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映画感想のブログ!!
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『コードネーム:プリンス』沈黙の整備工

2015-08-09 20:26:34 | アクション

コードネーム:プリンス
THE PRINCE(2014年アメリカ、イギリス)
 監督          ブライアン・A・ミラー
 脚本          アンドレ・ファブリッツィオ
              ジェレミー・バスモア
 出演          ジェイソン・パトリック
              ブルース・ウィリス
              ジョン・キューザック
              レイン(ピ)
              カーティス・”50セント”・ジャクソン
              ジェシカ・ロウンズ
              ジーア・マンテーニャ

 ■ストーリー■
 田舎町で自動車整備工をしているポールは、大学へ行って1人暮らしをしている娘ベスのと連絡がとれなくなり、心配になりベスの元へ向かうのだった。ベスの部屋で見つけた写真に写っていたバーで情報を得ようとするが何も得られないでいた。写真に写っていたベスの友達アンジェラを発見して行方を聞き出すのだった。
 アンジェラによれば父親に拘束されて育てられたベスは1人暮らしで、自由になったことで、ドラッグに手を出し、売人たちとつきあい始めていたというのだ。ベスが売人と最後にいた場所ニューオーリーンズへと向かうポールだったが…。

 ■感想■
 ジェイソン・パトリックが娘を探す元殺し屋の父親を演じるアクション映画。
 ジェイソン・パトリックまで、スティーヴン・セガールみたいな役を演じることに…。

 『スピード2』(1997年)のときより全然良かったです!!どんどん、今作と同じような役を演じてB級アクション出演しまくりして下さい!!ファンになっちゃいます!!

 監督は、C級アクション『傭兵奪還』(2013年)のブライアン・A・ミラー。
 脚本も兼ねていた『傭兵奪還』と違い、今作は監督のみ。脚本は、『デッド・シティ2055』(2015年)でもブライアン・A・ミラー監督の脚本を書いているアンドレ・ファブリッツィオとジェレミー・パスモア。

 ブルース・ウィリス、ジョン・キューザック、レイン(ピ)とジェイソン・パトリック以外の他の出演者も、こういう内容のアクション映画にしては、やたら豪華な今作ですが、1800万ドルの製作費の多くが出演者のギャラになってしまったんでしょうねぇ。

 ローマ帝国がスコットランドとの境界に建てたハドリアヌスの長城のエピソードまで出して、無法地帯に育った主人公を説明していましたが、これっていつの話??近未来の「マッドマックス2」の世界でないんだから、警察とかある時代の話なのに、誰も手を出せない地区って、どんな国の話??

 クライマックスで、警察が車でにすべてを片付けるみたいな感じで、主人公が敵のビルに攻め込んでいきますが、警察なんて、出てこないでしょ!!ジェイソン・パトリックは当然として、ブルース・ウィリスもレイン(ピ)も、麻薬の売人たちも殺しまくりで、法律や警察は存在していないような世界!!

 こんなところまで、スティーヴン・セガールの作品をまねしないでも良いのに!!

 ランニングタイムが93分、実質本編90分弱と、まさにB級アクション!!

 ジェイソン・パトリック、こういう作品に出まくって欲しいです!!


 映画の内容は、普通です!スティーヴン・セガールの作品を楽しめる映画ファンなら今作も楽しめるはず!! 65点

コードネーム:プリンス ブルーレイ&DVD セット (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
ブルース・ウィリス,ジェイソン・パトリック,RAIN(ピ),ジョン・キューザック
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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『鷲は舞いおりた』ジャック・ヒギンズ原作戦争物

2015-07-25 20:12:07 | アクション

鷲は舞いおりた
THE EAGLE HAS LANDED(1976年イギリス)
 監督          ジョン・スタージェス
 脚本          トム・マンキウィッツ
 原作          ジャック・ヒギンズ
 出演          マイケル・ケイン
              ドナルド・サザーランド
              ロバート・デュヴァル
              ジェニー・アガター
              ドナルド・プレザンス
              アンソニー・クエイル
              ジーン・マーシュ
              トリート・ウィリアムズ
 
 ■ストーリー■
 1943年、ドイツのヒトラーはイギリスの首相チャーチルを誘拐を思いつき、口にするのだった。カナリス提督は、現実不可能なこの計画をラードル大佐に可能かどうか計画だけ練るように指示するのだった。偶然、イギリスに潜むスパイから、田舎の村スタドリーで保養する計画を知り、ラードル大佐は計画を実現可能なものとして進めるのだった。カナリス提督は計画を立てるだけで実行するなと注意するが、ヒムラーはこれを知り計画を実施させようとするのだった。

 ■感想■
 ジャック・ヒギンズ原作の「鷲は舞い降りた」(ハヤカワ文庫)の映画化作品。
 原作は、冒険小説ファンから絶大な支持を得ていて、エピソードを補完した「鷲は舞い降りた[完全版]」(ハヤカワ文庫)も出版されました。オリジナル版は497ページで、[完全版]が574ページなので、単純に言うと70ページくらい増えているんでしょうねぇ。

 原作が発表されたのが1975年で映画化された今作が1976年なので、原作が本国で大ヒットしたんですぐに映画化したんでしょうね。

 以前はTVの地上波の映画枠で放映されましたが、今や地上波の映画枠が激減しているので、観るのはDVDを借りるかBS、CSで放送しているときしかないですねぇ。
 今日(2015年7月25日)、BSの「スターch.」で無料放送していたので、ついつい最後まで観ちゃいました!
 実は、自分はTVの2時間枠の版しか観たことがなかったので、全長版を観るのは初めて!!ちなみに今回の放送は135分版のようです。

 正しい情報か不明ですが、日本で発売されたDVDも最初の版が123分版で、再発された版は135分版のようです。印刷のミスで、最初に発売された版も135分版かもしれないですが、どうなんでしょう??

 ちなみに今作の感想ですが、普通に面白かったです!!
 
 マイケル・ケインもカッコ良かったです!!

 ちょこっと調べたら、今作の日本版はランニングタイムは123分ですが、オリジナルのイギリス版は135分版だったんですね!海外のDVDは131分で、TV放映版は125分で、エクステンデッド版にいたっては145分もあるようです!!!
 自分が観たTVの地上波の2時間枠の版だと、ランニングタイムは92~96分くらいなのでかなりのカット版でしたね。
 クライマックスに多少のアクションシーンがでてくるものの、じっくりとキャラクターやエピソードを描くような小説向きな作品なので145分くらいあっても良いような気もします!!
 原作のエピソードをいくつもカットしてるんでしょうしね。ちなみに、自分は原作は未読です。すいません。

 それに観たのは、もう10年?15年?くらい前なので、すっかり忘れていました!!観終わってから、「あ~、確かにこういう作品だった」って思い出す感じでした。

 原作が書かれた1970年代の中盤だとナチスドイツ=単純な悪といった作品が多かったんで、こういう登場人物たちは、ちゃんとした人間として描かれていて新鮮だったんでしょう!!
 今作でも親衛隊は悪いヤツとして描かれてますけどね。

 
 実は、自分は戦争映画が苦手で、あんまり観たコトないんですよね。多分、もの心ついてから今までで、100本も観ていないはず。恋愛映画よりは観ていますが…。
 久々に戦争映画観ちゃいました!!

