『サウンド・オブ・サイレンス』
SOUND OF SILENSE(2023年イタリア)
監督:アレッサンドロ・アントチナ
ステファノ・マンダラ
ダニエル・ラスカル
脚本:アレッサンドロ・アントチナ
ステファノ・マンダラ
ダニエル・ラスカル
出演:ペネロペ・サンジョルジ
ロッコ・マラッツィタ
ルチカ・カポラーゾ
ダニエーレ・デ・マルティーノ
キアラ・カソラーリ
■ストーリー■
ニューヨークに暮らすエマは父親が入院したと知り、ボーイフレンドのセバと故郷のイタリアに帰るのだった。母親から聞くと、父親が急に暴れ出したとのことだった。父親は面会謝絶の状態で、エマは実家に帰ることにする。エマは、実家で父親の隠し部屋で古いラジオを発見、スイッチを入れると何者かの気配がするのだった、、。
□■□ネタバレあり□■□
主人公たちが大丈夫かどうか、ラストに触れてます!
■感想■
スマホの退場系アプリの恐怖を描いた『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』(2018年)の監督&脚本の3人が監督、脚本のホラー映画。
『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』は、主人公が何も出来ず、ラストの展開などホラー映画度★★★★★の作品でしたけど、、。
今作では、この怪現象から主人公たちは逃れることができるんでしょうか??
なんで、ラジオをつけると、、幽霊が??
そのうち、どんな音でも反応するように、、。
そのあたりのコトは、ちゃんと原因が説明されています。
ホラー映画なのに、原因は悲しい出来事が、、。この原因が、いかにもヨーロッパの作品って感じです、、。
今作の幽霊は、昔ながらの幽霊で、そんなに暴れないです、。音をたてなければ大丈夫、、。しかも、家の中限定です、。
と、言っても普通に生活していれば音たてちゃいますけどねーー。
『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』の題材が、どちらかと言えば今風だったのに、、今作は1970年代のホラー映画って言っても大丈夫な感じくらいの雰囲気、、。
展開が、けっこうノンビリしているかも??
舞台は基本、家の中、、。
被害に遭うのも家族だけっていうのも規模が小さくて、低予算な感じがしちゃいます。
しっかり作ってるんですが、、。
一応、主人公的にこの現象から脱出して、しかも生活もうまく行ってハッピーエンディング系なんです
が、、今作のラストが、、すごすぎ、、。
「え、、なんで???」
こんな展開、誰も想像できない!!
普通のホラー映画だったら、この恐怖のラジオを拾った人が被害に遭うんだろうなぁ、、って感じになると思うんですが、、想像のはるか向こう!!しかも方向性があさっての方向に!!
ラジオ、関係ないじゃん、、!!
なんで、、『リング』(1998年)の”恐怖のビデオテープ”が、ラストで”恐怖のアプリ”に変わってしまったかのような変化球!!
このラストだけで、プラス20点!!
自分は、こういうあさっての方向に行くの好きです!!あまり思い入れのない作品の場合だけですけど、、。
今作を観る方は途中で止めないで、最後の最後まで鑑賞して下さい!!
このオチ好き度 ★★★★
オーソドックスなホラー映画度 ★★★★
隠し部屋にあった物はいじらないように度 ★★★★★
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