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『血戦 FATAL MOVE』残酷!非情!裏切り!

2012-05-04 00:34:06 | 香港映画

血戦 FATAL MOVE
血戦(奪師) FATAL MOVE(2008年香港)
 監督          デニス・ロー
 脚本          デニス・ロー
 出演          サモ・ハン
              サイモン・ヤム
              ウー・ジン
              ティエン・ニウ
              ダニー・リー
              ケネス・ロー
              マギー・シュー
              ホイ・シュウホン
              ラム・シュー

 ■ストーリー■
 リン・ホー・ロンは、香港の組織、忠信義を率い、一大勢力を築いていた。組織の主だったメンバーは、弟のドン、用心棒ティン、ハン、経理担当の妻のソソたちだった。一方、警察のリャオ警部は、彼らを逮捕しようとしていたが、なかなか尻尾を捕らえることさえ出来ずにいた。
 そんなある日、麻薬取引現場に警察が待ち伏せしており、多大なる被害を出すのだった。また、組織への資金提供者ユーが誘拐される事件が起きるのだった。身代金を用意したロンだったが、徐々に、財政的に厳しくなってくるのだった。

 ■感想■
 サモ・ハン主演の黒社会物。
 共演には、サイモン・ヤム、ウー・ジン、ダニー・リー、ホイ・シュウホン、ラム・シューと、香港映画ファンにはお馴染みの豪華な俳優たちが大勢出演しています。

 最近は、香港のノワール系のアクション映画がほとんど観れなくなっていたので、今作を観たのは久々に観たような印象です。ジョニー・トー監督の作品くらいしか観れなくなっちゃいましたもんね。

 観終わった瞬間に内容を忘れてしまうようなアメリカ映画や、どんな作品でもブームのように韓流の作品を公開するんだったら、香港のアクション映画を公開して欲しいですよね。もちろん、劇場でなくDVDスルーで良いですから。

 久々に観た香港のノワール作品で大満足なんですが、多くの登場人物に見せ場を用意したためか、色々なエピソードを入れたためなのか、ランニングタイム112分と少し長めなのが、少し難かも??
 今作の内容なら、あと10分くらい短くても良かったかもしれないですね。

 あと、組織の用心棒ウー・ジンが刀を武器に暴れまくるんですが、腕を、指を、スパ!って斬るゴアシーンが多すぎ!なのに血はCGのような血!残酷なシーンを描いているのに、なぜか血はCGのようって、どういうコト??なんか、規制でもあるんでしょうかね??


 ラム・シュー演じる刑事が、「家族のことを考えて、危ない仕事なんで異動願いを出しました」って言うシーンが、あるんで思わず笑っちゃいました。
 ほとんどのアクション映画ファンは思ったはず!
 「あ~、ラム・シューは死んじゃう役なのね!」
 アクション映画ファンには、お馴染みの展開です。
 結局、ラム・シュー演じる刑事は死んじゃうのに、その件には、その後は余り多くは語られす!さすが、香港映画!ハリウッドだったら、この刑事の相棒やら、上司とかが怒りに燃えて、組織に殴りこみみたいになるのに、香港映画の今作では刑事の死が、普通に描かれて淡々とした展開が待っているだけ。
 
 ダニー・リー演じる警部も、ほとんど添え物的な感じで、あくまでもメインは黒社会のサモ・ハンの組織のメンバーたちなので、感情移入できないまま、ラストまで展開していきます。
普通はギャング映画でも、エンターテイメント作品として、少なくとも主人公くらいには感情移入しやすいようなキャラクター設定するのに、今作の登場人物たちは、残酷で、ひどい連中ばかり!それでも、最後まで飽きずに見せてしまう香港映画って、最高です。 

 こんなアクション映画を普通に製作しちゃう香港映画、もっともっと観たいです!! 70点
 

血戦 (FATAL MOVE) [DVD]
サモ・ハン,サイモン・ヤム,ウー・ジン,ティエン・ニウ,ダニー・リー
アメイジングD.C.
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『レイン・オブ・アサシン』平凡な女性に整形??

2011-12-31 21:02:51 | 香港映画

レイン・オブ・アサシン
剣雨 REIGN OF ASSASSINS(2010年香港、中国、台湾)
 監督          スー・チャンピオン
              ジョン・ウー
 脚本          スー・チャンピオン
 出演          ミッシェル・ヨー
              チョン・ウソン
              ワン・シュエチー
              バービー・スー
              ケリー・リン
              ショーン・ユー
              レオン・ダイ

 ■ストーリー■
 手に入れた者には、武術界の覇権を握ることが出来るという達磨大師の遺体のミイラをめぐって、明の時代、暗殺組織、黒石率いる転輪王は張海端を襲い、彼と彼の息子を暗殺する。しかし、転輪王が差し向けた暗殺者の1人、細雨が達磨大師の遺体を取り行方をくらますのだった。
 転輪王は、細雨を見つけ出し、始末した者に賞金を出すことにするのだった。一方、細雨は整形手術を施し、曽静と名を換え、ひっそりと暮らし始めるのだった。そんな曽静の前に青年、阿生が現れるのだった。

 ■感想■
 ジョン・ウー、スー・チャンピオン監督の武侠アクション映画。
 ミッシェル・ヨー、チョン・ウソン、ケリー・リン、バービー・スー、ショーン・ユーと豪華な出演者たちに素晴らしいアクションシーンの連続!
 武侠映画らしい、謀略と愛情!
 
 「面白い!面白すぎ!

 武侠映画はこうでないと!!
 武侠映画のキャラクターだけあって、出てくる登場人物たちが全員違う武器を使ってきます。こういう細かい小道具の使い方だけでもウレシクなっちゃいます。
 黒石暗殺者の1人、彩戯師が使う奇術まがいの剣法とか観てるだけで、あまりにも面白くてニタニタしちゃいました。
 同じくショーン・ユー演じる暗殺者、雷彬のプライベートの生活が描かれるところとかもキャラクターの描くのに成功してます。暗殺者にも生活があって、家族がいますもんね。活躍の場のシーンがそれほど無くても、こういう生活のシーンが描かれているだけで、キャラクターが活きてきますもんね。

 今作は古龍原作でも、金庸原作でもないオリジナルな作品なのに、本当に面白い武侠映画になっています。ジョン・ウーも「レッド・クリフ」シリーズのときより100000倍良いです!!
 メジャーな超大作なんか撮らなくて良いですから、ジョン・ウー監督には、こういう作品を撮って欲しいです!!

 ただし、今作に文句を言うとすれば、ミッシェル・ヨーが平凡な女性に見えないところでしょうか??「どこにでもいる平凡な女性に整形してくれ」と依頼して、整形後がミッシェル・ヨーってどういうコト??
 どこから、どう見ても、平凡な女性に見えない!
 まぁ、顔立ちというより、雰囲気が普通には見えないです!!クンフーの達人や暗殺者のようなオーラを出しすぎ!!

