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『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』今一

2007-05-22 00:27:51 | 日本映画
スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
(2006年日本)
 監督 深作 健太
 脚本 丸山 昇一
 出演 松浦 亜弥、石川 梨華、竹内 力、長門 祐之、窪塚 俊介、斉藤 由貴

 ■ストーリー■
 爆弾事件の調査のため聖泉学園に潜入していた特命刑事が渋谷で爆死する。高校生の特命刑事を派遣する組織は、アメリカで不法滞在で捕らえられた元麻宮サキの娘を、母親を司法取引で釈放させる条件で特命刑事「麻宮サキ」として聖泉学園に派遣するのだった。

 ■感想■
 80年代のフジTVの人気TVドラマ「スケバン刑事」の劇場版。
 監督は『バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌』(03年)の深作健太。脚本は『化石の荒野』(82年)、『いつかギラギラする日』(92年)の丸山昇一。
 87年と88年に劇場版が作られてるので、劇場版の3作目になりますけど、

 「イヤ~!自分的にはダメでした」
 『バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌』の深作健太監督だって言うので、ある程度、覚悟はしてたんですけどね。

 松浦亜弥や石川梨華は、アクションシーンとか、すごく頑張ってると思うんですけど、ストーリーが…。
 テロを起こそうとする、敵の組織の目的が良く分からないです!敵のボスの目的があれ!!まさにゲーム感覚の悪党!もっと大きい目的があるのかと思うでしょ!
 それに、あのボス、なんで変身しちゃうの??意味不明です!最後、マスクみたいの取りますけど、マスク取る意味わからないです!「お前はトム・クルーズかッ??」って突っ込みたくなりました!
 劇場映画の悪党っていうより、Vシネの悪党なみの目的!もう少し脚本を練って欲しかったです!エンターテイメント映画として、悪党たちの目的が説得力が弱すぎ!映画的に悪党たちの魅力が無さすぎ!
 
 公安から派遣された学生刑事の石川梨華の設定とかは、けっこう好きです。学生刑事を持ってるのが暗闇警視の組織だけじゃ無っていうのは、けっこう好きな設定です!松浦亜弥と石川梨華とのヨーヨー対決は、かなり迫力あって良かったです。でも、アクションシーンが良くても、そのシーンにいくまでのストーリーがボロボロではね~。
 あと、敵に捕まって、つながれていた松浦亜弥ですけど、簡単に脱出できちゃって!まぁ、敵は素人っぽいからしょうがないですけど。本当に敵のグループの人間関係とかが、分からなくてそこも残念!どんな関係で、結びついてたの??ただ、破壊だけが目的で、みんな結びついていたの??不明、不明!不明!
 
 脚本を練って欲しいと言えば、タイムリミットが3日間っていうのもムリがありすぎ!映画的にはアリですけど、たった3日で何かを掴めるはず無いでしょ!高校生は若いからすぐ友達にでもなれるとか思ってるの??せめて1ヶ月くらいの時間が経ってる設定にはして欲しいです。松浦亜弥の学園生活を描くシーンとかあっても良いのに!
 映画の冒頭で、特命刑事が殺されちゃうシーンや、オープニングはけっこう良いのに、その後がダメダメ!もったいない!あと爆発シーンの処理!あれは制作費の問題??あれだけでもガッカリ
 
 爆発シーンと言えば、同じ部屋にいて爆弾が爆発した三好絵梨香なんですけど、死んでないの??オカシイでしょ!あの爆発で大丈夫だったなんて!『スパイダーマン3』(07年)のハリーみたい。三好絵梨香は火傷もしてないですけどね。

 ところで、斉藤由貴って、初代の麻宮サキでは無いんですよね!確かTVシリーズでは、行方不明のままのはずなんで、違う麻宮サキっていう設定なんですよね。はっきり言って、劇場作品としては合格点はムリですね。オリジナルビデオだったら、プラス15点でもいいですけど。30点
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『親指さがし』山田悠介Jホラー

2007-04-10 00:01:33 | 日本映画
親指さがし
(2006年日本)
 監督 熊澤 尚人
 脚本 熊澤 尚人
     まなべゆきこ
 原作 山田 悠介
 出演 三宅 健、伊藤 歩、松山 ケンイチ、手塚 理美、佐野 史郎

 ■ストーリー■
 子どものころ、「親指さがし」をした6人の少年少女たち。「親指さがし」をすると、知らない部屋に行ってしまい、その部屋で誰かに肩を叩かれても振り返ってはいけない。もし振り返ったら2度と戻って来れなくなってしまうのだった。現実の世界に戻ってくるには、その部屋の灯っているろうそくを吹き消さなければならないという遊びだった。しかし、その日、由美子は行方不明になってしまうのだった。家出暦のあった由美子は家出したものとされた。そして8年後、残りの5人の少年少女たちは、同窓会で出会うのだった。5人のうちの1人武に知恵、智彦、綾、久信の4人は、「もう1度親指さがしをしよう」と頼まれるのだった。「親指さがし」でいなくなった子は大人になったら戻ってくるという言い伝えがあったのだ。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 山田悠介原作のホラー映画です。
 あまり、山田悠介の作品って知らないので、なんとも言えないですけど、どうやらこの映画版と原作とは、ストーリーが違うらしいですね!
 
 今回、ネタバレします!本当は、あんまりしたくないんですけど、今作の場合、記事に関係するのでネタバレしちゃいます!だから、映画を未見の人は、読まないでね。

 「イヤ~、ひどい!ひどい!」
 「ひどい!ひどい!」
 「ひどい!ひどい!」


 日本の最近のブームのいわゆる“Jホラー”の系譜に入るホラー映画のつもりなんでしょうけど、完全にブームに乗っかっただけの便乗サスペンス映画ってことですよね。
 まぁ、ブームって言っても、中田秀夫監督の『リング』も1998年の作品なんで、もうブームっていうより定番のジャンルなんでしょうけどね。今作の「親指さがし」の設定って完全にホラー映画の設定なのに、今作といったら「親指さがし」の設定を、全然活かしてないんですから。
 
 ホラー映画の原作を、サスペンス物にしちゃいました!それもチョチョイのチョイで考えつくサイコ物でした!
 普通、エンターテイメント派の脚本家や監督だったら、原作がサイコサスペンスでも、オカルトチックなホラーにしたいと思うのが普通なのに(あれ、“普通”じゃないかな??)、その逆をやっちゃいましたね!

 もう、ネタは、フジTVのタモリがストーリーテラーのアンソロジー「世にも奇妙な物語」の20分くらいのエピソードなみのネタです!でも、観てる間は気づきませんでした!だって完全にホラー映画だと思って観てたんですから!もう観終わったあとの脱力感と言ったら超急降下な気持ち!!

