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『スパルタン 皆殺しの戦場』

2021-05-01 08:53:07 | アクション

スパルタン/皆殺しの戦場
KNUCKLEDUST(2020年フランス、イギリス)
 監督:ジェームズ・カーマック
 脚本:ジェームズ・カーマック
 出演:モー・ダンフォード
    カミール・ロウ
    ケイト・ディッキー
    エイミー・ベイリー

 ■ストーリー■
 地下格闘技が行われているクラブ”ナックルダスト”で、出場者の1人ハードエイトがクラブのルールを破ったため殺されようとしていた。家族のクリッシーのもとにも殺し屋が差し向けられていた。ハードエイトはローボーンと対決しようとしていたが、、。

 □■□ネタバレ少しあり□■□
 今作が面白いと思った方も読まないで下さい!

 ■感想■
 地下格闘クラブで命を狙われる男を描くアクション映画。
 全編、アクション、アクションと思っていたら、キャラクターの紹介も早々に、最初の敵ローボーンを始め主人公が拳銃を撃ちまくり、格闘しないで勝ちまくり!!
 
  「え、何この映画、、??」
 
 「格闘して、強敵を倒していくのでは??」

 ローボーンとか、ハッピーとか、ティクトックとか、ジェレマイアとか登場人物が字幕で紹介されるのですが、すぐ死にます、、。
 紹介シーンとか不要、、。これって、監督のユーモアなんでしょうか??
 登場人物がクレジットつきで紹介されてもすぐに退場していく(しかも。説明が違う、、)『フィースト2 怪物復活』(2008年)がなければ、少しだけ面白く感じたかもしれないですけど、、、前に違う作品で、この意味のない登場人物紹介もっとうまく面白く使われてました、、。
 ちなみに『フィースト2 怪物復活』でなくて、シリーズ3作目の『フィースト3 最終決戦』(2009年)だったかも??2作目、3作目両作で使われていたかも??あー、、記憶があやふや、、。
 1作目の『The FEAST ザ・フィースト』(2005年)では、どうだったか忘れちゃいました、、。

  次から次へと現れる敵を倒していきます、。チャック・ノリスか、スティーヴン・セガール??
 監督&脚本のジェームズ・カーマックはアクション映画が好きなのはわかるんですが、、、。
 低予算すぎて、ほとんどZ級映画になりかかってます!!
 ランニングタイム105分も長すぎー、。あと20分くらい短くても良かったのでは??
 今作が85分か105分で、印象はずいぶん違ってくると思うんですが、、。

 格闘シーンもなく、強すぎる主人公が暴れるだけの作品に105分! 
 
 想像していた作品と違いすぎ!!

 
  日本版のDVDのパッケージから見て、ダニエル・ラドクリフ出演の『ガンズ・アキンボ』(2019年)狙いなんでしょうか??
 
 最後の方で明かされるドンデン返しも、必要なかったのでは??
 アクション映画から、突然ミステリー映画系に、、、。ミステリー映画の要素がなくて、単純なストーリーの方が良かったような気が、、。

 

 

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『リズム・セクション復讐の銃弾』

2021-03-13 00:46:56 | アクション

リズム・セクション 復讐の銃弾
THE RYTHM SECTION(2020年イギリス、アイルランド、スペイン、アメリカ)
 監督:リード・モラー
 脚本:マーク・バーネル
 原作:マーク・バーネル(「堕天使の報復」(二見文庫))
 出演:ブレイク・ライヴリー
    ジュード・ロウ
    スターリング・K・ブラウン
    リチャード・ブレイク
    ダニエル・メイズ

 ■ストーリー■
 身体を売る商売をしているステファニー・パトリックの前にキースという名乗る客がやってきて、3年前の飛行機事故はテロだと言ってくる。ステファニーは、飛行機事故で家族を失いその後はドラッグ、売春で生活するようになっていた。ステファニーはキースを追い返すが、その後真実を知るため、キースに連絡を取るのだった。
 ステファニーは、キースから聞いた事件の容疑者レザに近づくが銃を向けることも出来ずその場をあとにするのだった。その後、キースのもとへ戻ると彼は殺されているのだった。キースの情報源をたぐっていくが、何者かに捕えられてしまうのだった、、、。

 ■感想■
 マーク・バーネルの「堕天使の報復」(二見文庫)の映画化作品。
 原作者のマーク・パーネル自ら脚本を書いて、製作総指揮も担当しています。
 制作はロンドンの007シリーズのイーオンプロダクションのマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ。
 制作費5000万ドル、出演がブレイク・ライヴリーにジュード・ロウ。製作が007。ストーリーも復讐のためにスパイにあんるヒロイン。とすごく面白そうになる要素ばかりで、期待感を抱かせたのですが、、、。

 原作者が脚本書いて、製作総指揮までしてるんで、もう文句のつけようもないくらいスタッフの思うように作った作品なんでしょうが、、、、素人の女性がプロの世界で使い物にならないという感じで、ある意味リアル志向で全然盛り上がらない。
 特訓シーンも全然盛り上がらない!!
 クリスチャン・デュゲイ監督の『アサインメント』(1997年)の訓練シーンの方が100000倍盛り上がります!!

 ランニングタイム109分、最後まで観るのが、、、つらい。
 というより、盛り上がるのはもう作品が終わりかかる頃っていえば、分かりやすいでしょうか??

 監督が『孤独なふりした世界で』(2018年)のリード・モラーノにしたあたりで、もうすでにアクション映画にする気はとうていなかったんでしょねー。
 映画ファンの多くはバカにしそうですけど、アクション映画度を高めてリュック・ベッソンが監督した方が良かったのでは??

 リュック・ベッソンでなければ、『クライングフリーマン』(1995年)、『ジェヴォーダンの獣』(2001年)のクリストフ・ガンズとか、それこそ、クリスチャン・デュゲイ(最近はアクション映画撮ってないですけど、、)とか、『イコライザー』(2014年)のアントワーン・フークワとかとか、、。
 家族を失った女性の悲しみなんか、すぐにどっかいっちゃって、いつものアクション映画になってしまって、今作の意図したところと180度違う作品ができちゃうでしょうね、、。
 

 スパイ映画度   ★
 アクション映画度 ★★
 ドラマ度     ★★★

 リアル志向の作品なのに、なぜ、敵の正体が分かる?? 
 でも、結局、ブレイク・ライヴリーが敵を殺しまくりするんだったら、映画的にヒロインをもっと強く設定すれば良かったのでは??

