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【蒸すクック餃子の完成です。】
思いついたら即行動というのがかつてのわたしだったが、こんかいは重い腰を
上げ近くの‘ビバ・シティ’でマルシンフーズで「宇都宮肉餃子」を購入し、
早速、電子レンジで蒸すクック餃子をつくてみた。豚肉はカナダ、米国産であ
とは植物系で様々だ。賞味期間は1週間。
キャベツを刻み下皿に入れ、餃子6個をのせ、電子レンジで600Wで5~6分加
熱、4分経過すると蒸気が充満し、餃子の匂いがしてくる。できあがれば、早
速下皿のキャベツと餃子を木べらとうですくいとり皿に移す。餃子に付属して
いるタレを降りかけるか、好みで醤油、酢、ラー油をたっぷりふりかけ黒胡椒
旨味成分やトッピングして完成です。好みに電子レンジで加熱前に、例のオリ
ーブのガーリックオイルを振りかけ仕上げに好みのビネガーを降りかければイ
タリアン風となる。注意したいのは、加熱が不十分だと、キャベツの芯とか餃
子の皮の封じ部位に固残りするので、お湯を少し降りかけるか加熱時間を少し
長くすることで対応願う。いやぁ~『蒸すクック餃子』って美味しくて、簡単
で、ヘルシーで省エネで最高です。
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【即席、エネルギー原論論批判】
東日本震災、福島原発事故に関して、商業テレビで唯一まともなとを喋っていると思
っている武田邦彦教授の本を早速通販で購読した。ところが「第3章 自然エネルギ
ー幻想と石油のウソ」のところだけ引っかかった。
- 第1章 原発の後始末もウソばかり
- 第2章 原子力と国際社会とエコと核
- 第3章 自然エネルギー幻想と石油のウソ
- 第4章 もう騙されない福島原発
- 第5章 忘れられた地震予知の罪
- 第6章 ウソとタテマエと巨大技術
いまわかっている基本的な事実を整理します。
1 世界の気温は3000年のスパンで見た場合、下降している。
2008年の世界平均気温は、21世紀になってから最低を記録しました。
つまり「地球温暖化」という環境問題自体の存在が怪しいと言えます。
2 仮に地球が温暖化しているとしても、CO2との因果関係ははっきりして
いない。CO2により温暖化しているのではなく、温暖化しているから
CO2が増えているという説や太陽活動が活発になった影響で温暖化して
いるという説があるくらいです。
武田邦彦 著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』
わたし(たち)の地球温暖化の「本質」は明快だ。1つは近代産業革命以降経
済発展に伴う二酸化炭素とメタンなどの温暖化物質の急激な排出という人為説
であり、2つめにはそれ以外の温度変動因子との相関を決定するのは、デジタ
ル物理学であり、観測方法とスーパーコンピュータの精度だということ、3つ
めには、現象面では一時的な温度降下も生じるし、その表出現象の特徴の有無
については先験的なものはない。従って4つめとして地殻-大気圏外(絶対温
度-270℃)における物質移動速度の複雑系として表出大規模気象変動などとし
て現象し、最後の5つめとして、二酸化炭素濃度濃度上昇による生命に与える
危険性の増大という極めてシンプルな原則的(あるいは仮説)立場にいる。
2001年に発表されたIPCCの第3次評価報告書に突如、マイケル・マン教授
による「ホッケースティック曲線」と呼ばれるグラフが登場します。マン
教授は第3次評価報告書の主要な執筆者の1人でした。ちなみに、データ
の取り方に疑問があることから、第4次報告書にこのグラフは使われず、
別のものが使われています。この突然に登場し、地球の気候史に衝撃を与
えた「ホッケースティック曲線」が地球温暖化説の象徴の一つです。「20
世紀後半の気温上昇は異常である」ことの証拠に使われています。このグ
ラフにはさまざまな疑念や反証が提示されていましたが、なんといっても
「地球温暖化問題」の胡散臭さを世間に知らしめたのは「クライメート(
気候)ゲート事件」と呼ばれるメール流出事件でした。なんとハッカーに
盗まれたメールが流出したことで、温暖化の根拠をなすデータを握造して
いたことがバレてしまったのです。
武田邦彦 著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』