 自分が好きな戦争映画といえば、少人数の精鋭が基地を破壊しにいくようなイタリア映画みたいな作品なので、少し重たかったです。TV放映したときの日本語吹替えつきでロジャー・コーマン監督『侵略戦線』(1964年)とかソフト化されないですかねぇ。あとは、ここ40年くらい(多分)全然TVで放送もされなければ、ソフト化もされないフェルナンド・ディ・レオ監督の『敵中降下作戦』(1968年)あたりもDVD化して欲しいですねぇ。  65点

鷲は舞いおりた [DVD]
ジャック・ヒギンズ,トム・マンキウィッツ
東北新社

原作は[]が流通しています。

鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
Jack Higgins,菊池 光
早川書房

続編も書かれています!

鷲は飛び立った (ハヤカワ文庫NV)
Jack Higgins,菊池 光
早川書房

 

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『300帝国の進撃』7年ぶりの続編!

2015-04-26 22:50:18 | アクション

300帝国の進撃
300 RISE OF AN EMPIRE(2014年アメリカ)
 監督          ノーム・ムーロ
 脚本          ザック7・スナイダー
              カート・ジョンスタッド
 原作          フランク・ミラー
 出演          サリヴァン・ステイプルトン
              エヴァ・グリーン
              レナ・ヘディ
              ハンス・マシソン

 ■ストーリー■
 ペルシア帝国の軍隊がスパルタに進行していたころ、アテナイのテミストクレスは、ギリシャの連合を率いてペルシャ軍の艦隊と海上で戦っていた。ギリシャに怨みを持つ女性戦士アルテミシアに率いられたペルシャの軍に、テミストクレスは善戦するものの、大軍の前に苦戦を強いられるのだった。
 そんなとき、スパルタの王レオニダスが300人で100万人の大軍に立ち向かい全滅させられた情報が入ってくるのだった。

 ■感想■
 『300(スリーハンドレッド)』(2007年)の続編。
 前作同様CGが前面に出た感じの映像の作品ですが、前作よりはるかに観やすくなっています。前作からの流れがあるので、突然、普通の映像でやられても面喰っちゃいますから、続編としては、ここまででやるのが精いっぱいだったんでしょうかね??

 本当にカラフルで、観やすくなっています。
 あくまでも前作との比較ですけど…。普通の映画に比べたらカラフルではないです。
 

 とにかくアクション映画ファンは必見の作品!!

 前作が2時間近い作品だったのに、長くなりがちな最近の作品としては短めの今作は103分とすごく観やすいランニングタイムに!!エンドクレジット無しなら実質本編95分くらいでしょうか??

 ただし、正式な続編ですが、ストーリーは前作の後のストーリーでなく、映画の冒頭から60%~70%くらいのところまでは前作と時間軸がかぶっています!!
 こんな続編も珍しいかも??
 原作があるから、そのあたりも影響してるのかもしれませんが!!
 それでも、十分楽しめる作品になっています。

 前作では、ジェラルド・バトラー演じる主人公レオニダスが1番メインのキャラクターでしたが、今作は主人公よりもエヴァ・グリーン演じるペルシャ軍の女性指揮官が1番目立ってオイシイ役どころになっています!!

 エヴァ・グリーンは『雨の訪問者』(1971年)『暗殺の詩』(1973年)のマルレーヌ・ジョヴェールの娘さんです!!自分は全然知りませんでしたが、ちょっと調べたら判明。

 エヴァ・グリーン、すごく良かったです!!こんな血まみれの残酷な役も普通に演じちゃうなんて!こういう作品に次々出演して欲しいですねぇ。

 最後の展開は定番の展開なんで驚かなかったですが、それでも、観ている間はすごく楽しめる作品でした!!
 「レナ・ヘディの登場シーンはこれだけ??」と思っていたんで、なるほどやっぱりって感じでした。それに史実も踏まえているんで、文句は言えないですね。

 ちなみに今作を観る人は前作から観た方が良いとおもいます。 60点

300 ~帝国の進撃~ ブルーレイ &DVDセット(初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
サリバン・ステイプルトン,エヴァ・グリーン,レナ・ヘディー,ロドリゴ・サントロ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

1作目です。映像が少し観ずらいのが難ですが…。

300〈スリーハンドレッド〉 [DVD]
ジェラルド・バトラー,レナ・へディー,デイビッド・ウェナム,ドミニク・ウェスト,ビンセント・リーガン
ワーナー・ホーム・ビデオ

 

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『イコライザー』沈黙のホームセンター男

2015-04-24 00:34:55 | アクション

イコライザー
THE EQUALIZER(2014年アメリカ)
 監督          アントワーン・フークワ
 脚本          リチャード・ウェンク
 キャラクター創造    マイケル・スローン
              リチャード・リンドハイム
 出演          デンゼル・ワシントン
              マートン・ソーカス
              クロエ・グレース・モレッツ
              ビル・プルマン

 ■ストーリー■
 時間通りに生活を送るホームセンターに勤めるロバート・マッコールは、先立った妻が読んでいた本を読むのが日課となっていた。そして、夜になってから、いきつけのカフェでお茶を飲みながら本を読むのも日課の一部となっていた。そのカフェで顔なじみになっていた少女の娼婦テリーが、客から暴力を受けていることを知るのだった。ある日、客からの暴力でテリーが入院したことを知ったロバートは、テリーの元締めの組織のロシアンマフィアの本部へと、彼女を自由にしてくれと、貯めた金9800ドルを持ってお願いしに行くのだが…。

 ■感想■
 1980年代のエドワード・ウッドワード主演の元スパイの探偵物「ザ・シークレット・ハンター」の映画版。

 「ザ・シークレット・ハンター」は関東地区ではTV朝日(あまり自信なし)の深夜に放送していた気がしますが、自分は観ていませんでした。
 映画版ということで、私立探偵の役をホームセンターの従業員に設定を変えてオリジナルなストーリーが展開していきます。オリジナルなストーリーと言っても、TVシリーズ自体、1話完結なので、オリジナルにしかならないんですが。

 予告で、ロシアンマフィア5人をぶちのめすシーンとかをやっちゃていたんでしょうか??自分は今作の予告観は観ていませんが、前半の1番の見せ場なので、こういうシーンは予告とかでやらないで、劇場で初めて観る方が盛り上がりますよね~。

 最初、ホームセンターに勤める、几帳面なマジメな男にしか見えないデンゼル・ワシントンが、マフィアの事務所に行って暴れまわるシーンから徐々に正体を現していって、行動が大胆になってスティーヴン・セガールのようになっていくのが小気味良い展開で、アクション映画ファンなら楽しく観れるはず!!

 「スティーヴン・セガールか、チャック・ノリスか、あんたは何者??」

 と思っているうちに、敵は次々と倒され、あっという間のクライマックス!!