原作は二見文庫から発売してました。

続編もあり!!

 

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『スナイパー・フロム・MI6』

2020-12-28 22:23:01 | アクション

スナイパー・フロム・MI6
HEROES AND COWERDS(2020年ドイツ)
 監督:ハラルド・フランクリン
 脚本:ハラルド・フランクリン
    フィリップ・カール
 出演:ソフィア・トロチーナ
    アラン・バーゴン
    ピーター・ザックマン

  ■ストーリー■
 MI6の下部組織で軍事活動を行う特殊部隊のスナイパーのレアは兄ポールと仲間たちと極秘任務で128人の犠牲者を出したテロリスト、オマルのアジト、シリアのラタキア砦を急襲するが失敗、仲間たちと捕らえられてしまう。捕えられたメンバーのうち1人は残り、1人は使者として送ると言われるのだった。、ポールは妹レアを置いて逃げ帰るのだった。
 3年後、死んだと思われていたレアは、テロリストとなりイギリスに舞い戻りサウジアラビアの要人暗殺を企てていた、、、。

 ■感想■
 ドイツ製のZ級アクション映画。
 Z級映画、久々に観ちゃいました、、、。
 
 画面上で何が起こっているか分からない『ドクターブラック 殺しのバイブル』(2015年)よりは少しだけマトモ??くらいな感じでしょうか??『ドクターブラック 殺しのバイブル』は不明すぎて感想書けません、、、。

 始まって30分間くらい、ヒロインの友達シドニーとフロイドの結婚パーティが延々と描かれるのですが、ランニングタイム94分の作品で1/3がヒロインの友達のシーンで良いの??
 まぁ、その間にテロリスト暗殺シーンとかも入りますが、ちょこっとだけ。
 とにかく、冒頭の悪夢のシーンから結婚パーティのシーン、すべてカットして、65分の作品にしても、同じ内容の映画が作れちゃいます。

 
 アクション映画なのに、アクションシーンはまるっきり迫力なし!
 学生が作った自主映画レベルだし、、、何を撮りたかったんでしょうか??
 学生の作った自主映画レベルというのは褒めすぎでした、、、。
 学芸会レベルが正しいです。

 突然、3年後になりそのあたりから普通のアクション映画になりますが、遅すぎ、、。
 レアの母親は腎臓移植を成功させ、健康な身体に、、。それもセリフだけの説明、、、。
 
 なぜか、レアはテロリスト側に??
 なぜ、生き残ることが出来たの??
 
 信念があったからみたいな説明がありましたが、どこからそんなコト感じさせるシーンが???アジトを襲撃してすぐに捕まったのに、、、???

 なぜ、テロリストのスナイパーになっているの??
 
 サウジの要人と大臣を襲撃した一味の1人に組織のNo.2ザルカイがいてケガをして捕えられているんですが、捕えるシーンがないので、突然の印象、、、。

 ウーヴェ・ボル監督の作品をボロカス言うような映画ファンはこういう作品を観てから言って欲しい、、、。

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『ランボー ラストブラッド』

2020-12-25 23:16:29 | アクション

ランボー ラスト・ブラッド
RAMB0 LAST BLOOD(2019年アメリカ、香港、フランス、ブルガリア、スペイン、スウェーデン)
 監督:エイドリアン・グランバーグ
 脚本:シルヴェスター・スタローン
    マシュー・シラルニック
 原案:シルヴェスター・スタローン
    ダン・ゴードン
 キャラクター創造:デヴィッド・マレル
 出演:シルヴェスター・スタローン
    パス・ヴェガ
    セルヒオ・ペリス=メンチェータ
    アドリアナ・バラーサ

 ■ストーリー■
 アリゾナの父の牧場で生活するジョン・ランボー。マリアの孫娘ガブリエラを自分の子どものようにかわいがって育てていた。ある日、ガブリエラの元に、メキシコに引っ越していった友達ジゼルから、ガブリエラの父親を見つけたという連絡が来るのだった。母親と自分を捨てて行った父親に会いに行こうとするガブリエラを止めるマリアとランボーに説得され、1度は行くのをあきらめるが、1人で勝手にメキシコへ行くのだった。
 ジゼルから、ガブリエラがいなくなったという連絡を受け、ランボーはメキシコに向かうのだが、、、。

 ■感想■
 「ランボー」シリーズ5作目のアクション映画。

 前作のシリーズ4作目『ランボー 最後の戦場』(2008年)もランニングタイム92分と短めでしたが、今作も101分と短め、あっという間にクライマックスになって終わっちゃいます。
 
 多分、最終作なのに(今のところ)、101分!短すぎ!!
 せめてあと20分!120分くらいの作品にして欲しかったです。

  ストーリーですけど、敵が弱すぎ、、、。
 田舎町の警察、州兵やロシアの軍隊、ミャンマーの軍隊などと戦ってきた戦いのベテランだから、メキシコの小さな麻薬組織なんて相手にならないのは当たり前なんですけど、、、ランボーが強すぎて戦いのシーンが全然盛り上がらない。
 
 一方的すぎです、、。

 シリーズで数々の戦場で戦い抜いてきたランボーが、アメリカでメキシコの麻薬組織と戦うのがシリーズ最終作だなんて、、、。
 これでOKなら、シルヴェスター・スタローンが脚本を書いた『バトル・フロント』(2013年)だって、いくつか変更させれば十分「ランボー」シリーズの1作品に出来たでしょう、、、、。
 なんで『バトル・フロント』を、ランボーシリーズにしなかったの??

 

 前作『ランボー 最後の戦場』でもいいセリフが出てきましたが、今作では、良いセリフが出てきます!!
 『ランボー 最後の戦場』では
 「無駄に生きるか、何かのために死ぬか」というセリフがありました!
 