 あと、暗殺組織、黒石率いる転輪王が、達磨大師の遺体を欲する理由が、あまりも世俗的でビックリ。あんな理由のために、何人も人が死んじゃってなんかトホホな感じですね。
 

 とにかく武侠映画ファン必見!! 90点

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『SASORI 蠍』女囚物⇒アクション

2011-12-24 00:02:28 | 香港映画

SASORI 蠍
(2009年香港、日本) 
 監督      ジョー・マ
 脚本      ジョー・マ
          ファイア・リー
 出演      水野 美紀
          ディラン・クォ
          サム・リー
          ブルース・リャン
          サイモン・ヤム
           エム・ウォン
          石橋 凌
          夏目 ナナ
          ペギー・ツァン
          オットー・ウォン                


 ■ストーリー■
 松島ナミは、突然、家に押し入ってきた謎の集団に殺しを強要されるのだった。恋人のケンイチを殺さないという約束で、ナミはケンイチの父親のナカイ教授と、ケンイチの妹を殺すのだった。ナミは刑務所に送られるが、その刑務所は、女囚たちのバトルが行われる無法の場所だった。署長の罠にはまり、女囚のボスから恨みを買い、殺されかかるがナミは、何とか勝利するのだった。しかし、ナミは、その後、拷問を受け森に捨てられるのだった…。

 ■感想■
 水野美紀主演の篠原とおる原作のコミックの「さそり」の映画化作品。
 篠原とおるの「さそり」も延々と映像化され続けますね~。

 梶芽衣子主演の4作品以降も
 多岐川裕美主演の『新女囚さそり 701号』(1976年)
 夏樹陽子主演の 『新・女囚さそり 特殊房X』(1977年)
 岡本夏生主演の 『女囚さそり 殺人予告』(1991年)
 斉藤陽子主演の 『SASORI IN U.S.A.』(1997年)
 小松千春主演の 『サソリ 殺す天使』(1998年)、『サソリ 女囚701号』(1998年)
 水橋貴己主演のTVシリーズの「さそり」(2004年)

 と、製作されています。
 
 今作は、“香港映画の「女囚さそり」”
 
 「う~ん、ハッキリ言って、香港映画と女囚物って、あんまりマッチしていないような気が…」
 アクション映画が得意な香港映画に“女囚さそり”は、合っていないような気がしちゃうんですが、どうなんでしょう??
 
 同じ原作者の篠原とおるのコミックの映画化なら、
 「0課の女」
 「82分署」
 「コードネーム348(サシバ)」
 の方が香港映画には合っていると思うんですけどね…。

 「なんで、「さそり」の映画化なんでしょうか??」
 前半、女囚物のように、監獄の中でのセクハラやいじめが描かれていますが、中盤から、やはり特訓を積んで、完全な香港映画のアクション映画に!!
 「あ~、言わないこっちゃない!やっぱり香港映画!!」
 「水野美紀主演で“0課の女”を映画化すれば良かったのに~!」
 
 でも、さすが香港映画!ガラリと違う映画になってしまう中盤からの展開は、すごく面白い!
 自分を罠にかけた人物たちに復讐を始めちゃいます!ここって、どこの国?って感じで法律無視で暴れまくり!!水野美紀も、この調子で香港のアクション映画に出演しまくって欲しいですね。 65点

さそり [DVD]
水野美紀,ディラン・クォ,サム・リー,ブルース・リャン,石橋凌
Happinet(SB)(D)

 

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『デビルフェイス・エンジェルハート』美女と野獣たちの掟

2011-07-21 23:41:18 | 香港映画

デビルフェイス・エンジェルハート
DEVIL FACE,ANGEL HEART 變臉迷情(2002年香港)
 監督:ビリー・チョン
 出演:ダニエル・ウー
    ジジ・ライ
    ステーヴン・フォン
    ラム・シュー
    フィリップ・クン
    デヴィッド・リー
    コンロイ・チャン
    サム・リー
    ケリー・リン

 ■ストーリー■
 クワンと、顔が醜いロンの兄弟は、香港のマフィア、ドラゴンに雇われていた。あるとき、殺しを行ったときに兄のクワンが警察に目撃され、録画もされてしまうのだった。クワンの姿が報道されたため、ドラゴンは兄弟を台湾での仕事のあとで始末をしようと計画するのだった。
 顔が醜いために怪物と呼ばれたロンに兄のクワンは優しく接してきた。そんなロンに、ドラゴンの情婦ウェンディは優しく接するのだった。そんなとき、ロンはドラゴンに暴力を振るわれているウェンディから、ドラゴンの殺害を頼まれるのだった、、、。
 

 ■感想■
 ダニエル・ウー主演の2002年の香港ノワールアクション。
 2002年といえば、香港ノワールの大傑作『インファナル・アフェア』が公開された年です~。
 『インファナル・アフェア』と同じ製作年度の作品として観ると、今作は良い意味でも悪い意味でも、いかにも、かつてのチョチョイのチョイで製作された香港ノワールの雰囲気が残っているような気がして、、、、。
 
 『インファナル・アフェア』と比べると、どうしても評価が低くなっちゃいます!
 でも、『インファナル・アフェア』と比べたらという意味で、香港ノワールとしては及第点!
 今作と同じ内容をハリウッドでリメイクしたら、120分くらいにはなっちゃうんでしょうねぇ!
 とにかく、ノワール作品ファンとか映画ファン以外無視したかのような展開の早さ!!
 つまらない説明シーンや恋愛シーンとか一切なし!!ランニングタイムは、わずか87分です。

 ノワールアクションは、香港映画お得意のジャンルですから、とにかく面白い!!
 最近は、香港映画が公開される作品が減ってしまって、スゴク悲しいです!!
  香港映画が公開作(DVD公開でも)が減ったのは、同じアジアの韓国の作品がやたらめったらと何でもかんでもソフト化されているからなんでしょうかね??韓流ドラマをソフト化する半分くらいは、アクション映画ファンが喜びそうな香港のアクション映画をソフト化して欲しいですね!!

 今作もアクション映画ファンだったら、かなり楽しめる作品になっています。
 
 殺し屋として優しさを残す、顔の醜い主人公!
 弟を思いやる兄の殺し屋!
 非情なマフィアのボス!
 悪女なボスの情婦!
 シマを荒らされて、切れている違う組織のボス!
 相棒を殺された刑事!
 
 もう、この登場人物たちだけで、アクション映画ファンは大喜びです!!
 でも、ストーリー的には、定番の展開なので、思った通りの展開になっていきます!
 「ああ、ラム・シュー、危ないな、最後まで無事でいないだろうなぁ」
 「このドラゴンの情婦のウェンディって信用出来ないなぁ」
 「ステーヴン・フォンの刑事って、最後は・・・」
 とにかく、思った通りの展開になるので安心して観ていられます。香港のアクション映画ってやっぱり良いですよね!!
 何のヒネリも無い今作でも、十分楽しめる作品になっています!
 香港映画、大好きです!!
 