 トニー・スコット監督、ブライアン・ヘルゲランド脚本でA・J・クイネル原作「燃える男」を映画化した「マイ・ボディガード」に出演したときは、全然カッコ良くなくて、アクション映画風のお涙頂戴映画に出演しちゃって。
 とか思ったものでしたが、今作の、デンゼル・ワシントンは、超カッコ良い!!
 今まで出演している作品を選んで、どうもマジメ感が抜けきれなかったデンゼル・ワシントンですが、今作では、明らかにB級アクション風なノリをメジャー作品で堂々と演じていて、観ていてすがすがしい気持ちに…。

 どんな作品に出ても、デンゼル・ワシントン!になってしまいがちな感じでしたが、今作ではそれも少し抑え気味で良い感じです!!デンゼル・ワシントンのファンの方、ごめんなさい!


 悩みが多く、妻との仕事に戻らないと決めたウダウダなキャラクター的なところもありますが、最後はスティーヴン・セガールのように暴れまくりで拍手!拍手!
 5人のマフィアを一方的にぶちのめしておいて、「すまない」って!
 もちろん、亡くなった奥さんへ言っているんでしょうが、少しやりすぎ感も漂ってきます。

 ロシアンマフィアが雇っている元特殊部隊のニコライも、一方的にやられっぱなしで、いいところ無し状態!!

 スティーヴン・ハンター「極大射程」を映画化した『ザ・シューター極大射程』(2007年)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013年)、今作とアントワーン・フークワ監督って、面白い作品撮ってますね!!
 アントワーン・フークワ監督には、良い脚本で「燃える男」を再々映画化して欲しいくらいです!!

 ランニングタイム132分と少し長めですが、全然退屈しません!あと10分くらいもっと長くても良かったかも??
 最初の方で、デンゼル・ワシントン演じるロバートの日常生活を丁寧に描写しているのも、キャラクターの几帳面でマジメな性格を表して良かったです!!後半の暴走っぷりとの対比にもなっていますしね!!

 アクション映画ファン必見!! 100点

イコライザー(アンレイテッド・バージョン) [DVD]
デンゼル・ワシントン,クロエ・グレース・モレッツ,マートン・ソーカス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

【Amazon.co.jp限定】イコライザー スチールブック仕様(アンレイテッド・バージョン) (初回限定版) (クロエ・グレース・モレッツ2L型ブロマイド付)[Steelbook] [Blu-ray]
デンゼル・ワシントン,クロエ・グレース・モレッツ,マートン・ソーカス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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『サボタージュ』犯人はこの中にいます??

2015-04-03 23:51:01 | アクション

サボタージュ
SABOTAGE(2014年アメリカ)
 監督         デヴィッド・エアー
 脚本         スキップ・ウッズ
             デヴィッド・エアー
 出演         アーノルド・シュワルツェネッガー
             サム・ワーシントン
             オリヴィエ・ウィリアムズ
             テレンス・ハワード
             ジョー・マンガニエロ

 ■ストーリー■
 アメリカ麻薬取締局DEAの捜査官ジョン・ウォートンはブリーチャー(破壊屋)と呼ばれるやり手の捜査官だった。ジョンのチームはある日、麻薬組織のアジトに突入し、1000万ドルを持ち逃げし、残りの金は爆破する任務を帯びる。仲間の1人を喪いながらもチームは、作戦に成功する。しかし、その日の夜、下水に隠した1000万ドルは何者かによって奪われたあとだった。1000万ドルを隠したと思われたジョンたちは内務調査課の取り調べを受けることに。
 半年後、証拠不十分で調査を終えたジョンは、チームとともに任務に復帰することに。復帰祝いに喜ぶジョンたちだったが、チームの一員パイロが何者かに殺されてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 今作を観るつもりの方は、観てから読んでください。

 ■感想■
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション系サスペンス映画。
 「サボタージュ」と言っても、アルフレッド・ヒッチコック監督は関係ないですし、マーク・ダカスコスが主演でないです。
 アルフレッド・ヒッチコック監督『サボタージュ』(1939年)もマーク・ダカスコス主演、ティボー・カクタス監督の『サボタージュ』(1996年)も、今作もすべて原題が”SABOTAGE”だからしょうがないですけどね…。


 映画の冒頭、シュワルツェネッガー演じるジョンは、奥さんが拷問にあっているビデオを観ています。

 そして、麻薬組織のアジトに強行突入するジョンたち!奪うはすだった1000万ドルの行方が分からなくなり、疑われるジョンたち。で半年後、任務に復帰するも、次々と仲間たちが殺されていきます。1000万ドルを奪われた麻薬組織は殺し屋を差し向けたコトが分かり、絶対絶命の危機に!!

 派手なアクション映画と思いきや、そこからはミステリー調になり、誰が犯人??みたいな感じに展開していきます。

 冒頭のシーンがわざわざ描かれているので、何か、ストーリーに絡んでくると思いきや、その通りに…。
 

 アーノルド・シュワルツェネッガー映画と思わず、普通のサスペンス映画として観ても十分に楽しめる作品になっています。
 アーノルド・シュワルツェネッガーが主演なので、観る前に、観客にアクション映画ですよ~。と思わせて、ミステリーの世界に突入させて、最後にまたアクション映画になるよいう変則的な展開の作品になっています!!

 アクション映画と思って観ているから、ミステリー度も高そうに思えてきますが、実は1番怪しい人間が犯人という、ミステリー映画としてはけっこうヒネリのない展開ですが、エンターテイメントとしては合格点です!!

 ミステリー度                 ★★★
 アクション度                 ★★★
 アーノルド・シュワルツェネッガー度     ★★★★

 日本語吹替え版で観たのですが、なんか1人おかしな声を発している人が!!マックス・マーティーニ演じるパイロの声を吹替えているのは誰??
 調べたら、小宮浩信というお笑い芸人コンビの三四郎の1人だそうです。

 ひどい、声質が全然、役にあっていない!なぜ、吹替えにタレントを使う??
 すぐに画面から退場する役とはいえ、目立ちます。この吹替えで、マイナス10点!!

 良く調べたら、サム・ワーシントンの声は高田延彦が吹替えてました。全然気が付きませんでした。うまかったのか、マックス・マーティーニーのインパクトが強すぎだったのか、とにかく全然気が付かなかったです!! 