 今作『ランボー ラスト・ブラッド』では
 自分と母親を捨てた父親に捨てた理由を聞くために会いに行こうとするガブリエラに、父親はどうしようもない奴だったと言うランボーに、ガブリエラが「父親は変わったかも。おじさんは変わったじゃない」と言われ、「変わったんじゃない、ふたをしているだけだ」と答えます!!
 
 カッコ良すぎなセリフ!

 ずっと、ずっと観ていたかったのに、、、ホントにすぐに終わっちゃいます。



 吹替に、武田真司、、、なぜタレントを吹替えに使うの??
 とてつもなく下手ではないものの、この声、誰??誰??とは気になっちゃうレベル。

 このレベルなら、しょうがないかもなんて意見があるかもしれませんが、自分的にはタレントを使って良い映画とダメな映画が、、、。

 「ランボー」シリーズはタレントで吹替しちゃダメな作品です。

 

 

 

 

 

シルヴェスター・スタローンが脚本書いてます。

 




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『ザ・クーリエ』

2020-12-23 13:49:32 | アクション

ザ・クーリエ
THE COURIER(2019年イギリス)
 監督:ザカリー・アドラー
 脚本:ザカリー・アドラー
    ジェームズ・エドワード・パーカー
    アンディ・コンウェイ
    ニッキー・テイト
 原案:ザカリー・アドラー
    ジェームズ・エドワード・パーカー
    アンドリュー・プレンダーガスト
 出演:オルガ・キュリレンコ
    ゲイリー・オールドマン
    アミット・シャー
    アリシア・アグネソン
    ダーモット・マローニー
    グレッグ・オーヴィス
    クレイグ・コンウェイ
    ウィリアム・モーズリー
    ダーモット・マローニー
    
    

 ■ストーリー■
 武器、売春、再開発にからんでニューヨークで、犯罪組織の大物エゼキエル・マニングスがFBIに逮捕される。裁判当日、エゼキエルのアリスが裁判の証人ニックを殺すためある物を配達していた。
 ロンドン、裁判所と証人ニックをリモートでつなぐ機械を配達していた。機械を設置すると機械から青酸ガスが噴出、シモンズ捜査官が配達員を撃ち、ニックも殺そうとするが、防弾チョッキを着ていた配達員はシモンズからマスクを奪いニックを救出するのだった。
 組織に買収された捜査官ブライアントは瀕死のシモンズからの連絡を受け、ニックが配達員と逃げたことを知り、2人の抹殺を図るのだが、、、。

 ■感想■
 オルガ・キュリレンコがとてつもなく強い配達人を演じるアクション映画。
 B級アクション映画ですが、オルガ・キュリレンコ、ゲイリー・オールドマン、ダーモット・マローニー、ウィリアム・モーズリーと超超超豪華なキャストです。

 なんで、こんなに豪華なの??
 制作費のほとんどが主演者のギャラでは??
 
 監督は低予算のスリラー映画『キラー・インフェルノ』(2016年)のザカリー・アドラー。
 その他にアクション映画『キング・オブ・ギャングスター2』(2017年)も撮っています。
 今までの作品に比べると、すごーく、すごーく演出力が上がってます。C級がB級に上がった感じ、、、。

  今作のオルガ・キュリレンコ演じる配達人の設定ですが、元軍人(特殊部隊??)ということですが、強すぎ、、。完全武装の男性の警官?たち相手に互角以上の戦いぶり、、、。
 
 元特殊部隊の教官とか、元スパイ(007みたいなー)とかにした方が良かったのでは??
 まぁ、オルガ・キュリレンコが華奢なので、そういう背設定も厳しかったんでしょうけど、それにしても強すぎ!!
 
 アクション映画のヒロインだから強くて良いんですが、、、。
 『その女 諜報員アレックス』のときに比べれば、まぁ普通の人っぽいですけどね。

 オルガ・キュリレンコも、普通の役から、ホラー映画のヒロイン、アクション映画の主人公まで本当に色んな役を演じますね、、、。
 出演作品をかなり観ている印象です、、、。
 メインの役から脇役まで、とにかく観ている印象です、、、。

 
 『007慰めの報酬』(2008年)で初めて観てから、、、

『ヒットマン』(2007年)、『マックス・ペイン』(2008年)、『センチュリオン』(2010年)、『陰謀のスプレマシー』(2012年)、『セブン・サイコパス』(2012年)、『オブリビオン』(2013年)、『スパイ・レジェンド』(2014年)、、『その女諜報員 アレックス』(2015年)、『スターリンの葬送狂騒曲』(2017年)、『MARA マーラ』(2018年)、『ザ・ミスト』(2018年)、『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』(2018年)、『15ミニッツ・ウォー』(2018年)、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(2019年)、、、

 なんでこんなに自分が観る作品に出演してるの??

 この他、恋愛映画とか、ドラマのジャンルの映画とか自分が絶対に観ないジャンルの作品にも出演しているのに、、、。

 

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『ザ・オウル 激闘伝説』

2020-11-23 22:33:01 | アクション

ザ・オウル 激闘伝説
THE OWL(1992年アメリカ)
 監督:アラン・スミシー(トム・ホランド)
 脚本:トム・ホランド
 原作:ロバート・フォワード
 出演:エイドリアン・ポール
    パトリシア・シャポノー
    ブライアン・トンプソン
    アラン・スカーフ

 ■ストーリー■
  夜の街を彷徨い歩き、自警団員として犯罪者たちに制裁を加えていくアレックス。 
夜の街で正義を行うヒーローとして、眠っていない男として”ザ・オウル”と呼ばれていた。ある夜のドラッグストアで強盗を倒し去っていくが、その場にいた少女リサは彼の後をつけ、行方が分からなくなった父親を捜してくれと依頼されるのだった。

 少女リサの父親は植物の成長を早める研究を行っている生化学者だったことを知るのだった。リサを自宅に連れて行くが、謎の男たちが家探しを行っていた。男たちの会話からアイスという男が事件に関わっていることを知るのだった。
 