 

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『導火線 FLASH POINT』沈黙のドニー・イェン

2011-06-12 21:24:57 | 香港映画

導火線 FLASH POINT
導火線 FLASHPOINT(2008年香港)
 監督:ウィルソン・イップ
 脚本:セット・カムイェン
    ニコール・タン
 出演:ド ニー・イェン
    ルイス・クー
    コリン・チョウ
    ファン・ビンビン
    レイ・ルイ

 ■ストーリー■
 刑事マーは検挙率も高く優秀だが、犯人を捕らえるときに暴行を加え問題になるような刑事だった。一方、相棒の刑事ウィルソンは、凶暴なベトナムの3兄弟アーチャー、トニー、タイガーの組織に潜入していた。ある日、対立する組織から3兄弟を逮捕出来る情報を得た警察は、彼らの母親の誕生日に一斉に捕らえようとするのだった…。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 ドニー・イェン主演、ウィルソン・イップ監督の香港のハードアクション!
 1997年の中国返還直前の香港を舞台に、ドニー・イェン演じる刑事と、ギャングが大暴れ!!
 『ダーティハリー』のハリー・キャラハンや、『真夜中の野獣刑事』のケスラー刑事も真っ青の暴力刑事!!
 野獣刑事度 ★★★★★

 とにかく、犯罪者の人権なんか無視して、ぶちのめす!ぶちのめす!
 ボクシングのリング上でぶちのめす!
 病院にやってきた殺し屋を、素手でぶちのめして、殺す!
 
 とにかく、ドニー・イェンが暴れまくり!
 もはや、ここまで来るとスティーヴン・セガール状態!!

 ドニー・イェンが犯罪者を、叩きのめす!
 殴る!蹴る!ぶちのめす!

 ドニー・イェンが犯罪者を、叩きのめす!
 殴る!蹴る!ぶちのめす!

 ドニー・イェンが犯罪者を、叩きのめす!
 殴る!蹴る!ぶちのめす!

 ドニー・イェンが犯罪者を、叩きのめす!
 殴る!蹴る!ぶちのめす!

 ドニー・イェンが犯罪者を、叩きのめす!
 殴る!蹴る!ぶちのめす!

 相棒のウィルソン刑事、ウィルソン刑事の恋人ジュディと、アーチャーとの人質交換のシーンがありますけど、ドニー・イェン演じるマーは、交渉の相手にはギャングにとっても悪い相手ですよね!

 川の反対側に渡ったウィルソンとジュディを兄弟が撃ちますけど、当然のようにマーは、人質にしていたアーチャーの耳を撃ちぬいて、ついでに勢いでギャングたちも撃ち殺します!!

 当然のようにドニー・イェンに反撃されるのが分かっているのに、なんで、ルイス・クーたちを撃つのかが不明です!!犯人たち、頭悪すぎ!!
 香港とかって、犯罪者たちの人権とかなさそうですもんね!!
 ちゃんと人質交換して、逃げちゃえば良かったのに…。

ところで、今作は数々の映画祭で賞を受賞しています!当然、アクション関係の賞ですけど。
 
 【2007年台湾金馬奨】
   最優秀アクション指導賞受賞、音響効果賞ノミネート
 【2008年香港電影金像奨】
   最優秀アクション指導賞受賞、音響効果賞ノミネート
 【2008年ワールドスタントアワード】
   外国映画、最優秀アクション賞受賞

 香港金像奨、台湾金馬奨は、ポルト国際映画祭やシッチェス国際映画祭といったジャンルが決められたファンタスティック映画祭以外では、最も信頼できる映画賞ですからね!今作は、期待とおりのデキの作品でした!!
 アクション映画ファン必見!
 ドニー・イェンファン必見!
 香港ノワールファン必見!
 の1本です!!

 『SPL狼よ静かに死ね』(2005年)と同じく、ドニー・イェン演じる主人公の名前が同じマーということなので、姉妹編みたいな感じで観てしまってもいいかも??

 今作といい『SPL狼よ静かに死ね』といい、ウィルソン・イップ監督の作品も、今後は要チェックですね!!
 香港映画だから、香港ノワールだろうと、アクションだろうと武侠片だろうとなんでも要チェックなんですけどね!!
 『OVER SUMMER』(1999年)も前半から中盤まではかなり面白かったんですけど、中盤以降違った方向に行って、観客置き去りみたいな感じでしたけど、アクションシーンは素晴らしかったでしたもんね。

 ウィルソン・イップ監督した、名作 『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のリメイク“倩女幽魂”も日本で観れると良いですねぇ、、、。 

導火線 FLASH POINT [DVD]
ドニー・イェン,チャン・クォンウィン,セット・カムイェン,タン・リクケイ
アメイジングD.C.

 

2020年発売のブルーレイには日本語吹替つき!!

『SPL 狼よ静かに死ね』ブルーレイ発売して欲しいです!!

SPL/狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]
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『6AM』青春、マジメ、香港

2010-12-19 11:24:58 | 香港映画

6AM
6AM 大無謂(2004年香港)
 監督      エイドリアン・クワン
 脚本      ツァン・カンチョン
 出演      ケニー・クワン
          スティーヴン・チョン
          ケイティ・クォック
          レイ・ルイ
          シャーリーン・チョイ
          ジリアン・チョン
          チョン・ダッミン

 ■ストーリー■
 落ちこぼれの高校生サイダウとチャオフンは、道に落ちた1ドルをめぐって食堂の店主パオとケンカになり、偶然、マフィアのボスのバスに乗り込んでしまうのだった。しかし、2人は、マフィアの仕事を引き受けるはめになり、事態はどんどん大きくなっていってしまうのだった。
 
 ■感想■
 香港の人気アイドル“Boy’z”のケニー・クワン、スティーヴン・チョン主演の青春コメディ。
 監督は『ヒロイック・デュオ 英雄捜査線』(2003年)の脚本を書いたエイドリアン・クワン。
 脚本は『喜劇王』(1999年)、『少林サッカー』(2001年)、『カンフー・ハッスル』(2004年)、『ミラクル7号』(2008年)の脚本家ツァン・カンチョン。
 
 ツァン・カンチョンが脚本の作品だから、香港映画得意の超暴走系コメディと思いきや、かなりマジメな青春物でした…。
 
 “何のマジメなテーマも無いような暴走したコメディを想像していたのに…

 香港のコメディ映画らしく、暴走したようなお笑いのシーンもあるんですけど、全体的にマジメな印象な作品になっています。たった1ドルが起こした事件が、どんどん大きくなって、自分達の命まで関わるような大事件に巻き込まれていくっていう設定は、けっこう良いんですけどね!!
 ちょっとだけ惜しい感じがしちゃいます!!
 
 今作を評価すると、
 コメディ度    ★
 マジメ度     ★★★
 青春度      ★★★★
 期待はずれ度 ★★★★★
 みたいな感じです!!
 