 ミステリー映画ファンにオススメかも?? 60点

サボタージュ [DVD]
アーノルド・シュワルツェネッガー,サム・ワーシントン,テレンス・ハワード,ミレイユ・イーノス,オリヴィア・ウィリアムズ
Happinet(SB)(D)
サボタージュ [Blu-ray]
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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』シリーズ最高傑作

2015-03-22 14:14:49 | アクション

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
THE EXPENDABLES 3(2014年アメリカ)
 監督          パトリック・ヒューズ
 脚本          シルヴェスター・スタローン
              クレイトン・ローゼンバーグ
              カトリン・ベネディクト
 原案          シルヴェスター・スタローン
 出演          シルヴェスター・スタローン
              ジェイソン・ステイサム
              メル・ギブソン
              ドルフ・ラングレン
              ウエズリー・スナイプス
              アントニオ・バンデラス
              テリー・クルーズ
              ランディ・クートゥア
              ジェット・リー
              ハリソン・フォード
              アーノルド・シュワルツェネッガー
              ケラン・ラッツ
              ロンダ・ラウジー

 ■ストーリー■
 バーニー・ロス率いるエクスペンダブルズたちは、存在しないはずの刑務所に収監され行方不明になっていたエクスペンダブルズの初期のメンバー、ドクをスワジランドから救いだす。ドクを救い出したその足で、早速CIAからの任務にあたるのだった。その任務とはCIAにとって都合の悪い武器商人ミンズを亡き者にすることだった。
 準備も整い、作戦を実行しようとしたとき、バーニーは、ミンズがかつてエクスペンダブルズのメンバーで、自分が殺したはずのストーンバンクスであることを知るのだった。一瞬の機会を逃したバーニーたちは、逆襲にあい退却を余儀なくされるのだった…。

 ■感想■
 シルヴェスター・スタローンが、アクションスターに声をかけ作り上げたアクションスター大作「エクスペンダブルズ」シリーズ3作目。

 実は、1作目も2作目も記事にしていないんですよね。
 観た映画の備忘録と自己満足の感想のつもりで始めたこのブログ。余りにも記事にする数が少なく、備忘録にもなっていない…。

 
 そこで、今作の感想の前に、1作目、2作目の感想を一言づつ。
 1作目『エクスペンダブルズ』(2010年)は、出演者にすごいメンバーを揃えたっていうコトだけがすごいという作品に!!
 メンバーの紹介編も兼ねていたためか、主人公たちばかり目立って、敵の魅力が薄かったのが残念!
 スティーヴ・オースティン、ゲイリー・ダニエルズとい魅力的な悪役をキャスティングしているにも関わらず、見せ場がほとんど無し状態!!敵のボスがどんな作品にでも出演する印象のエリック・ロバーツ。はっきり言ってヘンリー・シルヴァよりもどんな作品にでも出演している印象。エリック・ロバーツは、余りのも数多くの作品に出演しているので日本ではほとんどが公開。
 ドルフ・ラングレンと仲たがいしたり、ストーリーに今一まとまりがない感じに…。

 2作目『エクスペンダブルズ2』(2012年)は、敵役にジャン=クロード・ヴァン・ダムと、スコット・アドキンスを揃えながら、主人公側にチャック・ノリスが参加!ドルフ・ラングレンとも仲たがいせず、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスも本格参戦で、弱い者いぢめ状態に!!でも1作目よりはるかに面白い作品に。

 で、3作目の今作ですが…。

 「面白い!」「面白すぎ!

 1980年代チックのアクション映画ファンが求めているものすべてが!!
 主人公たちが、若手メンバーを含めて、全員があり得ないアクションしすぎですけど、映画ですからね!!
 若手メンバーの格闘のプロの女性メンバーが、銃撃戦も完璧だったり、ビクター・オルティス演じる兵器の開発者として活躍シーンがなかったりしますが、そこは大目に見ちゃいます。
 全体的に若手メンバーも活躍するシーンがあまり無かったです!!ちなみに演じた女性メンバーを演じたロンダ・ラウジーは格闘家、ビクター・オルティスはプロボクサーだそうです。
 


 何回も書いちゃいますが「面白すぎ!

 こういうアクション映画の悪役にありがちな展開ですが、絶対に有利な立場にいるのに、メル・ギブソンも、もったいぶっているから主人公たちの反撃に。

 冒頭のウエズリー・スナイプスを救出するシーンだけでも、普通のアクション映画だったらクライマックスシーンなみの迫力!!
 なんで捕まっていたか聞かれ「脱税さ」と答えるウエズリー・スナイプスのシーンとか、みんなニヤニヤしちゃいますよね~。

 悪役のメル・ギブソンも迫力があって良かったですね!!脚本の魅力もあるんでしょうが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムより悪役として迫力ありました!!
 迫力満点!!
 映画以外の話題も影響しちゃっているのかもしれませんが、顔も目つきも怖すぎ!!

  
 チャック・ノリスは、前作でオイシイ役を演じていましたが、今作では、やたら口数の多い殺しのプロを演じたアントニオ・バンデラスがオイシイ役を演じています。アントニオ・バンデラスのこの役を観て感動しないアクション映画ファンなんて少なくないはず。
 ペラペラと昔組んでいた仲間たちミンゴ、トレス、タイガーのことを話していて、実はこの仲間たちの話が観客を感動させる伏線に!スタローンがその話をしっかりと聞いていることも感動を呼び起こします!!

 ギャラで出演を断った、ブルース・ウィリスも出演すれば良かったのに…。何でも300万ドル(1日75万ドルで4日間)の申し出に400万ドル要求したとか。1日75万ドルで断るってハリウッドスターの感覚オカシスギでは??


 何の作戦もなく、体力と武器だけを頼りに乗り込んでいって、無事に作戦を成功させちゃうあたり、いかにも1980年代チックで、最近の映画ファンにはバカにされそうな感じですが、映画だから楽しんじゃいましょう!!


 ランニングタイム126分の作品ですがエンドクレジット抜きにすると2時間弱の本編!
 短すぎ!!もっと観ていたかったのに!!あと20分くらい長くても良かったのに!!あっと言う間の2時間です!!



 日本語吹替版のキャストも、豪華なメンバーで安心して観れます!!
 シルヴェスター・スタローン(ささきいさお)、ジョン・ステイサム(山路和弘)、ドルフ・ラングレン(大塚明夫)、ウエズリー・スナイプス(江原正士)、メル・ギブソン(磯部勉)、ハリソン・フォード(村井國夫)、ジェット・リー(池田秀一)、アーノルド・シュワルツェネガー(玄田哲章)
 と、軽い吹替ファンの自分も大満足でした!!
 ちなみに、アントニオ・バンデラスの声は東地広樹が吹替てます。  100点


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション [DVD]
シルベスター・スタローン,ジェイソン・ステイサム,アントニオ・バンデラス,ジェット・リー,ウェズリー・スナイプス
ポニーキャニオン
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション [Blu-ray]
シルベスター・スタローン,ジェイソン・ステイサム,アントニオ・バンデラス,ジェット・リー,ハリソン・フォード
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『タイムボンバー』記憶をなくしたマイケル・ビーン

2015-02-25 01:27:17 | アクション

タイムボンバー
TIME BOMB(1991年アメリカ)
 監督          アヴィ・ネッシャー
 脚本          アヴィ・ネッシャー
 出演          マイケル・ビーン
              パッツィ・ケンジット
              リチャード・ジョーダン
              ロバート・カルプ

 ■ストーリー■
 時計屋エディ・ケイは近所で起きた火災現場から取り残された親子を救い出す。そのニュース映像を偶然見たテイラー大佐は、エディを殺すようにエージェントを差し向けるのだった。超人的な身体能力で助かるが、それ以降、昼間から幻影を見るようになってしまうのだった。以前、時計の修理を依頼してきた精神分析医ノルマーに相談にいくのだった。しかし、その帰り道にも敵が現れ命を狙われてしまうのだった。駐車場から帰宅しようとしていたノルマーの車に乗せてもらいその場を逃れるのだったが…。

 ■感想■
 マイケル・ビーン主演のアクション映画。
 共演はパッツィ・ケンジット、リチャード・ジョーダン、ロバート・カルプとB級アクション映画とは思えない豪華なキャスティング!
 