 アレックスは、知り合いの巡査サンテアに娘を預け、捜査を始めるのだった。しかし、サンテアとリサはアイスに捕えられてしまうのだった、、、、。

 
 ■感想■
 トム・ホランド(アラン・スミシー名義)監督のTVムービー。

 良くレンタルビデオ屋に置いてあって、いつか観よう、いつか観ようって後回しになっていて、借りたら、普通の作品だったので、微妙な感じでした。

 面白くも、つまらなくもない、、、。

 
 アラン・スミシーは、監督が自分の名前を使って欲しくないときに使う名前なので、トム・ホランド監督は、作品が気に入らなかったんでしょう、、、。

 でも、今作では、トム・ホランドは製作総指揮と脚本を書いているのに、、なぜ??
 作品のデキ、不出来はともかく、ある程度は、満足のいく作品に仕上げたのでは??と思うのですが、、、。

 実は、今作はTVムービーのパイロット版と言っても、1991年のCBSの48分のシリーズ化されなかったパイロット版だった作品を、削除シーンを足して世界公開用に84分にした作品のようです。
 やけに、主人公のフラッシュバックシーン(それも同じ)が何回もでてくるのでオカシイと思ったんですが、世界配給用に同じシーンを何回も入れてランニングタイムを84分にしたんでしょう!!

 世界配給はビデオ用なのか、TV放映用なのかわかりませんが、84分にはこだわらなくて、同じシーンを何回も使うくらいなら、いっそのこと、75分くらいにしちゃえば良かったのに、、、。

 48分で作った作品を勝手に84分にされちゃったんで気にいらなくて監督名アラン・スミシーにしちゃったんでしょうか??どうなんでしょうねぇ?

 TVムービーとはいえ、悪党どもを主人公は、銃を撃ちまくりで殺しまくりですが、1990年代前半のアメリカのTVコード大丈夫だったんでしょうか??

 パイロット版らしく家族の復讐もできず、中途半端な終わり方で、こんな作品リリースしなくても良かったのでは??みたいな感じの作品ですが、未公開なら、未公開でどんな作品なのか気になっちゃう!!


 トム・ホランド監督は『戦慄!呪われた夜』(1982年)、『フライトナイト』(1985年)、『チャイルド・プレイ』(1988年)、『ランゴリアーズ』(1995年)の監督です。
 最近では低予算のホラー映画『ドール・メーカー』(2017年)がDVDスルーで公開されました。

 エンターテイメント作品を撮る監督なんで、今作でも手堅く演出しています。

 でも、脚本(原作??)おかしいのでは??、婦人警官(刑事??)を連れ去ったりしないでしょう??近未来の警察が民営化したデトロイトとかじゃないんだから、、、。
 警官に手をだす犯罪者って、リアリティないかも?? 
 

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『クレイジージョー』

2020-11-19 01:02:50 | アクション

クレイジージョー(TV題:『ダーティ・キラー 地獄の暗殺マシーン』)
CRAZY JOE(1999年アメリカ)
 監督:スティーヴ・カーバー
 脚本:スティーヴン・ピータース
 原案:メナハム・ゴーラン
 出演:ジャスティン・ラザード
    レイチェル・ヨーク
    R・G・アームストロング
    デヴィッド・キャラダイン

 ■ストーリー■
 犯罪者のジョーは、取引現場で相手を殺害、駆けつけた警察隊に発砲するも身柄を拘束、逮捕されるのだった。
 ジョーに目をつけた”機関”のサンダースは、メアリーをジョーの元に派遣し、死刑か”機関”の暗殺者になるかを選択させるのだった。
 特訓の末、パーティ会場でジョーに最初の任務を与えられるのだが、、、。

 

 ■感想■
 またまた、古い作品を。
 いつまで古い作品の記事を書くんでしょう??

 そろそろ新作系の記事も書かないと、、、。

 TV東京で放送されたときのタイトルは『ダーティ・キラー 地獄の暗殺マシーン』。

 今作を表すなら『ニキータ』男性版!! 以上!!


 TVで放送したときは見逃してVHSをレンタルして観ました!!
 脚本が「公園(セントラル・パーク)はおれのもの」(角川書店)、「対決」(創元ノヴェルズ)のスティーヴン・ピータースだったのを知って、、。

 作家としては、すごく面白いのに、なぜ、今作はこんな『ニキータ』の亜流を書いちゃったんでしょう??
 『ニキータ』の亜流でも面白ければ、全然OKなんですが、いかにもアメリカの不出来なB級アクション映画に、、、。

 「公園(セントラル・パーク)はおれのもの」は『ニューヨーク・コマンドー セントラルパーク市街戦』(1985年)として、「対決」は同名作品として1989年に映画化されています。
 『対決』(1989年)では脚本も書いています。

 映画化しにくい作品を書く作家なのか、映画化がうまくいっているとは思えないんですが、、、どうでしょう??
 「公園(セントラル・パーク)はおれのもの」の映像化『ニューヨーク・コマンドー セントラルパーク市街戦』はTVムービーだったので、お金をかけて劇場作品としてリメイクして欲しいですねー。

 スティーヴン・ピータースはエロ系二転三転どんでん返しミステリー『ワイルドシングス』(1998年)の脚本も書いていますが、これは面白かったです。どんでん返しが多すぎてとんでもない方向に行っちゃってますが、、。

 

 

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『裏切りのリビエラ ダブルスパイを暴け』 

2020-08-10 21:36:06 | アクション

裏切りのリビエラ ダブルスパイを暴け!
RIVIERA(1987年アメリカ)
 監督:アラン・スミシー(ジョン・フランケンハイマー)
 脚本:マイケル・スローン
 出演:ベン・マスターズ
    エリッサ・ダヴァロス
    ジョン・フィンチ
    パトリック・ボーショー

 ■ストーリー■
 諜報活動の世界に嫌気がさし、行方をくらました元スパイのケリーは父親の遺した城を改築してホテルを開こうとしていた。そんな彼のもとに現役のスパイ、アシュリーが接近してくる。スパイに復帰するように依頼してくる。ケリーは、その依頼を断るのだが…。

 ■感想■
 しばらく未DVD、未Blu‐Ray化の作品の感想を書くことに!
 大概の作品は、どうしようもない作品ですが、たまに面白い作品を記事にするかも??