 アクション映画『餓狼大戦』のエンドクレジットで、出演者が撮影中の事故で大ヤケドを負ったことを堂々とクレジットで流して平然としている香港映画!!
 そんな香港映画にしては、おとなしすぎです!!香港映画に期待しているのは、どこまで本気か分からないくらい暴走したところもあるのに…。まぁ、『餓狼大戦』の例は極端すぎですけどね。

 『喜劇王』『少林サッカー』『カンフー・ハッスル』と、チャウ・シンチーの映画でコメディの脚本を書いてきたツァン・カンチョンなのに…。
  まぁ、香港映画界も、1960年~1980年代のイタリア映画と同じで、監督や脚本家も、どんなジャンルの映画でも受けそうなら、こだわり無くどんどん作っちゃうのが普通だから、ツァン・カンチョンがマジメな作品の脚本を書いても、全然、不思議なコトじゃないですけどね。
 でも、それにしてもマジメすぎ!
  『少林サッカー』でも、『カンフー・ハッスル』でも、『ミラクル7号』でも、笑いのシーン以外でも、マジメなシーンがあったから、そういうマジメモードなところが全面に出ちゃった感じです!今作の場合、それだけでなく「笑いのシーン」もすべてカラ回りな印象です。
 コメディ映画として観ないで、人気アイドルの「アイドル映画」として観れば、十分及第点なんでしょうけどね。
 それにしても、香港映画にしては、全体的にダラダラした感じです!日本映画だったら、これくらいの作品で、もちろん十分ですけどね。
 
 香港映画も最近は、DVDでも公開される作品が減っちゃいましたけど、青春物よりも、アクション映画を、もっと、もっと、もっと公開して欲しいです!!本国、香港では、アクション映画も、ちゃんと製作されているんでしょうから!! 40点

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ツァン・カンチョン
エスピーオー

 

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『ミッドナイト・ランニング』広東語、日本語、英語…

2010-11-07 11:33:58 | 香港映画
ミッドナイト・ランニング
反斗狂奔 MIDNIGHT RUNNING(2009年香港、日本)
 監督     ウォン・チュン・レイン 
 脚本     サム・レオン 
 出演     ティミー・ハン、デレク・ツァン
         真家 瑠美子、カルヴィン・チョイ
         サミュエル・パン、ウィン・チョン
         カール・ン

 ■ストーリー■
 クリスマス・イブの日、スリの常習犯マリは、黒社会の組織東興組の名簿の入ったカバンを盗んでしまうのだった。NO.2の幹部ODは部下がカバンを盗まれたため、今の地位が危うくなるのだった。ODはカバンを盗んだのが日本人の女性だったため、組の経営しているバーで働く日本語が話せるバーテンダーのピーターもマリ探しに参加させるのだった。
 一方、捜査を失敗して左遷させられた刑事ポールは、対策課への復帰を望んでいた。そのため、手柄を立てたいと思っていたが、偶然、街のバーでマリと出会うのだった。

 ■感想■
 香港映画お得意のノワール系のアクションコメディ調のドラマ。
 でも、ノリは異常に軽くて、コメディすれすれ状態!
 ここまで軽いドラマにするなら、完全なコメディ映画にしちゃえば良かったのに…。

 監督やキャストは、コメディのつもりで作ったのかな??
 出演は、サモ・ハンの息子、ティミー・ハン。『カンフー・シェフ』(2008年)では、親子で共演してました。アクションスターとしては、まだまだな雰囲気ですけど、今作の役には、ピッタリ“はまっている感じ”です!
 ところで、今作のヒロイン、真屋瑠美子さんは、日本語と英語で会話!
 その他の登場人物は、広東語と英語で会話!
 真家瑠美子さんは、いくら日本人の役とはいえ、広東語の勉強とかしなかったんですかね??
 『バレット・オブ・ラブ』(2001年)では、瀬戸朝香さんとか、広東語ペラペラで会話してたのに!!
 どうなんでしょうかね??

 クリスマス・イブの日が舞台になっているので、最後はすべてハッピーエンディングになっていきます。主人公の刑事も彼女も!ヒロインもバーテンも!すべてハッピーに!
 どうせなら香港映画の、旧正月映画のように、もっとはじけたようなコメディ映画にしちゃえば良かったのに・・・。
 
 アクション映画度 ★★
 コメディ度      ★
 ハッピーエンド度 ★★★★★

 って感じです!香港映画を観なれている映画ファンだったら、最後の方の展開は、想像できちゃうようなベタな作品です。ベタでも、それが、香港映画の良いところの1つですもんね!想像も出来ないようなハリウッド映画が考えもつかないような作品もあれば、いつものベタな作品もある!香港映画、大好きです!
 どんな作品でも良いですから、香港映画をリリースして下さい!! 60点

ミッドナイト・ランニング [DVD]
ティミー・ハン
アートポート
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『殺人犯』トリッキー殺人犯

2010-11-06 01:05:33 | 香港映画
殺人犯
MURDERER 殺人犯(2009年香港)
 監督    ロイ・チョウ
 脚本    トー・チーロン
 出演    アーロン・クォック、チャン・チュンニン
        チョン・シウファイ、チェン・カンタイ
        ジェシー・ホー

 ■ストーリー■
 東部のペニンシュラアパートで、ベテラン刑事タイが電気ドリルで血を抜かれたあと突き落とされる事件が発生する。一方、7階の廊下では、警部レンが意識不明の状態だが、無傷の状態で発見されるのだった。
 香港では、ここ2ヶ月の間に2名の被害者が電気ドリルで身体に穴をあけられ、血を抜かれて失血死する猟奇的な事件が連続して起きていたのだ。
 レンは、その後、病院で意識を取り戻すが、一時的な記憶障害が起きていて、ここ数日間の記憶が失われていた。捜査から外されたレンは、独自に捜査を始めるのだが、捜査の中でいつしか自分が犯人ではないかと思い始めるのだった。

 ■感想■
 香港製の傑作スリラー映画。
 「自分が殺人犯では??」
 と疑い始めた主人公に、衝撃の事実が!
 
 すごい!
 すごい!
 すごすぎ!

 こんな犯人を、考えつくなんて!アガサ・クリスティーファンも、驚く(かもしれない)驚愕の犯人!
 実は、犯人っぽい登場人物は、主人公レン、レンの妻、レンの相棒クァイ、アメリカから帰ってきたレンの妹くらいしかいないんですけどね。本当は、良く考えれば、犯人は分かるはずなんですけど、ちょっと思いつかなかったです!
 このトリックは、ミステリー映画ファンにこそ、驚いて欲しいです!今作を観ながら、
 「犯人は、○△●×かも(←真犯人)??」って思ったんですけど、すぐに「そんなバカな!」と思って否定しちゃったんですよね。
 「やられました…!」
 こういう驚きがあるから、香港映画はやめられないんですよね!香港映画、最高です!

 『シャッターアイランド』(2009年)のキャストと、オープニングを観ただけで、トリックが分かってしまったような映画ファンにこそ、オススメです!
 香港映画ということで、アクション映画ファンや香港映画ファンにしかアピールしないかもしれないですけど、本格的なミステリー映画ファンにこそ観て欲しいです。

 犯人が分かってからは、ミステリーとしては定番の展開になってしまうのが、惜しいかんじですけど、しょうが無いですかね??実際の実行犯を、殺したあとは、少し冷静になって警察に連絡した方が良かったのに…。真犯人をどうにかするチャンスは、いずれやってくるんでしょうからね!
 スラッシャー映画で、犯人にダメージを与えながら、トドメを刺さずに逃げ出すヒロインなみの、考え無しの行動!!