 こういうサイコ物って、脚本家にとっては魅力あるストーリーなんですかね??こういう作品を観たことが無いんですかね??こういう“良くありがちな”作品の脚本を書けるなんて、逆の意味で素晴らしいです。普通は書けないはず!!
 今どき、長編作品で、このネタ使わないでしょ。観客が観たがってるのは、サイコ物でなくて、オカルトホラーなのに!!
 
 日本の2時間サスペンスとハリウッドのメジャー級の作品しか見たことない人が見たらけっこう楽しめるかも?って感じの作品です。
 これが、本当にサキの呪いで由美子が帰ってきて、殺しまくってたら面白かったのにね。刑事役の佐野史郎も、由美子の母親役の手塚理美もどんどん被害にあって、スプラッター映画みたいな展開になったら、それはそれですごく面白かっただろうに!あれ、でも、佐野史郎も手塚理美も「親指さがし」の遊びやってないから被害に遭わないか??
 
 オカルトホラーとしたら、けっこう面白くなりそうだったのに、惜しいなぁ!なんで、こんなこじんまりしたサイコサスペンスにしちゃったの??
 でも、でも、サイコサスペンスにしたら、オカシ過ぎの設定です!由美子が行方不明になった廃墟のホテル!警察が徹底的に探索したでしょ!あそこに死体があること自体がおかしい!警察が総動員で由美子を探したけど見つからなかった!っていう設定だったでしょ!日本の警察をなめすぎ!!
 
 あと、由美子の友達の知恵も、8年前に警察に言うでしょ!なんで、言わなかったの??
 「怖かったからなの??」
 でも、あれだけの騒ぎになったんだから、言うでしょ、普通。
 
 由美子が隠れる、あのダクトもなぜ、落ちちゃったの??
 滑っちゃったんでしょうかね??だって、最初に隠れようと下見したときは全然大丈夫だったのに!!。ランニングタイム96分ですけど、この内容なら、あと15分くらい短くても良かったのに!
 子どもたちが遊びでやってる「親指さがし」の設定とか面白かっただけに、なんか、もったいなかったです。 20点

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『DEATH NOTE デスノートthe Last name』続編

2007-04-07 03:38:31 | 日本映画
DEATH NOTE デスノートthe Last name
(2006年日本)
 監督 金子 修介
 原作 大場 つぐみ、小畑 健
 出演 藤原 竜也、松山 ケンイチ、戸田 恵梨香、鹿賀 丈史

 ■ストーリー■
 「デスノート」により犯罪者を大量殺戮始めた夜神月だったが、この件に関し、犯罪と判断したICPOは、数々の事件を解決してきた天才的な探偵Lに捜査を依頼するのだった。
 
 ■感想■
 人気コミック「DEATH NOTE」を映画化した後編です。
 前編より、面白いです!第2、第3のキラが登場したりして、かなり面白く観れました。
 犯罪者のいない理想の社会を作るために始めた大量殺人ですけど、いつしかL率いる捜査陣との対決に夢中になってるあたり、子ども向けのヒーロー物みたい!
 子ども向けのヒーロー物って、悪の組織って、当初、世界征服が目的のはずだったのに、いつのまにか自分たちの計画をいつも邪魔するヒーローを倒すことが目的に変っちゃうみたいな…。(イメージの問題です!どのヒーロー物ってコトじゃないですからね!)

 原作のファンの方は、この映画版を、どう思ったのかわからないですけど、原作を知らなければ十分に面白いです。公にはデスノートを使った殺人は捕まえられないでしょうけど、非公式に監禁されちゃいそうですもんね。でも、あのノートの存在が明らかになったら、各国の政府が絶対に欲しがるはず!報告したとたん、Lの基地に各国の情報部や、特殊部隊が攻めてくるはず!あんな風に終わるはずが無いです!
 デスノート争奪戦だけでも30分くらい時間とって描けそう!アクションシーンや銃撃戦のシーンなんで、お金かかりそうだけど!
 原作があるから、ストーリーは、しょうがないんでしょうけど、主人公の夜神月って、 戸田恵梨香演じる第2のキラ、弥海砂が捕まってデスノートを手放したあと、自分もデスノートを手放しちゃえば良かったのに!「あ~、そうしたら映画にならないか!」
 あと、戸田恵梨香演じる弥海砂って、自分の存在を証明するためだけに、人を殺しすぎ!刑事や警官とか殺しまくり!
 「おいおい、罪悪感は無いのか~??」って思っちゃいます。戸田恵梨香がカワイイだけに(←役柄としてね)、そのギャップが激しいです!
 
 ストーリー的には、ラストは想像通りの展開になっていきますけど、もっと“ぶっとんだ”展開でも良かったかも!キラが支配する社会になっちゃうとか。まぁ、日本のメジャー作品じゃ、そんな展開ムリですね。

 ところで、『神の左手 悪魔の右手』(06年)と言い、今作『DEATH NOTE デスノート前編』、『DEATH NOTE デスノートthe Last note』と言い、金子修介監督って、以前より面白い作品を作ってるような気がするのは気のせい??
 超能力物『クロスファイア』(00年)や、時代劇『あずみ2Death or Love』(04年)も、最近の作品くらい面白く作って欲しかった!60点
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『DEATH NOTE デスノート前編』続く

2007-04-06 05:43:49 | 日本映画
DEATH NOTE デスノート前編
(2006年日本)
 監督 金子 修介
 原作 大場 つぐみ、小畑 健
 出演 藤原 竜也、松山 ケンイチ、瀬戸 朝香、鹿賀 丈史

 ■ストーリー■
 ある日、名門大学で法律を学ぶ大学生、夜神月は、“DEATH NOTE”と表紙に書かれたノートを拾う。そのノートには“名前を書かれた人間は死ぬ”と書かれていた。月は、TVに映った犯罪者の名前を書くと、その犯罪者は刑務所の中で心臓麻痺で死んでしまうのだった。“DEATH NOTE”とは死神リュークが人間社会に置いた物だった。ノートの力を知った月は、次々と世界中の犯罪者を殺していくのだった。

 ■感想■
 大場 つぐみ、小畑 健の人気コミック「DEATH NOTE」の映画化作品。
 実は、原作は全然知らないんで、まるっきりの事前情報なしで観ました。今作の最大の話題は、当初2時間の作品として作るはずだった作品を金子修介監督の意向で、前編、後編の2部作で作られたっていうことです。あと、もう1つの話題は、後編の劇場公開(06年11月3日)に合わせて、TVの金曜ロードショー(06年10月27日)で「ディレクターズカット版」の前編を放映したってことです!6月に劇場公開された今作を10月にTV放映なんてすごすぎ!
 
 「名前を書いたら殺すことができるノート」っていうアイデアが素晴らしいです!もうこんなアイデア聞いたら、すぐ映画化したくなっちゃいますよね!もう原作の発想がスバラシイです!
 理想の世界を作ろうとする主人公が、最初はドンドン犯罪者や容疑者や実行犯を殺していくにも関わらず、捜査の手が伸びてFBIの捜査官まで殺し始めるあたりから、主人公がオカシクなっていくんですよね!このあたりから、もうゲームのように殺し始めちゃうんですよね!
 