 今作は1987年のアメリカ製のTVムービー。
 ビデオはキングレコードより。

 監督はクレジットされるときに拒否したときに使用されるアラン・スミシー名義。
 実際に監督したのはジョン・フランケンハイマー。

 スパイ物と思わせておきながら、クライマックスはなぜかピラミッドに隠された秘宝を探し出す”インディ・ジョーンズ”のノリで冒険ものに…。
 『レイダース 失われた聖櫃(アーク)』が1981年
 『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』が1984年
 『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』が1989年
 なので、今作は1987年の作品なので冒険映画ブームに乗ったってワケでもなさそうですが…。

 ストーリーも良く分からず、ウダウダと展開して、なぜか最後はスパイ物らしくダブルスパイが突然現れ、事件解決に…。

 日本でリリースされたVHSのランニングタイムは94分ですが、IMDBによると120分。放送時間が120分ということなんでしょうか??

 カットしたからストーリーが良く分からないのか、自分が真剣に観ていなかったからなのか??
 TVムービーでも、IMDBでは、実際の時間が表記されると思うんですが、どうなんでしょうねぇ??
 でもまぁ、実際、30分長くても面白くはならないでしょうけどね。

 こんな作品じゃ、ジョン・フランケンハイマーも監督のクレジットを外して欲しくなっちゃいますよね。

 ビデオのパッケージの解説には”リビエラ、モナコ、北アフリカに大ロケーションした”ってうたってますが、本当??
 風光明媚なリビエラの風景は本物みたいです。
 どうやら、フランスのニースのスタジオで撮影したみたいですね。
 なんで、リビエラではロケしたんでしょうねぇ。

 シリーズ化を狙ったかのようなラストも、「絶対にシリーズ化しないよ~!」とみんなに言われちゃいそうな感じの観終わった感!!

 「スパイ映画なら、どんな作品でも観る!」という映画ファンにしかオススメできないです。      

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『ある殺し屋 KILLER FRANK』

2018-08-27 22:47:52 | アクション

ある殺し屋 KILLER FRANK
LAUGH KILLER LAUGH(2015年アメリカ)
 監督:カメル・アフメド
 脚本:カメル・アフメド
 出演:ウィリアム・フォーサイス
    トム・サイズモア
    ビアンカ・ハンター


 ■ストーリー■
 ギャングのトニー組織の殺し屋フランクはある日、偶然小説教室に通う女性ジャッキーと知り合う。
 ちょっとした誤解から、ジャッキーに組織の者が送り込まれ…。

 ■感想■
 ウィリアム・フォーサイス主演のアクション映画風ドラマ。
 基本的にはアクション映画なんでしょうが、あえて狙っているのか、展開がゆっくり。
 上に書いたストーリーで70~80分くらい使っちゃってます。全部でランニングタイム100分の作品なのに…。

 いかにも盛り上がらない、悪い意味で1970年代のニューシネマ風!!
 しかもデキはアメリカの低予算のB級、C級アクション映画風です。
 
 誰が、こういう作品を喜んで観るんでしょう??

 1970年代風の作品も良いんですが、今作の場合、最初から最後まで盛り上がらない!!
 
 1970年代の作品でも、イタリアのギャングアクション映画風なら、すごく良かったのにッ!!
 『続シンジケート』(1973年)
 『シシリアン・マフィア』(1972年)
 『ビッグ・バイオレンス』(1977年)(今作はギャングものでなく、自警団ものですね)
 みたいな雰囲気とノリだったら良かったのに…。

 殺し屋を主人公にした作品には『ザ・ボス 暗黒街の標的』(1973年)という佳作もありました!殺し屋を演じているのはヘンリー・シルヴァ。
 ヘンリー・シルヴァ主演なら、アクション映画度★★★★★にならざるを得ないでしょうけどね!

 まぁ、そんなに期待もしないで観たんですが、それでも最後まで観るのが少しつらかったです…。
 ランニングタイム100分は長すぎ!あと20分くらい短くても良かったのでは??

 監督&脚本のカメル・アフメドは活劇は全然狙っていないんでしょうけどね。
 でも、だったら、組織の殺し屋を主人公にした作品を撮らないで、もっと一般的な職業の主人公で映画を作って欲しいです。

ある殺し屋 KILLER FRANK [DVD]
ウィリアム・フォーサイス,トム・サイズモア,ビクターコリッチオ,ラリー・ロマーノ,ビアンカ・ハンター
アメイジングD.C.

同じ殺し屋が主人公の作品ならば『ザ・ボス 暗黒街の標的』の方が、当然面白い!!
100000倍くらい面白い。

ザ・ボス 暗黒街の標的 [DVD]
ヘンリー・シルヴァ,リチャード・コンテ,ジャンニ・ガルコ
TCエンタテインメント

 

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『ブレイド・マスター』 ハッピーエンディング??

2017-03-23 00:33:03 | アクション

ブレイド・マスター
繍春刀 BROTHERHOOD OF BLADES(2014年中国)
 監督          ルー・ヤン
 脚本          ルー・ヤン
 出演          チャン・チェン
             ワン・チエンユエン
             リー・トンシュエ
             ニエ・ユエン
             チン・シーチェ
             イェ・チン



 ■ストーリー■
 明朝、天啓帝の時代ー宦官魏忠賢(ぎちゅうけん)が秘密警察”東廠(とうしょう)”の長官に就任。彼に従った多くの重臣たちは”閻党(えんとう)”と呼ばれていた。崇禎帝の即位後、魏忠賢は失脚し北京から追放、残った閻党を一掃するため残党狩りを命じた。
 ある夜、錦衣衛は許顕純を捕えることに成功する。錦衣衛のの沈煉(しんれん)、慮剣星(ろけんせい)、一川(いっせん)の3人が次に命じられたのは、魏忠賢を殺すことだった。3人で魏忠賢の隠れ家委に向かうのだが…。