 監督は、長編が今作でデヴューのロイ・チョウ!【第29回香港電影金像賞】で、主演男優賞ノミネートとともに、新人監督賞ノミネートされています!さすが、エンターテイメント作品を正当に評価する香港映画界です!

 最近、DVDスルーをはじめ、公開が少ない香港映画ですけど、こういう映画を観ると、香港映画を、もっともっとたくさん観たくなっちゃいます!韓流が好きな女性も、香港映画が好きになって欲しいですねえ…。  70点

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『ホーンティング・ラヴァー 血ぬられた恋人たち』ヴァネス・ウー、加護亜衣、ホラー

2010-10-03 10:55:16 | 香港映画
ホーンティング・ラヴァー 血ぬられた恋人たち
借室還魂 THE HAUNTING LOVER(2009年香港)
 監督    イップ・ウィンキン
 脚本    ワン・ポー
        クルス・チェン
 出演    ヴァネス・ウー、加護 亜衣
        リー・シャオルー、ロー・ラン
        ラム・ジーチョン、ユエン・チュンヤン
        クー・フェン

 ■ストーリー■
 無職のリャンクァンは、恋人シウチャンのおじさんの紹介で、製薬工場の広昌堂の工場にやって来るのだった。しかし、人を雇ったあとということで、門前払いを食らうのだった。帰り道で、社長の2番目の坊ちゃんの命を救ったことが縁で、広昌堂に勤めだすのだった。しかし、クァンは、数年前に失踪した三男チャンクァンにそっくりだったのだ。

□■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 ヴァネス・ウー、加護 亜衣、リー・シャオルー主演のホラー映画。
 ちょこっと、禁断のオチ系のトリックが用意されていますけど、ミステリー映画でも無いですし、まぁ、OKってコトに…。
 
 ところで、このオチで、不明な点が!
 どこから、どこまでがリャンクァンの思い込みだったの??
 広昌堂に面接行って、採用されて、壁の修理行うまでは、現実だったんでしょうか??
 そのあたりが全然分からない!
 タネ明かしが、あいまいで100%納得って思えない!!
 でも、ミステリー系の作品じゃなかったので、すっかりだまされちゃいました!
 やはり、香港映画は油断出来ないです! 
 映画の冒頭のシーンから、すべて、リュンクァンの精神状態がみさせた映像っていうんなら、かなり驚けたんですけどね。
 どこまでが現実だったんでしょうかね??説明シーンが無さすぎ!でも、そいういトコロが、香港映画の良いトコロっていうことですかね??

 時代設定も、良く分からないですしね。
 レコードとか、古いかたちのレコードプレイヤーとかが出てきたので、それなりの時代設定なんでしょうけど、冒頭と最後のシンガポールのシーンは、どうみても現代!走っている車とかも現代の車でしたしね。
 もう少しだけ脚本を練って、分かりやすくして欲しかったですね。
 せっかくのオチがもったい無いです!

 “幽霊モノ”と思わせておいて、普通のドラマというトリック!
 どう考えても、オカルト映画っぽい、英語タイトルの“THE HAUNTING LOVER”自体、トリックになっているという素晴らしさ!
 「ヴァネス・ウー、加護亜衣主演のホラー映画??」
 って、思っていたんで、この展開には、驚くしか無いです!!

 ところで、加護亜衣の広東語、うますぎですけど、吹替えですよね??
 広東語、勉強して、もっともっと、香港映画に出演して欲しいですね。加護亜衣が出演したら、日本でも公開されるでしょうからね。
 香港ノワール系のアクション映画に、出演しまくって欲しいです!!  65点


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『プロジェクトBB』ジャッキー、ホイ、クー

2010-08-18 23:58:12 | 香港映画

プロジェクトBB
ROB-B-HOOD BB計劃(2006年香港)
 監督          ベニー・チャン
 脚本          ジャッキー・チェン
             ベニー・チャン
             アランユエン
 原案          アラン・ユエン
 出演          ジャッキー・チェン
             ルイス・クー
             マイケル・ホイ
             ユン・ピョウ
             カオ・ユアンユアン
             テレンス・イン
             ダニエル・ウー

 ■ストーリー■
 ギャンブル好きな「サンダル」、女好きな「フリーパス」、病気な奥さんをかかえる「大家」の泥棒3人組は、昔ながらの泥棒。
 強盗や誘拐はせず金品のみを盗むスタイルを守って仕事をしていた。ある病院で薬を盗んだときにも誘拐されそうになった赤ん坊を助けるのだった。そんなある日、金に困った3人組みはルールを破り、肉親からの依頼だと信じて赤ん坊の誘拐をしてしまうのだった。しかし、その誘拐は、赤ん坊が自分の孫ではないかと疑っている悪党からの依頼だったのだ。

 ■感想■
 ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ、ルイス・クー主演のコメディ。
 
 2007年にDVDで鑑賞したものの、記事にしていなかったら、本日(2010年8月18日)のTV東京の「水曜シアター9」で放映されました!
 「水曜シアター9」の先週は『香港国際警察NEW POLICE STORY』(2004年)で、今週が『プロジェクトBB』!
 ジャッキー特集と同時に、ベニー・チャン特集ですね!
 
 お昼の「午後のロードショー」でも日本のJホラーなんて放送しないで、ベニー・チャン監督の作品を特集で放映すれば良かったのに!
 『ジェネックス・コップ』(1999年)
 『ジェネックス・コップ2』(2000年)
 『ヒロイック・デュオ英雄走査線』(2003年)
 『ディバージェンス 運命の交差点』(2005年)
 とかを今週の「午後のロードショー」で、放映したら、すごく濃くて良かったのに!!


 今作は、ジャッキー・チェン、ルイス・クー、マイケル・ホイの主人公たち以外に、ジャッキーの幼なじみの警官役でユン・ピョウも競演してます。
 
 今作の最大の話題は『キャノンボール』(1980年)以来のジャッキー・チェンとマイケル・ホイの競演!それと、日本語吹き替えがジャッキー・チェンが石丸博也、マイケル・ホイが広川太一郎だということ!
 