 「おいおい!捜査官は無実だろー!」
 って突っ込みたくなりますけど、ホントの突っ込みは、
 
 「日本でなんでFBIが勝手に捜査してるの??」
 スティーブン・セガールの『イントゥ・ザ・サン』(05年)じゃないんだから!外国で勝手に捜査しないで!捜査協力なら良いですけど!セガールの作品なら、目をつむって許しちゃいますけどね!
 
 ところで、主人公の夜神月が、誘拐殺人犯をポテトチップスを食べながら殺すシーンがありますけど、あのときのノートに書いた字って!!ミミズみたいな字になってます!でもあの字って、左手で書いたんですよね!左手で書いたにしては、すごくうますぎ!(月って右利きですよね)。
 にも関わらず、その他のシーンで夜神月が利き腕の右手で書いたであろう“字”が汚すぎ!
 「あまりにも字がヘタ!
 誰が書いたの??夜神月を演じた藤原竜也が書いたの??もしそうだったら、普通はスタッフの違う人がもっとウマイ字でノートに書いてあげて!
 
 それにしても、この前編のランニングタイム126分って!そして、後編の『DEATH NOTE デスノートthe Last name』がランニングタイムが140分って何!!!
 前編、後編合計で266分って!エンドクレジットやらなにやらで、実質本編が266分ってコトじゃないけど、長すぎ~!!
 余りの長さに、2度と観る気のしない(あ、ファンの方、すいません)『風と共に去りぬ』(39年)だって231分ですからね!
 
 原作ファンのことを考えると、やっぱりこの時間は必要なんでしょうけどね。なんてたって、原作はコミック12巻分ですからね!でも、映画的に言わせてもらうと、「いかにすべてを入れるか」ではなくて「いかに省略するか」で映画を作って欲しかったような気もしますけどね!
 まぁ、自分は金曜ロードショーの「ディレクターズカット版」を観たんで、もっと短いのかな??時間を計ってなかったので、良くわからないですけど。

 でも、エンターテイメント作品として、良くまとまってたんじゃないですかね??ラストの「続く」っていうところも、映画を観る前から、2部作だってわかってるんで、こういうラストでも全然OKです!でも、出来たら、インターミッションを途中でいれて、一挙に1つの作品として公開してほしかったです。それでもランニングタイムは200分くらいにして欲しいですけどね!
 原作があるからなのか、ホントに退屈しないで観れました!でも金子修介監督って“力”があるのね!2時間のはずだった作品を2部作にしちゃうなんて!自分は特別好きってワケじゃないんですけどね。(あ、キライでもないですよ!)
 でも、この2部作にして、連続公開っていうのも、今作がヒットしたから、今後長い原作の映画化のときに流行りそうですね!60点
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『神の左手 悪魔の右手』Jホラー佳作

2007-02-11 11:39:29 | 日本映画
神の左手 悪魔の右手
(2006年日本)
 監督 金子 修介
 原作 楳図 かずお
 出演 渋谷 飛鳥、小林 翼、前田 愛、田口 トモロヲ、小木 茂光、根岸 季衣

 ■ストーリー■
 「私の弟には力がある」人間の悪意を夢で予知するコトができる少年、山の辺ソウ。ある日、ソウは夢にうなされ首から大量に出血してしまう。ソウの姉イズミは以前、ソウから「自分は死んでしまう。だけどお姉ちゃんなら自分を助けることができる」と言っていたことを思い出すのだった。ソウが以前言っていた“赤い携帯電話”をヒントに助けようとするのだった。一方、ある地方都市では、病弱な娘をもつ父親は、娘に絵本を描いてやるために、殺人を繰り返していくのだった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 日本のホラーコミックの代表的作家、楳図かずおの人気コミック「神の左手 悪魔の右手」の映画化作品です。原作のエピソードのうち「黒い絵本」を映画化してます。
 監督は『クロスファイア』(00年)、『あずみ2Death or Love』(04年)の金子修介。平成「ガメラ」シリーズや『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』(01年)といった怪獣映画では、才能を発揮してますが、怪獣映画以外では、@KOBA的には、全然期待していない監督の1人です。『クロスファイア』なんか北村龍平監督にでも、暴力超能力映画としてリメイクして欲しいくらいです。
 あ、でも金子修介監督のファンの方、怒らないでね!今、存命中の日本映画の監督の中では好きな方ですから!(あれ、これでも全然ホメてないかも)

 金子修介監督の作品ということで、全然期待してなかったのが良かったのか、普通に楽しめました!いや、普通どころか、かなり楽しめたかも!

 映画化するエピソードとしても、「黒い絵本」はけっこうインパクトがあって良いかも!でも、実は、原作とおり「錆びたナイフ」の方が紹介編として良かったんじゃないのかな??とも思うんですけど。
 これだけの作品を作れたんだから、続編、続々編も映画化して欲しいです!「錆びたナイフ」、「消えた消しゴム」、「女王蜘蛛の舌」、「影亡者」と映画化する原作があるんだから!1エピソードを85分くらいの感じで映画化してシリーズ化すれば良いのに!

 でも、超能力をもった少年ソウって、昏睡状態ですけど、原作でも、こんなストーリーでしたっけ??原作では、今エピソードでは、神の左手と悪魔の右手を持ったヌーメラウーメラに変身したりしてませんでしたっけ??
 実は原作を読んだのが、はるか昔で、ちょっと記憶があやふやだったりして。
 まぁ、「神の左手 悪魔の右手」のコミック自体が、事件を延々と描いて、最後、ソウが出てきて1発で事件解決って感じの印象が強いですからね。このエピソードは、ソウの姉イズミをヒロインだから映画的には、すごく良いのかもしれないですけど。

 でも、ランニングタイム95分は、やっぱり長すぎ!ヒロインが悪夢を見るシーンとか要らないでしょ。あと10分くらいカットすれば良かったのに!それでも、スプラッター描写とかは、かなり頑張ってるかも!日本映画としては!R-15ですけど、レイティングなんか気にしないでどんどんやってください!
 あと、「恐怖コミック」としてコミックではおかしくないコトが、映画として映像化されるとやっぱりオカシイかも。落ちてる人形を拾う少女や、勝手に他人の家に入り込んでケーキを食べる少女たち。俳優が実際に演じると、すごくオカシイかも!!