 ■感想■
 1年以上前に観ていたのに、記事にせず放置していた作品。
 
 義兄弟の契りを交わした3人の主人公たちに襲い掛かる陰謀と、事件を描いています。
 3人の登場人物のそれぞれに悩みがあり、その悩みや出来事にすべてに、普通なら映画1本出来ちゃうくらいの重みが…。
 
 中国映画の本作ですが、香港エンターテイメント映画系のノリで2時間近いランニングタイムの長い作品ですが、だれることなく思わず画面に引き込まれていきます。
 
 良い意味でTVドラマを観ているかのように次から次へと事件が起き、見ごたえある作品になっています。
 香港映画が好きな映画ファンも必見。
 でも、人が空飛んだりはしません。
 まぁ、最近は香港映画も、中国映画もハッキリと作品のデキだけでは区別できなくなってきているんで、香港映画ファンはとっくに観ているんでしょうが。
 もちろん厳密に言えば違うんですが…。

 大きな陰謀に巻き込まれて、主人公たちは窮地に陥りますが、当然のように悲劇的な結末に向かっていきます。まぁ、ドニー・イェンでもないからピンチを脱せないのはしょうがないですが…。
 陰謀というより、キャラクターによっては、自業自得的なところもありますけど。

 登場人物たちが、次々退場して、なぜか最後はハッピーエンドみたいな雰囲気な感じに…。

 「なぜ??」
 
 映画だからしょうがないですけどね。
 
 
 今作は、台湾の2014年の映画賞【金馬奨】でメイクアップ&デザイン賞受賞しています。また主演男優賞と助演男優賞もノミネートされています。

 普通に楽しめました。 65点
 
 

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『ゴールデンアームズ 導かれし者』 インドネシアアクション映画

2016-12-27 00:34:59 | アクション

ゴールデン・アームズ 導かれし者
THE GOLDEN CANE WARRIOR(2014年インドネシア)
 監督          イファ・イスファンシャ
 脚本          イファ・イスファンシャ
             リリ・リザ
 武術指導        ション・シンシン
 出演          エヴァ・セリア
             ニコラス・サプトラ
             レザ・ラハディアン
             クリスティン・ハキム
             タラ・バスロ

 ■ストーリー■
 黄金杖流(おうごんじょうりゅう)の師匠チェンパカの考えは技を極めるのは人を殺すためでなく、弱き者を守る術を得るためにあり、人を救うためでなければ武術に意味はないというものだった。
 4人の弟子のうち3人は討ち果たした敵の子どもだった。メラ・ダラ、ダヤ・グルハナ、カラ・ビルの3人だった。最年少のアギンは親に捨てられていたのを拾って育てているのだった。
 ある晩、チェンパカは自分の後継者には誰も破ることができぬ究極の奥義の技、黄金杖抱地拳(おうごんじょうほうちけん)を伝授し、黄金の杖を渡すことを伝えるのだった。チェンパカが選んだ継承者はメラ・ダラだった。チェンパカは奥義を習得させるためダラとアギンを連れ旅立つことに。しかし、そのことを面白く思わない兄弟子たち2人グルハナとビルは旅立つ師匠に毒を盛り襲ってくるのだった。師匠は殺されたもののダラとアギンの2人は崖から落ちエランという青年に助けられ、何とか難を逃れるのだった。
 師匠は自分に奥義を教える前に万が一のときがあったときはナガ・プティという武人を探すようにと伝えてあったのだ。今、奥義を使えるのはナガ・プティだけだったのだ。
 一方、2人と黄金の杖を探すビルとグルハナは紅羽流に取り入り、師匠を殺し杖を盗んだのはダラとアギンであると訴えるのだった。ビルたちは紅羽流の助けを借りダラたちを探すのだった…。

 ■感想■
 インドネシアのアクション映画です。
 1970年代の香港のカンフー映画みたいな雰囲気ですごく面白く観れました。
 しかもコミカルな要素を取り入れる前の香港のカンフー映画の雰囲気!
 
 音楽もいたってマジメで重厚!
 ランニングタイム110分が、あっという間に過ぎてしまう面白さ!
 
 インドネシア映画といえば2012~2013年に話題になったアクション『ザ・レイド』(2011年)がありました!
 自分はインドネシア映画は『ザ・レイド』と続編『ザ・レイドGOKUDO』(2013年)と今作しか観たことないかも??

 こんな真面目なアクション映画を今時作っちゃうってインドネシア映画って、すごいかも??
 カンフーではなく棒術でしょうか??
 インドネシアなんで、使っているのはシラットなんでしょうか??

 とにかくこういう打つ、たたくのアクションが好きな映画ファンは必見。

 えんえんと続くクライマックスの戦いのシーンも迫力ありあり。

 でも、ヒロインもヒロインに強力する男(正体は途中で判明します)もすごく強いので、奥義は習得しないでも良いのでは??と思えちゃう展開には少し疑問も覚えちゃいますが、面白かったから、まぁ良いでしょうね。

 こんなに面白いなら、インドネシア映画観てみたいかも?? 65点

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『ジョン・ウィック』 沈黙のキアヌ・リーブス

2016-03-27 08:12:56 | アクション

ジョン・ウィック
JOHN WICK(2015年アメリカ)
 監督          チャド・スタエルスキ
             デヴィッド・リーチ
 脚本          デレク・コスタッド
 出演          キアヌ・リーヴス
             ミカエル・ニクヴィスト
             アルフィー・アレン
             エイドリアンヌ・バリッキ
             ブリジット・モイナハン
             イアン・マクシェーン
             ウィレム・デフォー
             ジョン・レグイザモ
             ランス・レディック

 ■ストーリー■
 愛する妻ヘレンが病に冒され死別したジョン・ウィックは悲しみの中で暮らしていた。ある日、生前の妻がジョンのために用意してくれた仔犬デイジーが届けられる。デイジーとの生活で少しづつ元気を取り戻そうとしていた矢先、ガソリンスタンドでジョンの車を見て売るようにロシア人が声をかけてくる。
 売り物じゃないと断るが、ロシア人は数人の仲間と夜にジョンの家に押し入りデイジーを殺した上に車を奪っていくのだった。
 ジョンは、裏の世界で中古車売買を行うオーレリオの工場にいき、自分を襲ったのがロシアンマフィアのボス、ヴィゴの息子ヨセフであることを知るのだった。
 一方、息子がジョン・ウィックを襲って犬を殺し車を奪ったことを知ったヴィゴは息子を殴り、ジョン・ウィックの素性を話し始めるのだった…。

 ■感想■
 キアヌ・リーヴスが、凄腕の元殺し屋を演じたアクション映画。
 
 5年前に結婚のために引退したという設定ですが、強すぎ!強すぎ!
 5年間のブランクとか関係なかったかのように、暴れまくり!!
 スティーヴン・セガールか、チャック・ノリスか、ジェイソン・ステイサムのように暴れまくり!!
 向かうところ敵なし!!  
 敵の組織に捕まり、大ピンチにも1回遭いますが、助けてもらい難を逃れます。
 まぁ、本当にそんなピンチのシーンが無かったら、本当にスティーヴン・セガール映画になっちゃいますよね!!