 広川太一郎の吹き替え!これにつきます!1つのシーンを例にとると、ギャンブルで捕まったジャッキーを警察まで引き取りに行ったマイケル・ホイの吹き替え。
 
「もうギャンブル大将は卒業しろって言ったろう。夜中に警察に引き取りにいくのはゴメン、六面、七面どうくさい!」

 ってな感じで、まるで「Mr.BOO!」シリーズのTV放映のときのような吹き替え!
 広川太一郎と石丸博也のかけあいを聞くだけで大満足の1本です!
 もちろん映画そのものも面白いです!赤ちゃんをバスの中に置きっぱなしにしちゃうルイス・クーのボケッぷりとかもおかしい!でも笑えたのは、その赤ちゃんを置き去りにしたことに気づいて、探して発見したときあまりのうれしさに通りを横切ろうとして、バスに轢かれそうになってルイス・クーが地面に倒れるシーンかも。
 
 前半から中盤までの、いつもの香港映画っぽいコメディタッチのドタバタは、好調なんですが、後半、悪人のアジトに行ってからの騒動は、なぜか、アクション映画風で、最後は、超マジメなドラマに!
 自分的には、最後まで香港映画お得意のコメディタッチで行って欲しかったんですけどね。

 ところで、今作は、ランニングタイム126分と香港映画としては、かなり長めの作品になっています。DVDのディレクターズカット版は134分です!
 「水曜シアター9」は2時間枠だから、30分以上カットされたバージョンなんですけど、香港映画が、お茶の間で観れるのはウレシイです!これで、香港映画ファンが増えてくれればウレシイんですけどね!
 ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ、ルイス・クーのファンは必見です!!70点

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『ツインズ・ミッション』サモ・ハンVSユン・ワー

2010-08-13 10:21:48 | 香港映画
ツインズ・ミッション
双子神偸 TWINS MISSION(2007年香港)
 監督    コン・トーホイ
 脚本    ツイ・シウミン
        フォン・サイキョン
 原案    ツイ・シウミン
 出演    シャーリーン・チョイ、ジリアン・チョン、サモ・ハン
        ウー・ジン、ユン・ワー、サム・リー

 ■ストーリー■
 ラックとヘイらは、チベットの秘宝「仏陀の天珠」を護送していたが、謎の強盗団に襲われるのだった。間一髪、ラックの行動により「天珠」は奪われずにすんだものの、「天珠」は香港へ向かうトラックに紛れ込んでしまうのだった。
 ラックは強盗団が双子のグループだったことから「双子門」に関係していると推理し、双子門の塾長チョウを訪れるのだった。チョウの弟が双子門を利用して盗賊になったのをキッカケに10年前にチョウは双子門から離れていたことがわかるのだった。チョウは事情を知り、弟から逃れさせた数組の双子のグループと「天珠」を捜すために行動を起こすのだった。


 ■感想■
 香港の人気アイドルユニット「TWINS」出演のアクション映画。
 
 でも、本当の映画の実質の主人公は、ウー・ジン、サモ・ハン、ユン・ワーの3人で、ストーリー的にも、見せ場的にもTWINSの2人は、ちょっとした脇役といったところです。
 
 このキャスティングだったら、当然、多くの香港映画ファンが見たがるであろう
 “サモ・ハンのクンフー”シーンが、ちゃんとメインになっています!
 でも、香港映画って、アイドル映画のふりして、ちゃんとしたクンフー映画を作り続けているのがスゴいですよね。
 
 最近、DVDスルーを含めて、ソフト化される作品が少ないような気がするんですけど、もう韓流ブームもそろそろ終わって、香港映画がまたまたブームとまでは行かなくても、普通に作品をリリースして欲しいんですけどね。
 もちろん、洋画だってどうしようもない作品も、もう少し考えてリリースして欲しいんですけどね。

 韓国映画のすべてを否定するわけじゃないですけど、アクションにしろ、恋愛にしろ、コメディにしろ、香港映画に比べたら、それこそ、日本映画とハリウッドの作品くらい開きがあるでしょ!
 いくら日本映画のまるっきり中身の無い“難病物”とか“感動させよう動物物”と比べたら、韓国映画の方が面白いからって、韓流ブームで何でもかんでも、リリースしすぎじゃないですか??

 韓国映画でも、本当に面白い作品ならどんどんリリースしてOKですけど、映画のみならずドラマまでリリースして!

 それに引き換え、香港映画は、今やほとんど観れなくなって、本当に悲しい状況です!に!!

 そんな中、DVD化された今作ですけど、DVD化されたのは「TWINS」効果なんでしょうか??だったら、「TWINS」もハードなアクション映画やノワール物にどんどん出演して下さい!!
 今作の場合、原題の英語題の“twins”の文字は、シャーリーン・チョイ、ジリアン・チョンの人気ユニット“TWINS”と、映画の中の重要なテーマの双子の両方にかかっているんですよね!!うまいタイトルです!!

 1949年生まれのサモ・ハン主演でアクション映画を作っちゃうあたりも香港映画、超カッコ良い!香港映画大好きです!
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『香港テロ対策ユニットCTU』

2010-05-26 02:10:14 | 香港映画
香港テロ対策ユニットCTU
無名天使3D ANGELS OF MISSION(2008年香港) 
 監督   ロー・ウィンイン 
 脚本   パオ・ワイチュン 
 出演   ソニア・クォック、カーメイン・シェー、シャーリーン・ヨム
       パトリック・タム、ハン・ティンミン  

 ■ストーリー■  
 ワンチャイの会議センターで、金融界のセミナーにテロリストが乱入、人質をとり身代金を要求する事件が発生する。サム警部は事件の指揮をとり事件を解決する。しかし、これはテロ対策ユニットCTUの演習だった。
 一方、セントラル警察署のライファは街のカフェで男3人組みにナンパされるが、ナンパを断って男たちを追い返すがカフェを壊して、修理代を請求されるのだった。暴力事件を起こしてばかりで、警察署長もお手上げ状態だった。そんなときセントラル署に新たにボウイという女性警官が配属され、ライファの下に就くのだった。
 繁華街で爆発が起こり18名の死者、7名の重体者、50名以上の負傷者が出る事件が起きる。その後、事件を起こしたテロリストから、捕らえられているリーダーのジェフ・カールソンを釈放しないと、次の爆発を起こすと言う犯行予告が入るのだった。サムは爆破事件のテロ組織のメンバーを密入国させたサイモンから情報を得ようとするが、サイモンは口封じのために殺されてしまうのだった。捜査中、サムはテロの警備に駆り出されていたライファとボウイと知り合うのだった。ライファは運転の腕前が、ボウイは射撃の腕が1流だった。サムはライファとボウイを対テリ対策ユニットCTUへの転属させるのだった。

 ■感想■
 香港映画得意のノワールアクション??
 と思って鑑賞したら、なんとTVドラマでした!
 それも、TVドラマなんで、ビデオ映像系の明るい映像の作品でした!

 「フィルムじゃない!!」

 TVドラマなんで、展開もコメディチックでユルユルな感じの日常風景が延々と描かれます!なのに、さすが香港!銃撃戦やカーチェイスといったアクションシーンは、ハリウッド映画顔負けの真剣さ!
 このギャップ、頭がおかしくなりそうです!
 TVドラマで、こんなシーンが普通に観れちゃうんですから、当然、劇場映画のアクションシーンが、ハードなのもうなずけちゃいます!

 香港映画のアクション映画は、最近のノワール作品や、かつての「武侠映画」が未公開のままなのに、なぜ、こんなTVドラマをソフト化しちゃったんでしょう??
 1980年代の武侠映画や、最近の作品でも未公開のままのアクション映画、刑事物、ノワール物とかを先にソフト化して欲しいですね!
 もちろん、今作だって、観れないより観れただけ、幸せなんですけど。

 でも、もっと早くソフト化して欲しい作品はあるんですよね!
 例えば

 ジョニー・トー、ワイ・カーファイ監督の“マッド探偵”も「東京国際映画祭」で上映されたまま未だソフト化されていませんしね!
 ジョニー・トーのブランドがあっても、未ソフト化のままなんだから、その他、多くの作品が未ソフト化なのもわからないでは無いですが、“マッド探偵”こそ早くDVD化して欲しいです!!

