捗度は理想にはほど遠い
ところを迷走しているように思えるが如何に。
【地震に強い舗装】
NIPPOは、太田秀樹・中央大学研究開発機構教授、前田工繊と共同で、地震時のアス
ファルト舗装の亀裂や段差の発生を抑制する「HRB工法」を開発した。最大で約60cm
の不同沈下が生じても車両が走行できるという。これは40mmの粒度調整砕石からな
る粒状層をシート状のジオグリッド(繊維製の地盤補強材)で挟み、鋼製の拘束部
材を差し込んだ複合剛性層を路床に構築する。低ひずみで高強度という特徴を持つ
ジオグリッドが粒状層を補強し、拘束部材が鉛直方向に拘束力を与える。地震時に
はこれらの構造が地盤の変形に追随し舗装面が滑らかに変形するという柔構造だと
いうから注目だ。
【符号の説明】
10 歪み検出機能付きジオグリッド 11 横材 12 縦材 13 補強線 14 ジオグリッド
本体 20 導電体 21 凹部 22 連続部 23 破断検出装置 30 盛土 40 歪み検出機能付
きジオテキスタイル 41 横材 42 縦材 43 ジオテキスタイル本体
ひずみゲージ自体は抵抗体で、変形すると微小ながら抵抗値が変わる。微小な抵抗
値の変化は、ブリッジを組んで差動電圧を計測するのが一般的。ではここで、力セ
ンサの作り方を例に挙げて説明します。図のように、バネ鋼やチタンなどの変形し
ても元に戻りやすい金属片の表と裏に計2枚、ひずみゲージ貼り付ける。このよう
に金属の上下に2つ貼り付けることで温度変化の影響を打ち消す(温度補償という)。
‘物質とは情報のかたまりだ’とは『デジタル革命論』のエッセンスだが、これも
その典型例だろう。