 作品的にもヒットして”キアヌ・リーヴス完全復活”!!

 大ヒットって意味では、完全復活かもしれませんけど、コンスタントに面白い映画に出演しているから、あまりこの表現は好きじゃないかも??
 
 禁煙ホラー『コンスタンティン』(2005年)
 ジェームズ・エルロイ原案の犯罪アクション『フェイクシティ ある男のルール』(2008年)
 忠臣蔵のファンタジー版『47RONIN』(2013年)
 香港クンフーアクション『キアヌ・リーヴス ファイティングタイガー』(2013年)
 と、エンターテイメントのジャンルに出演し続けてます。

 今作以後もサスペンス『ノック・ノック』(2015年)が2016年6月に日本公開予定です。

 映画をこまめにチェックしない方から見ると、大ヒット作がなかったから、復活ということになるんでしょうねえ。    

 館内では殺しの仕事をしてはいけない殺し屋ホテルがあったり、ジョンの家の近所から騒音の通報がありパトロール警官が家まで来て廊下の死体を見ても、仕事を始めたのか聞くだけで何もしないという異次元世界のようなノワールワールドが展開!
 また、死体をキレイに掃除してくれる掃除屋が出てきたりして、とにかく世界観が良く作ってあるので、「今作は、こういう世界なんだな」と納得して観れるようになっています。

 ウィレム・デフォー、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーンと共演者たちも豪華なキャスティング!!   


 ホテル内でのルールを破った殺し屋の後始末が遅すぎというところもありますが、そうじゃないと、最後の展開に結びつかないからしょうがないんでしょうねぇ。
 でも、ルールを破ったら、ああなるのは分かっていたでしょうにね。考えなさすぎ!!

 早くも続編製作が始まっているとのことなので、続編が楽しみです!!
 アクション映画ファン必見!!  90点 

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『ブラックハット』 長すぎ!強すぎ!

2016-02-11 20:07:22 | アクション

ブラックハット
BLACKHAT(2015年アメリカ)
 監督:マイケル・マン
 脚本:モーガン・デイヴィス・フェール
 出演:クリス・ヘムズワース
    タン・ウェイ
    ヴィオラ・デイヴィス

 ■ストーリー■
 サイバーテロによって香港の原子炉が大打撃を受ける。また、アメリカでも金融市場が攻撃を受けるのだった。アメリカと中国は合同で事件の捜査に当たるが、手がかりをつかめないでいた。サイバーテロに使われたコードから、ハッキングの罪で15年の実刑で服役している天才プログラマー、ハサウェイがかつて開発していたものと分かるのだった。さっそくハサウェイに協力を依頼することに。ハサウェイは事件解決のときには釈放と言う条件で捜査に加わるのだが…。

 □■□ネタバレあり!□■□
 今作を観る予定の方は観てから。
 また、今回あまりほめてないので、マイケル・マン監督のファンの方は飛ばしてください!!

 ■感想■
 マイケル・マン久々の監督作はサイバーテロに立ち向かう捜査官たちを描くアクション映画。

 天才プログラマーでハッカーの主人公が、アクション映画の主人公のように銃撃や格闘技が得意なのはなぜ??
 
 見た目も筋肉モリモリだし!!

 だったら、天才プログラマーとかいう設定は不要では??
 天才ハッカーで、マッチョな運動神経抜群な主人公??

 最初から主人公の設定を捜査官にすればいいだけの話では??
 主人公の設定にムリがありすぎ!
 クライマックスの犯人グループとの銃撃の中の対決シーン、プログラマーっていう設定じゃおかしすぎでしょ!!ドライバーで凶悪なテロリスト倒しちゃって…。
 中盤の埠頭での銃撃戦もだけど…。

 マイケル・マン監督の作品だけに、銃撃戦を中心にしたアクションシーンは素晴らしいんですけどねぇ。

 犯人たちの目的も金の割には、大げさに香港の原子炉を爆発させちゃったりして、一体全体どういうコト??

 ランニングタイム133分も、ハッキリ言って超長すぎ!
 マイケル・マン監督の熱狂的なファンには良いかもしれないですけど、この内容で133分は長すぎ!
 せめて、120分以内にして欲しかったです。
 
 自分的には「105分くらいで良かったのでは??」と思っちゃいます。
 まぁ、105分にしたら、マレーシアやジャカルタに行くシーンはカットになって違う展開になっちゃいますけどね。

 マイケル・マン監督のファン向けの作品ってことでしょうねぇ。 30点

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クリス・ヘムズワース,ワン・リーホン,タン・ウェイ,ヴィオラ・デイヴィス
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 

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『アルティメット・エージェント』 原題と音楽のみ傑作の予感!!