 その他思いつく作品をいくつかあげると、

 “証人 BEAST STALKER”
  ニコラス・ツェー、ニック・チョン主演のサスペンススリラー。
 監督バリー・ウォン(ウォン・ジン)、ビリー・チョン。

 “金銭帝国 I CORRUPT ALL COPS”
 イーソン・チャン、レオン・カーファイ、アンソニー・ウォン主演の1970年代を部隊にした警察物。汚職が蔓延していた警察とICACとの攻防を描いた作品。
 監督バリー・ウォン(ウォン・ジン)。
 
 “火龍 FIRE OF CONSCIENCE” 
 リッチー・レン、レオン・ライ、ビビアン・スー出演の刑事物。
 監督ダンテ・ラム。

 “大捜査之女 LADY COP &PARE CROON” 
 監督アラン・マック、脚本フェリックス・チョンの『インファナル・アフェア』のスタッフが描くコミカルタッチの犯罪物。
 出演はサミー・チェン・イーソン・チャン。

 “竊聽風雲 OVERHEARD” 
 ラウ・チンワン、ダニエル・ウー、ルイス・クー出演の犯罪・ノワール物。

 とまぁ、いくらでも出てきちゃいます!
 韓流ブームみたいに、また香港ブームでも来て、レンタルやセルでDVDが香港映画が山ほど観れるようにならないですかねぇ??40点 

 <声の出演>
ソニア・クォック(サム)    小林さやか
カーメイン・シェー(ライファ) 魏 良子
シャーリーン・ヨム(ボウイ)  岡村 朋美
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メーカーオリジナル
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『スリ』香港の風景から

2009-12-06 00:20:55 | 香港映画
スリ
文雀 SPARROW(2008年香港)
 監督 ジョニー・トー
 製作 ジョニー・トー
 脚本 チャン・チンチュン
     ファン・チーチン
 出演 サイモン・ヤム、ケリー・リン、ラム・カートン、ロー・ホイパン、ラウ・ウィンチュン、ケネス・チュン、ラム・シュー

 ■ストーリー■
 ケイをリーダーとするポー、マック、サクの4人組みは香港でスリを生業とるグループ。ある日、ケイは町並みをカメラに収めながら自転車をこいでいると、美女がカメラのファインダーの中に入ってくるのだった。
 その美女チョン・チュンレイは、ケイ以外の3人の前にも現れ、それぞれ誘惑していくのだった。しかし、その後、謎の男たちが現れ4人は襲撃を受けてしまうのだった。

 ■感想■
 ジョニー・トー監督、製作の香港映画。
 3年以上の製作期間をかけて作り上げた、ちょっとだけコミカルタッチな犯罪物。
 でも、なぜかレンタル版のみでのリリースです!!
 ジョニー・トー監督の作品だったら、ある程度セールスが見込めるでしょうに!!
 なぜ??
 なぜ??
 『エレクション』(05年)の続編“黒社會2 以和為”や“神探”(「マッド探偵」)(07年)も、日本で未公開のままだし、ジョニー・トーっていうブランドだけでは、日本ではセールしにくいんでしょうかね??

 ジョニー・トー監督も自分の好きな作品とお金のために撮る作品があるとか昔は言ってましたけど、最近は好きな作品ばかり撮れるんでしょうね。
 今回はいずれ消え行く香港の景色を残したくて撮ったってジョニー・トー監督はインタヴューで言ってました。
 香港の人が観たらすぐに分かる風景が出てくるんでしょうね。
 
 今回は「犯罪物」と言っても、拳銃を使ったドンパチ!銃撃戦とかは出てきません!
 テーマはタイトルにもなっている“スリ”です!!
 “スリ”と言ってまず思い出す映画は『黄金の指』(73年)ですね。かつてはTVの映画枠で何度か放映されてましたけど、ここ十何年は放映されていないです。監督ブルース・ゲラー、出演ジェームズ・コバーン、マイケル・サラザンのスリのグループを題材にした作品でしたけど、なんとなく今作にも通じるところもあるかも。
 未見ですけど香港映画『燃えよデブゴン4ピックポケット』(81年)は『黄金の指』を香港映画風に味付けした作品らしいですね。
 かつては、有名な海外のヒットした作品の良いところからインスパイアされたような作品が少なからずあった香港映画ですけど、いまや香港映画がオリジナルっぽいですもんね。
 『マトリックス』(99年)のアクションシーンを観たとき思わず、「あれ、香港映画??」って思っちゃいましたから。『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が香港映画好きそうですしね。スタッフでもユエン・ウーピンが関わってましたし、あんまり例として良くなかったです・・・。
 わかりやすい例だと『インファナル・アフェア』(02年)を『ディパーテッド』(06年)としてリメイクした件ですかね??マネやパクリと思われていた香港映画がハリウッドの大作のリメイク元になる時代ですからね。
 フランスの“フィルムノワール”が1つのジャンルになっているように、数は以前より少ないものの未だに製作され続けている香港映画の“犯罪、アクション物”も1つのジャンルになっていますよね。
 ジョニー・トーのノワール物も、その中でも、特に目だった存在の作品群になっています。“ジョニー・トー”の監督、製作の作品だけで1つのジャンルと思えるくらいですよね。実際、『PTU』(03年)の宣伝文句で“ジョニー・トーというニュージャンル”って宣伝されていましたもんね。

 それにしても映画が始まってからしばらくの間、セリフがあまり無くて音楽も決まってて、まさにスタイリッシュすぎでまさにフランス映画の犯罪物でも観ているかのような錯覚に陥っちゃいます!!
 ジョニー・トー監督の『エグザイル絆』(06年)も恐ろしいまでにスタイリッシュでしたけど、今作も恐ろしいまでにスタイリッシュ!!

 もはや、香港映画の枠を超えてます!!イヤ、超えてないかな??
 香港映画だからこそ許されるジャンルなのかな…。
 
 ジョニー・トー監督、または製作に関わったノワール物、犯罪物って、感想書きにくいんですよね!!
 「好き」か「嫌い」か、どっち??
 って言われているようで・・・。

 『ザ・ミッション非情の掟』(99年)くらいまでは、万人に受けるような作品だったのに、だんだんだんだん自分流に偏ってきているような気がしてます。
 自分は、その作品が好きだから良いんですけど、好き嫌いが別れちゃうんでしょうね、多分!!