 監督はアヴィ・ネッシャー。アクション、サスペンス、SF系の作品を2001年クライまで監督していましたが、それ以降は普通のドラマやコメディを監督しているみたいで、日本では2001年の『デス・ヴィレッジ』が最後の公開(DVDスルー)作です。

 肩のこらない、ポップコーンでも食べながら観るのに最適なアクション映画です!
 どこかで観たことのある主人公の設定やら、無駄に派手な銃撃シーン!
 でも、今作は1991年の作品なんで、映画的には記憶が植えつけられた無敵の主人公の設定は珍しかったのかもしれないですね。
 まぁ、それを言ったら、『ボーン・アイデンティティー』(2002年)の原作のロバート・ラドラム「暗殺者」はもっともっと古い作品でしたね。
 アクション映画にありがちな定番の設定と言ったら、それまでですけどね。

 ランニングタイムも96分と、TVの地上波の2時間枠で放送するには、ちょうど良い長さなんですが、実は最近の地上波では放送しにくい理由が!
 

 まず主人公の記憶に出てくる女性がベッドの上で裸!!
 芸術性の何もなく、とにかく裸!
 あとは、敵から逃げる主人公とヒロインが逃げ込むのがポルノを上映している映画館!
 ハデな銃撃戦のバックには、当然ポルノが流れています!!
 これは、観ている人を笑わすためなのか、ただ、こういう劇場で銃撃戦をやったら面白いと思ったのかは不明ですが、今の日本の地上波のゴールデンタイムではカットになっちゃうんでしょうねぇ。
 ゴールデンタイムの映画枠も地上波では、ほとんどないから、関係ないとも…。
 
  かつて地上波では放送したことがあるのですが、そのときは該当シーンをカットして放送したんでしょうか??

 でも、この幻影の裸のシーンや、ポルノ映画館での銃撃シーンがあるだけで、本国アメリカではレイティングが上がってしまうんではないでしょうか??  60点

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『キリング・ゲーム』ケラン・ラッツvsサミュエル・L・ジャクソン

2014-09-05 00:50:07 | アクション

キリング・ゲーム
ARENA(2011年アメリカ)
 監督          ジョナ・ループ
 脚本          トニー・ジグリオ   
 オリジナル脚本   マイケル・ハルトクイスト
              ロバート・マルティネス
 出演          サミュエル・L・ジャクソン
              ケラン・ラッツ
              ジェームズ・レマー  

 ■ストーリー■
 妻を交通事故で亡くしたデヴィッドは、自暴自棄になっていたときにインターネットで殺し合いを中継する「デスゲーム」を開催する謎の集団に連れ去られてしまうのだった。自由になるには、10ゲーム勝ち抜かなければならないと、組織のボスに言われゲームに参加することになるのだが…。

 ■感想■  
 ケラン・ラッツ、サミュエル・L・ジャクソン出演のアクション映画。
 自暴自棄になった消防士が腕っぷしを買われ、闇で配信される殺しのゲームに参加させられることになるという、どこかで観たコトがあるような設定のC級アクション映画。

 観終わった瞬間に、どんな映画だったか忘れてしまうような作品です!
 主人公の設定だけ、1980年代の香港映画のような設定で、ちょこっとビックリの展開でしたが、あとは、なんでこんな映画撮っちゃったの??て思うような作品でした。
 ランニングタイム94分が長く長く感じられる作品でした!
 
  
 サミュエル・L・ジャクソンが、「デスゲーム」を主催しているボスを演じて出演しているコトが1番の魅力ですね!
 ちなみに主人公を演じているケラン・ラッツは映画「トワイライト」シリーズでエメットを演じているようです。でも「トワイライト」シリーズの熱狂的なファンでない自分からすると、「エメットって誰??」って感じです。
 と思っていたら、レニー・ハーリン監督の『ヘラクレス』(2014年)のタイトルロールのヘラクレスを演じています!これからは「ケラン・レッツって誰??」なんて言えないですね。
 『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014年)にも出演しているし、今後、アクション映画俳優でメジャーになるかもしれないですね!!
 少なくとも、ケラン・ラッツのファンには、必見の作品になりますね!! 30点

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『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』2作目は劇場公開

2014-06-09 01:18:16 | アクション

ラルゴ・ウィンンチ 裏切りと陰謀
LARGO WINCH II(2010年フランス、ベルギー、ドイツ)
 監督          ジェローム・サル
 脚本          ジュリアン・ラプノー
              ジェローム・サル
 原作          ジャン・ヴァン・アム
              フィリッペ・フランク
 出演          トメル・シスレー
              シャロン・ストーン
              ウルリッヒ・トゥクール
              ローラン・テルジェフ
              マメ・ナクブラシット
              クレメンス・シック
              ニコラス・ヴォード

 ■ストーリー■
 父親である巨大多国籍企業Wグループ会長ネリオが暗殺されたことにより、養子のラルゴ・ウィンチはWグループを受け継ぐことになるのだった。ラルゴは、会社を売却しネリオ・ウィンチ財団に寄付し慈善事業を進めることを発表するのだった。ネリオ・ウィンチ財団の総帥はネリオの古くからの友人のアレクサンドル・ユングだった。
 一方、3年前、ラルゴがビルマにいたころに起きたミン将軍によるカレン村の虐殺事件に関わっているのではないかと国際刑事裁判所のフランケン検事に疑われ容疑者となってしまうのだった。カレン村にはニッケルの鉱床があって村を狙ってミン将軍が指揮した事件だった。ミン将軍にWグループの秘密口座「パンドラ」から資金が流れていたのだった。そんなとき、カレン村の生き残りで、ラルゴのかつての恋人マルナイがタイで保護され、ラルゴが虐殺に関わっていたと証言するのだった…。

 ■感想■
 人気コミックの映画化第2弾。
 1作目『ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲』(2008年)はBS放送と、DVDスルーになりましたが、本国のヒットを受けてなのか、今作は日本でも劇場公開されました。
 
 1作目は地味目な作品でしたが、2作目の今作はかなりハデな作品になり、見せ場の連続する緊張感あふれる作品になっています。
 映画の冒頭のカーチェイスから始まって、ミン将軍のキャンプでのマルナイの大がかりな救出、殺し屋グループとのホテルでの対決、小型飛行機内での乱闘、スカイダイビング中の対決等々、アクション映画ファンなら大喜びの場面が出てきます!
 今回、主人公と対決することになるフリーランスの何でも屋は、かなり強そうな感じで、かなり苦戦するので盛り上がります!
 前作の普通の会社員があんなに強いんだから、傭兵みたいな連中は強くて当たり前ですよね!