2015-12-20 18:03:04 | アクション

アルティメット・エージェント
THE GOOD,THE BAD,AND THE DEAD(2015年アメリカ)
 監督          ティモシー・ウッドワード・Jr
 脚本          ショーン・ライアン
 出演          ジョニー・メスナー
             ドルフ・ラングレン
             マイケル・パレ
             ダニー・トレホ
             ヴィヴィカ・フォックス
             ナターシャ・マルテ

 ■ストーリー■
 砂漠で目覚めた記憶を無くした男は、激しい銃撃のあとと、自分の周りに8体の死体が転がっているのを発見するのだった。彼らのものと思われる車には3000万ドルの現金と大量のコカインが積まれていた。
 現場に駆けつけえたパトロール中の保安官オルソンは、同僚を殺し現金とコカインを手に入れようとするのだが、目覚めた男に反撃にあい撃たれるのだった。男はその場から去るのだが…。
 麻薬取締局の捜査官ルーカーはこの事件の捜査に乗り出し、一方、男に撃たれたオルソンは一命をとりとめるが、自分が殺した同僚の復讐のため麻薬王マテオが近づいてくるのだった。

 ■感想■
 死体のそばで目覚めた記憶を無くした男が主人公のアクション映画。
 B級作品ですが、ドルフ・ラングレン、ダニー・トレホ、マイケル・パレと超豪華な出演者たち!!

 音楽も西部劇調で、原題も”THE GOOD, THE BAD,AND THE DEAD”と、まさに面白くなりそうな要素がいっぱいの作品ですが、全然そんなコトはなく、盛り上がらない!
 こんな原題つけなければ良かったのに…。

 と思ったらもう1つ原題があるようで”4Got 10”がアメリカ国内での原題のようです。
 
 センスとしては”THE GOOD, THE BAD,AND THE DEAD”の方がいいですけど、ハッキリ言って、タイトル負け!!
 こんなタイトル、普通は、10年に1本!20年に1本くらいな、よっぽど面白い作品にしかつけられないです!!
 

 ストーリーも、記憶を失った男の正体や事件のてんまつが分かるのが。映画がほとんど終わりかかって、最後、もうどうでもいいや!!になってからの種明かしのシーン!!
 このシーンを最後の最後に持ってくるのってなんか監督や脚本家に意図はあったんでしょうか??
 このシーンの順番だけでも明らかに、アクション映画の構成的にもおかしくて不思議な感じな作品に…。

 ドルフ・ラングレンもなぜ、こんな作品に出演しちゃったんでしょうねぇ??主人公ならまだしも、大して活躍のシーンもない役!!

 マイケル・パレも出演早々、撃たれるので「おや、これで出演シーンおしまい??」みたいな感じでそこだけは、ちょっと驚きの展開でしたが、実は死んでいなくて病院に担ぎ込まれるという展開!!
 あれで、マイケル・パレが退場しちゃったら、ちょっとガッカリですもんね。

 よっぽど、観るものが無くて、アクション映画なら何でもOKというなら観てもいいかも?? 30点

アルティメット・エージェント [DVD]
ドルフ・ラングレン,マイケル・パレ,ダニー・トレホ,ジョニー・メスナー,ヴィヴィカ・A・フォックス
アメイジングD.C.

 

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『コードネーム:プリンス』沈黙の整備工

2015-08-09 20:26:34 | アクション

コードネーム:プリンス
THE PRINCE(2014年アメリカ、イギリス)
 監督          ブライアン・A・ミラー
 脚本          アンドレ・ファブリッツィオ
              ジェレミー・バスモア
 出演          ジェイソン・パトリック
              ブルース・ウィリス
              ジョン・キューザック
              レイン(ピ)
              カーティス・”50セント”・ジャクソン
              ジェシカ・ロウンズ
              ジーア・マンテーニャ

 ■ストーリー■
 田舎町で自動車整備工をしているポールは、大学へ行って1人暮らしをしている娘ベスのと連絡がとれなくなり、心配になりベスの元へ向かうのだった。ベスの部屋で見つけた写真に写っていたバーで情報を得ようとするが何も得られないでいた。写真に写っていたベスの友達アンジェラを発見して行方を聞き出すのだった。
 アンジェラによれば父親に拘束されて育てられたベスは1人暮らしで、自由になったことで、ドラッグに手を出し、売人たちとつきあい始めていたというのだ。ベスが売人と最後にいた場所ニューオーリーンズへと向かうポールだったが…。

 ■感想■
 ジェイソン・パトリックが娘を探す元殺し屋の父親を演じるアクション映画。
 ジェイソン・パトリックまで、スティーヴン・セガールみたいな役を演じることに…。

 『スピード2』(1997年)のときより全然良かったです!!どんどん、今作と同じような役を演じてB級アクション出演しまくりして下さい!!ファンになっちゃいます!!

 監督は、C級アクション『傭兵奪還』(2013年)のブライアン・A・ミラー。
 脚本も兼ねていた『傭兵奪還』と違い、今作は監督のみ。脚本は、『デッド・シティ2055』(2015年)でもブライアン・A・ミラー監督の脚本を書いているアンドレ・ファブリッツィオとジェレミー・パスモア。

 ブルース・ウィリス、ジョン・キューザック、レイン(ピ)とジェイソン・パトリック以外の他の出演者も、こういう内容のアクション映画にしては、やたら豪華な今作ですが、1800万ドルの製作費の多くが出演者のギャラになってしまったんでしょうねぇ。

 ローマ帝国がスコットランドとの境界に建てたハドリアヌスの長城のエピソードまで出して、無法地帯に育った主人公を説明していましたが、これっていつの話??近未来の「マッドマックス2」の世界でないんだから、警察とかある時代の話なのに、誰も手を出せない地区って、どんな国の話??

 クライマックスで、警察が車でにすべてを片付けるみたいな感じで、主人公が敵のビルに攻め込んでいきますが、警察なんて、出てこないでしょ!!ジェイソン・パトリックは当然として、ブルース・ウィリスもレイン(ピ)も、麻薬の売人たちも殺しまくりで、法律や警察は存在していないような世界!!

 こんなところまで、スティーヴン・セガールの作品をまねしないでも良いのに!!

 ランニングタイムが93分、実質本編90分弱と、まさにB級アクション!!

 ジェイソン・パトリック、こういう作品に出まくって欲しいです!!


 映画の内容は、普通です!スティーヴン・セガールの作品を楽しめる映画ファンなら今作も楽しめるはず!! 65点

コードネーム:プリンス ブルーレイ&DVD セット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
ブルース・ウィリス,ジェイソン・パトリック,RAIN(ピ),ジョン・キューザック
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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