極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

蜂とピーエヌエフ

2011年06月25日 | 医療健康術

 

【フォークとワイフ】

風采の上がらないコロンボ警部補が‘うちのかみさんがね’と妻ののろけ話で犯人
(容疑者)の油断を誘うシーンが脳裏に強烈に焼き付いているピータ・フォークが
なくなった。勿論、吹き替え声優の小池朝雄のこの台詞がドラマ全体を壺に嵌めた。
客船内で妻を見失ったコロンボにウェイターが彼女の行き先を教えたり、夫への相
談無しにペットショップで「ドッグ」にフルコースのケアを電話でオーダーしたり、
コロンボから電話で夕飯のメニューを相談されるなど、作中にでは存在設定してい
る。

コロンボの愛車は1959年式のプジョー・403 コンバーチブル、フランス製、ボディ
ーは青、走行距離は15万キロ超、プレートナンバーは 044 APD。風貌といっしょの
ボロ車だった。ところで、制作はユニヴァーサル映画。主演のピーター・フォーク
にとっては、初めての本格的な刑事ドラマとなった。原作・原案はリンクとレビン
ソン。TVドラマ用に用意されたエピソードをもとに脚色したトーマス・ミッチェル
主演の舞台劇『殺人処方箋』を再度TV版にアレンジした単発作品をパイロット版と
した。フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマス・ミッチェルがすでに
亡くなっていたためだったという。



風采の上がらぬコンンボが難解な殺人犯を見事に検挙していく。誰もが油断し心の
隙を導出する巧妙で老獪な逮捕術を体現した刑事。そのコントラが多くのファンを
獲得してきた。3歳の時、右眼に腫瘍が発見されたため眼球の摘出、以来右の眼孔
に義眼を填めている。コロンビア映画社長のハリー・コーンからは好かれておらず、
「どうせ同じカネを払うなら両眼が揃っている役者を使うよ」と言われてオーディ
ションで落とされたこともあるというから劣情をコートに秘めたコロンボ役の彼そ
のもののエッセンスとして人気の秘訣だったんだと妙に納得しているわたしがいる。



【抗加齢体力復興計画】

朝から大騒動だ。例年、軒下に巣をつくるツチバチを追い払ってくれのと息子→彼
女→わたしということで白羽の矢が。膜翅(まくし)目ツチバチ科の昆虫の総称。比
較的大型のものが多く、黒色地に黄、だいだい、赤などの斑紋があり,黒または金
色の剛毛でおおわれる。寄生生活を営み、雌は地中のコガネムシ類の幼虫に産卵、
幼虫はこれを食べて発育するといわれている。

 

そのままじゃ不細工な顔が刺されるさるから防虫ネットパーカを買ってこないとだ
めだと言うので、急いで戸賀の‘アヤハ’で買ってきて着用し脚立で軒下まで上が
り、郷ひろみが宣伝しているアースジェットを巣にめがけ散布。折からの蒸し暑さ
とここ数ヶ月のデスクワークの過酷さと運動不足がたたり、さぎょうはもうヘロヘ
ロ。改めて筋力と体力の衰えを痛感するということに。早速、肉体改造計画とこれ
また軽佻浮薄な行動にでる。そういえばピーエヌエフトレーニングというのがあっ
たといことを思い出し、ネットで下調べする。

※有効成分→d-T80-フタルスリン0.465w/v%、フェノトリン 0.17w/v%(ピレスロイ
ド系)(原液量60mL)

 

PNF(ピーエヌエフ、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation、固有受容性神
経筋促通法
)は1940年代に米国で誕生した主にリハビリテーションなどで用いられ
る促通手技の一つの方法である。主な特徴として、対角線的、螺旋系の人間の本来
の動作に着目。身体に備わる「反射」を促通手技の結果として反応させて神経、筋
機能の向上、各関節の可動域らの回復を図ろうとするものである。反射には伸張反
射等が挙げられる。理論構築したハーマン・カバットの弁に因ればPNFは理論という
よりもある種の治療哲学に近いという。定義としては、「人は生まれながらにして
出来る事に限りがあると共に、潜在能力が存在する。その潜在能力を引き出すため
の理論、哲学」だとしている。

    

1940年代に米国の神経生理学者であったハーマン・カバットが理論構築し、1950年
代に理学療法士のマーガレット・ノット、ドロシー・ボスらによってその具体的方
法および手技が模索・確立された。促通方法は1950年代の理学療法士でもあり作業
療法士マーガレット・S・ルードの考案した、現在ルード・アプローチと呼ばれる
ものが1つの方法としてあげられる。それは徒手、打鍵器、ブラシ、氷さらにはゴ
ムバンドや振動、臭いといった様々な道具、要素を利用した促通技術を用いてリハ
ビリなどで成果を挙げている。ノットはルードと親交が深く、ルードの提唱した運
動発達の概念をPNFの治療訓練に応用している。



スイスのバート・ラガツはPNFを水中で行い、その技術を水中PNFとして発展させて
いる。これらのファシリテーションテクニックを習得するのに時間がかかり、また
それを実践できる人材もそこまで豊富に存在しないため日本スポーツPNF協会は1996
年2月を持って解散している。しかし医療分野では、理学療法士らにとってPNFを必
修とする例も生まれており、さらには1997年に日本初の国際PNF協会認定コース受
講者が中心となり、日本における固有感覚受容性神経筋促通法(PNF)の進歩・発
展とPNFの正しい普及を図ることを目的とし活動しているという。

固有受容性神経筋促通法? 運動器の障害の作動制御部をシンクロナイズ=統調し
なおすプログラム? これじゃわからないなぁ、内生筋(ないせいきん)訓練法と
いった方が分かりやすねと思いながら、これはいま通っているスポーツジムできっ
ちりと習った方が合理的だ思い直すが、でもこれはやれそうもないし、2日に1回
のジム通いを徹底する方が先決だと。^^;

コメント
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