『カウントダウン9.11』
QUELQUES JOURS EN SEPTEMBRE(2006年イタリア、フランス、ポルトガル)
監督 サンティアゴ・アミゴレーナ
脚本 サンティアゴ・アミゴレーナ
出演 ジュリエット・ビノッシュ
ジョン・タトゥーロ
ニック・ノルティ
■ストーリー■
1ヶ月間行方不明になっていたCIAのエージェント、エリオットから手紙をもらった元同僚のアイリーンは、エリオットの娘のオーランドを連れて待ち合わせ場所のホテルへ向かうが、そこへエリオットの息子デビッドがやってくる。デビッドの跡を追い、エリオットのスパイ仲間で「汚れ仕事」を専門にするウィリアムが現れたために3人は逃げ出すのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
イタリア、フランス、ポルトガル製のスパイサスペンンス映画。
謎の情報を得たスパイの家族が、何者かに狙われるというプロットの作品なんですけど、この日本語タイトルで、すべてが台無しに!!
と、思ったらDVDのケースに書いてあるストーリーにも、堂々とネタバレが!!
今作のラストで明らかになる「謎の情報」が911の同時多発テロなのに、タイトルが『カウントダウン9.11』って何??
もう日本で観ている人の90%以上の人が「9月11日のテロの情報をめぐってのスパイ戦なんだな!!」って思って観ているのに、映画の中の登場人物たちだけ何も知らずに活動しているってコトになっちゃてます!!
と思って観ていたら原題も“QUELQUES JOURS EN SEPTEMBRE”で、訳すと“9月の何日間(2~3日)”って感じのタイトルでした。まぁ、ニュアンス的には、「カウントダウン9.11」のような感じなんでしょうかね??
出演者もジュリエット・ビノッシュ、ジョン・タトゥーロ、ニック・ノルティと未公開作品としては、やたら豪華なんですけど、豪華なだけでした・・・。
イタリア映画だっていうんで、ついつい期待しすぎちゃいました!!
自分的には、同じく未公開のイタリアのスパイ映画『エシュロン 対NSA網浸入作戦』(2006年)の方が全然好みですネ!!
『エシュロン 対NSA網浸入作戦』は、どんより暗い気持ちになっちゃうマジメなスパイ映画なんで、今作とは単純には比べられないんですけどね。
ちなみに、今作は、かなりユルユルの展開の作品です!!
未公開の作品としては、今作も十分楽しめる及第点な作品でしょうけどね。でもランニングタイム110分は、やっぱり長すぎです。あと20分くらい短くてもOKだったのに!! 40点
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カウントダウン 9.11 [DVD] |
ジュリエット・ビノシュ,ジョン・タトゥーロ,ニック・ノルティ | |
竹書房 |
『エシュロン対NSA網浸入作戦』イタリア映画の未公開の作品としてはかなりの拾い物でした!!
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