 でも、事件解決したあとなんですけど、ソウのお姉さんのイズミちゃん以外、帰って来なかったんですね!ケーキ屋さんの娘さんも、その他の被害者も、刑事さんも!そういうの好きですけどね!
 全員、無事で帰ってきたなんて、余りにもファミリー向けすぎだもんね!でも、刑事って1人で行動するんですか??刑事が行方不明だし、あの少女モモちゃんのあの後も気になるし。気になるといえば、事件が終わったあとのソウとイズミの服に付いていた血が、場面が切り替わったら、キレイさっぱり落ちてたのはダメダメ!
 なんか、金子修介監督って『あずみ2Death or Love』のときもそうだったけど、“血のり”が主人公たちにつくのが嫌いなの??なんか変なの!でも、エンターテイメント作品を撮れる監督って少ないから、しょうがないのかな??
 日本映画界のメジャー監督の中での数少ないエンターテイメント派の北村龍平監督もクライヴ・バーカーの「ミッドナイト・ミートトレイン」を撮る為にハリウッド行っちゃったしね!今から楽しみです!映画“MIDNIGHT TRAIN”!無事クランクアップして欲しいです。60点
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『TRICKトリック劇場版2』TVシリーズのまま

2007-01-30 23:51:56 | 日本映画
TRICKトリック劇場版2
(2006年日本)
 監督 堤 幸彦
 出演 阿部 寛、仲間 由紀恵、生瀬 勝久、片平 なぎさ、野際 陽子


 ■ストーリー■
 日本科学技術大学の上田教授の元に富毛村から青沼という青年がやってきてある依頼をする。西田美沙子という女性を探して欲しいというのだ。西田美沙子は10年前に筐神佐和子にさらわれ、今は筐神島にいるので連れ戻して欲しいというのだ。筐神島の再開発のため半年前、島で工事をしていた工事人が若い女性から手紙をもらったのだ。手紙には、このままだと、筐神佐和子と彼女が率いる教団「命運共同体筐のユートピア」に殺されるというのだ。上田は、ともに数々の事件を解決してきた手品師の山田を連れ、筐神島に向かうのだった。

 ■感想■
 人気TVシリーズ「トリック」の劇場版の第2弾。おなじみ、大学教授の阿部寛と、人気マジシャンの仲間由紀恵の凸凹コンビが、片平なぎさ演じる霊能力者と対決します。
 劇場版の1作目は、まだ、初めての劇場版ということで、多少、TV版と違った超豪華さというのか、気負いみたいなものを感じたんですけど、劇場版第2弾の今作は、まさにTVシリーズそのまんまのノリで、すごくすごく楽しめました!
 だって、劇場版の1作目には、出演者も豪華で、山下真司、芳本美代子、伊武雅刀、根岸季衣、竹中直人、石橋蓮司等々がちょこっとしたキャラクターを含めて出演してましたし、見せ場もメチャクチャありましたもんね。最後は、悲惨な事件になっちゃいましたし、山火事まで起きましたもんね(山火事で良いんですよね)。ランニングタイムも、1作目は119分と、第2弾の今作より10分弱も長かったでしたしね。

 というより、この劇場版の第2作目って、名取裕子が占星術師を演じたTVのスペシャル版『トリック新作スペシャル』より、TVシリーズの1エピソードっぽいかも。劇場作品で、こんな作品を作れるのも、TVシリーズが人気があって、ある程度、観客数が見込めるからでしょうね。
 まぁ、どうせTVシリーズ「トリック」を見てた人しか観ないだろうから、こういうノリで良いですよね!
 面白いです!面白いです!TVシリーズを見てた人が見たら、絶対、楽しんで見れますよ!
 でも、TVの新作スペシャルとストーリーがつながってないコトありませんか??だって、仲間由紀恵って、アパートの部屋から追い出されたんじゃなかったでしたっけ??あの部屋は、なすび演じる新しい居住者カップルが住むことになったんじゃなかったでしたっけ??

 まぁ、全員が、新作スペシャルを見てたり、覚えてたりするわけじゃないから良いですけどね。ところで、今作は、いつも起きる殺人事件が起きないのも特長です。まぁ、半年前、島に工事にやってきた人たちは分からないですけど、その他には、サギ以外事件が起きてないですもんね。
 とにかく「トリック」ファンは必見!って、そんなこと言われなくても、TVシリーズ「トリック」のファンだったら見るでしょうね。60点
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『悪魔が来りて笛を吹く』稲垣金田一第4弾

2007-01-08 02:04:25 | 日本映画
悪魔が来りて笛を吹く
(2006年日本)
 監督 星 護
 脚本 佐藤 嗣麻子
 出演 稲垣 悟郎、国仲 涼子、成宮 寛貴、伊武 雅刀、榎木 孝明、秋吉 久美子、小日向 文世

 ■ストーリー■
 昭和22年、銀座の宝石店「天銀堂」で毒殺による集団殺人強盗事件が起きる。生き残った従業員の証言からモンタージュ写真が作られ指名手配されるが事件は進展しなかった。一方、華族の椿子爵が自殺する事件が起きる。そんなある日、椿子爵の屋敷で椿子爵がフルートを吹く姿が目撃されるのだった。子爵の娘、美禰子は、金田一耕助に調査を依頼するのだった。子爵の館には美禰子の他に、妻、秋子、秋子の父、玉虫伯爵、秋子の兄、利彦、利彦の息子、一彦、秋子の主治医、目賀、玉虫伯爵の小間使い、菊江、書生の三島東太郎、お手伝いのお種たちが、住んでいた。金田一は、椿子爵が生きているのか占う場に居合わせるが、その晩、停電を利用したトリックで椿子爵が残した「悪魔が来りて笛を吹く」のフルートの音が聞こえてくるのだった。

 ■感想■
 稲垣悟郎が、名探偵金田一耕助を演じるTVムービーの第4弾。今回は「悪魔が来りて笛を吹く」です。
 わかりやすいです!すごくわかりやすい!登場人物も多く、複雑な人間関係の横溝正史の今作も、TVムービーのせいか、すごくわかりやすく映像化されてます!
 複雑なプロットも、金田一耕助のタネ明かしでの説明シーンを延々と取っているので、すごくわかりやすい!ホントは分かりやすいって、ホメ言葉じゃないんですけどね。古谷一行のTVシリーズだと4時間弱のランニングタイムですからね。
 
 う~ん、こういうダイジェスト版みたいに分かりやすい作品を見せられると、逆に原作をていねいに映像化した古谷一行のTVシリーズ版のDVDを観たくなっちゃいます。でも、横溝正史の作品って、ミステリー重視というより、日本の風土に密着したドロドロな関係や猟奇的な設定を重視してるから、何回も観たいと思わないんですよね!だって観てて爽快じゃないでしょ。

 今作も、現実に起きた事件をモチーフにしたような宝石店の毒殺強盗事件を発端にしながら、いつものドロドロした殺人事件につながっていく、いかにも映像化向きの作品なのに、どうしても後味が悪いです。オドロオドロしさは、TVムービーなんで、メチャクチャ弱いですけどね。

 それにしても、今回の事件は、金田一耕助の悪いクセが出てます!

 「金田一先生、あなた、犯人が誰か、最初から分かってたんじゃないかーっ!!

