『ケイジ』
YOUR NAME IS JUSTINE(2005年ポーランド、ルクセンブルク)
監督 フランコ・デ・ペナ
脚本 クリス・バーザ、トマス・ケプスキー
フランコ・デ・ペナ
出演 アンナ・チェースラック
アルノ・フリッシュ
■ストーリー■
ポーランドに住むマリオーラは、恋人のアルトルに誘われアルトルの親元のドイツまで3週間の旅行に出かけるのだった。しかし、アルトルは人身売買の組織の一員であり、国境を越えたドイツでマリオーラを娼婦として売ってしまうのだった。
■感想■
ポーランド製のサスペンス映画です。
ところで、ポーランド製のサスペンス映画なんて珍しいですよね!自分は、今まで観たコトないかもしれないです??
ポーランド映画の中で、今作はどれくらいのデキの作品なんでしょう??
自分の印象では、デキの悪い日本のTVの2時間サスペンスなみの作品でした。
最近はTVの2時間サスペンスも、家族みんなで観られるような作品になっちゃってますもんね!エロもグロも殺伐としたシーンのかけらも無い明るい作品で、とうていマジメに観ようと思える作品が少ないですけど、今作も、日本の2時間サスペンスと中身は同じくらいのデキです。
ただ、今作は、明るくなく、「真っ暗」なマジメな作品ですけどね。
この内容でランニングタイム94分は長すぎ、長すぎ、長すぎ!!あと30分くらいカットしても良いかも!!本当は40分くらいカットしても良いですけど、そうしたら長編映画にならないですからね。40分カットしても面白くなるワケでは無いですけどねぇ。
まぁ、自分が普段観るようなエンターテイメント作品をあまり観ないマジメな映画ばかり観ているような映画ファンには、それなりに観れる作品なのかも??
いや、そんなコトないです!
誰が観ても、多分、面白くないはず!
ゾンビや、首チョンパや、黒の皮手袋の連続殺人鬼や銃撃戦が出てこないと納得できない映画ファンには、これっぽちも薦められない作品であることだけは確かです!!
今年観た作品の中では、自分的には、かなり評価が低いです!!
ゾンビが出てこなくても良いから、ストーリー的に、もっともっと2転3転して欲しかったです!!
2転3転どころか、ランニングタイム94分も使うなら、4転5転6転7転8転9転くらいしてくれても良かったのに!!
今作って、まさに日常起こりうる恐怖を描いているだけで、映画としての面白みに欠けちゃってますよね。
ヒロインが拳銃を持って、自警市民になっちゃったりしたらすごく面白かったのに・・・。
そういえば、1980年代に、レイプされたヒロインが、精神が不自由になっちゃって、町のダニどもに復讐しまくる『天使の復讐』(1981年)なんて作品もありましたね。
確か、『他人の眼』(1980年)と併映で地方で公開されましたよね。
余りにも、マジメな今作を観ている間に、そんな違う作品のコトまで思いだしちゃいました。 0点
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アンナ・チェースラック,アルノ・フリッシュ,ラファウ・マコーヴィアク,マチュー・キャリエール,ドミニク・ピノン | |
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