 前作ではモテモテでヘラヘラしていた(そんなでも無いですけど)ラルゴは、今作では、ヒロインと悲劇的な形に。エンターテイメントのアクション映画なのに、少しだけ暗い気持ちに。

 また、3年前の虐殺に父親が関わっているのか、今回は執事のゴーティエが大活躍!前作で活躍した秘書のフレディーは、前半で退場とちょっと残念な感じに。
 
 また、前作以上に、分かりやすいラルゴを陥れようとする真犯人の正体。
 1番怪しい登場人物がやはり真犯人!
 前作もそうでしたが、なぜ、怪しそうな登場人物を出すんでしょうね?
 
 いくつものアクションシーンと並行して、執事ゴーティエが3年前ビルマにいたシモンを探すストーリー等が描かれ、退屈しません!前作よりエンターテイメント度が30%くらいアップしています!前作の地味な感じも、ハリウッド映画と違った感じで良かったですが、広く映画ファンには今作の方が受けるでしょうね!劇場公開されたのも分かる面白さです!

 フランスのアクション映画ファン必見!少し甘目に 70点

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『ラルゴ・ウィンチ』遺産は200億ドル!

2014-06-08 18:37:44 | アクション

ラルゴ・ウィンチ』(DVD題:『ラルゴ・ウィンチ宿命と逆襲』)
LARGO WINCH(2008年フランス、ベルギー)
 監督          ジェローム・サル
 脚本          ジェローム・サル
              ジュリアン・ラプノー
 原作          ジャン・ヴァン・アム
              フィリッペ・フランク
 出演          トメル・シスレー
              クリスチャン・スコット・トーマス
              ミキ・マノイロヴィッチ
              ジルベール・メルキ
              メラニー・ティエリー

 ■ストーリー■
 世界最大の多国籍企業Wグループの創始者で会長のネリオ・ウィンチが香港で暗殺される。ネリオには子どもがいないと思われていたが、ネリオは後継者としてラルゴという孤児を養子縁組していたのだった。ネリオの遺言が発表され、全財産はラルゴにということが発表されるのだった。
 しかし、ラルゴはブラジルで罠にはめられサン・ジョゼ刑務所に投獄されていた。ネリオの秘書フレディーと脱獄し、香港へと向かうのだった。ラルゴはネリオの詳しい検死結果から、父親の死に疑問を感じ捜査を始めるのだった。一方、Wグループを乗っ取ろうとかつて武器売買で儲けた実業家ミカエル・コルスキーが動きだしていた。
 ラルゴは、父親の仇をとろうと動き出すのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 フランスのコミックの映画化作品。
 主演はフランス語、英語、ドイツ語、ヘブライ語の4か国語を操ることが出来るトメル・シスレー。
 
 2014年6月5日にTV東京の「午後のロードショー」で今作の続編『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』(2010年)が放送されました!『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』は劇場公開されましたが、その正編の今作はWOWOWでの放送とDVDスルーのみになってました。
 続編と今作、2作品がほとんど同時期にDVDになったの2作品とも、「いつか観なきゃ」「いつか観なきゃ」と思いつつ、とうとう続編がTV放送されたので、急遽、レンタルしてきました!
 
 微妙な感じの作品でした!積極的に劇場公開できるような感じの作品では無かったですね。
 見せ場が地味!すべての見せ場が地味!
 クライマックスのアクションシーンでさえ、地味地味!
 ストーリーも、企業乗っ取りがテーマで地味!そのうえ、ストーリーはエンターテイメント映画ファン以外には少し複雑!
 良い意味で非ハリウッド的なので、ハリウッドの物量アクション映画にない魅力にあふれているんですけどね!

 でもランニングタイムは109分と少しだけ長い!
 映画の冒頭部分は、主人公のラルゴの過去と現在を行ったり来たりと、こういう映画が好きじゃない映画ファンは置き去り傾向に…。

 原作通りなのかどうか分かりませんが、最初のブラジルでの罠だけは出来すぎでしょう!
 あそこでラルゴがレアを助けるかどうか分からないでしょ!
 観ているときは、そんなコト思わないですけど、あのシークエンスはちょっとムリがあるのでは…??

 また、キャラクター的には悪役と思われて登場したコルスキーとコルスキーの用心棒イハムが主人公と対立することなく退場していくのは、ハリウッド的でなくて良かったですね!
 本当の敵は、1番怪しそうな人物だったというオチも、楽しめました!
 「見たまんま!」
 思わず、突っ込みたくなりました!
 
 また、本当の敵のボスの部下の実行犯マーカスも強すぎ!
 「えーっ、あなた、普通の会社員じゃないの??」
 007の映画に出てくる殺し屋も真っ青な感じ。

 ところで、ブラジルから指名手配されたままなのは、どうなんでしょうね?コルスキーになんとかする手段を聞いていたみたいですけど、そのセリフだけで処理なんですね!
 映画もクライマックスだし、「そんな細かいコト気にしないで」ってコトなんでしょうねぇ。

 フランスのエンターテイメント映画が好きな映画ファンだったら、十分楽しめるデキでした!65点

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『ブレンダン・フレイザー 追撃者』

2014-04-29 23:34:21 | アクション

ブレンダン・フレイザー 追撃者
BREAKOUT(2013年アメリカ)
 監督          ダミアン・リー
 脚本          ダミアン・リー
 出演          ブレンダン・フレイザー
             ドミニク「・パーセル
             イーサン・サプリー
             ダニエル・カッシュ
             エイミー・ブライス=フランシス

 ■ストーリー■
 自然を愛するジャックは、故郷の森林伐採計画にの抗議中にトラブルを起こし刑務所送りになるのだった。ある日、刑務所内で過ごす彼のもとに妻で弁護士マリアが現れ、ジャックの友人と山に出かけた娘ジェンと息子マイキーが連絡が途絶えたことを知るのだった。
 姉弟たちは、刑務所帰りのトミーと弟のケニーが、殺人する現場を見てしまったのだ。子どもたち危ないコトを知ったジャックは刑務所が危険にさらされていることを知ったジャックは脱獄し、子どもたちの元へと向かうのだった。

 ■感想■
 ダミアン・リー脚本、監督のサスペンスアクション映画。
 先般、同じくダミアン・リーが脚本&監督した『ダークウォーター 奪われた水の真実』(2012年)を観て、けっこう面白かったので、以前からリリースされていた今作を鑑賞しました。
  ダミアン・リー監督は、あまり良い印象は無かったんですが、残念ながら、やはり『ダークウォーター 奪われた水の真実』だけが面白かっただけで、今作は、相変わらず平凡なB級アクション映画でした。

 刑務所から脱獄するシーンに緊張感無し!
 犯人役のドミニク・パーセルも、そんなに悪くないのか、悪人なのかハッキリせず!
 クライマックスも盛り上がらず!