 金田一耕助も、犯人の気持ちになっちゃって、事件を次から次へと起こさせてる気配が濃厚です!金田一耕助って、ホントに事件が終盤になるまで、犯人が何やっても、ほとんど、ほっとくんですから!でも、それが金田一物の良いところなんですけどね。
 でも、さすが名探偵って感じで、クライマックスの全員を集めての犯人とトリックのタネ明かしのシーンは、今まで、自分が観た稲垣金田一の作品の中では、ベストかも!(『犬神家の一族』は未見です)今作が、作品的に、特にそういう作品なんですけど。
 
 今回も脚本は、前作に引き続き、佐藤嗣麻子が担当してます。うまく原作を、まとめてると思うんですけど、いかんせんランニングタイムが2時間(CMカットすると2時間弱なのかな??)なので、ドンドン進みすぎな感じですけど、忙しい現代人には丁度良いかも。でも、観てる人が、ストーリーを楽しみながら犯人や動機を推理しようとする時間は全然無いですけどね。フジTVのドラマを見直しちゃいました!50点
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『女王蜂』稲垣金田一

2007-01-05 00:01:39 | 日本映画
女王蜂
(2006年日本)
 監督 星 護
 脚本 佐藤 嗣麻子
 出演 稲垣 悟郎、栗山 千明、及川 光博、手塚 理美、石橋 凌、小日向 文世

 ■ストーリー■
 探偵金田一耕助と作家横溝正史は前回の「八つ墓村」の事件で得た金で修善寺へ温泉旅行に出かけるのだった。2人の宿泊先の松籟荘のオーナー大道寺欣造は、楽器の月琴に似ていることから月琴島と呼ばれる島で暮らしていた義理の娘智子が18歳になったのを機に松籟荘へと呼び寄せるのだった。欣造は、智子の誕生パーティーで3人の婿候補の2人、遊佐三郎と駒井泰次郎を紹介するのだった。3人目の候補、九十九龍馬は、来ることが出来なくなったのだ。しかし、多門連太郎と名乗る男が現れ智子に近づいてくるのだった。そんな夜、松籟荘の時計台で遊佐三郎が殺されるのだった。

 ■感想■
 稲垣悟郎が金田一耕助を演じるTVムービーの第3弾。前作『八つ墓村』(04年)に引き続き、年始に放送される最新作『悪魔が来たりて笛を吹く』(07年)の宣伝もかねての年末での連続放映されたんで、鑑賞しました。
 前作『八つ墓村』と同じく脚本は佐藤嗣麻子っていうことで期待しながら鑑賞しました。2時間30分枠なので、大体120分くらいのランニングタイムですけど、120分のTVムービーに収めたためか登場人物が登場してはスグにバンバン死んでいきます!
 
 「あれ、この人誰だっけ??」って思ってるうちに死んじゃいます!まぁ、この「女王蜂」は以前、市川崑監督版の中井貴恵がヒロインを演じた作品を、真剣に見たことがあったんで、犯人とストーリーがわかっていたんで、わかりやすかったです!でも、このTVムービー版も良く出来てます!十分分かりやすいです。
 でも、でも、できたら、以前に、市川崑監督版として映像化されていない作品とかを、稲垣悟郎の金田一耕助作品としてTVムービー化して欲しいです。

 長い原作(それも時代物。昭和20年代)を映像化するだけでも大変なのに、TVコードや放映時間を考えながら作るのは大変でしょう!これが70年代や80年代だったら、マニアックに作りこむことも出来たでしょうけど、2005年のドラマで横溝正史の金田一耕助の世界の作品を作ることは大変でしょう!
 稲垣悟郎を主演にして、軽い気持ちで見れるって意味では、このシリーズも良いですけど!横溝正史作品のおどろおどろしさが、かなり薄まってる気がするのは、やはり稲垣悟郎のおかげ??

 そう言えば、またまた、ビデオ作品をフィルムに近づけるような処理までしてますよね!どちらかというと軽薄なイメージのあるフジTVのドラマですけど、金田一のシリーズを真剣に作ったことは評価しないとね!ただ、TVコードがきつすぎて、スプラッター度がやたら低いので、横溝正史作品にあるおどろおどろしさが低くなってるのが残念!それに情念とかの世界も描くの大変な時代ですからね。
 
 今度、TVで放映される『悪魔が来たりて笛を吹く』は、どんな風に映像化されるのか楽しみです!!40点
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『八つ墓村』 最近のドラマとしては良質

2007-01-04 00:12:09 | 日本映画

八つ墓村
(2004年日本)
 監督          星 護
 脚本          佐藤 嗣麻子
 出演          稲垣 吾郎
             藤原 竜也
             若村 麻由美
             りょう
             永澤 俊矢
             小日向 文世

 ■ストーリー■
 昭和23年、ラジオの人探しで捜索された孤児、井川辰弥は、田舎の村「八つ墓村」の多治見家の莫大な遺産相続人として「八つ墓村」に呼ばれるのだった。相続の説明を受ける辰弥の前で祖父が殺されてしまうが、辰弥は自分の出生の過去を知るため村へと向かうのだった。一方、金田一耕助は、弁護士より依頼され事件の解決を依頼される。横溝正史から、「八つ墓村」は、20数年前に辰弥の父親が32名を大量殺害した事件が起きていた村であることを聞くのだった。その村は、戦乱の世、8人の落武者を村人が金目当てで殺し、落武者の呪いがあるという言い伝えがある村だった。最初、気乗りしていなかった金田一だが、この事件に猟奇的な匂いを感じとり「八つ墓村」へと飛んで行くのだった。

 ■感想■
 稲垣悟郎が名探偵金田一耕助を演じたフジTVのスペシャルドラマのTVムービー。稲
 垣悟郎が金田一耕助を演じるシリーズの第2弾。第1弾は2004年に放送された『犬神家の一族』です。
 日本人って、『犬神家の一族』が好きなのね!
 確かに猟奇的な感じで映像化向きかもしれないですけど、ネタ的には大したことないと思うんですけどね!
 実は、今回の『八つ墓村』も、全然見る予定は無かったんですけど、年末のスペシャルドラマの再放送で放映してたんで、ついつい観ちゃいました。

 最後まで見て、脚本家を見たら、佐藤嗣麻子でした。最近は、フジTVのドラマの脚本を書いてますけど、@KOBA的には、佐藤嗣麻子といえば、1992年のホラー映画『ヴァージニア』(監督、原案、脚本)です!
 ロンドンインターナショナルフィルム・スクール出身で、第1作がヴァンパイア映画『ヴァージニア』!
 『ヴァージニア』を観た後、「このあと、どんな素晴らしい映像作家になるんだろう??」って@KOBAは、当時、すごく期待してたんですけど。

 
 その後、日本に帰ってきて、撮ったのは『エコエコアザラクWIZARD OF DARKNESS』(1995年)『エコエコアザラクⅡ BIRTH OF THE WIZARD』(1996年)!
 と、そのあたりまではホラー映画一筋だったのに、その後は普通のドラマの脚本家になっちゃってガッカリでした。
 その佐藤嗣麻子が描く金田一耕助ドラマでした。
 

 最近のドラマ(って言っても。ここ10年間くらい)は、どんなドラマでも、ビデオ撮りそのまんまが多いですけど、今回横溝正史のドロドロした殺人劇を描くためか、よりフィルムに近い質感が出るようスタッフが努力してるのがわかる良質の作品です。

 でも、でも、自分的には横溝正史の「八つ墓村」の映像化作品といえば、野村芳太郎監督の『八つ墓村』(1977年)です!
 本格ミステリー的には、どうなの??って展開でしたけど。
 ジョン・バッド・カルドス監督のB級ホラー『ザ・ダーク』(1979年)的に飛んでますからね!
 連続殺人を描くスリラー映画風な展開なのに、エイリアン物みたいな!!
 
