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『サウンド・オブ・サイレンス』 音を立てたらダメでーす

2025-01-17 12:31:18 | ホラー

サウンド・オブ・サイレンス
SOUND OF SILENSE(2023年イタリア)
 監督:アレッサンドロ・アントチナ
    ステファノ・マンダラ
    ダニエル・ラスカル
 脚本:アレッサンドロ・アントチナ
    ステファノ・マンダラ
    ダニエル・ラスカル
 出演:ペネロペ・サンジョルジ
    ロッコ・マラッツィタ
    ルチカ・カポラーゾ
    ダニエーレ・デ・マルティーノ
    キアラ・カソラーリ

 ■ストーリー■
 ニューヨークに暮らすエマは父親が入院したと知り、ボーイフレンドのセバと故郷のイタリアに帰るのだった。母親から聞くと、父親が急に暴れ出したとのことだった。父親は面会謝絶の状態で、エマは実家に帰ることにする。エマは、実家で父親の隠し部屋で古いラジオを発見、スイッチを入れると何者かの気配がするのだった、、。
 
 □■□ネタバレあり□■□
 主人公たちが大丈夫かどうか、ラストに触れてます!

 ■感想■
 スマホの退場系アプリの恐怖を描いた『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』(2018年)の監督&脚本の3人が監督、脚本のホラー映画。
 『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』は、主人公が何も出来ず、ラストの展開などホラー映画度★★★★★の作品でしたけど、、。
 
 今作では、この怪現象から主人公たちは逃れることができるんでしょうか??

 なんで、ラジオをつけると、、幽霊が??
 そのうち、どんな音でも反応するように、、。

 そのあたりのコトは、ちゃんと原因が説明されています。
 ホラー映画なのに、原因は悲しい出来事が、、。この原因が、いかにもヨーロッパの作品って感じです、、。

 今作の幽霊は、昔ながらの幽霊で、そんなに暴れないです、。音をたてなければ大丈夫、、。しかも、家の中限定です、。
 と、言っても普通に生活していれば音たてちゃいますけどねーー。

 『デス・アプリ 死へのカウント・ダウン』の題材が、どちらかと言えば今風だったのに、、今作は1970年代のホラー映画って言っても大丈夫な感じくらいの雰囲気、、。
 展開が、けっこうノンビリしているかも??
 舞台は基本、家の中、、。
 被害に遭うのも家族だけっていうのも規模が小さくて、低予算な感じがしちゃいます。
 しっかり作ってるんですが、、。

  一応、主人公的にこの現象から脱出して、しかも生活もうまく行ってハッピーエンディング系なんです

が、、今作のラストが、、すごすぎ、、。

 「え、、なんで???」

 こんな展開、誰も想像できない!!
 普通のホラー映画だったら、この恐怖のラジオを拾った人が被害に遭うんだろうなぁ、、って感じになると思うんですが、、想像のはるか向こう!!しかも方向性があさっての方向に!!

 ラジオ、関係ないじゃん、、!!
 なんで、、『リング』(1998年)の”恐怖のビデオテープ”が、ラストで”恐怖のアプリ”に変わってしまったかのような変化球!!
 このラストだけで、プラス20点!!
 自分は、こういうあさっての方向に行くの好きです!!あまり思い入れのない作品の場合だけですけど、、。
 今作を観る方は途中で止めないで、最後の最後まで鑑賞して下さい!!

 このオチ好き度             ★★★★
 オーソドックスなホラー映画度      ★★★★
 隠し部屋にあった物はいじらないように度 ★★★★★
 

同じ監督、脚本家のホラー映画

 

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