 でも、今作もジョニー・トー監督の作品が好きな映画ファンにはたまらないハズ!!いつものノワール作品より殺伐としてないし、多くの映画ファンに受け入れられるチャンスもありそうだし。

 今作も、ヒロインのケリー・リンが超美人でないのもリアルで良いです。
 スゴ腕のスリのチームの主人公たちが、ケリー・リンに結局、良いように操られてしまうっていうのは、ケリー・リンって、スリの大ボス、フーよりもしたたかですよね。
 サイモン・ヤム、ラム・カートンたちのチームがほのぼのと描かれているのも楽しそうで観ているだけで楽しくなっちゃいます。
 とにかく、香港映画ファン、ジョニー・トー映画ファン必見!!90点

ジョニー・トーが監督、製作に関わった作品
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『プロテージ偽りの絆』真っ暗ドラッグノワール

2009-11-17 00:03:11 | 香港映画
プロテージ偽りの絆
門徒 PROTEGE(2007年香港)
 監督 イー・トンシン
 脚本 イー・トンシン
 出演 ダニエル・ウー、アンディ・ラウ、アニタ・ユン、ルイス・クー、チャン・チンチュー

 ■ストーリー■
 麻薬組織のボス、クァンは身体を患い腹心の部下ニックに跡をゆずろうとしていた。しかし、ニックはクァンの組織に潜入した捜査官だった。そんなある日、ニックは向かいの部屋に住む母子と知り合うが、母親のフェンは麻薬中毒者だった。フェンは同じく麻薬中毒の夫の影響で麻薬を始めたと説明し、フェンにに同情したニックは2人の面倒を見始めるのだった。

 ■感想■
 香港映画お得意の潜入捜査官物の犯罪物。
 出演はダニエル・ウー、アンディ・ラウ、ルイス・クーと香港映画を代表する俳優たち。アニタ・ユンも組織のボス役のアンディ・ラウの妻の役で競演しています。
 
 香港映画お得意の潜入捜査官物のエンターテイメント作品の装いをほどこしながら、イー・トンシン監督の作品らしく何の救いも無いストーリーが展開していきます。
 潜入捜査官のダニエル・ウー。
 組織のボス、アンディ・ラウ。
 麻薬中毒の母親チャン・チンチュー。
 同じく麻薬中毒のルイス・クー。
 
 ダニエル・ウー以外はみんなそれなりの結末に!!ダニエル・ウーにしても潜入は続けるみたいだし、隣人の娘の面倒もみていくことになりそうだし。
 麻薬に関わる人間には破滅しかない!みたいな展開ですもんね!

 最近、リリースされる数の少なくなった香港映画のノワール物ですけど、こういうしっかりした作品を見せられると、「さすが香港映画!!」って思わずにはいられないです!!
 メインの登場人物以外にも、自分の管轄の仕事しか考えていない刑事や、三角地帯で麻薬を作る麻薬王とか魅力的な人物が配され、ストーリーに厚みを持たせてあります。
 その上、警察にガサ入れにあって、逃げ出そうとしてビルから落ちる組織の麻薬工場の人間の描写や、ナタで腕が切られる刑事の描写も容赦なく描かれていて迫力を出しています!!ごくごく普通にそういうシーンが描かれているところもすごいです!さすが香港映画!!
 
 それにしてもアンディ・ラウも貫禄たっぷりに組織のボスを演じるようになっちゃいましたね。2004年の『ベルベット・レイン』でも組織のボス役を演じていたし、実際、1961年生まれですから製作年度の2007年ではもう46歳なんで年齢的にはボス役でも当然の年齢なんですけどね。

 イー・トンシン監督の作品だと、『忘れえぬ想い』(03年)とかコメディタッチの『ぼくの最後の恋人』(05年)とかの方が好きなんですよね。恋愛映画だと爽やかな作品を撮るのに、それがノワール調の作品になると、今作をはじめ『ワンナイトインモンコック』(04年)、『新宿インシデント』(09年)と突然、救いの無い作品に!!
 
 こんな犯罪物を堂々と作れる香港映画、素晴らしすぎ!日本映画もアイドル映画や難病物みたいな恋愛映画ばっかり作ってないで、アクション系の作品とかを作って欲しいですね。55点

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『新宿インシデント』ジャッキーイン新宿

2009-11-01 17:22:15 | 香港映画

新宿インシデント
新宿事件 THE SHINJUKU INCIDENT(2009年香港)
 監督          デレク・イー(イー・トンシン)
 脚本          デレク・イー(イー・トンシン)
             チュン・ティンナム
 出演          ジャッキー・チェン
             竹中 直人
             ダニエル・ウー
             ラム・シュー
             ファン・ビンビン
             シュー・ジンレイ
             加藤 雅也
             倉田 保昭
             チン・ガーロウ

 ■ストーリー■
 中国で生まれた鉄頭は、幼馴染で恋人のシュシュが日本にいるおばを頼って日本に出稼ぎに行ってから音信不通になったため、シュシュのコトが心配になり後を追い日本へ密入国する。
 鉄頭は、仲間たちと新宿の歌舞伎町で出会い働き始める。そんなとき、鉄頭は黒社会の副会長、江口の妻となっていたシュシュを見かけるのだった。それをきっかけに鉄頭は、まっとうな仕事をやめ、金儲けのために裏の仕事に手を染めていくのだった。

 ■感想■
 ジャッキー・チェン主演のシリアスなドラマ。
 シリアスといっても、舞台は新宿、出てくるのは黒社会の人間や売人たちのドラマです!!
 でも、いつものジャッキーを期待すると、ちょっと驚きかも??

 今作で、ジャッキー・チェンのキャスティングはちょっとオカシイかも??
 ジャッキーにしてみれば演技派としての新境地を開きたかったんでしょうけど、いくらなんでも年齢的に合わないでしょう!!
 ジャッキー・チェンも2009年には55歳ですからね。今作のストーリー的な主人公の年齢を考えるとあと20歳くらい若い俳優を使った方が良かったかも!!弟分のダニエル・ウーの年齢が35歳くらいだから、今作では、やっぱりジャッキー・チェンは歳とり過ぎでしょ!!

 イー・トンシン監督の作品らしく暗くて救いのない展開でドンドン、ストーリーが展開していきます!!
 2人のヒロインのファン・ビンビン、シュー・ジンレイはなんのために出てきたのか分からない感じで、ストーリーに花を添える感じになっていないところも暗さを倍増させています!!
 
 最後も、あまりのあっけなさに驚きの展開!!
 ジャッキーの幼馴染のシュシュはどうなったの??
 放ったままのラストに唖然!!

 冒頭から60分くらいまでは、じっくりとストーリーが進んでいくのに、そこからはトントン拍子に進んでいって、倉田保昭はあっという間に映画から退場しちゃいます!!
 
 「えーっ、なんで??」
 
 倉田保昭はもっと重要なキャストだと思っていたので、そこにもビックリ!!
 倉田保昭以外にも、峰岸徹、長門裕之など、日本から俳優が出演しています。
 
 最後、下水に流されていくジャッキーのシーンで映画が終わりますけど、あそこでUSBメモリを渡されても水に濡れて使い物にならないでしょう!!あそこで下水道に逃げるジャッキーのシーンはあまり意味が無かったような気が…。
 下水道でジャッキーが流されていくシーンが撮りたかったんでしょうけどね。

 それにしても、ランニングタイム119分は長すぎでしょう!!あと20分くらい短くても良かったのにッ!!こんなマジメな内容で119分は長すぎ!!55点

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イー・トンシン監督といえば『ワンナイトインモンコック』『忘れえぬ想い

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