 野村芳太郎版『八つ墓村』を初めて見たときはビックリしました!
 ミステリー的要素はどこかに行っちゃって、最後はジャンルを超えてオカルト映画に!!!
  稲垣吾郎版は50点

八つ墓村松竹このアイテムの詳細を見る

 

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『猫目小僧』コミックJホラー

2006-11-04 09:30:23 | 日本映画

猫目小僧
(2006年日本)
 監督          井口 昇
 脚本          安田 真奈
 原作          楳図 かずお
 出演          石田 未来
             竹中 直人
             田口 浩正

 ■ストーリー■
 父親と弟と福島の田舎へと引っ越してきた女子高生まゆかは、左頬に大きなあざがありいじめにあっていた。そんなとき、ぜんそくの弟の浩は、家にいた妖怪、猫目小僧と知り合う。猫目小僧の唾液には病気を治す力があり、まゆかと浩は、あざとぜんそくを治してもらうのだった。美しくなったまゆかは、村の青年と親密になり、猫目を避けるようになっていく。
 そのころ村では妖怪ギョロリがいたずらから封印を解かれ村人を襲い始めるのだった。ギョロリに襲われた人々は、肉玉に変えられていくのだった。

 ■感想■
 楳図かずおの恐怖コミック「猫目小僧」の映画化作品です。
 怖さ全開って言うより、どちらかといえば、家族みんなで見れる系みたいなホラー作品です。
 
 もともと、猫目小僧といえば、妖怪の戦いを描くドラマですからね。
 ランイングタイムが104分と少し長めなのが難点ですけど、それなりに良く出来てます。
 村中、肉玉が現れて、次々と村人を襲うシーンや、学校に肉玉が現れるシーンとかゾンビ物みたいで良かったです!
 できれば、あと10分くらい短い方がテンポが良くなって面白く観れたでしょうけど。
 
 ヒロインのまゆかが村の青年と仲良くなる微笑ましいシーンとかもっと端折ってカットしても良かったかも。
 ただ、低予算の日本映画にしては、観れるレベルの作品になています!!
 何の期待もしないで観たのが良かったのかな??
 自分の好みで言うと、妖怪ギョロリに肉玉にされちゃった村人は、元に戻らないとかいう展開でも良かった気がしますけど。でも、妖怪の仕業だから、妖怪を倒せば、元に戻るのかな??
 最後も、続きを作れるような終わり方なんで、ランニングタイムが80分くらいで、シリーズ化して欲しいですね。
 
 妖怪系でいうと、自分的には、明るく無い1970年代のTVアニメ版の「ドロロンえんまくん」とか好きなんですけどね。実写で映画化して欲しいですね。
 
 でも、いくら予算がなくても遊園地を休館にしたのは苦肉の策なんですかね??だまって休館日に、入り込んじゃダメでしょ。それも、機械まで動かして。
 あそこの遊園地の設定さえ気にならなければ、あとは全然OKです。 50点

猫目小僧 [DVD]
楳図かずお,安田真奈
松竹
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『弁護士灰島秀樹』 またスピンオフ

2006-10-29 01:16:10 | 日本映画

弁護士灰島秀樹
(2006年日本)
 監督:小林 大策
 脚本:君塚 良一
 出演:八嶋 智人
    吹越 満
    石田 ゆり子
    野村 宏伸
    伊東 四朗

 ■ストーリー■
 弁護士灰島秀樹は、千葉県で開催される予定の博覧会を中止するようにIT企業の社長速水から依頼された。海洋博が行われる予定地に1大テーマパークを建設する予定だったのだ。灰島は、速水の名前を出さないという条件のもと、海洋博実施の反対をしている住民運動の弁護を受けることにするのだった。

 ■感想■
 フジTVの人気ドラマ「踊る大捜査線」からのスピンオフのTVムービーです。
 昨日(2006年10月28日)、フジTVの「土曜プレミアム」(21:00~22:54)の放映枠でオンエアされました。
 八嶋智人の演じる灰島秀樹のキャラクターが、「踊る大走査線」のスピンオフ『容疑者室井慎次』(2005年)から登場したキャラクターなんで、正確にはスピンオフのスピンオフ!
 どこまで、同じネタ元で稼ぐんでしょう??

 自分的には「踊る大捜査線」シリーズの魅力って、軽さ70マジメ30みたいな感じなんですよねー。
 だからマジメ度90みたいな『容疑者室井慎次』はダメです!
 だって、マジメに作ったら全然面白くない!!マジメな作品なら1970年代の刑事物より面白くなるワケが無い!!

 今作は10分くらいトイレに行っていても大丈夫なくらいのストーリーです!!軽さ60マジメさ40くらいな感じです。ハッキリ言って「踊る大捜査線」ファンだけ観れば十分でしょうか??

 でも、刑事物って、今は、無いんですよね!
 それこそ、1970~80年代は、毎日ゴールデンタイムに、悪党斬りまくりの時代劇とか刑事物のドラマが放映されてましたけど、今はホームドラマみたいな甘いヤツしかないですもんネ!
 警察物でも「大追跡」の前半とか「Gメン'75」のハードなエピソードみたいなドラマを作れることは今後ないんでしょうね。
 時代劇だって、ホントに当時はわけのわからない作品が多かったです!単なる医者のくせに、悪党皆殺しの「破れ傘刀舟悪人狩り」とか奉行のくせに、やっぱり悪党皆殺しの「破れ奉行」とか、血のりと脂がのって刀では3人以上斬れないという設定の「斬り抜ける」(ナレーションでは確か2人以上って言ってますけど、2人以上って言ったら1人しか斬れないですよ。)とかとか。

 昔は、時代劇でも、警察物でも、それなりにハードでエンターテイメントしてる作品が多かったですけど、今は全然ダメですね。
 
  
 もちろん、外国TVシリーズも放映して欲しいですね。「秘密指令S」とか「おしゃれまる秘探偵」とか「事件記者コルチャック」とか!
 そういう作品が放映されると、今のドラマがいかにつまらないか、みんな良くわかるでしょう!アメリカの逆転サスペンスTVシリーズ「弁護士ペトロチェリー」とか。
 「弁護士ペトロチェリー」ならどんな難事件でも45分で容疑者を無罪にして真犯人を探し出しちゃいますよ!!
 