 ダミアン・リー監督の作品を観る気が一気に下がっちゃい増した…。
 どの作品も、面白くなりそうなストーリーなのに、どうしても面白い作品に出来ないアーニー・バーバラッシュ監督みたいな印象って感じでしょうか??
 それでも、アーニー・バーバラッシュ監督は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが主演の2つのアクション映画『ジャン=クロード・ヴァン・ダム アサシン・ゲーム』(2011年)『ハード・ソルジャー 炎の奪還』(2012年)は、及第点に達しているので、自分にとってはアーニー・バーバラッシュ監督の方がイメージが良いかも??アーニー・バーバラッシュ監督の2007年のホラー映画”THEY WAIT”は未公開のままなんですよね~。なぜか面白そうな作品はソフト化もされないので、印象は悪いままですけどね。
 未公開といえば、ダミアン・リー監督のスリラー”KING OF SORROW”(2007年)も未公開のままですね。

 なんか観たいと思う作品はリリースされなくて残念です!

 今作も、「TVの地上波の映画劇場の枠で放映されていたら観てもいいかな?」くらいには面白いので、アクション映画ファンはどうぞ。 50点

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『ダークウォーター 奪われた水の真実』カナディアンB級アクション

2014-04-02 22:50:18 | アクション

ダークウォーター 奪われた水の真実
A DARK TRUTH(2012年カナダ)
 監督          ダミアン・リー
 脚本          ダミアン・リー
 出演          アンディ・ガルシア
              フォレスト・ウィティッカー
              デボラ・カーラ・アンファー
              キム・コーツ
              ララ・ダーンズ
              エヴァ・ロンゴリア
              スティーヴン・バウアー

 ■ストーリー■
 南米エクアドルで軍隊が出動し町の人間を虐殺し始めた。この事件には、水を取り扱うアメリカの大企業クリアベックが関わっていた。クリアベックは南アフリカでの大きな取引が控えており、エクアドルで起きた不祥事を隠さなければいけなかったのだ。この虐殺から生き残った地元の青年は、クリアベックの女性役員モーガンの前で拳銃自殺を図るのだった。ショックを受けたモーガンは社長である兄ブルースに問い詰めるものの何も答えは得られなかった。
 モーガンは、元CIAのラジオのディスクジョッキー、ジャック・ベゴジアンにエクアドルの調査を依頼するのだった。エクアドルでは、かつてジャックがCIA時代の任務で、刑務所に送った活動家フランシスコ・フランシスが、濡れ衣を着せられテロリストとして追われていた。依頼を引き受けたジャックは、単身エクアドルへと向かい、フランシスコと接触を持とうとするのだが…。

 ■感想■
 アンディ・ガルシア主演のアクションスリラー映画。
 共演は、フォレスト・ウィティッカー、デボラ・カーラ・アンガー、キム・コーツとかなり豪華なキャスティングの作品です。
 
 監督、脚本は多くのB級アクション映画を監督したり、製作に関わっているダミアン・リー。
 
 「普通に楽しく観るコトができました!」

 何の期待もしていなかったのが良かったのか、すごく面白かったです。
 ダミアン・リー監督がこんなに普通に面白い作品を撮れるなんて思ってみませんでした!
 

 アンディ・ガルシアは、大企業が起こした事件の調査をする元CIAのラジオのディスクジョッキーを演じています。
 拳銃を構えた感じとかかなりカッコ良かったです!エクアドルの軍人たちを有無を言わさず早撃ちで殺すシーンとかも良かったです!
 その後も林の中での銃撃戦やら、街中での銃撃戦等、見せ場、見せ場の連続ですが、カナダ映画っぽく、ハリウッド映画的なハデさは無いです!

 クリアベックが雇った殺し屋が、依頼主が自分を陥れようとしているのを知り、さっさと裏切ってしまうのには、ビックリ!普通は、主人公と対決でもしそうなのに、その後はさっそく逃げてしまうあたり、アクション映画っぽくないところが逆に印象的でした。

 ストーリー的には、ごく普通のアクション映画ですが、アンディ・ガルシアや、大企業に雇われた殺し屋のキャラクターが魅力的でした!ストーリーも、大企業1社が悪い敵側っていうところが、こういうエンターテイメントのアクション映画としては、少しリアルな感じで、そこも今作の魅力かも??
 フォレスト・ウィッティカーや、デボラ・カーラ・アンガーが最後まで生き残るのも、こういう作品では新鮮な印象を受けました!!

 アクション映画ファンだったら、観てみても良いかも??  70点


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『ホワイトハウス・ダウン』沈黙のホワイトハウス2

2014-02-26 01:08:22 | アクション

ホワイトハウス・ダウン
WHITEHOUSE DOWN(2012年アメリカ)
 監督          ローランド・エメリッヒ
 脚本          ジェームズ・ヴァンダービルト
 出演          チャニング・テイタム
              ジェイミー・フォックス
              マギー・ギレンホール
              ジェームズ・ウッズ
              リチャード・ジェンキンス

 ■ストーリー■
 議会警察官のジョン・ケイルは、シークレットサービス採用の試験を受けるが、経歴や学歴が条件に合わず不採用になってしまう。娘のエミリーは、父親がシークレットサービスになることを夢見ていたため、落胆させないよう試験に落ちたコトを言えず、試験後、そのままホワイトハウスの見学ツアーに参加することに…。
 そんなとき、テロリストの集団がホワイトハウスに侵入し、ホワイトハウスを爆破、混乱に乗じて占拠してしまうのだった。混乱でエミリーと離れ離れになったケイルはエミリーを探し始めるが、大統領を救い出すことになるのだった。

 ■感想■
 ローランド・エメリッヒ監督のアクション映画。
 ローランド・エメリッヒ監督というと、『インデペンデンス・デイ』(1989年)『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)『2012』(2009年)と、超大作のSF映画、パニック映画の監督という印象が強いですが、今作はまさにスティーヴン・セガールが活躍するような純粋なアクション映画です!
 

 今作と同じくホワイトハウスが武装集団に占拠されてしまうアクション映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013年)がありましたが、なぜ、同じ年に同じようなテーマの作品が製作されちゃうんでしょう??

 古くは『タワーリングインフェルノ』(1974年)が作られたときも、高層ビルが火災になるパニック映画を20世紀フォックスとワーナーブラザースがそれぞれ企画していて、共同制作されて1本の作品になったっていうことがありました!
  ちょっと思いつくだけでも、『1942コロンブス』(1992年)と『コロンブス』(1992年)! 『ボルケーノ』(1997年)と『ダンテズピーク』(1997年)!
 最近では『スノーホワイト』(2012年)と『白雪姫と鏡の女王』(2012年)もありました!
 『スノーホワイト』と『白雪姫と鏡の女王』は、白雪姫のアプローチがずいぶん違っててまるっきり違う作品になっているので、全然良いんですけどねぇ。
 映画界では、同じテーマの作品が同時期に企画が出来てしまうことがあるんで気になりませんが、それにしても、なぜホワイトハウスを舞台に同じような作品が作られちゃったんでしょう??