マイケル・マン教授のデータ捏造やこのての作為的な反倫理的行為は許される
べきことではないのは明白にしても、パッカー集団により暴露されとは、現代
社会の特性である‘偶発性’は中東における‘ジャスミン革命’等と同様で興
味深い事柄ということには違いないが、その様な作為、捏造にかかわらず現代
のデジタル物理学的対象の1つである‘地球温暖化問題’の本質とはいっこう
に関わりなく取捨される事柄だと考えている。
太陽電池の議論を難しくしている一つに補助金の存在があります。本来、
技術がすぐれていれば、補助金がなくても現在の他の電力エネルギーに対
抗できるはずですが、太陽電池で生産される電気のコストは、現在の火力
発電に対して、平均して3倍から5倍ぐらいかかるので、どうしても補助
金が必要です。太陽電池の開発に補助金が出たのは、1974年、第一次石油
ショック直後です(サンシャイン計画)。その後、20年ほど経った1993年
には、太陽電池そのものの販売に補助金が出るようになりました(ニュー
サンシャイン計画)。この補助金は一時、中断しましたが、地球温暖化問
題で再び太陽電池に補助金が出るようになりました。ある産業を振興する
ために、短期間、国家から補助金が出るということはありますが、太陽電
池のように約40年間も補助金が出続けると、太陽電池が本当に有用なのか
どうかを判断するのは極めて難しいと言えます。悪い言い方をすると、太
陽電池のメーカーはコストの高い太陽電池をつくっても、補助金で事業を
進めることができるので、補助金なしで事業として成り立つかどうかがわ
からないからです。(中略)太陽の光の薄さ、つまり太陽エネルギーの効
率の悪さや、自然破壊の問題があります。エネルギー保存の法則」を乗り
越えることができる画期的な技術が発見されなくてはなりません。それが
できれば、ノーベル賞をとれます。ノーベル賞をとる前に、いままでの科
学の法則に反することを言っては困ります。大学で物理を教えるときにも、
エネルギー保存の法則」を教えるわけですから、自然エネルギーを電気に
しても自然は傷まないということなら、物理の先生の講義がみんな間違っ
ていることになります。
武田邦彦 著『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』
原子力発電にしろ、水力発電しろ、地下化石燃料の火力発電に政府による国家
資本主義的な産助政策が皆無なものはどれ一つないことはズブの素人のわたし
(たち)にもわかることだ。混同しては、錯誤してはいけないと考える。国家
資本主義政策の基本的原則は‘選択と集中’であることは常識だ。最近、韓国・
中国のメーカから劣勢に立たされ、ソニーと東芝がモバイルディスプレ(液晶
パネル)の統合に動き出したことが話題となっているが、これも政府が手を拱
いたからそうなったともいえる証ではないだろうか(経済成長期は通産省など
が産業強化を産助した)。太陽光発電産助政策も‘選択と集中’を行えばあっ
という間に普及すると、このブログでも何度となく書いてきた。その意味では、
パネルシステムの価格の逓減も大切だが、施工取付工事費の逓減も大切だ、い
わんや‘量子ドット光電変換素子’などの研究開発やパネルメーカの選択集中
あるいは合従連衡、シリコンのリサイクル化、電力全量買制度、電力の自由化
というトータルパッケージの国家社会主義的な産助政策の遂行が焦眉となって
いるのだ。武田先生、それこそ高品質太陽光変換素子の技術開発は「日の立つ
国」日本の独壇場ではないでしょうか。晴れてノーベル賞受賞時には共にお祝
いしようじゃありませんか。
【電力量の話】
※2007年の世界の電力消費量は、18兆2千億kWh。主要国のうち、電気を多く使
っている国はアメリカ、中国、日本の順ですが、エネルギー消費量と同じよう
に、一人当たりの電力消費量が多いのも実はカナダ。 カナダは、湖や河川など
豊富な水資源に恵まれており、電気料金が安いため突出。 一方、中国は人口が
多いため、一人当たりの電力消費量は世界平均以下だが、経済成長がいちじる
しいため電力不足が深刻化している。
※地球に届く1年間の太陽エネルギーに換算すると1,056PWh/ysで、2007年度の
世界の消費量が、18.2PWh/ys(だから1.7%の太陽エネルギ@地球に相当するこ
とになる(内、日本5%、人口比考えると1.75%だから、一人当たり平均の消費量
は 2.9倍も多く消費している)(『デクサマーニの抱擁』より)。