 でも、こういうドラマのスピンオフのスペシャル版のTVムービーは「土曜プレミアム」の枠を使わないで、違う時間でオンエアして欲しかったですね!!「土曜プレミアム」では洋画を放送して欲しいですね! 

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『DEATH TRANCE』時代劇風ジャパンアクション

2006-10-17 22:10:08 | 日本映画

DEATH TRANCE
(2006年日本)
 監督          下村 勇二
 脚本          加藤 淳也
             藤田 真一
             千葉 誠治
             下村 勇二
 出演          坂口 拓
             須賀 貴匡
             剣太郎 セガール

 ■ストーリー■
 100年間、東の寺が守り続けてきた「棺」がある男に奪われた。その棺を手に入れた者はすべての願いがかなうという言い伝えがあったのだ。しかし、その棺には、はるか昔、天上界から地上に追放された「破壊の女神」が封じ込められていたのだった。

 ■感想■
 多くの作品でアクション監督をやっている下村勇二監督が放つ時代劇風アクション。
 登場人物がみんな、刀とかで戦ってますけど、バイクが出てきたり、バズーカ砲みたいのが出てきたりするんで、時代設定とかは、特にないんでしょうね~。
 
 キャラクター的にもミュータントみたいなヤツが出てきたりするんで、どうやら昔ではなさそう…。
 
 まぁ、特に、昔とか未来とか決まった時代設定は無いんでしょうけどね。とにかく、刀や他の武器を使ったキャラクターたちの戦いが描きたかったんでしょうね。
 
 ストーリーらしいストーリーはなく、全編、これアクションにつぐアクションになってます。でも、アクションシーンばっかりで、これといったストーリーがないので、ランニングタイムの89分が長く感じてしまいます。

 89分でも長く感じるなんて!!
 あと15分くらいカットしたらちょうど良かったかも。いや、20分くらいカットしても良かったかも!そんな感じです。
 
 つい最近、実質本編が80分の『トランスポーター2』(2005年)を見たばかりだから、余計にそう思っちゃうのかも…。『トランスポーター2』はストーリーは支離滅裂でもランニングタイム80分であっという間に終わっちゃいました!
 
 「棺」を奪った坂口拓が、結局、刀に選ばれた男だったんですね~。
 なぜ選ばれた男なのか、わからなかったですけど…。
 偶然「棺」を奪った男が選ばれた者だったってことなんでしょうけど。
 まぁ、映画ですからね、主人公が刀に選ばれた男っていうことなんでしょうけど、ちょっと納得いかないかも??
 「なぜ、坂口拓なの??」って!

 でも、東の寺も、“何でも願いが叶う”とかいう言い伝えが広まって、「棺」を奪う何人もの強奪者が現れてるなら、ちゃんと言い伝えを正しく直す努力をしなさい!言い伝えは“間違いです”って。
 まぁ、でも「破壊の女神が眠ってる!」なんて言われても、誰も信じないか??

 どんなにすごいアクションシーンでも、そのシーンにいくまでのストーリーがちゃんとしてないと、あんまり自分の好みでは無いです!ストーリーが無さすぎ!アクションシーンを考える前に、ストーリーを考えて!
 今作は、時代設定もハッキリさせてないですけど、昔なら昔(そのときは、バイクやら飛び道具はやめてネ)、はるか未来なら未来って言う風に、ハッキリ設定してくれた方が、全然良かったかも。まず、今作の世界観を理解するまでにちょっと時間がかかっちゃいます。作品に入り込むまでに時間がかかっちゃいます。
 
 最後もちょっと意味不明だし…。

  「なんで、彼が希望なの??」

 「あんまり深く考えないで、雰囲気で楽しんでネ!」ってことだとは思うんですけど、ちょっと意味不明かも。いや、かなり意味不明です!
 海外での評判って、けっこう気になるんですよネ。 10点

Death Trance
Tokyo Shock
Tokyo Shock
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『雨の町』菊池秀行ホラー

2006-10-01 00:32:35 | 日本映画

雨の町
(2006年日本)
 監督          田中 誠
 脚本          田中 誠
 脚本協力        奥寺 佐渡子
 原作          菊池 秀行
 出演          和田 聰宏
             真木 よう子
             成海 瑠子
             武重 勉

 ■ストーリー■
 「不思議エルボウ」というでっちあげの超自然現象や猟奇事件を扱う雑誌のライター、兼石荘太は、身元不明の子どもの水死体の事件を調査するため、ある地方都市へ向かう(車のナンバープレートから、長野でしょ!)。その子どもの死体には一切の内臓がなかったのだ。最初、魚に食い荒らされたに違いないと感じる荘太だったが、病院で、説明を受けているときに、その子どもの死体が起き上がり逃げ出すのを目撃するのだった。少年の死体の遺留品から、少年は30年以上前に、28人の児童が集団で行方不明になったヒノエ村の当時の少年だと思われた。その地方には“季節外れの通り雨のときは、雨に呑まれるから表に出るな”という言い伝えがあった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 

 ■感想■
 菊池秀行の短編ホラーの映画化作品です。
 原作は未読なので、良くわからないですけど、良く出来てます。
 日本の田舎の土着的なホラー映画として、平均点なデキを超えて、すごく面白い作品になってます!

 本当に面白い!!

 日本映画として、十分合格点!!
 世界的に見ても十分誇れる内容の作です!!

 海外に輸出しても、全然OK!っていうより、海外に進んで輸出して欲しいくらいです!

 邦画も、わけのわからない日本人にしか受けないようなアイドル映画や、TVシリーズの映画版やら、つまらない恋愛映画や、感動させよう感動させようっていう動物物なんか作らなくて良いから、こういう作品を、ドンドン作って下さい。
 ホントに観たくない、ケータイ小説原作の恋愛映画や難病物、アイドル映画!
 
 で、今作『雨の町』に話題を戻すと、原作がしっかりしてるからなのか、ホントに面白いです!
 