 ストーリーも、ダイハード状態で偶然その場にいたとか、行ったりしちゃった主人公が武装集団相手に大暴れというそっくりな感じ!
 今回は、『エンド・オブ・ホワイトハウス』『ホワイトハウス・ダウン』2作品とも、アクション映画ファンだったらすごく楽しめる作品になっています!同じくらい面白いので、差がつきにくいのも良い意味で困っちゃいます!
 『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方が少しスティーヴン・セガール映画っぽいのかも??

 今作の脚本は『黒の怨』(2003年)『ルーザーズ』(2010年)『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)のジェームズ・ヴァンダービルトです。『アメイジング・スパイダーマン』のときは何とも思わなかったですけど、『ルーザーズ』や今作を観ると、アクション映画は得意なんでしょうか??これから要チェックの脚本家ですね!

 アクション映画ファン必見!! 80点


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『ヴァイキングダム』マレーシアB級アクション

2014-02-11 01:11:12 | アクション

ヴァイキングダム
VIKINGDOM(2012年アメリカ、マレーシア)
 監督          ユースリー・クルー
 脚本          ジェームズ・コイン
 出演          ドミニク・パーセル
              ナターシャ・マルテ
              クレイグ・フェアブラス

 ■ストーリー■
 北欧の国ヨムスボルグに雷神トールが現れ、信仰心を失った人類を支配しようとしていた。トールは軍隊を組織し各地へと進行していた。トールは光の神が作った武器「聖なる遺物」を得んとしていた。「聖なる遺物」が使われれば人類は破滅してしまうのだった。
 一方、光の神は、人類を守るため、戦いの末、死んだ殺戮王と恐れられたヴァイキング、エイリークを死から甦らせるのだった。エイリークは、トールを倒すため、仲間を集め、地獄のヘルハイムへ神器を取りに行くのだが…。

 ■感想■
 バンド「KRU」として活躍するユースリー・クルーが監督したドミニク・パーセル主演のアクション映画。
 マレーシアのバンド「KRU」って知ってましたか??自分は音楽に疎いので全然知りませんでした。
 
 今作は、人類を亡き者にしようとする雷神トールと、死から甦ったヴァイキングが戦うアクション映画です。最初から最後まで、ただただ戦いのシーンが延々と続くだけの作品です!!
 戦闘シーンなどで、良いシーンはいくつもあるものの、単調なストーリーと、ランニングタイム114分の長さのため、ダラダラとした印象しか残らない作品になっちゃいました。
 ラストのエイリークの秘密が明かされるドンデン返し系のオチも全然、盛り上がらない!確かに死んだ人間が甦るのもあり得ないですもんね。

 結局、活躍したのはエイリークよりも魔法使い??って脱力系のオチはけっこう好きな展開ですけどね!
 
 
 今作は、珍しいマレーシア映画です。マレーシア映画って、今作みたいなノリの作品が多いんでしょうか??
 展開が早い、見せ場、見せ場の連続のハリウッド映画と比べると、どうしても、ダラダラとテンポがだれる感じがしちゃいます。
 
 114分は、どこをどうしたって長すぎ!少しはテンポが良い作品の多い香港のアクション映画を見習って欲しいですね!
 今作の内容なら、70分か80分くらいでOKでしょう!それくらいだったら、もう少し面白く観れたかもしれないですね!ハッキリ言って、自分的には、今作を114分、観るのは、時間の浪費だと思っちゃいます!

 マレーシア映画をリリースするんだったら、1960年~1970年代のイタリア映画のジャッロ映画やマカロニウエスタンをリリースしてくれれば良いのに…。30点


ヴァイキングダム [DVD]
ドミニク・パーセル,ナターシャ・マルテ,コナン・スティーヴンス,ジェシー・モス,クレイグ・フェアブラス
アメイジングD.C.
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『アイアン・フィスト』アメリカン香港カンフー

2014-01-02 00:47:58 | アクション

アイアン・フィスト
THE MAN WITH THE IRON FISTS(2012年アメリカ)
 監督          RZA(レザ)
 脚本          The RZA
              イーライ・ロス
 原案          RZA(レザ)
 出演          RZA(レザ)
              ラッセル・クロウ
              ルーシー・リュー
              リック・ユーン
              カン・リー
              バイロン・マン
              ダニエル・ウー
              デヴィッド・バウティスタ
              パム・グリア

 ■ストーリー■
 19世紀の中国、ジャングルビレッジでは武装集団が絶えず争いを起こしていた。アフリカ系アメリカ人のブラックスミスはジャングルビレッジで鍛冶屋として、武装集団の武器を製作し生計を立てていた。
 ある時、総督より金の輸送の護衛を依頼されたジャングルビレッジの猛獅会の首領、金獅子は部下のシルバーライオン、ブロンズライオンの裏切りに遭い殺されるのだった。金獅子の息子ゼン・イーはこの事実を知り、ジャングルビレッジへと向かうのだった。シルバーライオンらは刺客を放ちゼン・イーを襲い、重症を負わせるのだった。ブラックスミスは娼館ピンクブロッサムでこの騒ぎを知り、ゼン・イーを助けかくまうのだったが・・・。

 ■感想■
 ヒップホップのRZAが音楽、原案、脚本、監督、主演のカンフーアクション映画。

 熱狂的なカンフー映画マニアのRZAが撮った今作ですが、本場、香港のカンフー映画に負けていない作品になっています。まさに1970年代のカンフー映画を観ていると思わせるストーリー、アクション!
 
 「いや~、面白い!面白すぎる!」

 アメリカ人に、こんな映画が撮れるなんて、素晴らしすぎ!
 「RZAは、どこまで、カンフー映画が好きなんだ!?」って思わせる作品です!
 もともと、RZAがリーダーを務めるヒップホップグループ名のウータンクランが、カンフー映画『少林寺武者房』(1984年)から、ネーミングしているらしいですからね!
 
 

 19世紀の中国に、なぜアフリカ系アメリカ人がいるの??と誰もが思うはずなので、ちゃんと、その理由も語られます。まぁ、エンターテイメント映画ファンだったら、思いつくであろう設定ですが、ちゃんと説明してくれるところがウレシイです!!

 主人公が両腕を斬られても、“気の力”で鉄の腕を動かせてしまうって、こんなコト、カンフー映画や武侠映画で無かったら、荒唐無稽すぎて怒っちゃう設定ですけど、こういうところも本物のカンフー映画みたいで、大好きです!!

 主人公側が、RZA、ラッセル・クロウ、リック・ユーンと3人いて、見せ場がそれぞれに用意されていて、ちょっと分散してしまうような印象もあります。また、猛獅会以外に、ブラックウィドウという暗殺集団まで出てきたり、最後のクライマックスは混沌とした状況になりますが、そういうところも香港映画みたいで良いです!
 思わせぶりに登場した群狼団や、金塊輸送の護衛のジェミニ夫妻があっという間に、退場してしまうあたりも、いかにも香港映画みたいで、楽しく観れました!!

 RZAには、今作のようなカンフー映画を次から次へと撮って欲しいですね!! 75点

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コメント (1)
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