 “カッコー”の話題になったときはビックリ、イギリス製のホラー映画『死霊懐胎』(1979年)のようなテーマのホラーなの??って思っちゃいました。
 でも、良く考えると、行方不明の子どもたち(のニセモノ)が成長してないから、“カッコー”ネタじゃないですね。
 
 鳥のカッコーがどうやってヒナを育てるか、みなさんご存知ですか??鳥好きな人や動物好きな人や雑学OKな人はすぐわかると思いますけど、他の親鳥に育ててもらうんですよね。
 では、ホントの鳥のヒナは??
 卵を落として捨てちゃって、まるっきり違う親鳥はそれを知らずにカッコーを育てちゃうんですって。

 カッコーの件は、1つの考え方を表わしたエピソードなだけで、今作のメインテーマは“あまのじゃく”でしょうネ!
 最初に、臓器の無い子どもを見せてるんで、あの子どもたちに感情移入できないように出来てます。

 あの子どもたち、怖いですもんねー。
 
 でも、本当の子どもたちは、行方不明のままですけど、多分殺されちゃってますよね!あまんじゃくも、かわいらしいですけどやっぱり怖い!
 そういう怖い描写があるから、最後の方の、少女のあまんじゃくが部屋にやってきたときの、主人公の行動に感情移入できるようになってるんですよネ!自分でも、ああします!同じ立場だったら!

 主人公のルポライターの身寄りの無い設定って必要だったんですか??あんまり必要性を感じないんですけど。
 単に、怪奇現象を扱う雑誌のライターっていう設定だけで十分だった気がします!こういう設定要らないんで、ランニングタイム95分を、あと5分くらいカットした方が良いです!
 
 ところで、主人公も会社辞めちゃって、どうやって生活するの?? 70点

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『サイレン FORBIDDEN SIREN』 またまた、このオチ

2006-09-28 00:01:51 | 日本映画

サイレン FORBIDDEN SIREN
(2006年日本)
 監督          堤 幸彦
 出演          市川 由衣
             森本 レオ
             田中 直樹
             西田 尚美
             阿部 寛

 ■ストーリー■
 1976年、夜美島ではサイレンの音と共に、1人の生存者を残し、島民が消失するという事件が起きた。そして現在、天本由貴は、喘息の弟の転地療養のため、父親と夜美島へと引っ越してくるのだった。隣人の里美から「この島は迷信深いから、サイレンが鳴ったら外に出てはならない」と教えられるのだった。

 □■□ネタバレあり!本当にしてます□■□
 

 ■感想■
 人気ビデオゲーム「SIREN」「SIREN 2」の映画化作品です。
 日本のビデオゲームの映画化と言えば、ポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』(2001年)、ウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)、クリストフ・ガンズ監督の『サイレントヒル』(2006年)とありましたから、本家、日本から日本のゲームの映画化作品が満を持しての登場です。(と、勝手に思い込んで期待度マックスで観ちゃいました)

 期待度 ★★★★★
 不安度 ★★★
 

 でも、上記、3作品と今作『サイレン FORBIDDEN SIREN』の違いってなんでしょう??
 ウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』って評判悪いですけど、今作に比べたら『ハウス・オブ・ザ・デッド』の方が10000倍面白いですよ!
 製作者たち(監督、脚本)って、この作品をどうしても映画化したかったんですか??
 なぜ、こんな作品を映画化??
 このオチって、オムニバス映画の、“1ヒネリありますよエピソード”なみのオチです。
 長編映画でこのオチ、やめて!

 『-LESS[レス]』(2003年)やら、『マシニスト』(2004年)やら、『パズラー2 リターン・オブ・マッドネス』(2004年)やら、その手の作品と同じくらいのヒネリです!
 
 なぜ??なぜ??原作のゲームはもちろん違う展開ですよね??
 ゾンビ系ホラームービーとか思って観ていたら、突然、あのオチ!!
 でも、あのオチを見ないとストーリーがわからないです!だって、弟の療養のために離島にやってきたって言う設定の、ヒロインの由貴って、どうみても高校生でしょ。「学校は???」って、見てるとき思っちゃいました(ココで気づけば良かったんですけど、「日本映画だしな」とか思って、見過ごしちゃいました…)


 ゾンビ映画風の展開、サイレンが鳴ったら、島民が全員ゾンビになるみたいな、あの展開の方が良かったかも。
 それに、1976年の事件で、島民が全員いなくなったのに、なぜ、現在は、あんなに島民がいるの??そのあとで、みんな引っ越してきたの??

 わからないといえば、あの隠し部屋の76年の島民の写真。あれもヒロインの見た幻だったの??あと、謎の赤い服の少女の存在、彼女もヒロインが勝手に見た幻影だったの??

 日本映画だったら、こんなもんですか?? 20点

サイレン スタンダード・エディション [DVD]
高山直也
東宝
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『電車男』あれれ、このオチ・・・

2006-09-22 00:12:46 | 日本映画

電車男
(2005年日本)
 監督          村上 正典
 脚本          金子 ありさ
 原作          中野 独人
 出演          山田 孝之
             中谷 美紀

 ■ストーリー■
 電車で酔っ払いにからまれてるOLを助けたオタクの青年「電車男」は、助けたOLからエルメスのティーカップをもらう。「電車男」は、彼女「エルメス」のことを好きになってしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 フジTVの土曜プレミアムで日本映画『電車男』をオンエアしてたんで観ました(2006年9月16日)。

 同じくフジTVで、TVドラマにもなったみたいですけど、ドラマ版は未見です(普段、「@KOBAのムービー!ムービー!」のブログに来てくれている方々はわかるでしょうけど、自分の好みじゃないですもんネ!すいません)
 

 ところで、なんで、エルメスみたいな美人が電車男と付き合いだしちゃうの~??
 電車男の山田孝之も良い男ですけど…。
 あと、秋葉原の電気屋が夜遅くまで営業してるの??
 エルメスの住んでいるのがどこかわからないですけど、家に帰ったあと、秋葉原にパソコン買いにいけるなんて!
 なんで、広い秋葉原で偶然出会えちゃうの~??

 なんで??
 なんで??
 なんで??
 
 って、大丈夫です。ちゃんと、おかしな現象の理由がわかるように、最後にオチが待ってます!

 「このオチ、やっちゃった~ッ!!!!!

 映画を作る人たちが、余りやっちゃいけないオチの1つ!です!
 カンの良い人だったら、この表現だけでわっかっちゃいますネ!
 まぁ、恋愛物と思わせてこの展開!!このオチ!ある意味、ドンデン返しですけどねぇ~。

 ブライアン・デ・パルマ監督なら、同じネタ使っても許すけど、他の監督が使ったらダメですヨ!!
 でも、もし、ダリオ・アルジェント監督や、ジョン・カーペンター監督がこのオチ使ったとしても許しちゃうけど。
 
 まぁ、TVの地上波の映画枠で見たんだし、文句言ってもしょうがないですね、良しとしましょうか!それに、このオチの映画を作ろうっていう気持ちは、ある意味、評価しますヨ!だって、劇場作品でこのオチをやるなんて!

 でも、日本映画も、恋愛映画とかばっかりじゃなくて、世界に通用するような、ホラー映画や時代劇をもっともっと作って欲しいです!! 10点

電車男 スタンダード・エディション [DVD]
山田孝之,村上正典,中谷美紀,国仲涼子,瑛太
東宝
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